保温機能に優れたおすすめ炊飯器8選!気になる保温時間をメーカーごとに人気のアイテムをご紹介
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温かいごはんを食べるために欠かせない「炊飯器」。長時間保温できるものや、好みの温度で保温できるものなどさまざまな種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、保温性に優れた炊飯器の選び方を詳しく解説!パナソニックやタイガー、東芝など有名メーカーの商品もご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ごはんをおいしく保てる「保温機能」に注目!
多くの炊飯器に搭載されている「保温機能」は、ごはんをおいしい温度で保てる便利な機能で、約60~80℃の間で保つタイプが多い傾向にあります。
機器により異なりますが、一般的な炊飯器の保温時間は約5~6時間が限度とされています。しかし、なかには40時間ほど保温できる機能が搭載されたものもあり、次の日も炊き立てのおいしさを楽しめるのが魅力です。
炊飯器の加熱方式を確認
炊飯器の主な種類には以下の3つがあり、加熱方法がそれぞれ異なります。
- マイコン式
- IH式
- 圧力IH式
以下ではメリットやデメリット、特徴について解説します。
マイコン式
マイコン式は内釜の下に搭載されているヒーターを使い加熱する方式です。容量の少ない炊飯器に採用されていることが多く、価格もリーズナブルなものが多いので、コストパフォーマンスにこだわりたい少人数の世帯にもおすすめ。保温機能は一般的に、最長12時間のものが多いと言われています。
しかし、内釜の下からしか加熱ができないため、炊きムラが生じやすいのがデメリット。マイコン式を購入する際は、内釜の熱伝導率に注目して選びましょう。
IH式
IIHコイルで釜全体を外側から加熱して炊き上げるタイプ。内釜全体を熱でしっかり包み込むため、お米がムラなく炊けるのがメリットです。また、保温性にも優れており、24時間連続で保温できる炊飯器が多い傾向にあります。3~5炊きサイズのものが多く、家族で暮らしている世帯にもぴったりです。
圧力IH式
圧力IH式は、内釜に圧力をかけることで一気に加熱して炊き上げるタイプ。内部の水が100度以上になることで、お米を芯からしっかり炊き上げます。高火力で一気に炊き上げるので、マイコン式やIH式よりも比較的スピーディーに炊き上がるのが特徴。保温時間はIH式と同じく、最長24時間タイプのものが多くあります。
保温機能に優れた炊飯器の選び方
保温性に優れた炊飯器を選ぶときは、以下の4つのポイントに注目しましょう。
- 最長保温時間
- サイズ
- 内釜の素材や構造
- 便利な機能
以下では各ポイントについて詳しく解説します。
1.最長保温時間で選ぶ
保温性に優れた炊飯器を選ぶときまずチェックしておきたいのが、「最長保温時間」です。一般的な炊飯器だと、おいしくごはんを食べられる保温時間は5~6時間程度と言われています。しかし、保温性が高ければ炊きたてのおいしさを通常よりも長い時間維持できますよね。
保温時間は炊飯器のタイプやメーカーにより異なりますが、マイコン式なら12時間前後、IH式や圧力IH式なら約24時間保温が可能とされています。なかにはこれよりも長い時間保温できるタイプもあるので選ぶ際は注目してみましょう!
