くせ毛におすすめのシャンプーランキングTOP5!くせ毛のスタイリングや質感を整えるケア方法も解説【美容師監修】
髪のうねりや広がりが気になりやすい方におすすめの「くせ毛シャンプー」。ドラッグストアや通販など市販のシャンプーも数多く販売されていて、どれが自分に合っているのか迷ってしまいますよね。
この記事では、加齢に伴ううねり毛や、ダメージや湿気による広がりにおすすめのくせ毛シャンプーをランキングにしてご紹介しています。悩み別の対策や、くせ毛を活かしたアレンジ方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
監修者
美容師
- 大脇 貴志
美容師。訪問美容室Ringo代表。美容家電に詳しく、運営するWEBサイト「ヘアーチルドレン」で積極的に情報発信している。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ、化粧品成分上級スペシャリストを保持。
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くせ毛の原因とは?シャンプーによる効果はある?
くせ毛シャンプーとは、髪の質感を整えて扱いやすくするシャンプーのことです。仕上がりは重めに作られていることが多く、ダメージケアや保湿ケアを行うことで、くせやうねりが出やすい髪をしっとりと落ち着かせてくれます。
- 髪の毛が乾燥して広がりやすい
- 湿気に弱く、うねりが目立ちやすい
- 猫っ毛または剛毛で扱いにくい
- チリチリ毛や切れ毛が発生する
くせ毛の原因は大きく分けて4種類「自分にあったケア方法は?」
特徴 | おすすめのケア方法 | |
---|---|---|
遺伝 | 生まれつき・髪の形状や毛穴が曲がっている | 縮毛矯正・シャンプーでメンテナンス |
加齢 | 水分が不足する・ハリコシがダウンする | ハリコシ付与・頭皮ケアシャンプーでケア |
ダメージ | カラーやパーマ、紫外線などによる傷み | アミノ酸・ベタイン系の洗浄成分でケア |
環境 | ツヤ不足・栄養不足・睡眠不足 | 食生活の見直し・十分な睡眠の確保 |
くせ毛の種類は、大きく4つに分けられます。
生まれつきのくせ毛は、美容師の方と相談しながら、縮毛矯正やストレートパーマを行った後にシャンプーでメンテナンスしてあげると扱いやすくなります。
反対に、加齢や環境の変化、外的ダメージによるくせ毛であれば、シャンプーやトリートメントで質感を整えることが可能です。髪の毛の状態や悩みに応じた成分を選んでみましょう!
猫っ毛や剛毛のような髪質はどのように対策する?
髪の毛がぺたんこになりやすい猫っ毛の方、髪の1本1本が太くまとまりにくい剛毛の方など、くせ毛の症状ではなく髪質そのものにお悩みの方も多いと思います。
猫っ毛や剛毛を扱いやすくするためには、髪質に応じたシャンプーやヘアケアアイテムがおすすめです。以下の記事では、剛毛・猫っ毛の方に向けたシャンプーとヘアオイルをご紹介しています!
- 剛毛向けシャンプーランキングTOP5をチェックする!
- 剛毛向けのおすすめヘアオイル5選!扱いやすくするスタイリング方法を見る!
- 猫っ毛シャンプーランキングTOP5をチェックする!
- 猫っ毛におすすめのヘアオイル5選!ランキングを見る!
