ペルチェ式除湿機のおすすめ10選!電気代やメリット・デメリットを徹底解説
「ペルチェ式除湿機」は軽くてコンパクト、かつ電気代があまりかからない除湿機を探している人にぴったりのアイテムです。また、部屋の温度によって除湿能力が上下するという特徴もあります。この記事では、ペルチェ式除湿機のメリットや選び方、おすすめの商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
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ペルチェ式除湿機とは
ペルチェ式除湿機は、「ペルチェ効果」を利用して湿度を下げる機械です。ペルチェ効果とは、異なる金属や半導体を接合して電流を流すと、接合部分で熱が吸収されたり放出されたりする現象のこと。この現象を利用して、「ペルチェ素子」という半導体が冷却を行います。
ペルチェ素子に電流が流されると、一方の面が熱くなり、もう片方が冷たくなります。空気がペルチェ素子の冷たい面に触れて冷やされると、水蒸気が結露して水滴に変わります。これによって空気から水分が除かれる、つまり除湿されるのです。
ペルチェ式除湿機のメリット・デメリット
ペルチェ式除湿機のメリットは、他の除湿機よりも軽量で小型であるうえ、安価な製品が多いところです。一方でデメリットとしては、気温が低いと除湿能力が下がってしまう点が挙げられます。ここでは、ペルチェ式除湿機が持つメリットとデメリットについて詳しく解説するので参考にしてください。
メリット:軽量・小型で安価な製品が多い
大きなメリットとして挙げられるのは、軽量で小型な製品が多いことです。そのため、いろいろな場所へ持ち運べるでしょう。サイズが小さいので、主に狭いスペースの除湿をおこないたいときに活躍します。
狭い部屋やクローゼットの中などでもすっきりと収まるので、限られたスペースを除湿するのに向いています。
また、運転音が静かなので寝室でも使いやすいでしょう。睡眠をあまり阻害しないところも大きなメリットのひとつですね。
安価な製品が多く、手に取りやすいのも魅力的なところです。除湿機は欲しいけれどあまり大きなものは必要ない、高価なものを購入したくないという人にぴったりですよ。
デメリット:冬の低い気温では除湿能力が低下
デメリットとして挙げられるのは、気温が低い時期に除湿能力が低下することです。空気を冷却し、結露させて水滴に変えるというペルチェ素子の仕組みは、高温時に効力を発揮します。低温時にはその力が十分に発揮されないため、除湿能力が低下してしまうのです。
また、もともと除湿能力が高い除湿機ではないので、部屋全体の湿気対策をメインでおこなうには力不足な面があります。
もし除湿機を使って洗濯物を乾燥しようと考えている場合、除湿能力にムラがあるだけでなく、そもそもの除湿力が低めであるペルチェ式除湿機はあまり向いていないと言えるでしょう。
ペルチェ式除湿機の電気代はどれくらい?
ペルチェ式除湿機の電気代は製品によって変わりますが、1時間でおよそ1.8円です。コンプレッサー式除湿機がおよそ4.9円であるのに比べると、かなり安く抑えられていることがわかるでしょう。ペルチェ式除湿機は電気代があまりかからない除湿機なので、電気代を抑えたい人に向いているモデルばかりです。
なお、12時間では約22円、24時間では約44円となり、比較的安い傾向にあります。省エネ設計のモデルであれば、さらに節約できるでしょう。電気代が気になる人は性能だけでなく、実際にどの程度かかるのかもチェックしてみてください。
ペルチェ式除湿機の選び方
ペルチェ式除湿機を選ぶときは、どの程度の除湿能力を持っているかに注目しましょう。また、除湿するだけではなく付加機能を持つ商品も販売されているので、その点を選ぶ際の基準のひとつとするのもよいですね。
ここでは、以下のポイントについて解説します。
- 除湿能力
- 機能
- お手入れのしやすさ
- 消費電力
- サイズやデザイン
- 「日本製」かどうか
1.除湿能力で選ぶ
除湿機は、設置する場所の広さに合うものを選びましょう。広い部屋であれば除湿能力が高いものを選ぶのが基本です。目安としては、部屋の畳数とリットル単位の除湿能力を合わせるとよいでしょう。たとえば、6畳の部屋なら1日に6リットル程度の除湿能力を持つ除湿機がおすすめです。
