日本製ポータブル電源ってあるの?選ぶポイントや安全性の高いものなど人気アイテムをご紹介
災害時やアウトドア時に便利な「ポータブル電源」。種類がたくさんあるため、何を重視して選べばよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回はポータブル電源を選び方や、おすすめ商品をご紹介します。小型から大容量のものまであるので、自身に合ったポータブル電源を選んでみてくださいね。
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ポータブル電源とは
ポータブル電源とは、災害時やアウトドア時に使える大容量のバッテリーです。なお発電機との違いを簡単に表すと、発電機はガソリンやカセットガスを使って電気を「発生させる」のに対し、ポータブル電源は電気を「蓄える」ことに特化しています。しかしポータブル電源の商品でもソーラーパネルで充電可能なタイプがあり、コンセントからの充電が難しい屋外や、災害時にも役立つので1つ持っておくと便利です。
また発電機の場合はカセットガスやガソリンを燃料にして電気を発生させるため、屋内で使用すると一酸化中毒を起こす恐れがあり非常に危険です。そのため、屋外での使用しかできません。さらに発電時には大きな音やニオイも発生しますが、ポータブル電源ならそのようなデメリットがなく、屋内でも静かに使用できますよ。
以下の選び方では、安全性が高いとされているマークの紹介なども行なっているので、ぜひチェックしてみてください。
日本製のポータブル電源ってあるの?
日本製のポータブル電源は安全性を重視して作られているため、安全性重視の方は生産国をチェックするのもよいでしょう。しかしほとんどのポータブル電源が中国やアメリカなどの海外製です。純日本製のポータブル電源を販売しているメーカーといえばいくつかありますが、商品の数が限られているため選択肢が少ないのが難点。そのためできる限り幅広い選択肢から商品を選びたいなら、日本製ではなくても安全性が高いと判断できるいくつかの基準をチェックするのもおすすめです。
ポータブル電源を選ぶポイント
ポータブル電源を選ぶ際には、まず用途に合わせて蓄電できる容量や出力波形を選び、その次に安全性や使い勝手のよさをチェックするのがおすすめです。出力波形や周波数についてはやや専門的な内容ではありますが、どれを選べばよいか初心者の方にもわかりやすいように解説しているので、ぜひ参考にして自身に合ったものを選んでくださいね。
容量で選ぶ
ポータブル電源は蓄電できる容量の範囲内でしか使用できないため、どの家電やデバイスをどれくらいの時間使用したいのか、用途に合わせて容量を選びましょう。
一般的にポータブル電源ポータブル電源のバッテリー容量は「Wh(ワットアワー)」という数値で表されます。「Wh=消費電力×使用時間」で計算でき、たとえば消費電力が60Wの電化製品を2時間使いたいなら、60W×2時間=120Whの容量のポータブル電源が必要になります。
またポータブル電源が安定して出力できる電力の量を表す「定格出力」もあわせてチェックしましょう。使用したい家電製品やデバイスの消費電力を確認し、定格出力の方が上回っていれば安定して使えますよ。
Amazonカスタマーレビュー
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(4,482件)
商品情報
製品型番 Jackery ポータブル電源 240
梱包サイズ 27.6 x 25.6 x 18.2 cm; 3.08 kg
色 ブラック
電源 電源コード式
電圧 100 ボルト
ワット数 200 W
レーザークラス 100V AC出力 x 1, 5V2.4A USB-A 出力 x 2, シガーソケット出力 x 1
スマホやパソコンなどの充電はもちろん、テレビ・ミニ冷蔵庫・扇風機・電気毛布など、消費電力が200Wまでの機器の使用に便利なポータブル電源です。重量は3.1kgと軽く、車中泊や災害時にも気軽に持ち運んで使えます。コンセントからだけでなくソーラーパネルやシガーソケットからも充電できるので、屋外で連日使用したい場合にもおすすめですよ。
商品情報
製品型番 BN-RB37-C
製品サイズ 23.1 x 16.8 x 13.4 cm; 3.6 kg
色 ブラック
電源 電気
電圧 100 ボルト
レーザークラス 短絡保護
付属品 ACアダプター、電源コード、車載用シガーアダプター、ポーチ
スマートフォンなら約21回、扇風機なら約10時間、電気毛布なら約5時間程度の使用が可能な375Whのポータブル電源です。消費電力200W以内の電化製品に使えます。電力とバッテリー残量は、液晶画面にデジタル表示されるので、初心者の方も使いやすいでしょう。またハンドルは折りたたんで収納できるため、車に載せて使う場合もコンパクトになって便利。ソーラーパネルでの充電にも対応しているので、長時間のアウトドアや災害時にも安心です。
安全性から選ぶ