美容師
くせ毛シャンプーの選び方【水分バランスが重要】
くせ毛は、さまざまな原因から髪内部の「水分バランスが乱れる」ことで起こりやすくなると言われています。くせ毛シャンプーを選ぶ際には、自分の髪質や悩みに応じた成分を探したいところです。
以下ではくせ毛の方におすすめの成分、髪質や悩みに合わせたシャンプーの選び方をご紹介しています。シャンプー選びの際に注意するべきポイントも解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
加齢によるうねり髪には「ハリ・コシアップ」と「頭皮ケア」
加齢によるうねり髪は、髪が細くなったり水分が不足したりすることで起こりがちです。
まずは、年齢に応じたエイジングケア向けのシャンプーや、頭皮からケアするシャンプーに注目してみましょう!髪の毛にハリ・コシを与えることで扱いやすく、くせ毛が発生しづらくなります。
美容師
加齢とともに水分量は減りやすいため、なるべくマイルドに頭皮を洗いつつ保湿効果が高いシャンプーを選びたいです。肌のバリア機能や頭皮環境のためにも、肌の保湿効果に期待できるヒアルロン酸やセラミド、コラーゲン、植物エキスなどが配合されているといいですね。
ダメージによる広がり・切れ毛には「保湿&補修成分」配合を
髪のダメージによるうねりや広がりなどのくせ毛が気になる方は、保湿成分や髪の補修成分(ダメージケア成分)に注目しましょう。ダメージヘアは髪の内部がスカスカになっていることが多く、その影響でくせが出やすくなったり、髪が広がりやすかったりします。
保湿成分や補修成分として特に有名なのは、「加水分解ケラチン」や「加水分解コラーゲン」、「加水分解シルク」などです。このような成分で髪の内側を満たすことで、髪にハリやコシが生まれてうねりや広がり、くせを出しにくくしてくれます。
美容師
くせ毛は髪の水分バランスが乱れることでうねりが起こりやすいです。(湿気の時期は水分バランスが乱れることでうねりが出やすいの同じ)そのため髪の内部から水分バランスを整えられるよう、内部補修に優れた成分が入ってるかをチェックしたいですね。
くせ毛シャンプーは、アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分がおすすめ
くせ毛対策には、洗浄成分と洗浄力がマイルドなシャンプーを選ぶことが重要です。強すぎる洗浄力は、髪の必要な油分・水分を奪い、乾燥やダメージが起こりやすくなります。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分を含むシャンプーは、髪と頭皮に必要な潤いを保ちながらしっかりと洗浄します。マイルドなシャンプーを使用することで、髪のうねりやくせを抑え、まとまりやすい髪に導くことができます。
美容師
強洗浄力のシャンプーで洗うと、キューティクルが傷みやすく、傷みから水分バランスが乱れることもあります。できればマイルド〜適度な洗浄力シャンプーを使用して、日頃から優しく髪をケアしてほしいですね。
アミノ酸系・ベタイン系の見分け方「ココイル」「ラウロイル」
アミノ酸系・ベタイン系の成分は多岐にわたります。
市販のシャンプーに配合されている代表的な成分は「ココイル加水分解コラーゲンK」「ココイルグルタミン酸TEA」、「ラウロイルメチルアラニンNa」「ラウロイルグルタミン酸Na」などが多いです。
シャンプーの裏面を見て、成分表を確認してみましょう!以下の記事では、アミノ酸シャンプーの見分け方について解説しています。
くせ毛シャンプーのおすすめランキングTOP5!
以下では、実際に使ってみて良かったくせ毛シャンプーをランキング化しました。
うねりや広がり、湿気に強いシャンプーなどもランクインしています。ドラッグストアで買える市販品もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
【1位】ナンバーエスうねりコントロールシャンプー
湿気に強い「うねりコントロール」シリーズ!広がり対策にも
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(267件)
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【うねりが加速する原因に】
ダメージによって髪の内部がスカスカになると、タンパク質や水分が不足してくせやうねりの原因に。ナンバーエスのシャンプーは、髪の補強を目的とした成分の「ファイバーハンス」と、浸透性の高い加水分解系補修成分が内側から潤します。
【2位】ヒリツ バランスリペアシャンプー スムース
なめらかに導くアミノ酸系&PPT系シャンプー
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(280件)
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【くせ毛を左右する水分バランスに注目】
くせ毛は、髪の毛の水分バランスが乱れることで起こりやすくなると言われています。ヒリツのシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分で構成されており、傷みやパサつきでうねりがちな髪の毛におすすめです。皮脂を取りすぎることによる乾燥・ベタつきを防いでくれます。
【3位】メルト モイストシャンプー
超しっとり濃密泡がくせ毛をやさしくケアするシャンプー
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【ダメージを受けた髪の毛をケア】
メルト モイストシャンプーは、髪の水分バランスが整いやすく、しっとり潤いある仕上がりへと導きやすくしてくれます。タウリン、アミノ酸、ベタイン系の洗浄成分で構成されており、マイルドな洗浄力で優しくケアできるところもポイントです!
【4位】ディアボーテ ヒマワリ オイルインシャンプー リッチ&リペア
1,000円以下!うねり髪・ダメージ毛のくせ毛を整えるオイルインシャンプー
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(2,413件)
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【1,000円以下で買える贅沢成分】
ヒマワリシャンプーは、柔軟効果の高いひまわりオイルが配合され、広がりを抑えやすいです。アミノ酸洗浄成分を主成分にしており、髪の毛もマイルドにケアできます。ダメージ補修として物足りなさはあるものの、広がるくせ毛を抑える上では評価の高いシャンプーです!
