【2024年】スポットクーラーのおすすめ14選!小型の家庭用・パワフルな業務用も
壁や窓にエアコンが取り付けられない場合や屋外でも工事不要で使用できる「スポットクーラー」。小型の家庭用から業務用、静音性の高いモデルもあり、山善やアイリスオーヤマなどの有名メーカーからも多数販売されています。本記事では、スポットクーラーの選び方やおすすめ商品を紹介しているので、購入前の参考にしてみてください。
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スポットクーラーとは?メリットを紹介
スポットクーラーは、一般的な壁付けタイプのルームエアコンと同様、吸い込んだ空気を冷やして室内に届ける空調機器です。本体がコンパクトなタイプやキャスター付きのタイプもあります。
エアコンと違って、室外機と室内機が一体化しているため、電源があれば好きな場所に移動させて使えますが、室内で使用する際は、排熱ダクトからあたたかい空気を室外に放出しなければなりません。
一般的なエアコンに比べると冷房能力は低いため、部屋全体ではなく一部のエリアをスポット的に冷やしたいときに便利です。とはいえ、工事不要で設置できるモデルが多く、本体価格も電気代も安く抑えられるので、壁や窓にエアコンを設置できない場所では重宝するでしょう。
家庭用と業務用の違い
スポットクーラーには家庭用と業務用があります。
家庭用のモデルは業務用に比べるとサイズが小さく、キャスターやハンドルが付いたタイプや卓上に置きやすい小型タイプなどがあります。家庭用コンセントに対応した電圧100Vで、冷房能力は0.7~2.0kW程度のものが主流。部屋全体を冷やすというよりも、人がいる場所を局所的に冷やすのに適しています。
業務用のスポットクーラーは、イベント会場や工場、倉庫などの広い空間を冷房したいときにぴったり。家庭用に比べるとサイズが大きく、冷房能力にも優れています。ただし、電圧は200Vのものが一般的で、動作音も大きいため、自宅や小さなオフィスで使う際には注意が必要でしょう。
スポットクーラーの選び方
ネットショップや家電量販店でスポットクーラーを検索すると、いろいろなサイズや価格の商品が並んでいるので、どれを選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。ここからは、スポットクーラーを選ぶ際にチェックしておきたい5つのポイントをまとめています。
- 1.冷房能力
- 2.排水方式
- 3.排気ダクトの有無
- 4.プラスαの機能
- 5.メーカーの特徴
各ポイントについて以下で解説しているので、スポットクーラーの購入を検討している方は参考にしてみてくださいね。
まずは冷えるかどうか「kW」を確認
スポットクーラーの冷房能力を調べる際は、商品のスペック表にある「kW(キロワット)」という単位をチェックするようにしましょう。kWの数字が大きくなるほど冷房能力は高くなります。
家庭用のスポットクーラーは0.7~2.0kW、業務用は2.0kW以上のものが一般的です。普通のエアコンの場合、6畳の部屋には2.2kWの冷房能力が適当とされているので、家庭用スポットクーラーは局所的な冷房として使うのがよいでしょう。また、オフィスや倉庫のような広い場所で使うなら2.2kW以上の業務用スポットクーラーが理想的です。
とはいえ、日当たりや窓の位置が冷房能力に影響を与えることもあるので、環境に合わせて設置場所を考えてみてください。
掃除の手間を省きたいなら排水不要かで選ぶ
スポットクーラーの本体内部で空気を冷却する際、結露によって水滴(ドレン水)が発生し熱交換器に付着します。このドレン水を本体内部のタンクに貯めるタイプのスポットクーラーは、定期的にタンクの水を捨てたり、排水ホースで排水したりしなければなりません。
排水の手間を省きたい方は、ノンドレン式のスポットクーラーを選ぶとよいでしょう。発生したドレン水を蒸発させ、気体として排気用ダクトから放出してくれるため、メンテナンスなしで長時間使用できます。
ただし、排気用ダクトから温かい空気が出るため、環境によってはニオイやカビが発生しやすくなっていまいます。排気用ダクトは室外に向け、定期的に換気するようにしましょう。
室内で使うなら排気ダクト付きを選ぶ
スポットクーラーは室外機がないため、1つの本体から冷風と熱風が同時に排出されてしまいます。熱風を外に放出しないと、いつまでたっても部屋が涼しくなりません。
室内の冷房効率を高めるためには、排気口から出る熱風を部屋の外に排出する必要があるので、排気用ダクトやホースが付いているモデルを選ぶのがおすすめ。
換気用ダクトを室外に出しやすいよう、スポットクーラーは窓やドアなど開口部の近くに設置するのがベストです。窓のすき間が気になる方は、窓パネルを付属した商品を選べばすっきりと設置できるでしょう。
プラスαの機能性で選ぶ
スポットクーラーのなかには、冷房以外にもうれしい機能が搭載されたモデルも多数登場しています。たとえば、梅雨時期におすすめの除湿機能や、寒い季節に役立つ暖房機能、就寝時に便利なタイマー機能などについて紹介します。
梅雨時期にも役立つ除湿機能付き
除湿機能を搭載したスポットクーラーは、蒸し暑さを軽減しながら冷風を出せるので、冷風のみの場合よりも涼しさを感じやすいのが魅力です。
また、洗濯物を部屋干しするときや、結露が気になるときにも役立ち、洗面所やクローゼットなどで除湿機として使うのもおすすめ。
なお、除湿によって出た排水はタンクに貯めるのが一般的なので、除湿機能を重視する方はタンク容量の大きい商品が無難です。ノンドレン式のモデルでも除湿機能を使用すると排水が必要になることがあり、購入前にしっかり確認しておきましょう。
