【美容師監修】ストレートアイロンのおすすめ14選!
髪のうねりやクセをまっすぐ伸ばせる「ストレートアイロン」。毎朝のスタイリングに使うという方も多いのではないでしょうか。ただ、安いものから高いものまで価格の幅が広く、どれを選ぶべきかがわかりにくいですよね。そこで、現役美容師監修のもと、ランキングを交えておすすめアイテムを紹介します!
監修者
美容師
- 大脇 貴志
美容師。訪問美容室Ringo代表。美容家電に詳しく、運営するWEBサイト「ヘアーチルドレン」で積極的に情報発信している。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ、化粧品成分上級スペシャリストを保持。
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ストレートアイロン選びのポイントは「髪の傷みにくさ」
ストレートアイロンを使うときに気になるのが「クセの伸ばしやすさ」と「髪の傷みにくさ」です。髪の毛は水分を失ったり、摩擦による負荷がかかったりすることでダメージを受けて傷んでしまいます。
そのため、ストレートアイロンを選ぶときは「保水力」や「滑りの良さ」など、髪へのダメージをどれだけ減らせるかに着目するのがポイント。
ただ、髪の傷みにくいものは高級だったり、クセを伸ばす力が弱いことも。なので、予算に合わせて髪ダメージの少なさをとるか、クセの伸ばしやすさをとるかを選ぶのが大切です。
たとえば人気のリファのヘアアイロンは、高温状態でプレートに霧吹きで水を吹きかけても水が水蒸気爆発を起こしにくくなっています(美容師立ち会いのもと、安全に配慮して行なっています。決して真似しないでください)。
それだけ保水力があるということですが、その分髪の水分を奪う力は弱いといった具合です。なので、予算と目的に応じて選ぶことがポイントになるのです。
美容師
他のタイプのヘアアイロンも検討したい人はこちら
こちらの記事ではストレートアイロン以外にも、カールアイロンや2wayアイロンなどヘアアイロンについて総合的に解説しています。
髪の傷みが回復するヘアアイロンはない
髪は80%以上がたんぱく質で構成されているため、熱によって変性したたんぱく質が元に戻ることはなく、傷んでしまった髪がヘアアイロンによって回復することはありません。アイロンを通すことで髪にツヤが出るのは表面のキューティクルが整えられるためです。
美容師
よく「目玉焼きが生卵に戻ることはない」と言われますが、熱によって変性した髪は元には戻りませんし、髪に熱をあてている以上はダメージを避けられません。生えたばかりの髪が100の状態だとしたら、ヘアアイロンの熱などのダメージで数字がだんだん減っていき、0になったときに切れたり抜けたりしてしまうイメージですね。それを避けるためには、保水力があるなど少しでも髪へのダメージが少ないものを選ぶのが大切です
熱から髪を守る「低温スタイリング」できるかをチェック
ストレートアイロンを選ぶときには低い温度帯に対応しているかも合わせてチェックしましょう。これは、仕上げに「低温スタイリング」をすることで毛先などを整えることができるから。たとえば「サロニア スムースシャイン」は下写真のように80度の設定が可能です。
また、髪を熱から守るために、ヘアアイロンを使うときの温度は低いに越したことはありません。最適な温度はその人の髪質やダメージの具合によって異なるため、なるべく低めの温度帯から自分に合ったベストな温度を見つけましょう。
美容師
髪を傷めないためには、なるべく低温でスタイリングするのが理想です。美容師は使っても160度くらいまでなので、高い温度帯より低温スタイリングが可能かどうかを重視します。100℃以下、もっと言えば80℃以下まで設定できるものは、仕上げに毛先などを整えたい場合に便利なんです
お手頃価格のストレートアイロン人気ランキング
さて、ここからは美容師・大脇さんからのヒントをもとにヘアアイロンを選んでいきましょう。大手ECサイトの売上データ、レビュー数や評価などを軸にAIがスコア化した人気ランキング上位商品を、お手頃価格・プレミアム価格の2種類に分けて紹介するので、予算を決めている人は参考にしてくださいね。
まずは「お手ごろ価格」から。ヘアアイロンを最初に買う方の予算は、大体3,000〜5,000円くらいといったところではないでしょうか。もっと安い商品もありますが、これくらいの価格帯がボリュームゾーンで、人気アイテムも集中しています。それではさっそく見ていきましょう。
【1位】初めての1台にもぴったり!コスパ抜群の「サロニア」
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コスパ抜群のサロニアのヘアアイロンに関しては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
【2位】サロンクオリティを低価格で実現。「サロンムーン」
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【3位】ヒートブラシならとかすだけでクセが伸ばせる「サロニア ヒートブラシ」
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サイズ:約68mm×42mm×256mm
容量:約360g(コード込)
カラー:ブラック
プレート素材:セラミック
高いストレートアイロンと安いストレートアイロンはなにが違う?
