電気ポットの汚れを掃除する方法を徹底解説!クエン酸・重曹などおすすめの洗剤も
短い時間でお湯を沸かせる電気ポット。汚れを放置しているとカビや水垢が蓄積してしまいます。重曹やクエン酸、酢を使えば簡単にきれいにできますが、どの方法が汚れ落ちしやすいのか悩むことも多いですよね。そこで今回は「電気ポットの掃除方法」をはじめ、洗剤やスプレーなどお手入れにおすすめの商品をご紹介します。
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電気ポットの汚れは内側と外側で違う!
電気ポットは、内側と外側で異なる種類の汚れが蓄積します。内側には水垢がたまりやすく、外側にはほこりや油汚れが付きやすいです。どちらも放置すると衛生的に問題があり、ポットの寿命を縮めてしまうので、掃除を始める前に汚れの特徴を理解しておきましょう。
内側の汚れは「水垢」
電気ポットの内側に発生する汚れの主な原因は「水垢」です。水道水にはミネラルが含まれており、これが加熱されることで内壁に白い汚れとして残ります。水垢は、見た目だけでなくポットの性能にも影響を与えかねません。定期的にクエン酸や重曹を使って掃除することで、水垢を取り除けますよ。
外側の汚れは「ほこり」と「油汚れ」
電気ポットの外側には、ほこりと油汚れが付きやすいです。特にキッチン周りで使用する場合、料理中の油が飛んで表面にべたつきが残ることもあります。外側の汚れは、柔らかい布やスプレータイプの洗剤を使ってやさしく拭き取ると良いでしょう。
また電気ポットは電化製品のため、水分が内部に入らないよう注意が必要です。定期的にケアすることで清潔な状態を保ち、見た目も美しく長く使えますよ。
電気ポットの内部の掃除方法を解説
ここからは、電気ポット内部の掃除方法を解説します。電気ポット内部の水垢汚れには、クエン酸を使用するのがおすすめです。
- 1.クエン酸をぬるま湯に入れて溶かす
- 2.電気ポットにクエン酸と水を入れる
- 3.お湯を沸かす
- 4.沸騰後2~3時間保温で放置する
- 5.スポンジでこすり洗い
- 6.満水まで水を入れてお湯を沸かす
- 7.内部をすすぎ乾かす
それぞれのポイントを解説しますね。
手順1.クエン酸をぬるま湯に入れて溶かす
まずは、クエン酸をぬるま湯に溶かしましょう。一般的にクエン酸の量は約10~15g程度が目安ですが、ポットのサイズに合わせて調整が必要です。クエン酸のパッケージや外装箱に分量が記載されている場合その分量で溶かしてください。
ぬるま湯でしっかりとクエン酸を溶かすことで、内部に残っている水垢や汚れを効率よく分解できます。この手順を省略するとクエン酸の力が発揮されないので、丁寧に行いましょう。
手順2.電気ポットにクエン酸と水を入れる
続いて、手順1で準備したクエン酸水をポットに入れ、満水ラインまで水を足します。過剰に水を入れると故障の原因になるため、取扱説明書に記載された水量に注意してください。
そしてクエン酸がしっかり行き渡るよう、ポット全体をかき混ぜましょう。この段階で内部の汚れが浮き始め、後の加熱によってさらに力が発揮されます。
手順3.お湯を沸かす
準備が整ったら、電気ポットでお湯を沸かします。クエン酸洗浄モードが搭載されている電気ポットの場合は、そのモードを使用するとさらに効率よく掃除できますよ。洗浄モードがない場合は、通常通りにお湯を沸かして問題ありません。
手順4.沸騰後2~3時間保温で放置する
クエン酸と水を入れて沸騰させたら、2~3時間ほど保温モードで放置しましょう。この過程で、クエン酸の成分が内部の水垢やカルシウム汚れをゆっくりと分解します。すぐにすすぐのではなく保温して時間をかけることで、こびりついた頑固な汚れも取り除けますよ。
手順5.スポンジでこすり洗い
保温後もまだ汚れが残っている場合は、スポンジを使って内部を軽くこすり洗いします。ポットの内側が傷つかないよう、柔らかいスポンジを使用するのがポイントです。強くこするのではなく優しく円を描くように洗うことで、クエン酸の力で柔らかくなった汚れを簡単に取り除けます。また汚れがひどい場合は、クエン酸水をもう一度作って洗浄しましょう。
手順6.満水まで水を入れてお湯を沸かす
スポンジで内部をきれいにした後は、電気ポットをすすいでから再び満水まで水を入れてお湯を沸かします。この作業は、ポット内に残ったクエン酸の成分をしっかり取り除くための最終段階です。お湯を沸かしてからそのお湯を捨てることで、クエン酸の匂いや残留物が完全に洗い流されます。ポットの種類によっては、複数回この工程を行うことを推奨している場合もあるので説明書を確認しましょう。
手順7.内部をすすぎ乾かす
最後にポット内部をしっかりとすすいで、クエン酸や水垢が完全に除去されていることを確認します。すすぎが終わったら、蓋を開けて内部をしっかり乾かすことが重要です。水滴が残ったまま蓋を閉めると内部でカビが発生する恐れがあるので、十分な乾燥を心がけてください。
以上で電気ポット内部の掃除は完了です。定期的にこの手順を行うことで、ポットを清潔に保ち長持ちさせられますよ。
電気ポットの外側の掃除方法も解説
つづいて、電気ポット外側の掃除方法も解説します。外側に付いた油汚れやホコリには、重曹を使用するのがおすすめです。