【5位】アンレーベル KR コントロールシャンプー
加齢によるツヤ不足・うねりのあるくせ毛に集中アプローチ!
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(30件)
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【大人のうねり髪に特化】
保湿&補修に特化したシャンプーで、うねりやツヤ不足にアプローチしてくれます。髪と頭皮を予洗いした後、適量を手にとって泡立て、頭皮を指の腹でマッサージするようにやさしく洗浄してあげましょう。
おすすめ商品比較表
この記事で紹介している商品の気になる香りや容量を比較してみました。
商品選びの参考にぜひチェックしてみてくださいね。
くせ毛のシャンプーを使って洗う際のポイント
シャンプー前の下準備として、髪の通りを良くすることが大切です。乾いた髪にブラッシングを行い、髪についた皮脂・汚れを浮きやすくすることで頭皮の詰まりにもアプローチできます。
ヘアブラシは、キューティクルを守りながらも、ツヤの感じられる髪に仕上げられるのも嬉しいポイント。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
実際に髪の毛を洗う際は、なるべくダメージを与えないようにやさしく洗うことがポイントです。お湯の温度は、36〜38℃程度のぬるま湯で洗うようにしましょう。
そして、爪を立ててガシガシと洗うのも頭皮を傷つける原因になります、指の腹でやさしくマッサージしてあげることがおすすめです!爪を立てて洗ってしまいがち、どのくらいの力加減で洗えば良いかわからないという方は、頭皮をやさしく洗えるシャンプーブラシの使用も検討してみてくださいね!
うねり・広がりにはトリートメント・ヘアマスクなどもおすすめ!
うねりや広がりが起こるくせ毛には、シャンプーだけでなくトリートメントやヘアマスクなども併用すると効果的です。
くせ毛は、髪の毛の乾燥や熱、紫外線などの外的ダメージも影響しやすいので、保湿や補修にも注目することでまとまりのある扱いやすい髪の毛になります。
くせ毛はドライヤーでも影響する!効果的な乾かし方は?
くせ毛には、ヘアケア機能が搭載されたドライヤーも便利です。ドライヤーの熱が当たる時間を短縮できる「速乾機能」、適切な温度でケアしながら乾かす「温度調節機能」などはくせ毛ケアに役立ちます。
髪にうるおいを与える「マイナスイオン機能」も、水分の不足した髪の毛におすすめです。
うねり髪はヘアドライヤーで癖毛を伸ばす
うねりが目立つ髪の毛は、くせ毛を軽く引っ張りながら乾かすのがおすすめです。くせを伸ばすことで、よりストレートヘアに寄せた仕上がりができます。
ただ、ドライヤーをあてながら、ブラシで引っ張りながら乾かすのは難しいですよね。温風を当てながらヘアセットできるカールドライヤーであれば、髪のくせを伸ばしやすいですよ。以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
温度は高温すぎない適温を調節しながら、やさしくケアしましょう。仕上げに冷風でキューティクルを閉めると、余計な湿気を入りにくくしてくれます。
ダメージヘアはヘアオイルやアウトバストリートメントを併用
広がりが目立つくせ毛には、タオルドライをした髪の毛にヘアオイルやアウトバストリートメントを塗布すると良いでしょう。
髪の毛の表面をなめらかにしながら、必要なうるおいを補ってくれます。ドライヤーの熱からも守りやすくなるのでおすすめです。
くせ毛を活かしたスタイリング方法
くせ毛はシャンプーやトリートメントを活用することで扱いやすくなりますが、湿気の強い時期や季節の変化によってはカバーしきれないこともあります。
くせ毛を活かしたスタイリング方法を身につけることで、くせ毛を味方にしたオシャレなヘアスタイルを楽しめますよ!
まっすぐなサラツヤ髪を目指すには「ストレートアイロン」
まっすぐなストレートヘアを目指す場合は、ストレートアイロンの熱で伸ばしてあげると効果的です。設定温度は、くせの具合を見ながら120℃~140℃程度で当ててあげるとダメージを抑えやすくなります。
熱を利用して髪の毛を補修する「ヒートケア処方」のスタイリング剤と併用することもおすすめです。ストレートアイロンの紹介記事は、以下のリンクからもチェックできます!
