空気清浄機能付きエアコンのおすすめ4選!効果や使い方を徹底解説
部屋を換気したいけれど、冷暖房中に窓を開けるのがもったいない…なんて思ったことはありませんか?そんなときに「空気清浄機能付きエアコン」があれば、冷暖房をつけたまま部屋の空気をきれいにする効果が期待できますよ。この記事では、空気清浄機能付きエアコンの選び方のポイントやおすすめ商品をご紹介します。
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空気清浄機能付きエアコンのメリット
空気清浄機能付きエアコンのメリットは、室内の空気中に浮遊している花粉やホコリといった汚れを吸い取り、空気をきれいにする効果が期待できることです。冷暖房を使用していると閉め切った部屋に汚れた空気が循環してしまいますが、空気清浄機能付きのエアコンがあれば換気ができないときにも重宝しますよ。
また、空気清浄機を購入する必要がなく、床面に設置スペースも必要としないので部屋を広く使えるのもうれしいポイントです。床置きの空気清浄機のように子どもが操作パネルを触ったり、本体を倒してしまったりする心配もありません。
ただし、集じんフィルターによって空気中の汚れを吸い取ることはできても、室内に新しい空気を送り込むことはできないため、定期的に換気を行う必要はありますよ。
空気清浄機能付きエアコンのデメリット
冷暖房をつけながら室内の空気もきれいにしてくれる空気清浄機能付きエアコンですが、空気清浄フィルターには有効期限があります。脱臭や防カビ効果が期待できる活性炭やカテキン成分などは、一定期間でその効果がなくなるとされていますよ。
メーカーによって異なりますが、一般的に空気清浄フィルターの有効期限は1~1年半程度が目安です。集じんフィルターのように洗ってまた使うことができず、期限が過ぎたものは交換が必要になります。
エアコンの空気清浄機能の必要性
空気清浄機能が搭載されたエアコンは、汚れが内部に侵入するのを防ぐ効果が期待できます。部屋の空気にはホコリやウイルス、カビや花粉などのさまざまな汚れが浮遊しており、そのままにしておくと体に不調をきたすことも。特に、冷暖房を使用しているときは、閉め切った部屋の空気の汚れが循環しているため、エアコンの空気清浄機能を使用して、部屋の汚れを取り除く必要があります。
さらに、吸い取った汚れは吸気口のフィルターに付着し、エアコン内部には持ちこまない仕組みになっているものが多いです。そのため、エアコン内部を清潔に保ちやすくなり、熱交換器の性能の低下を防ぐ効果も期待できますよ。内部がきれいなエアコンなら、部屋を循環する空気もきれいになりそうですね。
エアコンの空気清浄方式の種類
エアコンの空気清浄方式には、「フィルター集じん方式」「イオン放出方式」「電気集じん方式」の3種類があります。それぞれの仕組みについて解説するので、詳しく見ていきましょう。
フィルター集じん方式
フィルター集じん方式は、エアコンで吸い込んだ空気に含まれる汚れを専用のフィルターで吸着する仕組みです。細かい汚れまでしっかりと吸着してくれますが、蓄積すると目詰まりするというデメリットも。専用フィルターは使用期限が定められており、定期的なフィルター交換も必要です。
イオン放出方式
イオン放出方式とは、エアコンからイオンを放出し、空気をきれいにするものです。放出されたイオンはウイルスなどの微粒子を包み込み、抑制する効果が期待できます。空気中にある汚れに対して効果を発揮するため、エアコン内部に吸い込んだ汚れに反応するものではありません。ただし、シンプルな構造のため、比較的価格は安い傾向にあります。
電気集じん方式
電気集じん方式は、高圧放電によって汚れを帯電させ、電極版などの集じん部に引き寄せて吸着する仕組みです。フィルターを使用しないため、目詰まりによる性能の低下がなく、フィルター交換も必要ありません。一方で、構造が複雑なので、本体は小型化しにくいというデメリットがあります。
空気清浄機能付きエアコンの電気代は?
