冷蔵庫の処分方法を徹底解説！無料で処分はできる？家電量販店への持ち込み費用も

いざ、捨てるとなると処分方法に悩む冷蔵庫。実は、冷蔵庫は粗大ごみでは処分できず、家電量販店などに引き取ってもらう必要があります。しかし、ヤマダ電機やケーズデンキ、エディオンなど、企業ごとに費用が異なるので、どこで処分するか迷ってしまいがちです。本記事では、「冷蔵庫の処分方法」について詳しく解説します。

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冷蔵庫を処分する際に、まず知っておきたいポイントが2つあります。次に詳しく説明しているので、事前にチェックしておきましょう。

家電リサイクル法とは、廃棄される家電製品をリサイクルすることで、ゴミを減らして資源の有効活用を促進するために制定された法律です。

冷蔵庫はこの家電リサイクル法の対象になっており、粗大ごみとして処分することが禁止されています。そのため、不要になった冷蔵庫は、家電量販店などに引き取ってもらうか、指定の場所に出して処分しなければなりません。

冷蔵庫を捨てる際は、家電リサイクル法に従って、適切に処分するようにしましょう。

冷蔵庫を処分する際には、リサイクル料金と収集運搬料金の2つの費用が発生します。

リサイクル料金は、各製造業者が設定した、引き取った家電をリサイクルするための費用です。メーカーやサイズによって異なりますが、3,740円〜5,600円程度を目安にするとよいでしょう。

収集運搬料金は、家電量販店などの引取業者が指定引取場所まで運ぶための費用です。収集運搬料金も引き取り業者によって異なり、2,200円〜3,300円程度が目安になっています。事前に費用を確認しておくとスムーズに処分できますよ。

代表的な冷蔵庫の処分方法を5つピックアップしました。家電量販店への依頼や指定引取場所への持ち込みなど、さまざまな方法があるので、それぞれの特徴やメリットを比較して、自分に合った方法を選ぶようにしてください。

家電量販店であれば、リサイクル料金と収集運搬金を支払うことで、冷蔵庫を引き取ってもらえます。支払う費用は店舗によって異なるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。

引き取りのみでももちろん対応してもらえますが、新しい冷蔵庫に買い替える場合はキャンペーンなどでお得に引き取ってもらえる場合があります。また、不要な冷蔵庫を処分するのと同時に新しい冷蔵庫を搬入できるので、面倒な手続きや手間が減るのもポイントですよ。

冷蔵庫を購入した店舗がわからない場合は、自治体に問い合わせてみてはいかがでしょうか？

回収を受け付けている業者を紹介してくれる、指定引取場所を案内してくれるなど、冷蔵庫の処分方法をいくつか提案してくれるでしょう。また、自治体によっては回収を受け付けてくれる場合もあるので、相談してみるとよいですよ。自治体に依頼する場合も、リサイクル料金と収集運搬料金はかかるので注意してください。

各自治体が定める指定引取場所に自ら持ち込むことで、冷蔵庫を処分することも可能です。

自身で冷蔵庫を運ぶので収集運搬金の節約にはなりますが、重量のある冷蔵庫を運ばなければならない手間が発生します。運ぶ車両や人手を確保するなど、事前準備が必要なのもデメリットです。この場合、収集運搬金はかかりませんが、リサイクル料金は発生するので注意してください。

不用品回収業者に依頼して処分することもできます。ネットや電話で申し込むだけで、自宅まで回収しにきてくれる手軽さが魅力です。

しかし、無許可で営業をしている、高額な手数料を請求してくるなど、悪質な業者も中にはあります。「無料だから」などと安易に信用するのではなく、自治体で許可を得た業者なのかなど、しっかり確認してから依頼するようにしましょう。複数の業者から見積もりをとり、比較してみるのもよいですよ。

リサイクルショップを利用するのも一つの手です。リサイクルショップに持ち込む最大の魅力は、冷蔵庫をお金に換えられる点です。もちろん、リサイクル料金や収集運搬金が発生する心配もないので、お得に冷蔵庫を処分できます。

ただし、冷蔵庫の状態や種類によっては、買取金額が安いあるいは買取不可なものもあるので注意が必要です。事前にどのくらいの値がつくのかチェックしてから、ショップに持ち込むようにしましょう。

ここからは、家電量販店での処分費用の目安をご紹介します。ヤマダ電機やケーズデンキなど、メーカー別に説明していくので、気になるメーカーをチェックしてみてくださいね。

ヤマダ電機に冷蔵庫を引き取ってもらう場合の処分費用は以下の通りです。

上記金額は「買い替え」「店舗持ち込み」のいずれかの場合の金額です。「回収のみ」を依頼する場合は、別途2,750円の「訪問回収費」がかかるので注意してください。

ヤマダ電機では買い替えの場合、古い冷蔵庫を下取りしてもらえるキャンペーンを行っています。すべての商品が下取り可能ではないので注意は必要ですが、下取りが可能であれば実質0円でお得に処分が可能です。

引き取りの申し込みは、店舗で手続きを行う必要があるので、少し手間がかかりそうです。買い替えの予定がない場合は、電話やネットで依頼できる手段を検討してみるのもよいですよ。

ケーズデンキに冷蔵庫を引き取ってもらう場合の処分費用は以下の通りです。

上記金額は「買い替え」の場合の金額です。「回収のみ」を依頼する場合は、別途3,300円の出張費がかかるので注意してください。さらに、ケーズデンキで購入していない冷蔵庫を「回収のみ」で依頼する場合は、収集運搬金が6,600円になるのでかなり高額になります。

