大容量なポータブル電源のおすすめ5選!2000W以上や安いモデルもご紹介
電源がない場所でも家電や電子機器に給電ができる「ポータブル電源」。キャンプなどのアウトドアや災害時に活躍するアイテムです。この記事では、日本製のポータブル電源やリーズナブルで人気のものなど、2000W以上ある大容量ポータブル電源のおすすめ商品をご紹介します。選び方も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ポータブル電源とは?
持ち運び可能で、家電や電子機器などに給電ができるポータブル電源。大容量のバッテリーを搭載しており、ひとつあればさまざまな機器を屋外で使うことができます。
ポータブル電源のメリット
ポータブル電源はUSB以外にもAC電源やシガーソケットなどさまざまな端子が搭載されているタイプが多いので、スマートフォンはもちろんあらゆるキッチン家電や電動工具などに給電できるのがメリット。ポータブル電源があれば、冷蔵庫や電気毛布などを使って快適なキャンプや車中泊ができるようになります。
屋外のイベントなどでモニターやプロジェクターなどを使いたい場面でも、ポータブル電源が便利です。屋台を出店する際に調理器具や扇風機などを稼働させたいときにも活躍してくれます。
また、ポータブル電源は災害時の電力源としても重宝します。停電になっても、ポータブル電源があれば家電の使用やスマホの充電ができますよ。非常時の備えとしても1つは用意しておきたいアイテムです。
モバイルバッテリーとの違い
ポータブル電源とモバイルバッテリーの大きな違いは、容量の大きさにあります。モバイルバッテリーは容量が小さく、スマホやタブレットなどの電子機器の充電には向いていますが、電動工具や家電などの電化製品の給電には適していません。多くの電力を必要とするなら大容量のポータブル電源を検討しましょう。
ただし、ポータブル電源は容量が大きい分、サイズも大きくなりがち。モバイルバッテリーはバッグに入れられるほどコンパクトなタイプが多く、持ち運びに便利です。電子機器の充電程度ならモバイルバッテリー、電化製品にも給電したいならポータブル電源をチョイスしましょう。
大容量なポータブル電源の選び方
大容量なポータブル電源にはさまざまな種類があるので、どのポイントに着目して選べばいいのか迷ってしまいますよね。ここでは大容量なポータブル電源を選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。
ポータブル電源の容量はWh(ワットアワー)という数値で表され、この数値が大きいほど容量も大きくなります。60Wの家電を5時間使いたいなら60W×5h=300Wh、100Wの家電を8時間使いたいなら100W×8h=800Whが必要。容量が大きいほどサイズも大きく価格も高くなる傾向があるので、用途に合わせて最適なものを選びましょう。
1.用途に合わせて「バッテリー容量」を選ぶ
ポータブル電源は冷却ファンやディスプレイの稼働などにも電力を消費するため、容量のすべてを給電に使うことはできません。電力ロスを考慮して、できるだけ使用効率が高いものを選びましょう。全体容量の80%以上使用できるものなら性能が高く、中には85〜90%以上使用できる使用効率のいいものもありますよ。
1泊〜2泊のアウトドアなら500wh以上
1泊2日や2泊3日のキャンプや車中泊用なら、500wh〜700wh程度のポータブル電源がおすすめです。スマホやタブレットなどのモバイル機器の充電から、キッチン家電の電源としても重宝します。
3泊以上や災害用なら1000wh以上
3泊以上の長期キャンプや、災害時のメイン電源として使うなら1000wh以上あると安心です。基本的には車で運ぶことを想定しているためかなり重量がありますが、災害時は容量が大きいほど安心感があります。
2.給電したいものに合わせて「定格出力」を選ぶ
ポータブル電源から安定して給電できる電力のことを定格電力と言います。給電したい家電の消費電力が定格電力を上回っていると、パワーダウンしたり使用できなくなったりしてしまいます。使用したい家電の消費電力をチェックし、十分な定格電力があるかを必ずチェックしましょう。