空気清浄機能付きのエアコンを購入する際には、電気代も気になりますよね。部屋の空気をきれいにしてくれるうれしい機能でも、電気代が高いと気軽に利用できなくなることもあるでしょう。
エアコンの消費電力量は機種によって異なり、部屋の広さや環境によっても電気代は変わってきますが、一般的に空気清浄機能を使用したときの電気代は1時間当たり1円未満とされています。空気清浄機能を設定していないときと比較しても大きく異なることはないので、利用しやすいでしょう。
空気清浄機能付きエアコンの選び方
空気清浄機能付きのエアコンは種類が豊富で、便利な機能もメーカーや機種によってさまざまなため、選び方を押さえておくことが大切です。「適用畳数」「消費電力・省エネ性能」「機能」などのポイントに注目すると、家庭に合ったエアコンが選びやすくなりますよ。
1.適用畳数は暖房を基準に選ぶ
エアコンの適用畳数は、暖房の畳数目安を基準にして選ぶようにしましょう。これは冷房の消費電力量よりも、暖房のほうがより大きなエネルギーが必要となり、消費電力量が増えるためです。そのため、冷房と暖房の適用畳数が分けて記載されている場合は、暖房の畳数目安と自分の部屋の広さを考慮して選ぶようにしてくださいね。
2.消費電力・省エネ性能で選ぶ
エアコンを選ぶ際には、消費電力や省エネ性能も事前に確認しておくことが大切です。空気清浄機能付きのエアコンは、年間を通して使用することが多いので、電気代はなるべく抑えられるものを選びたいですよね。
消費電力量の数値が低いほうが、省エネ性能は高くなります。1年間に消費される電力量の目安は「期間消費電力量(kWh)」で表示されているので、公式ホームページや店頭で確認してみてくださいね。
また、店頭でエアコンの性能を確認する場合は、経済産業省が定めた「省エネラベル」を参考にするとよいでしょう。メーカーの統一基準のため、商品の比較がしやすいですよ。
3.エアコンの機能で選ぶ
エアコンには空気清浄機能以外にも、機種ごとにさまざまな機能が搭載されています。ここでは、「加湿・除湿機能」「センサー機能」「自動掃除機能」「Wi-Fi・スマホ連携機能」の4つの機能をご紹介します。
加湿・除湿機能
加湿や除湿の機能が搭載されたものなら、1年を通してエアコン1台で快適な空間を作りやすくなります。湿度の高い梅雨の時期には、室内がジメジメとしていて不快に感じることもあるため、除湿性能が高いものを選ぶとよいでしょう。
また、秋から冬にかけて空気が乾燥する時期には、部屋を温めながら加湿できる機能が重宝します。加湿器や除湿機を別で用意する必要がないので、初期投資やランニングコストも抑えられますよ。
センサー機能
センサー機能が搭載されたエアコンは、部屋の温度や湿度に応じて、最適な運転を自動で行ってくれます。「人・もの・温度・日射」などを見分けるセンサーがあり、集めた情報を元に自動で調整してくれるので、自分で操作する手間がかかりません。機種によって搭載されているセンサーは異なるので、用途や環境に合ったものを選んでくださいね。
自動掃除機能
自動掃除機能は、フィルターに付着した汚れを自動で掃除してくれる機能です。ホコリが付いたままにしておくとエアコンの効率が悪くなり、電気代が高くなる可能性もあるので、定期的なお手入れは欠かせません。
機種によって異なりますが、自動掃除機能を搭載したエアコンは、運転停止時に自動でフィルターのホコリを除去してくれることが多いです。冷暖房の性能を保ちやすく、自分でお手入れする手間も減らせますよ。
Wi-Fi・スマホ連携機能
Wi-Fi環境が整った部屋なら、スマートフォンやタブレット端末と連携して専用アプリからの操作が可能になります。別の部屋や外出先からの設定も可能で、自宅に帰る前に部屋を快適な温度にしておくこともできますよ。
また、スマートフォン1台で複数のエアコンを管理したり、1週間分の運転予約をしたりと、専用リモコンではできない操作もできるので利便性が高まります。
エアコンを選ぶ際のチェックポイント
エアコンを選ぶ際には、事前に確認しておきたいことがあります。エアコンを設置するために重要なポイントとなるので、必ず目を通しておいてくださいね。
部屋の間取りを確認しておく
エアコンを取り付ける際には、まず部屋の間取りを確認しておく必要があります。冷たい空気は下に、暖かい空気は上に上がるので、エアコンの風は冷房が上向き、暖房は下向きに吹き出すことで室内の空気と混ざり合い温度を調節しています。そのため、冷房・暖房のどちらの風も、直接人に当たらない場所に設置することが重要です。
また、温風は下向きに吹き出すので、エアコン下に背の高い収納家具があると温風が遮られてしまいます。床面の冷えを抑えて暖房効率を高めるために、エアコン下に家具を置かないようにしてくださいね。
設置場所を確認する
エアコンの設置には、室内機の寸法と設置場所の寸法の確認も必要です。一般的に室内機の左右には壁から50mm以上のスペースが必要とされています。また、上下についても機種ごとのスペースが決まっているので、購入前に寸法を確認し、十分なスペースを確保できるか調べておいてくださいね。
コンセントの形状を確認する
エアコンに使用されるコンセントは、主に4種類の形状に分類されます。単相100V(15A・並行型/20A・アイエル型)、単相200V(15A・タンデム型/20A・エルバー型)です。エアコンによってプラグの形状が異なるので、自宅のコンセントの形状と合ったものを選ぶ必要があります。
コンセントの形状と違ったプラグのエアコンを設置する場合には、別途工事費がかかる場合があるので注意してくださいね。