メーカーが推奨する時間よりも長く保温をすると、ごはんが乾燥したり変色する可能性があるので十分注意が必要です。
スチーム保温・真空保温機能もチェック
炊飯器のなかには、保温機能にこだわったものもあります。保温機能にこだわりたいなら、以下の機能が搭載されていないかも調べましょう。
- スチーム保温機能
- 真空保温機能
「スチーム保温機能」とは、保温中にごはんへ水分を送り込む機能のこと。通常、長時間保温されたごはんは乾燥したり風味が落ちてしまいがち。しかし、スチーム保温機能がある炊飯器なら、一定時間ごとに水分を補ってくれて、最長40時間の保温が可能となっています。
「真空保温機能」は、内釜の空気を外に吸い出すことで炊飯器内を真空状態に保ちます。空気に触れてごはんが黄ばんだりするのを防ぐ効果が期待できる仕組み。こちらもスチーム保温機能と同じく最大40時間程度の保温が可能となっていますよ。
搭載されている保温機能は炊飯器ごとに異なります。より長い時間保温したい方は、保温時間だけでなく保温方法にも注目してくださいね。
2.サイズで選ぶ
炊飯器はさまざまなサイズのものが販売されており、機能性だけに注目して購入してしまうと、一度に炊ける量が足りなかったり、大きくて持て余してしまうことも。炊飯器を選ぶときは、ごはんを食べる量や人数、管理方法などにも注目しながら、状況にあったサイズのものを選んでみてくださいね。
また、ごはんを冷凍保存する場合や、食べ盛りの子どもがいる場合は、目安サイズよりも少々大きめのサイズを購入しておくと便利ですよ。以下では世帯ごとの目安サイズを解説します。
1人暮らしには「3合炊き」がおすすめ
1人暮らしならコンパクトサイズの3合炊きサイズがおすすめ。お茶碗1杯が約150gとされており、1合で約お茶碗2杯分の量になります。余ってしまっても冷凍保存しておけば忙しい朝などにも手軽に食事の支度ができて便利ですよ。
また、2人暮らしでも普段あまりごはんを食べないようなら、3合炊きサイズが丁度よいでしょう。
3合炊きサイズは容量が小さい分高性能な炊飯器が多い傾向にあります。ごはんの味や機能性にこだわりがある方にもおすすめのサイズといえます。
2~3人家族には「5~5.5合炊き」がおすすめ
5~5.5合の炊飯器は、ミドルクラスと呼ばれる大きさです。一番大きいものでお茶碗約14杯分のごはんが炊けるので、3~5人家族にも最適な大きさといえるでしょう。食べ盛りの子どもがいる家庭でも、一気にたくさんのごはんが炊けるのでおすすめです。
なお、炊飯器は容量いっぱいまで炊いてしまうと、飯きりしにくくなるため結果的に味が劣ってしまいます。毎回炊く量が4合を超えているなら、もうひとつ大きいサイズを選んだほうがよいでしょう。
4~6人家族には「5.5合炊き以上」がおすすめ
毎日炊くごはんの量が4合を超える場合や、4~6人家族の場合は5.5合~1升の大容量サイズがおすすめです。お茶碗の数にすると約20杯分で、約10合分のごはんを炊くことができます。大量のごはんを一気に炊けるので、冷凍保存しておきたい場合や、友人や親族の集まりでごはんを大勢で食べる機会が頻繁にある場合にも重宝しますよ。
ただ、大容量タイプなだけあり、他の炊飯器よりもサイズが大きいため置き場所を確保する必要があります。具体的には、40cm四方くらいのスペースが目安。炊飯器ごとにサイズも異なるため、購入する前に炊飯器のサイズや置きたい場所の大きさを調べておきましょう。
3.内釜の素材や構造で選ぶ
内釜は炊飯器の性能を左右する重要なパーツのひとつ。各メーカーはさまざまな素材・製法で内釜を作っており、製品ごとに違いがあります。お米の味わいも大きく変わるため、炊飯器を選ぶときは内釜にもこだわりましょう。
内釜に使われている主な素材と、その特徴を以下にまとめました。
素材 | 特徴 |
---|---|
鉄製 | 熱が素早く伝わるため素早く炊き上がる 蓄熱性に優れているため保温効果が高く、IHとの相性が抜群 |
炭製 | 遠赤外線効果でごはんの旨味を閉じ込め、ふっくらと炊き上がる 内釜自体が冷めにくく保温性に優れている 比較的リーズナブルで手に取りやすい |
土製(土鍋) | 温度が下がりにくいため保温機能を重視したい方におすすめ ごはんはかまどで炊いたような味わいに仕上がる |
ごはんの炊き上がりや保温効果は、鍋の素材だけでなく構造も深く関係します。メーカーが開発した独自の構造を採用したものもありますが、よく使われているのが以下の3つです。