複数の家電に同時に給電したい場合は、それぞれの消費電力を足した電力以上の定格電力が必要になります。ドライヤーや電子レンジなどは消費電力が大きいので、こういった電化製品を使いたいなら定格出力が1000W以上あるものがおすすめです。
3.「出力ポートの数や種類」をチェック
ポータブル電源には、さまざまな家電に給電できるようにさまざまな出力ポートが備わっています。給電したい家電に合った出力ポートがあるかをチェックしましょう。
出力ポートの中でも必須なのがACポート。扇風機や冷蔵庫などの生活家電が接続できる端子で、アウトドアや災害時などさまざまなシーンで活躍します。2口以上あると複数の家電が同時に使えて便利です。
DCポートがあれば車載用の家電が使えるので車中泊に便利。USBポートがあればスマホやタブレットなどの電子機器を充電することができます。近年ではUSB-Cポートを搭載した電子機器が増えていますが、モデルが古いポータブル電源だとUSB-Cポートを搭載していない場合があるので注意が必要です。
4.「充電方法」をチェック
ポータブル電源を使用する際は、電源自体も充電する必要があります。コンセントに挿して充電するのが一般的ですが、中にはコンセント以外からも充電できる便利なものもあるのでチェックましょう。
キャンプやアウトドアで便利なのがソーラーパネル充電です。バッテリー切れになった際でも太陽光を利用して充電できるので便利。電気代の節約にもつながるので経済的でもありますね。災害時などで停電した場合でもソーラーパネルで充電できるので重宝します。
カーチャージ機能が搭載されているものなら車のシガーソケットから充電することができます。車で移動している途中でも充電できるので便利ですよ。
5.バッテリーの寿命は「バッテリーサイクル」をチェック
ポータブル電源には寿命があり、バッテリーサイクルの回数でチェックすることが可能。バッテリーサイクルの回数が多いほど寿命も長いので、できるだけ回数が多いものを選ぶと長く使えます。 バッテリーの種類によっても寿命が変わるのでチェックしましょう。
6.安全性をチェック
ポータブル電源を安心して使うためにも、安全性は重要です。安全性を確認するために、チェックしておきたいポイントについて解説していきます。
波形は「正弦波か純正弦波」を
ポータブル電源から出力される電気には正弦波や矩形波など波形によって幾つかの種類があります。一般的に家庭のコンセントは「正弦波」が出力されているので、家電も正弦波で動作するものがほとんど。そのため、ポータブル電源も「正弦波」か「純正弦波」のものを選ぶようにしましょう。
安価なポータブル電源には「矩形波」や「修正正弦波」が出力されるものが多い傾向があります。矩形波や修正正弦波のものを使うと接続した電子機器の劣化や故障につながるので注意が必要です。
「PSEマーク」があるかチェック
安全性が保証されているかは「PSEマーク」をチェックしましょう。PSEマークとは、日本の法律で定められた電気用品安全法をクリアしたものに付けられる表示のこと。PSEマークが付いていないポータブル電源を使うと、異常に発熱して発火や爆発などの事故が起こってしまうリスクがあります。こうした事故の可能性を減らすためにもPSEマークが付いたものを選びましょう。
7.ライトや防水機能も!付加機能をチェック
ポータブル電源には、給電する以外にもさまざまな機能が備わったものがあります。中でもあると便利なのがライト機能。夜間のアウトドアやキャンプなどでランタン代わりに使えるほか、停電時にも明かりとして使えるので重宝します。
防水・防塵機能があるものは雨やほこりに耐えられるので、屋外で使いやすいでしょう。パススルー充電機能が備わっていると、ポータブル電源を充電している間も家電や電子機器に給電することができます。車中泊をよくする方は、車のバッテリーが上がった際にエンジンがかけられるようになるジャンプスターター機能付きが便利です。
8.アプリ連携ができるとリモート操作ができて便利
ポータブル電源の中には、スマホアプリと連携してリモート操作ができるものがあります。スマホアプリからポータブル電源の電池残量が確認できたり、ライトの明るさや色を変えたりとさまざまな操作が可能。手元で操作できて便利なので、ぜひチェックしておきたい機能です。
【人気メーカー別】おすすめの大容量ポータブル電源をご紹介!