他にも、どのような構造の建物かによっても除湿機の大きさを決められます。鉄筋コンクリートでできている集合住宅なら、湿気はあまり入ってきません。そのため、除湿能力が低い除湿機でも十分な除湿効果が期待できます。
反対に、湿気が入り込みやすい木造住宅なら除湿機能に優れている除湿機を選ぶようにしましょう。
2.機能で選ぶ
付加機能も除湿機を選ぶ際に重視したい要素です。どこでどのように使うかを踏まえて、付加的な機能をチェックしてくださいね。ここでは、以下の3つの機能について解説します。
- 静音設計
- 自動停止機能
- 空気清浄機能
静音設計
ペルチェ式除湿機はもともと駆動音が静かな除湿機です。しかし、より静かなものを求めるのであれば「静音設計」の製品を購入するのがよいでしょう。
特に寝室に置きたい場合、就寝の妨げにならない程度の音かどうかを確かめるのは重要です。静音設計のペルチェ式除湿機には、そのスペックが記載されています。もし駆動音が気になるようなら、静音設計がされている商品を選ぶのをおすすめします。
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(273件)
商品情報
重量:1.4kg
電源:AC100V(50/60Hz)
消費電力:35W
静音かつ小さくても高性能で、省エネなモデルです。梅雨時期、秋雨時期など、布団を干したくても干せないときに活躍します。クローゼットや食器棚、押し入れや床下収納のように狭い場所でも使えるのが特徴です。230ml/日の吸湿性能を持ち、小型ながらも強力なファンで隅々まで乾燥する機能を持っています。
自動停止機能
ペルチェ式除湿機にはタンクが搭載されています。このタンクに水がいっぱいまで溜まると除湿できなくなりますが、いちいち確認するのは面倒だと感じるかもしれません。
そこで役立つのが、タンクの水が満タンになったら自動で運転を停止する「自動停止機能」です。タンクの水の状態を確認する手間が省けて、いつ水を捨てればよいかわかるのは大きなメリットですね。
除湿機のタンクの状態を頻繁に確認することなく、効率よく運転させたい人におすすめなのが自動停止機能です。
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(927件)
商品情報
騒音レベル 40 dB
梱包重量 2.85 kg
排水タンクは引き出し式なので、取り外しがとても簡単。タンクは3Lと大容量で、満水になると自動的に停止する機能付きです。満水になった時点で赤いランプが点滅するのでわかりやすいですね。「お休みモード」に切り替えると、7色の雰囲気ライトがオフになり、運転音が35dBまで減少します。
空気清浄機能
除湿機能に加えて、空気清浄機能が付いている商品も販売されています。空気清浄も同時におこないたい人は、1台2役の商品を購入するのがよいでしょう。スペースを取らずに除湿と空気清浄を同時におこなえますよ。
商品によっては、マイナスイオンを放出するものや、PM2.5の除去をおこなえるものもあります。空気の汚れも気になるという人は、空気清浄機能が付いているペルチェ式除湿機を購入するのがおすすめです。
除湿だけではなく、求めている付加機能がある場合は自分に合った商品を選ぶのがよいでしょう。
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(231件)
商品情報
梱包重量 2.65 kg
マイナスイオン空気清浄機能を内蔵しており、除湿しながら空気をろ過できます。8時間、12時間、24時間の3段階に設定できるタイマー機能付き。就寝時や外出中も安心して使えますよ。液晶ディスプレイを搭載しており、タイマー時間や除湿状態、睡眠モードなどの運転状態が一目でわかるのが便利なポイントです。
3.消費電力で選ぶ
ペルチェ式除湿機は消費電力が小さい除湿機です。しかし、除湿能力が高いモデルの場合は消費電力が大きい場合もあります。
消費電力が大きければ大きいほど電気代がかかるため、本当に必要な除湿能力を持つモデルかどうかを確認しましょう。使いたいスペースに見合わないような、高すぎる除湿能力は不必要だといえれます。
また、モデルによっては省エネ設計がされているものもあるため、購入前に確認してみましょう。電気代を極力抑えたい場合は、消費電力を基準に選ぶのもひとつの方法です。