ショート・ボブの丸みを活かす「外ハネヘア」
「毛先がばらついてしまう」「髪の毛全体が内側に入ってしまう」という場合は、毛先を外側に巻く外ハネヘアもおすすめです。
顔の形に添いながらカールを作ることでシュッとした印象になり、毛先より上を内側に巻くことで丸みも活かした可愛らしいスタイルに仕上がります。
ヘアアレンジにおすすめのコテは、以下の記事からチェックできます!
ロングヘアには大人っぽさとこなれ感のある「ウェーブヘア」
ウェーブでゆるふわヘアを作ると、うねりや広がりをカバーできます。特に、カールを作りやすいロングヘアの方に試しやすいスタイリングです。
最近は、韓国から日本まで「くびれヘア」が人気を集めており、大人っぽい印象を作れます。ウェーブを作りやすい太めのコテは、以下の記事を参考にしてみてくださいね!
生まれつきのくせ毛には「縮毛矯正」もおすすめ!
生まれつきのくせ毛の場合は遺伝の影響で頭皮の毛穴が曲がっていたり、髪を構成している成分の偏りや構造に原因があったりします。
たとえば湿気が多いとくせが出やすい場合は髪の水分やたんぱく質の偏りがあり、髪が伸びてきたり濡れたりするとウェーブが出る場合は、シスチンという髪内部のアミノ酸の結合が歪んでいる可能性が高いです。
このような先天的なくせ毛は、シャンプーやトリートメントでは髪の広がりを抑えることしかできないので、縮毛矯正をかけるか、くせ毛を活かしたヘアスタイルにカットしてもらうといった方法を視野に入れてみてくださいね。
美容師
くせ毛もいろいろな種類があり、傷みから髪の水分バランスが乱れうねりが生じてる場合は、シャンプーを変えるだけでも効果は実感しやすいです。ただ先天的な強いくせ毛の場合は、シャンプーやトリートメントだけでくせ毛を抑えるのはなかなか難しいですよ。ある程度のまとまりや広がりは抑えられても、根本的なくせ毛は治らないです。くせ毛の形状を根本的に変えるには縮毛矯正など薬剤を使ったサロンメニューがおすすめ。
くせ毛シャンプーの目的は「髪の毛を扱いやすい質感にする」
くせ毛シャンプーは、うねりや広がりのあるくせ毛をコントロールするシャンプーです。くせ毛シャンプー自体に縮毛矯正後のような効果はありませんが、質感を調整してまとまりやすくすることは可能です。
くせ毛を集中補修できるシャンプーやトリートメント、ヘアオイルなどを併用して多方面からアプローチしていくことが大切です。
縮毛矯正後のくせ毛シャンプーはOK?【メンテナンス方法】
縮毛矯正は、カラーやパーマと同じように薬剤を使用して施術します。さらに熱を通したデリケートな状態にありますので、縮毛矯正後は24~48時間はシャンプーを避けておくと良いでしょう。
夏場で汗や汚れが気になる場合は、ぬるま湯のみで汚れを落とす「湯シャン」がおすすめです。
縮毛矯正に頻度は髪の状態によって「3ヶ月~半年」その間は…?
髪の毛の状態にもよりますが、縮毛矯正の頻度は一般的に3ヶ月~半年にメンテナンスをする方が多いです。特に、湿気の影響を受けやすい5月や6月を基準に調整することが推奨されています。
その間は、髪の毛のケア期間です。マイルドな洗浄成分や保湿成分配合のシャンプーで、やさしく洗ってあげましょう!髪の毛を完全に乾かしてから寝ることで、翌朝の扱いやすさも変わってきますよ。
くせ毛シャンプーを活用してうねりのない美髪へ
髪は普段の些細なケアの積み重ねで、少しずつ美しくなってきます。くせ毛が気になる方は毎日のシャンプーで髪のベースを整えるようにすれば、だんだんと扱いやすい髪になってくるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、あなたの髪にぴったりのシャンプーを見つけてみてくださいね。
くせ毛をまとめるスタイリング剤もチェック!
パーマをかけている方や、普段からコテで巻き髪をつくる方は、スタイリング剤も見直すと、くせ毛だけでなくカールの持ちもキープしやすくなります。
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髪を柔らかくしたい・広がりを抑えたい剛毛の方は、「しっとり系」「モイスト系」のシャンプーがおすすめです。反対に、ふんわりと軽い質感にしたい猫っ毛の方は「さらさら系」「スムース系」のシャンプーを選ぶと扱いやすくなりますよ。