大容量ポータブル電源選びで迷ったら、人気メーカーで選ぶのも一つの手です。ここからは、人気メーカー別におすすめの大容量ポータブル電源をご紹介します。
EcoFlow(エコフロー)
短時間でフル充電できるものやスマホアプリと連携できるものなど、高性能なポータブル電源のパイオニア的存在とも言えるメーカー「EcoFlow(エコフロー)」。コンパクトで扱いやすいRIVERシリーズと、大容量で高性能なDELTAシリーズを展開しています。ポータブル電源と使えるソーラーパネルも販売しているので、合わせて購入すると便利でしょう。
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わずか43分で80%まで充電
大容量 2,048Wh、X-Boostで99%の電化製品に対応
2,048Whの大容量なポータブル電源です。専用のエクストラバッテリーをつなげることで、最大6,000Whの大容量電源にすることも可能。バッテリーサイクルは約3,000サイクルと長寿命です。 AC出力ポートを6口搭載しており、他の出力ポートと合わせると最大で15デバイスを同時に使うことができます。ソーラーパネル充電にも対応しており、ソーラーパネルでも2〜3時間で充電できるのも魅力です。
Jackery(ジャクリ)
創立メンバーとAppleの元バッテリーエンジニアで創業されたメーカー「Jackery(ジャクリ)」。2015年には、世界で初めてリチウム電池を使用したポータブル電源を開発しました。機能性だけでなく安全性にこだわったポータブル電源を展開しており、PSEマークを取得しているモデルも豊富。安心して使用したい方にもおすすめでしょう。
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商品情報
2.5時間の超高速ソーラー充電
優れた静音設計
容量は2,160Wh、定格出力は2,200Wとジャクリ最高クラスのポータブル電源。ドライヤーやホットプレートなど消費電力が大きい家電も使うことができます。家庭用コンセントで充電すると2時間でフル充電するのもうれしいポイントです。 フロント部分にはライトが搭載されているのでアウトドアや災害時にも便利。点滅機能もあるのでSOS信号としても使えます。公式サイトでの購入、もしくは購入後にユーザー登録を行えば5年間の保証が受けられるので安心ですね。
Anker(アンカー)
Google出身のエンジニアを中心に立ち上げられたメーカー「Anker(アンカー)」。モバイルバッテリーを中心に展開していますが、ポータブル電源も豊富な種類を取り扱っています。コンパクトなものから大容量のものまで種類も豊富なので、用途に合ったポータブル電源が選びやすいのが魅力です。
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商品情報
世界で初めてGaN(窒化ガリウム)を搭載したポータブル電源。電力ロスが少なく発熱を抑えてくれるので、全体容量の約96%を使用することができます。別売りの拡張バッテリーを使用すれば容量を2倍に増やすことも可能です。 正面には大型ライトを搭載しているので、夜間でも周囲を明るく照らせて便利です。キャスターとハンドルが付いているので持ち運びもしやすくなっています。最大で5年間の保証が付いているのも安心ですね。
BLUETTI(ブルーティ)
ポータブル電源をメインに展開しているメーカー「BLUETTI(ブルーティ)」。ポータブル電源の製品ラインナップが豊富で、1,000Whを超える大容量のものも豊富に取り扱っています。ポータブル電源の充電に使えるソーラーパネルも販売しているので、アウトドアや非常時で使いたい方にも適しているでしょう。
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商品情報
リン酸鉄電池を採用・BMSバッテリー管理システムを搭載
デュアル快速充電
容量2,048Whに定格出力2,200Wの、大容量で高出力なポータブル電源。拡張バッテリーを使用すると最大で8,192Whにすることが可能。リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、バッテリーサイクル3,500回以上と長寿命を実現しています。 コンセント充電以外にも、ソーラーパネルやシガーソケットなど7種類の充電方法に対応。スマホアプリを連携すれば電力の使用量やバッテリー残量などが確認できます。
【日本製】PowerArQ(パワーアーク)
福岡県で誕生したポータブル電源のブランド「PowerArQ(パワーアーク)」。ポータブル電源は無骨なデザインが多い中、パワーアークのものはポップでカラフルなのが特徴。機能性だけでなくデザイン性にこだわりたい方にもおすすめですよ。
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商品情報
2,150Whの大容量なポータブル電源。ワイヤレス充電に対応しており、スマートフォンやイヤフォンなどを置くだけで充電できるのも便利ですね。本体背面にはLEDライトを搭載しており、夜間や停電時でも広範囲を照らしてくれます。 液晶タッチパネルを搭載しているので、タッチするだけで直感的な操作ができます。キャンプサイトにおしゃれになじむベージュとカーキの2色のバリエーションがあるので、お好みのカラーを選ぶと良いでしょう。
おすすめ商品比較表
大容量のポータブル電源でアウトドアや非常時も便利!
2,000Wh以上の大容量なポータブル電源のおすすめと、ポータブル電源の選び方について詳しく解説しました。ポータブル電源があれば、アウトドアシーンはもちろん非常時にも役に立ちます。ぜひこの記事を参考にして、大容量なポータブル電源を選んでみてください。
ポータブル電源はキャンプや災害時など、さまざまなシーンで活躍するアイテムです。しかし種類によってバッテリー容量や定格出力などが異なるので、どれを選べばよいのか悩んでしまうことも。この記事では、ポータブル電源の特徴やモバイルバッテリーとの違い、選び方に加え、おすすめ商品もご紹介します。
出先でスマホを充電できるモバイルバッテリー。充電切れで困らないように1つ備えておくのがおすすめです。今回は、モバイルバッテリーの選び方に加え、おすすめ商品を電源容量別にご紹介。高コスパで安いモデルや小型軽量のコンパクトタイプ、急速充電対応モデルに加え、AnkerやCIOなどの有名メーカー製も紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。