- 1.重曹と水を混ぜる
- 2.ふきんに含ませて外側を拭く
- 3.新しいふきんで水拭きをする
- 4.乾いたふきんで乾拭きをする
- 番外編:手軽に掃除するならアルカリ電解水を
それぞれポイントを解説しますね。
手順1.重曹と水を混ぜる
電気ポット外側に付いた油汚れやほこりは、重曹またはセスキ炭酸ソーダを使用して落とします。まずは、重曹と水をしっかりと混ぜましょう。弱アルカリ性の重曹はキッチン周りの汚れを中和して分解する働きがあるので、電気ポット外側の掃除に適していますよ。
手順2.ふきんに含ませて外側を拭く
準備した重曹水(またはセスキ炭酸ソーダ水)をふきんに含ませ、電気ポットの外側を拭いていきます。外側にはほこりや油汚れが蓄積しやすいため、特に汚れが気になる部分を重点的に拭きましょう。電源部分やスイッチ周りなど、水が入り込むと故障の原因になる箇所は慎重に拭いてくださいね。
手順3.新しいふきんで水拭きをする
重曹水やセスキ炭酸ソーダ水による拭き取りが終わったら、次に新しいふきんで水拭きを行います。このステップは外側に残った洗浄成分をしっかりと除去するために欠かせません。水拭きを行うことで洗剤の成分や汚れが残らず、きれいな仕上がりになります。再度電気ポットの周りを確認し、汚れが取りきれていない箇所があれば繰り返し拭き取るようにしましょう。
手順4.乾いたふきんで乾拭きをする
最後に、乾いたふきんでポット全体を乾拭きします。水拭きの後にしっかり乾拭きを行うことでポットに水滴が残らず、カビや劣化を防げますよ。特に、キッチン周りで使用する電気ポットは油汚れがつきやすいため、拭き上げの仕上げを丁寧に行ってきれいな見た目を維持しましょう。
番外編:手軽に掃除するならアルカリ電解水を
もし時間がない場合やもっと手軽に掃除したい場合は、アルカリ電解水を使用するのもおすすめです。アルカリ電解水は、スプレーして拭くだけで簡単に油汚れやほこりを除去でき、忙しい日常でも手軽に使用できます。電気ポットの外側だけでなくキッチン周りの掃除にも使えるため、1本持っておくと便利ですよ。
電気ポット掃除の注意点3つ
電気ポットを掃除する際に気を付けたい、3つの注意点を解説します。
- 水垢が気になる前にお手入れしよう
- お酢で代用可能だが臭いが残る可能性も
- 電気ポット内の掃除に重曹やハイターはNG
それぞれの注意点を解説しますね。
水垢が気になる前にお手入れしよう
電気ポットに付着した水垢は放置するほど取れにくくなるため、水垢が目に見える前にこまめに掃除を行いましょう。特に毎日使用する場合は、1日1回以上ポットの水を入れ替え、内部の衛生を保つことが重要です。
さらに、長期間使わないときや水を入れっぱなしにしないためにも、ポットを空にしてしっかり乾燥させる習慣をつけると良いでしょう。水垢が蓄積すると掃除が大変になるので、早めの対応を心がけてくださいね。
お酢で代用可能だが臭いが残る可能性も
電気ポットの内部を掃除する際、クエン酸の代わりにお酢やレモンを使うこともできます。しかしお酢やレモンは臭いが強いため、掃除後もポットに酸っぱい臭いがこもることがあります。そのため長時間お酢を使って掃除する場合は念入りにすすぎ、数回お湯を沸かして匂いを取り除くことが大切です。手間がかかるので、電気ポット内部の掃除にはできるだけクエン酸を使用するようにしましょう。
電気ポット内の掃除に重曹やハイターはNG
電気ポットの内部掃除には、重曹やハイターの使用は避けましょう。重曹はアルカリ性が強く、電気ポットの材質を傷める可能性があります。またハイターのような塩素系漂白剤も、内部に残留すると健康に悪影響を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。ポット内部の掃除には、必ず専用のクエン酸や安全な洗浄剤を使用してくださいね。
電気ポット内部の掃除におすすめの6選!
ここからは、電気ポット内部の掃除におすすめのアイテムを6選ご紹介します。クエン酸や専用洗浄剤など、ご自身の都合の良いものを選びましょう。
電気ポット内部の掃除に使えるクエン酸
電気ポット内部の掃除に使えるクエン酸を2つご紹介します。
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電気ポット専用の洗剤もおすすめ!
電気ポット専用の洗剤を4つご紹介します。専用洗剤はクエン酸のように計量が不要なため、手軽に使えるというメリットがありますよ。
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電気ポット外側の掃除におすすめの3選!
ここからは、電気ポット外側の掃除におすすめのアイテムを3選ご紹介します。
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電気ポットを定期的に掃除して清潔に使おう
電気ポットを毎日使用していると、知らないうちに汚れが蓄積してしまうことがあります。定期的な掃除を行えば、お気に入りのポットも清潔に長く愛用できますよ。本記事でご紹介した掃除手順を取り入れて、いつでも清潔にポットを使ってくださいね。