【美容師監修】カールアイロン・コテのおすすめ10選!
忙しいときでも手早く巻き髪やヘアアレンジができる「カールアイロン」、通称“コテ”。カールアイロンはロングはもちろんショートヘアの方にもおすすめですが、なかなかモデルごとの違いはわかりませんよね。そこで本記事では、美容師監修のもと、カールアイロンの使い心地や人気ランキングを発表!ぜひ、選び方の参考にしてみてくださいね。
監修者
美容師
- 大脇 貴志
美容師。訪問美容室Ringo代表。美容家電に詳しく、運営するWEBサイト「ヘアーチルドレン」で積極的に情報発信している。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ、化粧品成分上級スペシャリストを保持。
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カールアイロン選びのポイントは「セット力」
「朝しっかり髪を巻いても時間が経つにつれ崩れてきてしまった」ということはカールアイロンの“あるある”。カールアイロンを選ぶ上ではセット力が重要なポイントになります。
そしてもちろん、髪へのダメージも気になりますよね。価格によって機能はどう変わってくるのかなども含めて美容師監修のもと解説していきます。
他のタイプのヘアアイロンも検討したい人はこちら
カールアイロンに限らず、ストレート、コードレス、2Wayといったヘアアイロン全般に関してはこちらの記事で総合的に解説しています。人気ランキングも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
カールアイロンは保水力に注目
健康な髪には一定の割合で水分が含まれています。カールアイロンで髪を巻くときは熱によって髪の水分を抜きながら形を付けていきますが、このときに水分が抜けすぎると髪がパサパサになってしまいダメージの原因となります。
たとえば上写真は人気の絹女のカールアイロンを熱した状態で霧吹きで水を吹きかけたところ(美容師立ち会いの元、安全に配慮して行なっています。絶対に真似しないでください)ですが、水蒸気爆発が起こっていません。
このように、保水力のある素材を採用したカールアイロンであれば、髪の水分を奪い過ぎることがありません。その反面、髪の水分量が多いとセットした髪型のキープ力が弱いこともあるため、どちらを重視するかによって選ぶのがポイントです。
美容師
ダメージを抑えたいなら低温でも巻きやすいものがおすすめ
一般的なカールアイロンの温度は100~200℃の範囲で設定できるものが主流ですが、ダメージを抑えたいならできるだけ低い温度でスタイリングしましょう。高温のほうが髪を巻きやすいため、200℃以上の高温で巻けることを謳うモデルも多くありますが、それだと髪への負担は大きめ。むしろ低い温度を選べるほうがメリットがあります。
特にカラーやブリーチをしている人はなるべくダメージを抑えるために、低温が選べるタイプのアイロンを使うのがいいですよ。
美容師
髪を傷ませないためにはなるべく低い温度でアイロンを使うことがポイント。最近では200℃以上まで設定できるものもありますが、美容師はどんなに高くても160~180℃までしか使いません。「何度で巻けるか」は髪質によりますが、なるべく低い温度で巻きたいものです。何度まで上げられるではなく、むしろ低温設定ができるかどうかを気にしてみるといいでしょう
お手ごろ価格のカールアイロンの人気ランキング
さてここからは、大手ECサイトの売上データ、レビュー数や評価などを軸にAIがスコア化した人気ランキングを発表します。手ごろなもの・高価格帯のものの2種類に分けて紹介するので、機能や予算などを合わせて最適なものを選んでくださいね。
先に紹介する、おおむね5,000円前後以下のお手ごろ価格のカールアイロンは、しっかりカールさせたい人におすすめ。プレートの滑りが良いものを選べば髪へのダメージを抑えながら綺麗なカールを作ることもできますよ。クレイツは美容室でも使われていることが多く、プロ仕様の一台。サロニアは低価格ながらしっかり巻けるコスパの良さが魅力です。
【1位】プロ仕様のクオリティを気軽に体感できる「クレイツ」
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(5,100件)
商品情報
重量:本体約430g(コード込み)
カラー:シルバー
プレート素材:チタン
【2位】初心者にもおすすめ!巻きやすさを求めるなら「サロニア」
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(9,737件)
商品情報
重量:ホワイト・ブラック370g ベージュ350g
カラー:ブラック、ホワイト、ベージュ
プレート素材:セラミック
コスパ抜群のサロニアのヘアアイロンに関しては、こちらの記事でも紹介しています。
【3位】スピーディーな立ち上がりで素早く巻ける「Ryanboo」
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(955件)
商品情報
重量:380g
カラー:ブラック、ホワイト
プレート素材:セラミック
【美容師に聞いた】カールアイロンの高いモデルと安いモデルはなにが違う?