室外機の置き場所を確認する
室外機の置き場所にも必要なスペースがあるため、平らな場所で十分なスペースを確保できる場所に設置しましょう。室外機には、前後、左右、上下のうち3方向に放熱スペースが必要です。やむをえず2方向のみになる場合は、冷暖房の能力が発揮できなくなる可能性もあります。
一般的に推奨されているスペースは、室外機の左右にそれぞれ10cm以上と30cm以上です。前面には20cm以上、背面には5cm以上とされているので、こちらも確認してみてくださいね。
ブレーカーの容量を確認する
ブレーカーは同時に流せるアンペア数に上限があるので、エアコンのコンセントがどの回路に含まれるか確認し、電力量がオーバーしないようにしなければなりません。
1つの回路に複数のコンセントをつなげていて、同時に使用する場合は容量以上の電気が流れないようにする必要がありますよ。一般的なブレーカーは20Aで、電圧100Vとした場合、1つの回路に合計で2000Wの電力が使えることになります。
工事費を確認する
エアコン購入費用のほかに、工事費がかかることも考慮して予算を組む必要があります。エアコンの販売店や取り付け業者によって料金は異なりますが、標準工事料金は税込みで16,500~22,000円程度です。
標準工事で取り付けられない場合は、別途追加料金が発生する場合もあるので、購入前に設置可能かどうか確認しておくことが重要です。販売店によっては、工事費込みの値段で販売している場合もあるので、比較検討してみてくださいね。
古いエアコンの処分には費用がかかる
家庭用エアコンは、家電リサイクルの対象となっているため、処分する際に費用がかかります。費用はメーカーによって異なるので、製造メーカーを確認しておいてくださいね。
回収方法は、電気店に引き取り・市区町村に問い合わせ・指定引取場所に持ち込みの3通りです。エアコンの買い替えでは店ごとに引取り方法が異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
空気清浄機能付きエアコンのおすすめ4選
ここからは、空気清浄機能付きエアコンのおすすめ商品をご紹介します。さまざまなメーカーの優れた商品を厳選しているので、購入する際の参考にしてみてくださいね。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
電源:100V
主な機能:内部乾燥・除菌・脱臭・イオン機能(プラズマクラスター)・除湿・新冷媒R32
室内機サイズ(高さ×幅×奥行):295x798x222mm
室外機サイズ(高さ×幅×奥行):550x675(+配管カバー部57)x285(脚含む330)mm
シャープ独自の技術である「プラズマクラスター」を搭載したエアコンです。イオン濃度を高めることで、空気中の汚れを分解し、浄化する効果が期待できます。さらに、エアコン内部は清潔仕様になっているので、汚れが付きにくくなるのもうれしいですね。「すこやかシャワー気流」は体に当たる風を抑えるため、就寝時の環境を整えて冷えすぎを防いでくれるでしょう。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
冷却力 2.8 Kilowatts
特徴 除湿機, 抗菌フィルター, 冷暖房機能
季節エネルギー効率比 (SEER) 5.8
電圧 100 ボルト
モダンなデザインの空気清浄機能付きのエアコンは、インテリアにこだわりのある方にもおすすめです。空気清浄機を別で用意する必要がないので、足元に物を置くことなく、すっきりとした印象の部屋になりますね。また、除湿機能付きなので、湿度調整が手軽にできるところも魅力のひとつです。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
質量:約13kg
室外機寸法:幅約74.5×奥行き約30×高さ約55.5
室外機質量:約30kg
適用畳数12畳で、リビングにぴったりなエアコンです。エアコンの内部に汚れを吸い込まないように、吸気部にフィルターが搭載されているので、きれいな空気のみを取り込みますよ。エアコンの内部が汚れにくいので、お手入れの手間が省けて便利です。さらに、エアコン本来の性能の低下を防ぐ効果も期待でき、電気代の節約にもつながりますよ。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
電源:200V
主な機能:空気清浄・内部乾燥・除菌・脱臭・除湿・スマートフォン対応(Daikin Smart APP(無料アプリ))・新冷媒R32
室内機サイズ(高さ×幅×奥行):285x770x233mm
室外機サイズ(高さ×幅×奥行):595x795(+78)x300mm(+42)()内は突起物の寸法
「水内部クリーン」や「ストリーマ内部クリーン」などの機能を搭載し、エアコン内部をきれいにしてくれるエアコンです。熱交換器には2層のクリアコートを採用しており、親水性に優れているので、汚れが落ちやすいのもポイントですよ。また、室内機の幅は約770mmとコンパクト設計になっており、洋室の袖壁や和室の真壁にも収まりやすいです。
おすすめ商品比較表
空気清浄機能付きエアコンで1年中快適な空間に!
空気清浄機能付きのエアコンは、部屋の空気に含まれているホコリやウイルスをフィルターに吸着させたり、イオンで分解したりしてきれいな空間を作りだしてくれます。エアコン内部に汚れが付きにくい機能を搭載しているものも多く、お手入れの手間も省いてくれますよ。部屋に合ったエアコンを選んで、快適な空間を作りましょう。