ガソリンやガスを使用する発電機と比べると、ポータブル電源は爆発などの事故が起こりにくいため安心して使えますが、電気を扱う商品なので全くないとは言い切れません。特にバッテリーの発熱や過充電による出火の事故や、接続して使用していた機器の故障などさまざまなリスクも持ちあわせています。このような事故や故障は、安全性の高い製品を購入し、正しく使用することで防げるものです。以下では、ポータブル電源の安全性を左右する次の4点について解説しています。
- バッテリーの種類
- 出力波形の種類
- 出力周波数
- PSEマークの有無
どれも大切なポイントなので、しっかりチェックしておいてくださいね。
バッテリーの種類
バッテリーの種類を安全性重視で選ぶなら、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用したものがおすすめです。リン酸鉄リチウムリオン電池は、スマートフォンにも採用されているリチウムイオン電池よりもバッテリー寿命が長く、安全性が高いとされています。
一般的なリチウムイオン電池は製造コストが安く、繰り返しの充電に強いことが特徴ですが、リン酸鉄リチウム電池はさらに性能や安全性を高めたものです。ポータブル電源は高価なものが多く、決して安い買い物ではないため、長く安心して使えるものを選びたいならバッテリーの種類にこだわって選ぶのもよいでしょう。
商品情報
製品型番 PowerArQ
製品サイズ 30 x 24.2 x 19.3 cm; 6 kg
色 オレンジ
電源 バッテリー
電圧 100 ボルト
先進のバッテリーマネジメントシステムを搭載し、日本規格のPSEだけでなく世界基準のさまざまな安全規格に沿っており、安全性にこだわって作られたポータブル電源です。容量も626Whとたっぷり蓄電でき、消費電力が300Wまでの家電製品に使えます。別売のソーラーパネルをあわせて使えば、オートチャージ機能を搭載しているため、手動で給電モードや充電モードに切り替える必要がありません。購入後は日本人スタッフによるアフターサポートが受けられ、2年間の保証期間が終了しても有料で修理サービスが受けられるので、長く使い続けられますね。
出力波形の種類
やや専門的な内容にはなりますが、カタログの出力波形に「正弦波」または「純粋正弦波」と表記されているものを選べば、家庭用コンセントと同じ感覚で使えます。出力波形が「矩形波」や、正弦波と間違えやすい「修正正弦波」のものは価格がリーズナブルですが、使用する機器によっては故障や劣化の原因となってしまうため要注意です。
たとえば白熱電球やホットプレートは矩形波や修正正弦波で使用できますが、PC・TV・ラジオ・電子レンジ・冷蔵庫・炊飯器・電気ポットなどは使用できません。ほとんどの家電製品が正弦波に対応しているので、多目的に使用するなら正弦波を選んでおくと安心です。
商品情報
ブランド LACITA(ラ・チタ)
バッテリー容量 120000 Milliamp Hours
色 ブラック
特徴 軽量
コンパクトボディで重さを感じさせないグリップ付きの、持ち運びにぴったりなポータブル電源です。容量は444Whで、消費電力が400Wまでの家電製品に使用できます。発熱や過充電などを制御してくれるさまざまな安全装置を搭載しており、ポータブル電源のバッテリーパックとACアダプタの両方にPSEマークがついているので、安全性重視の方にもおすすめです。また購入後は日本人スタッフによるサポートが受けられ、2年間のメーカー保証や保証期間終了後の有料修理も受けられますよ。
出力周波数
キャンプや車中泊などで、さまざまな場所へ移動してポータブル電源を使用することを想定している場合は、50Hzや60Hzといった周波数も要チェック。同じ日本国内でも、西日本は60Hzで東日本は50Hzと周波数が異なっており、新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結んだ境界線で切り替わります。
電化製品によっては50Hz専用や60Hz専用など、周波数が決まっているものがあるので、できれば50Hzと60Hz両方に対応したものを選ぶのがおすすめです。ポータブル電源は好きな場所に持ち運んで使えることが大きなメリットなので、使用エリアが限られていないほうが自由に使えますね。
Amazonカスタマーレビュー
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(1件)
商品情報
商品の重量 52 キログラム
出力電流 2.5 キロワット時
ワット数 2.5 KW
50Hzと60Hzの両方に対応し、キャスター付きで移動に便利なポータブル電源です。蓄電容量が2.5kWhと大容量なだけでなく、なんとクラウドサービス「エリークラウド」でスマートフォンやタブレットから操作できます。スマートフォンやタブレットでは蓄電率や電力履歴などが直感的に確認可能です。バッテリーにはリン酸鉄リチウムを採用し、すべて国内で生産されています。室内向けとして販売されているので、自宅やオフィスでの停電対策として用意しておくのもおすすめです。