冬も使いたいなら暖房対応
スポットクーラーは暑い季節に使用するものと思いがちですが、なかには温風や暖房機能を搭載したモデルもあります。火を使わずに部屋を暖かくできるので、子供やペットがいるご家庭でも使いやすいでしょう。
夏は冷房、冬は暖房、その他の季節は除湿機として使えるモデルなら、1年を通じて活躍してくれます。ただし、スポットクーラーの暖房機能は、一般的な暖房ほど暖かくはならないため、本格的な寒さには対応できない場合もあります。冬本番には他の暖房器具と併用するとよいでしょう。
寝室で使うなら静か・タイマー機能付き
ベッドルームや書斎などでスポットクーラーを使いたい場合は、静音性にもこだわって選びましょう。家庭用スポットクーラーの動作音はやや大きめで、掃除機や洗濯機とほぼ同じ騒音値60dBのものが多くあります。できるだけ静かな環境で過ごしたいなら、騒音値50dB台前後のスポットクーラーを探してみてください。
また、就寝中に使うならタイマー付きのものが便利です。2時間・4時間・8時間のオフタイマー機能を搭載したものや、24時間好きな時間に電源オン・オフを設定できるものなどがあります。
メーカーの特徴で選ぶ
ここからは、機能的でリーズナブルなスポットクーラーを販売している「山善」、「アイリスオーヤマ」、「ハイセンス」の特徴について紹介していきます。
山善
「山善」は大阪府大阪市に本社を構えるメーカーで、家電やインテリア、レジャー商品など幅広い商品を展開することで知られています。家電においてはアイリスオーヤマと同様、シンプルな機能とリーズナブルな価格設定をしているのが特徴。
一般的なスポットクーラーは白くて四角い形状のものが多いですが、山善のスポットクーラーは丸みのあるデザインや木製のハンドルが付いているものなどもあり、デザイン面を重視したいという方も選びやすくなっています。
アイリスオーヤマ
「アイリスオーヤマ」は宮城県仙台市にあるメーカーで、生活用品や調理器具、電化製品など、暮らしに関するさまざまな商品を製造・販売しています。
アイリスオーヤマのスポットクーラーはラインナップが豊富で、部屋の広さに適した冷房能力のものを見つけやすいのが魅力です。本体デザインはホワイトベースのシンプルなものが多く、どんなインテリアにも合わせやすいでしょう。高機能ながら低価格なスポットクーラーを求めている方におすすめ。
ハイセンス
「ハイセンス」は1969年に中国で創業した電機メーカーですが、2010年には日本法人のハイセンスジャパンを設立し国内でも成長を続けています。
ハイセンスのスポットクーラーは家庭用のコンパクトタイプ1機種のみですが、低価格ながら冷房能力が高く、独自のiFEELモードやリモコンも搭載した機能性の高さがポイントです。運転音がやや大きいのがデメリットですが、予算を抑えたい方はチェックしてみると良いでしょう。
【家庭用】スポットクーラーのおすすめ8選
ここからは、数あるスポットクーラーのなかから家庭用としておすすめの8商品を厳選してご紹介します。排気用ホース付きのタイプや温風機能付きで1年中使えるタイプ、お手入れが簡単なノンドレン式など、さまざまなスポットクーラーを集めているのでぜひ参考にしてみてください。
商品情報
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商品情報
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商品情報
メーカー:アイアリスオーヤマ
本体寸法(cm):幅約27×奥行約24.7×高さ49.8
冷風吹出温度差:周囲温度-8℃
除湿能力:2.0/2.5L/日
特徴:冷風・除湿・送風の3モード、電源コード約1.8m
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【業務用】スポットクーラーのおすすめ6選
ここからは、おすすめの業務用スポットクーラーを6商品ご紹介します。冷房能力が高いモデルや、送風ホースが2本付いているモデルなど、いろいろな商品をピックアップしているので、設置するスペースに最適なものを選んでみてください。
商品情報
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商品情報
メーカー:ワキタ
サイズ:W405×D430×H855㎜
冷房能力:2.2kW、2.5kW設定可能温度:
特徴:左右210度まで首振り可能(手動式)、排熱ダクト・ドレンホース付
商品情報
家庭用スポットクーラーの電気代はどれくらいかかる?
家庭用のスポットクーラーを使用した場合、どれくらい電気代がかかるか気になる人もいますよね。電気代は、消費電力(kW)×使用時間×料金単価(円/kWh)で求められます。
1kWhの電気代を約31円としてスポットクーラーを1時間使用した場合、消費電力が190W(0.19kW)の製品なら約5.9円、消費電力が770W(0.77kW)の製品なら約23.9円になります。
スポットクーラーは製品によって消費電力に差があります。購入を検討している場合は、その製品の消費電力から計算してみてください。
スポットクーラーで快適な夏を過ごそう!
エアコンが取り付けられない場所にも簡単に設置できるスポットクーラー。小型で移動させやすいモデルや、冷房能力の高いパワフルなモデルなど、さまざまな商品が販売されています。本記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考にして、使用シーンにマッチした1台を見つけてみてくださいね。