ストレートアイロンは安いもので3,000円程度、高いものだと3万円を超えるものまで幅広くありますよね。
ここでポイントになるのが上記にある保水力です。また、価格の高いストレートアイロンは保水力だけでなくプレートの滑りやすさも優れており、髪へのダメージを最小限に抑えてくれるアイテムがメイン。
反対に、安いストレートアイロンは高いものに比べると髪の水分を奪いやすいアイテムが多いです。そのため、クセが伸ばしやすいのが特徴です。
用途によっては保水力がないほうがいい場合もある
価格の高いものは保水力に優れている分、スタイリングした髪型を保ちにくい点でデメリットになります。特に前髪は湿気の影響を受けてスタイリングが崩れやすく、逆に水分をしっかり抜いたほうがスタイリングをキープしやすいことも。主に前髪用に使いたい方やクセが強いはあえて手頃な価格のストレートアイロンを使うという手もありますよ。
もちろん人によって予算もさまざま。高いものでなければダメ! というわけではもちろんないので、メリットデメリットをしっかりと頭に入れて、予算に合わせて選んでくださいね。
美容師
美容師目線では長期的なヘアダメージを考えると価格の高いものがおすすめになりますが、ヘアアイロンの使用頻度が高くない人は手頃な価格のものを選ぶのもありです。使用頻度やスタイリングの持ちなど、重視するポイントに合わせて選びましょう
プレミアム価格のストレートアイロンの人気ランキング
ここからは価格が高いストレートアイロンの人気ランキングを見ていきましょう。上述の通り、高価格帯のストレートアイロンはヘアケア機能が充実した商品が多く揃っています。
「リファ」や「絹女」はそれぞれ独自開発したプレートを採用しており、髪の水蒸気爆発の発生を抑えるなどして保水力を高め、ヘアダメージを軽減できるよう工夫されています。「ヘアビューロン」は中でもかなり高額なモデルですが、人気を集めています。
【1位】独自開発のプレートで髪をいたわる「Refa(リファ)」
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【2位】プロ仕様のパワフルさが魅力!「絹女」
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【3位】保水力に特化した高級モデル「ヘアビューロン4D PLUS」
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ストレートアイロンのチェックポイント
ストレートアイロンを選ぶ際のポイントとして、これまでは保水力や価格について解説してきました。実はそれ以外にもチェックしておきたい機能がいくつかあります。同じような価格帯の商品で迷っている方は以下のポイントも参考にしてみてくださいね。
立ち上がりの速さ
出発前の身支度は何かと慌ただしくなりがちですよね。そんなときは設定温度に達するスピード、つまり立ち上がりが速いものなら忙しい朝でもストレスなく使うことができます。基本的には1分以内で温まる商品が多いですが、最短30秒程度で温まるものもあるので、スムーズに身支度を行いたい方はぜひチェックしておきたいポイントです。
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立ち上がりの速さは室温によっても変わってきます。たとえば室温が30℃の場合と10℃の場合とでは当然前者の方が立ち上がりが速く、商品によってはそのような条件下で計測した時間が書かれていることもあります。特に寒い時期は記載されているよりも長く時間がかかることが多いので余裕を持っておくといいですよ
温度設定の細かさ
アイロンの温度は5℃単位で細かく調整できるものから、10℃単位、20℃単位で設定できるものもあります。細かく調整できるものなら髪の状態やなりたいイメージに合わせたスタイリングが可能です。一般的には100~180℃のモデルで10℃ずつ調節できれば十分使いやすいといえます。
ダメージヘアの人や髪が細い人はダメージをなるべく抑えるため、140℃以下に設定できるモデルを選ぶとよいでしょう。
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ヘアアイロンを使うときの温度は、髪の太さや硬さ、傷み具合によって使い分けるイメージです。基本的には140℃~160℃、髪が硬い・クセが強い人は160~180℃での使用をおすすめしています。ヘアダメージのことを考えるとなるべく低い温度でスタイリングできるのが理想なので、温度調整の細かさに加えて低い温度帯が使えるかということもポイントになります
プレートの素材
ストレートアイロンに使われるプレートの素材は主にチタン、セラミック、アルミニウム、テフロンの4種類。
チタンは髪に熱が届きやすくクセがのばしやすいので髪をしっかり伸ばしたいという方におすすめです。セラミックは熱しやすく冷めにくいことからムラなくスタイリングができます。アルミニウムは軽量で持ち運びやすいため、携帯用のヘアアイロンによく使われる素材です。テフロンは滑りがよく、摩擦によるダメージを抑えてくれますよ。