カールアイロンは安いもので3,000円程度、高いものだと3万円を超えるものまで幅広くありますよね。ここでポイントになるのが「巻きやすさ・使いやすさ」です。
価格の高いカールアイロンは保湿力や滑りやすさに優れており、毛先がパサつかずしっとりとツヤのある仕上がりになります。一方で安いカールアイロンは高いものに比べると髪の水分を奪いやすいアイテムが多いですが、水分が奪われることによって形が付くのでその分スタイリングの持ちは良くなります。
このようにカールアイロンは何を重視するかによって選び方が変わってきます。たとえば上写真の「ヘアビューロン」でいえば、下の「4Dプラス」で税込49,500円、上の「7Dプラス」だと税込71,500円とかなりの高額(2024年7月現在)ながら人気モデルで、高性能です。
ただ、必ずしも高いものでなければだめということはないので、メリットとデメリットをしっかりと頭に入れて、予算に合わせて選んでくださいね。
美容師
カールアイロンを毎日使うならヘアケア機能を重視する、デートなどの特別な日にしか使わないならスタイリングの持ちを重視するといった選び方をするのもいいでしょう
プレミアム価格のカールアイロン人気ランキング
価格が高いカールアイロンはどれも髪を傷めにくい設計になっています。特にリファや絹女といった2万円を超えるアイテムは保水力が高く、長期的かつ日常的に使用することを考えるなら選択肢に入れておきたいアイテムです。
【1位】保水力抜群!毛先がパサつきにくい「リファ」
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(89件)
商品情報
重量:約375g
カラー:ブラック、ホワイト
プレート素材:カーボンレイヤープレート
【2位】価格も仕上がりも文句なし!「マグネットへアプロ」
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(25件)
商品情報
重量:本体:約285g(電源コード含まず)
カラー:ダークグレー
材質:ポリカーボネート,ポリアミド,スチール,アルミニウム,シリコンラバー,ラバー
【3位】サロン帰りのようなつややかなカールに仕上がる「絹女」
商品情報
重量:約290g
カラー:パールホワイト
プレート素材:シルクプレート
まだまだある! 注目のカールアイロンをピックアップ
ここからは上記のランキング以外の、おすすめカールアイロンをご紹介します。ヤーマンやアイビル、パナソニックといった定番ブランド以外にも、カールアイロンを使ったヘアアレンジが苦手な人でも簡単にスタイリングできるウェーブアイロンも取り上げています。
ダメージ軽減にこだわった設計の「ヤーマン」
髪のキューティクルをやさしく包み込む「低反発スプリング構造」となっており、髪への負担を軽減しながら理想のヘアスタイルに仕上げます。毛量や髪質に合わせて120°Cから180°Cまで4段階で温度調節ができます。立ち上がりは18秒で100°Cに達するため、忙しい朝のスタイリングにぴったり。少ない巻き回数でも、髪にうるおいを与えられますよ。
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(23件)
商品情報
重量:約310g(電源コード含まず)
カラー:ゴールド
プレート素材:トルマリンプレート
ヤーマンのヘアアイロンについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
プロ仕様ながら手頃な価格が魅力「アイビル」
「自動電源オフ機能」や「温度調整機能」などが搭載されている、使い勝手のよいカールアイロンです。熱伝導の高いアルミのバレルを採用しているので、カールアイロン自体の重さが300g以下と軽量なところもポイント。また、誤作動を防ぐために、約1.5秒長押しすると電源ボタンが作動する設計になっています。設定温度がひと目でわかる液晶ディスプレイタイプです。
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(139件)
商品情報
重量:340g(コード含む)
カラー:チタン、ゴールド
プレート素材:セラミック
髪にやさしいダブルマイナスイオン設計「パナソニック」
ツヤ巻き髪が手に入る「ダブルマイナスイオンつき」のカールアイロンです。コテはなめらかですべりがよく、髪にダメージを与えにくいフッ素コーティング加工を施しています。温度は120℃から130℃の2段階調整ができ、髪の毛が細めの方にもおすすめです。ヘアスタイリングがしやすいコンパクトなサイズで、使い勝手のよい商品といえるでしょう。
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(1,613件)
商品情報
重量:約330g
カラー:ホワイト
プレート素材:不明(フッ素コーティング)
巻くのが苦手な人は挟むだけのウェーブアイロンをチェック
髪を挟むだけでウェーブスタイルが作れるアイロン。やけどの心配もなく、カールアイロンでウェーブスタイルを作るのが苦手な人にとっては画期的なアイテムです。
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(55件)
商品情報
重量:575g
カラー:ティラミスブラウン、ピンクバニラ
プレート素材:セラミック
美容師
ウェーブアイロンは手首を返す、髪を巻きながらアイロンを滑らせるといった動作がいらないので、だれでも簡単にスタイリングができます。もちろん細かいスタイリングをするためにはカールアイロンが必要になりますが、最初にこれを選んで、慣れてきたらカールアイロンを使うのもありですね
カールアイロンの選び方