厚釜
メーカーで基準が異なりますが、内釜の厚さが2.3mm以上のものを厚釜といいます。内部の熱を逃がさず包み込むように炊けるので、熱が均一に伝わりやすく、ふっくらとしたごはんが炊き上がります。蓄熱性が高く、保温機能にも優れているのも特徴です。
多層釜
複数の素材を組み合わせて作られた多層釜は、IH式や圧力IH式によく採用されています。中心部には発熱効果の高い鉄やステンレス、外側には熱伝導率の高いアルミや銅、外部には断熱性の高い素材でコーティングしているタイプが多いです。複数の素材のメリットを活かせるため、炊き上がりと保温性の両方に優れているのが特徴といえます。
真空釜
真空釜は、内部に真空の層があり、側面から熱が逃げるのを防ぐ構造になっています。圧力なべのような状態で熱が効率よく内部にとどまるためごはんが冷めにくく、保温効果の高いタイプを探している方におすすめです。
4.その他便利な機能・特徴で選ぶ
複数の炊飯器で迷ったら、便利な機能や特徴で選ぶのがおすすめ。炊飯器は、メーカーや製品ごとにさまざまな機能や特徴があります。なかでも、以下の機能や特徴は多くの炊飯器に搭載されているものです。
炊き分け機能
白米だけでなく玄米やお赤飯などを炊くのにも対応しているタイプ。お米や穀物・好みの食感などに合わせて炊ける機能もあり、お米の種類や炊き上がりにこだわりたい方は、炊き分け機能の付いた炊飯器を選びましょう。
料理機能
炊飯器のなかには「ごはんを炊く」以外でも調理に使用できるものがあります。煮込み料理や蒸し料理が作れる料理機能が搭載されているものは肉じゃがや茶碗蒸しを簡単に作ることができます。そのほかにも、発酵機能があり、パン作りができるタイプもありますよ。作りたい料理の機能に合わせて炊飯器を選ぶのもいいですね。
お手入れ機能
炊飯器のなかには、お手入れのしやすさにこだわったタイプもあります。内蓋を丸洗いできるタイプや、凹凸のないデザインは洗いやすくお手入れも楽々。また、メンテナンスが必要なパーツが少ないものも、これに該当します。家事の時間を少しでも減らしたい方にもおすすめの機能ですね。
おすすめ商品比較表
【メーカー別】保温機能重視の炊飯器8選
保温性に優れた炊飯器の選び方をおさえたら、実際にほしいものがないか探してみましょう。今回は数ある炊飯器の中から有名メーカーのおすすめ商品を厳選してご紹介します。
象印
炊飯ジャーや電気ポット開発で有名なメーカー。マイコン式・IH式・圧力IH式ともにバリエーション豊かで、保温性に優れた炊飯器も多数販売しています。
商品情報
容量 1 L
商品の寸法 33D x 26W x 23.5H cm
電源 電源コード
商品のお手入れ方法 湿った布で拭いてください, 手洗い
5.5合炊きの容量を持ち、一般的な家庭向けに最適です。食事の準備や家族での食事に適しています。圧力IH方式を採用しており、従来の炊飯器よりも短時間で炊き上げることが可能です。また、均一に炊き上げるので、ご飯の美味しさを引き立ててくれるでしょう。
- 炊き上がりはふっくら、もちもちでお米の香りが引き立つ!
- 定食屋さんのお米みたい!
- 粒感を感じられるほどよい食感
- おにぎりに適している固さ
NW-FB10-BZを使って実際にお米を炊いたところ、お米の甘みと香りを感じられる仕上がりになりました。お米の粒感がしっかりと残り、食感に特化した炊飯器とも位置付けられるでしょう。
一方で、保温後はやはり水分量の増加を感じる声もありました。甘みは残るが炊きたて時よりも熱がとれており、「食べやすい」「もう少し温かいと嬉しい」と好みが分かれる結果となりました。
商品情報
容量 1 L
商品の寸法 25.5D x 37.5W x 20.5H cm
電源 電源コード
商品のお手入れ方法 手洗い
強火で炊くことで、ふっくらおいしいごはんを炊き上げるIH式炊飯器です。ふた・胴・底にある3つのヒーターにより内釜自体が発熱し、炊きムラを抑えます。30時間までの保温が可能で、「うるつや保温」や「高め保温」といったモードも選択することができますよ。
商品情報
容量 1 L
商品の寸法 34.5D x 27.5W x 21.5H cm