美容師
摩擦ダメージが大きいとキューティクルが開いてしまうことがあるので、長期的なヘアケアを考えると摩擦の少なさがポイントになってきます。個人的にはテフロンがおすすめで、保水力の高い商品にもよく使われています。ただ、同じ素材でも商品によって使い心地が違うためどれが正解と言い切るのは難しいんです。あくまでも参考程度に選んでもらえれば大丈夫ですよ
プレートの幅
プレートの幅もスタイリングのしやすさに関わってきます。幅が広いと少ない回数で髪をしっかり伸ばせるため、結果的にアイロンをあてる時間が短くて済むというメリットがあります。ロングヘアの方や髪の量が多い方は幅が広めのストレートアイロン、ショートヘアの方や主に前髪をセットしたいという方は幅が狭いコンパクトなものが使いやすいでしょう。
美容師
どのサイズを買おうか迷ったら25mm前後のプレートを選びましょう。根元のクセ直しや全体のスタイリング、前髪のアレンジなど幅広く使えますよ。30mm台のワイドなものはロングヘアの方や少ない回数でクセをしっかり伸ばしたい方に向いています
まだまだある! ストレートアイロンのおすすめ8選
ここからはランキング外のおすすめストレートアイロンを8点ご紹介します。プレートの素材にこだわり、髪のうるおいを守りながらしっかりスタイリングできるものが多いですよ。
パナソニック コンパクトストレートアイロン
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Areti ヘアアイロン ストレート
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SALONIA ミニヘアアイロン
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クレイツ ストレートアイロン アマネク
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コイズミ ストレートヘアアイロン KHS-8740
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モノクローム ストレートアイロン
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パナソニック ナノケア
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絹女 ワールド
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重視したいポイントに合ったストレートアイロンを選ぼう
ヘアケア機能を重視するか、スタイリングの持ちの良さを重視するかによってストレートアイロンの選び方は変わってきます。ストレートアイロンはカールアイロンに比べて使用頻度が高い人が多いため、できるだけ髪へのダメージを抑えることが大切です。低価格で高機能なアイテムも増えているので、予算やご自身のヘアスタイルに合わせて選んでくださいね。
美容師
廉価なものはセット力が、高価なものはヘアケア機能が優れているストレートアイロン。日々使うものだからこそ、予算に合わせて良いものを選んでくださいね!
おすすめ商品比較表
SALONIA(サロニア) SALONIA ストレートヘアアイロン | SALONMOON SALONMOON ミラーダブルイオン ストレートヘアアイロン 24mm | SALONIA(サロニア) サロニア ストレートヒートブラシ | リファ(ReFa) リファ ストレートアイロン プロ | 絹女~KINUJO~ 絹女 ヘアアイロン28mm LM-125 | Bioprogramming バイオプログラミング ヘアビューロン 4D Plus | パナソニック(Panasonic) パナソニック コンパクトストレートアイロン 2Way EH-HV2A | Areti(アレティ) Areti ヘアアイロン ストレート 15mm i628 | SALONIA(サロニア) SALONIA ミニヘアアイロン SL-004S | クレイツ ストレートアイロン アマネク RCS-D01W | コイズミ(Koizumi) コイズミ ストレートヘアアイロン KHS-8740/K | モノクローム(Monochrome) モノクローム ストレートアイロン KHS-8800/W | パナソニック(Panasonic) パナソニック ヘアーアイロン ナノケア EH-HS0J-K | KINUJO 絹女 ワールド ストレートヘアアイロン DS100 | |
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クセを伸ばすには水分を奪ったほうがいいのですが、それでは髪が傷みやすいといったように、一般的にスタイリングのしやすさとヘアケア機能は相反する関係にあります。ある程度高級なストレートアイロンだと髪をいたわりながらクセを伸ばせるものが多いので、毎日アイロンを使う方や髪のダメージが気になっている方は検討してみてください