カールアイロンを選ぶ上ではダメージの少ないものやカールキープ力のほかにもいくつかのポイントを合わせてチェックしておきましょう。立ち上がりの速さや温度設定の細かさは、毎日カールアイロンを使う人にとっては特に重要なポイントになります。スタイリングにかけられる時間やご自身の髪の長さを考慮して使い勝手の良いものを選んでくださいね。
立ち上がりの速さ=速いほうがいい
設定温度に達するスピードである“立ち上がりの速さ”は商品によって異なります。最低温度まで最短で30秒程度で到達する商品もあるので、スタイリングにあまり時間がかけられないという人は立ち上がりが速いものを選ぶとストレスなく使えるでしょう。
美容師
立ち上がりまでの秒数が記載されている商品もありますが、大体の場合は最低温度に到達する時間が書かれていることが多いです。また、部屋の温度が低いとさらに時間がかかるので細かい秒数はあくまで参考程度に考えておくとよいでしょう
温度設定の細かさ=細かいと便利
アイロンの温度は5℃単位で細かく調整できるものから、10℃単位、20℃単位で設定できるものもあります。温度が高ければ高いほどカールはつきやすくなりますが、その分髪へのダメージも大きくなってしまうので、なるべく180℃までの間で調整しながら使えるのが理想的です。
一般的には100~180℃のモデルで10℃ずつ調節できれば十分使いやすいといえます。
美容師
温度は髪の太さや硬さといった髪質や傷み具合に合わせて使い分けるイメージです。基本的には140~160℃で使うのをおすすめしていますが、傷みを抑えるには140℃以下、ブリーチなどで特にダメージが強い人は120~130℃くらいに設定すると髪が傷むのを防ぐことができますよ
プレートの素材=一概に言えない面も
カールアイロンに使われるプレートの素材は主にチタン、セラミック、アルミニウム、テフロンの4種類です。
チタンは髪に熱が届きやすくクセがのばしやすいので髪をしっかり伸ばしたいという方におすすめです。セラミックとテフロンはどちらも滑りのよい素材ですが、セラミックは熱しやすく冷めにくいことからムラなくスタイリングができます。テフロンは摩擦が圧倒的に少ない素材であるため、摩擦によるダメージを抑えてくれますよ。アルミニウムは軽いため携帯用のアイロンに使われることが多いです。
美容師
素材ごとにそれぞれ特徴はありますが、使い心地は実際に使ってみないとなんとも言えません。プレートの素材だけを決め手にするのは難しいですが、判断材料の一つとして覚えておくといいでしょう
バレルの太さ=求めるスタイルで選ぶ
カールアイロンには様々な太さのものがありますが、どんな太さを選べばいいのかいまいち分からないという人もいるのではないでしょうか。カールアイロンは定番が32mm、次いで少し細めの19~26mm、より大きいカールを作りたいときは38mm以上の太いサイズのものが選ばれます。
まず、定番で使いやすいのが32mmの太さです。ショート~ロングヘアまで幅広い髪型の人使いやすく、やわらかく自然なカールに仕上がるのが特徴です。
細めのサイズである19mmはベリーショートやショートヘアの人に向いています。細かいカールを作りたいときや前髪や顔まわり、後毛など部分的にカールを作りたいときにも使いやすいでしょう。
26mm前後はショート~ミディアムヘアの人向き。しっかりとカールをつけたいときや髪全体のボリュームを増やしたいときにおすすめです。
反対に腰あたりまで伸ばしているロングヘアで32mmでも巻きが細いと感じる人は、より太い38mmや45mmのものを使うといいですよ。
美容師
まず「最初の1本」におすすめなのは使いやすい32mmです。26mm前後はくっきりとした細かいカールを作れるので、32mmで巻いても巻きがすぐ落ちてしまう人にもおすすめ。38mm以上のバレルが太いものなら最近流行りの韓国風巻き髪も綺麗に作れます。しかし巻きがゆるい分カールが取れやすかったり巻くときにコツが必要だったりと、やや上級者向けのサイズでもあります
使いやすいカールアイロンでスタイリングを楽しもう
カールアイロンは手頃な価格のものからヘアケア機能にこだわった高価なものまで様々な種類があります。髪質やなりたい髪型に合わせて使いやすいものを選ぶと、スタイリングをするのがより楽しくなりますよ。予算と使用頻度を考えながらお気に入りのカールアイロンを見つけてくださいね。
美容師
ヘアケア機能もさることながら、自宅でカールアイロンを使うときに大事なのが「綺麗なカールが簡単に作れること」だと思います。滑りがよく、かといって髪がアイロンからするする抜けてしまわないかといったポイントに目をつけると使い勝手のいいものが選べますよ
おすすめ商品比較表
クレイツ ヘアアイロン イオンカール プロ 32mm | サロニア セラミック カール ヘアアイロン 32mm | Ryanboo ヘアアイロン カールアイロン | リファ カールアイロンプロ 32mm | HOLISTIC cures マグネットヘアプロ カールアイロン38mm HCC-G38DG | 絹女〜KINUJO〜 カールアイロン 32mm KC032 | ヤーマン ヘアアイロン 32mm | アイビル D2アイロン ゴールドバレル 32mm | パナソニック ヘアアイロン イオニティ 32mm | VODANA トリプルフローウェーブアイロン | |
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高価格帯の商品は保水力に優れている一方で、低価格帯の商品のほうがスタイリングしやすいという声も聞きます。「安いカールアイロンのほうがうまく巻ける」と言われることがあるのは、安いカールアイロンは総じて髪の水分を奪いやすく、形をキープしやすいため。くっきりとしたカールを作りたいなら、低価格のカールアイロンも選択肢に入れてみましょう。そして、髪のダメージを抑えるなら高価格帯のものがおすすめです