PSEマーク取得
安全性の高いポータブル電源を選ぶなら、PSEマークの有無をチェック。PSEマークは、電気製品が安全性を満たしていると国が認めた場合にのみ商品につけられるマークです。ただしPSEマークは日本独自のものであり、さらにポータブル電源の場合はPSEマークの取得が必須ではないため、マークがなくても安全性の高いものはたくさんあります。とはいえ、マークがあるものなら日本での使用でも安全性が高いといえるので、心配な方にはマークつきがおすすめです。
注意点としては、正式にPSEマークを取得せずに表記している海外製品も少なくないため、通販で海外製の商品を購入する際は注意しましょう。他にも、PSEマークがついていると思ったら、ポータブル電源ではなく電源コンセントについていたというケースもあります。そのためPSEマークがついている場合も、ひと目見て安心せずしっかり確認するとよいですよ。
Amazonカスタマーレビュー
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(27件)
商品情報
梱包サイズ 48.6 x 37.29 x 32.7 cm; 11.8 kg
色 オレンジ
表札の名字 2) 1228Wh
電源 AC
電圧 100 ボルト
1228Whと大容量で。消費電力が1000Wまでの家電製品が使えるポータブル電源です。リン酸鉄リチウムバッテリーを使用しており、PSEマークが付いているのはもちろん、過充電や過放電などを防ぐ6つの安全保護機能も搭載されています。充電方法はコンセント以外にシガーソケットやソーラーパネルも使用可能です。ボディ両サイドには、片方ずつ点灯できるLEDライトが付いているため、非常時の灯としても使えますよ。
軽量なものから選ぶ
ポータブル電源は容量が大きくなるほどサイズも大きくなる傾向がありますが、気軽に持ち運べることを重視するなら、コンパクトで軽量なものを選びましょう。目安としては、2kg前後のものを選んでおくと、2Lのペットボトルと同じ重さなので気軽に持ち運べます。4kg前後のものは大容量タイプといえますが、ハンドルや収納ケースがついていればある程度持ち運びやすくなるのでおすすめですよ。
商品情報
電池の種類 リチウムイオン
商品の推奨用途 防災
電源 電源コード式
モデル名 A1720
30cm以下のコンパクトサイズで、普段使いから災害時やアウトドアまで、さまざまなシーンで持ち運んで使えるポータブル電源です。リン酸鉄リチウム電池を採用しているため約10年間使える超寿命で、メーカー保証も5年付いています。また一般的なポータブル電源とは異なり、満充電で保管しても劣化しにくい設計になっているため、常に100%の蓄電をしたまま保管可能。いざという時にバッテリーが満タンだと気にせず使いやすくてうれしいですね。
デザインから選ぶ
災害時の備えとしてだけでなく、キャンプやバーベキューなどアウトドアでの利用も考えているなら、できるだけおしゃれなものを選びたいですよね。最近のポータブル電源はカラーやデザインが豊富なので、必要な性能さえ備えていればデザインを重視して選ぶのもよいでしょう。
Amazonカスタマーレビュー
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(442件)
商品情報
カラー Gray
ブランド名 BLUETTI
メーカー BLUETTI
製品型番 EB70
その他 機能 高速充電, ワイヤレス充電
サイズ 32x21.7x22.2CM
製品サイズ 21.7 x 32 x 22.2 cm; 9.7 kg
商品重量 9.7 キログラム
シンプルな黒の四角いボディで、自宅でもアウトドアでも使いやすいポータブル電源です。コンパクトサイズでありながら716Whとたっぷり蓄電でき、消費電力が800Wまでの家電製品に使えます。シガーソケットやソーラーパネルでも充電できるため、泊まりでのアウトドア時にも便利です。最大で12台のデバイスを同時に充電できるので、災害時用の備えとしてもおすすめできます。
どんな時に使うの?ポータブル電源の活用方法
ポータブル電源といえば、非常時の備えのほかにも、キャンプや車中泊などアウトドアでの使用が主流です。非常時にはスマートフォンやLEDライトを充電したり、アウトドアでは電気ケトル・IHクッキングヒーター・扇風機・電気毛布など、コンセントからの給電が必要なものを使用する時に使われます。
また、もちろん日常生活でも活用可能です。たとえばソーラーパネルで充電したポータブル電源を使って、スマートフォンを充電したり、扇風機を使ったりすれば節電にもなります。庭やバルコニーなど電源の確保が難しい場所でも活躍するので、1つ持っておくと幅広い用途で使用可能ですよ。
いざという時のためにポータブル電源を用意しよう
ポータブル電源を用意しておけば、災害などで停電しても、コンセントが使えないアウトドアでもある程度いつも通りの生活が送れます。気になっていた方はぜひこの記事を参考にして、ポータブル電源の購入を検討してみてくださいね。