底にあるセンサーが保温に最適な温度をコントロールする機能が搭載されており、最大約40時間まで保温できます。蒸気口セットがなく、内釜と内蓋のみと洗うパーツが少なくお手入れも簡単。蓄熱性・発熱効率性・熱伝導に優れた「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」で、ごはんをおいしく炊き上げます。
タイガー魔法瓶
土鍋を使用した炊飯器が売りのメーカーで、本土鍋から土鍋コーティングの内釜まで、さまざまなラインナップがあります。お米の甘味や香りを味わいたい方におすすめです。
商品情報
加熱方式:IH式
炊飯容量:5.5合
本体サイズ:幅26.0cm×奥行き35.4cm×高さ20.0cm
保温時の蒸発水量をコントロールする「粒立ち保温」の機能を備えたIH式炊飯器です。内釜は金属の3層構造に土鍋素材のコーティングを施した「遠赤3層土鍋コート釜」で、遠赤の効果によってごはんの甘味が引き立ちふっくらとした仕上がりに!さらに少量でもおいしく炊ける機能も搭載しているので、日常のあらゆるシーンで活躍しますよ。
日立
スチーム保温炊飯器を開発したメーカーで、40時間保温できる炊飯器など、長時間保温に強いタイプを販売しています。高性能な機能が搭載されているものの中ではリーズナブルな価格で販売されており、コストパフォーマンスにこだわりたい方にもおすすめです。
商品情報
加熱方式:圧力スチームIH式
炊飯容量:5.5合
本体サイズ:約24.8×30.2×23.4cm
圧力とスチームによってごはん1粒1粒を丁寧に炊き上げる「極上ひと粒炊き」が魅力の炊飯器。とくにこちらのモデルは浸す工程にこだわって作られており、水温に合わせて浸水時間や火加減をコントロールする機能が備わっています。ごはんの水分を逃さない「スチーム保温」を搭載しており、最大40分の保温が可能です。
パナソニック
パナソニックはごはんの炊き方にこだわった商品を展開しているメーカーです。ごはんのもちもち感を引き出す「おどり炊き」や、全国50銘柄のお米に合わせた専用コースで炊ける「銘柄炊き」など、さまざまな機能を多数搭載しています。
商品情報
激しい沸騰と熱対流でお米を起こし踊らせる「おどり炊き」機能が搭載された炊飯器。銀シャリ炊き分け機能は、銀シャリ・かため・やわらか・もちもちの全4種類の炊き上がりを選べます。お米の味や食感にこだわりたい方向けの炊飯器といえるでしょう。
三菱電機
純度99.99%の炭を採用した内釜が特徴のメーカー。噛めば噛むほどごはんの甘みを味わえる炊き上がりを実現しています。本格的なお米のおいしさにこだわりたい方におすすめです。
お米の旨味を逃さずに炊き上げる「蒸気密閉うまみ炊き」を採用した炊飯器。5層構造の金属釜を、備長炭コートで塗装することで、大火力を実現しごはんをふっくら炊き上げます。超音波振動でお米に給水を促す「可変超音波吸水機能」は、研いですぐ炊いたお米でも、ふっくら仕上がります。
東芝
内釜の中を真空状態にする技術を搭載しており、水蒸気を抑えるだけでなくごはんの変色やニオイを抑える機能を搭載しているのが大きな特徴。白米だけでなく、玄米や麦ごはんもみずみずしい状態で保温できます。ふっくらと甘みのある味わいに炊き上がるのも魅力の一つですね。
商品情報
加熱方式:圧力IH式
炊飯容量:5.5合
本体サイズ:約226×269×330mm
メーカー独自の「鍛造銅かまど丸釜」により、まるでかまどで炊いたかのような旨味のあるごはんが味わえる炊飯器。大火力で一気に炊き上げることで粒が立ち、ごはんのおいしさをグッと引き出します。銘柄炊き分けや冷凍ごはんコース、ゆで卵調理など多彩な機能を搭載していて使い勝手も抜群!ごはんのおいしさを保つ真空保温で、白米なら最大40時間の保温が可能です。
便利な炊飯器で毎日おいしいごはんを食べよう!
保温性に優れた炊飯器はメーカーごとにそれぞれ特徴があります。選び方をおさえつつ、自分が使いやすい保温機能を搭載した炊飯器を選びましょう。便利な炊飯器を購入できれば、毎日おいしいごはんを食べられますよ。
おいしい白米を食べるのに必要不可欠な「炊飯器」。リーズナブルな価格のマイコン式やハイスペックな圧力IH式などがあるので選び方に迷ってしまいますよね。そこで今回は、3~5人の家族向けで5合炊きの炊飯器を選ぶポイントとおすすめの商品をご紹介します。象印やタイガーといった人気メーカーのものをピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。