ケーズデンキではヤマダ電機のような下取りは行っておらず、お得に処分できるキャンペーンは特に見当たりませんでした。

引き取りの申し込みは、最寄りの店舗に電話をするか、直接店舗に訪ねるかのいずれかです。店舗で申し込みをする場合は、店員さんに声をかけると申し込み用紙を受け取れます。

エディオンに冷蔵庫を引き取ってもらう場合の処分費用は以下の通りです。

エディオンでは、「買い替え」「回収のみ」「店頭持ち込み」などの条件によって、収集運搬金が異なります。上記はあくまで目安の金額になるので、細かな料金を知りたい方は公式ホームページを確認してください。

エディオンでは買い替えを対象とした下取りキャンペーンを行っています。処分する冷蔵庫によって下取り価格は異なりますが、最大30,000円の値がつく場合もあります。お得に処分したい方は要チェックです。

引き取りの申し込みは、最寄りの店舗に電話をするか、直接店舗を訪ねるかのいずれかです。電話で依頼する場合は、店舗へ行く手間が省けるので便利ですね。

ビックカメラに冷蔵庫を引き取ってもらう場合の処分費用は以下の通りです。

上記は「買い替え」の場合の金額です。「回収のみ」を依頼する場合は、収集運搬金が8,200円になり、合計で10,000円以上とかなり高額になります。

ビッグカメラでも、エディオン同様に買い替えを対象とした下取りキャンペーンを行っています。処分する冷蔵庫に値段がつかない場合でも無料で処分してくれるので、お得に処分ができますよ。

ビッグカメラでは、ネットからでも引き取りの申し込みが可能です。店舗に訪れる必要がないので、手軽さ重視の方にはうれしいですね。

ヨドバシカメラに冷蔵庫を引き取ってもらう場合の処分費用は以下の通りです。

ヨドバシカメラでは「回収のみ」のサービスはありませんでした。上記金額は「買い替え」の場合の金額です。他店と比較すると、収集運搬金が最も安い金額設定になっているのがポイントです。

ヨドバシカメラでは下取りはなく、買取キャンペーンを行っています。買取キャンペーンの内容は、新しい冷蔵庫を購入する際にリサイクル回収に申し込むことで、規定のポイントが受け取れるというものです。期間限定のキャンペーンなので、都度キャンペーンの確認をするようにしましょう。

引き取りの申し込みは、ネットか店舗のいずれかです。新しい冷蔵庫の購入時に併せて手続きを行う仕組みになっています。

不用品回収業者の中には、高額な請求をしてくるなど悪質な業者もいます。以下に悪質な不用品回収業者の特徴をまとめたので、依頼する前に必ずチェックしておいてください。

まず注意したいのが、「無料」「高く買取り」などと宣伝している業者です。回収作業費自体は無料であっても「交通費」や「運搬料金」などと称して、高額な請求をしてくる恐れがあります。

また、地域をトラックで巡回している業者も要注意です。不用品のみならず自宅にあるものを物色して高価なものまで回収される恐れがあります。

中には、「古物商の許可」や「一般廃棄処理業の許可」を持っていない業者もいます。不法投棄などをして適切に処分していない可能性があるので、必ず許可を得ている業者を選ぶようにしましょう。

冷蔵庫を処分する際には、事前にいくつかの準備をしておかなければなりません。

冷蔵庫を処分する前にやっておくことを3つご紹介するので、いざ捨てるとなったときにバタバタしないように、チェックしておいてください。

冷蔵庫を処分する際は、まず中身が空になっているか確認しましょう。

中身が入った状態のまま処分すると、中に残った食品が腐る、運ぶ際に邪魔になる恐れがあります。もし、食品を使いきれないのであれば、新しい冷蔵庫がくるまでクーラーボックスなどで保管しておくとよいでしょう。

霜取りや水抜きも、冷蔵庫を処分する際には忘れずに行いましょう。

霜取りとは冷凍庫内にできた霜を溶かす作業です。事前に冷蔵庫の電源を切っておき、スムーズに霜取りができるようにしておく必要があります。

また、溶けた霜が水受けトレイなどに溜まり、これを捨てる作業を水抜きといいます。霜取りだけでは水漏れが発生してしまうので、水抜きも必ず行ってください。

冷蔵庫を掃除しておくのも、事前準備の一つです。

冷蔵庫の裏側や天面、底面などにはたくさんのホコリが溜まっています。掃除をせずにそのまま冷蔵庫を動かしてしまうと、部屋全体にホコリを撒き散らしてしまう可能性があります。冷蔵庫を動かす前にぞうきんなどでホコリを拭き取り、きちんと掃除をしておきましょう。

ここからは、おすすめの冷蔵庫をご紹介していきます。使い古した冷蔵庫とはさよならして新しい冷蔵庫を購入すれば、より快適な生活を送れますよ。サイズや価格をチェックして、自分にぴったりの冷蔵庫を見つけてください。

アイリスオーヤマ 冷蔵庫 IRSN-27A-B

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商品情報

100Lとビッグサイズの冷凍庫が備わっており、冷凍食品や作り置きもまとめて収納できます。4段のクリアケースになっているので、サイズや種類に合わせて仕分けできるのもポイントです。庫内にはファンを内蔵しているため、冷気を循環させるとともに自動で霜取りを行ってくれます。シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力的ですね。

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今回は、粗大ごみでの処分が禁止されている、冷蔵庫の処分方法についてご紹介しました。家電量販店への依頼や指定引取場所への持ち込みなど、さまざまな処分方法があるので、それぞれの特徴を比較して自分に合ったものを選んでください。本記事で紹介する処分方法や事前準備を参考に、使い古した冷蔵庫を処分して新しい冷蔵庫でより快適な生活へとアップデートしてみてはいかがでしょうか？