4.サイズやデザインで選ぶ
ペルチェ式除湿機は基本的にコンパクトサイズですが、置く場所を考慮して極力小さなモデルを選びたいというときはクローゼットに入る程度のサイズのものを選ぶとよいでしょう。大きめのモデルを購入すると、使わないときに狭い場所に置けなくなってしまうので注意が必要です。
また、本体のデザインで選ぶのもおすすめですよ。カラーバリエーションがあるモデルや、フォルムがスタイリッシュでいろいろな部屋に馴染みやすいモデルなどが販売されています。運転停止時やタンク交換時にランプが点灯するモデルもあります。
5.品質重視なら「日本メーカー」のものを
品質やコストパフォーマンスの高さを求めるなら、日本メーカーの製品がおすすめです。除湿力の高さやワンタッチ起動、満水を検知して運転を自動停止する機能など、必要な機能が一通り揃っているモデルが多く販売されています。
加えて、アフターサービスや品質保証がしっかりしている会社も多く、購入後も安心できるでしょう。故障の可能性が気になる人は、日本メーカーのモデルを購入するのがおすすめですよ。
ペルチェ式除湿機のおすすめ7選
ペルチェ式除湿機はラインナップが豊富で、初めて買うときも買い替えを検討するときも、どれを購入すればよいか迷ってしまいますよね。ここでは、おすすめの商品7選をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
日本企業の製品
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(11件)
商品情報
サイズ:約幅152×高さ249×奥行105mm
重量:約1.2kg
容量:800ml
こちらの商品は、コンパクトで使いやすいデザインが特徴のペルチェ式除湿機です。小型ながら強力な除湿能力を持ち、湿気の多い季節や梅雨時期に大活躍します。軽量なので持ち運びも便利です。また、静音設計で運転音が気にならないため、寝室や子供部屋でも快適に使用できますよ。
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(3件)
商品情報
容量 2500 ml
タンク体積 2.5 L
商品の寸法 11.2奥行き x 24.8幅 x 31.2高さ cm
7色に切り替わるイルミネーション機能を持つムードランプが付いているため、デザイン性を求める人におすすめです。48Wで1時間使ったときの電気代は約1.06円と、省エネで低消費電力なので家計に優しいでしょう。コンパクトサイズですが、適用畳数は最大12畳と広いのが特徴です。
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(260件)
商品情報
約 858g(アダプターを含まず)
使用温湿度範囲 温度:15℃以上〜40℃以下 湿度:40%〜90%以下
タンクが満水になったら自動で電源がオフになる安心設計を採用しています。半透明タンクなので、除湿効果を視認できるのがポイントのひとつ。玄関やクローゼット、押し入れや靴箱などに置いて使うのがおすすめです。特に湿っぽくなりがちな布団のそばに置くと、湿気を吸収してカビ発生を予防する効果を発揮します。
商品情報
・重量:2.4㎏
フィルターを水で簡単に掃除できるモデルです。霜取り機能もついており、熱風が出ないのが特徴。タンクが満水になったら自動で運転を停止する機能が採用されています。静音設計なので寝室に置いても就寝時に邪魔にならないのが使いやすいポイントです。
商品情報
サイズ:約240×155×155mm
重量: 約1kg
容量: 約600ml
満水容量は約600mlと、水をたっぷりためられて手間のかからない除湿器です。クローゼットやシューズボックスなど、狭く湿気のたまりやすい空間を効率的に除湿できますよ。1日あたりの除湿量は約300mlで、除湿剤を使うより経済的。タッチスイッチで操作が非常に簡単なのもうれしいですね。
海外企業の製品
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(149件)
商品情報
色 ホワイト
特徴 タイマー, 7色の雰囲気ライト, お休みモード
容量 1500 ml
タンク体積 1500 ミリリットル
コンパクトサイズで置き場所を選ばず、持ち運びやすいのがメリットです。電源ボタンをワンタッチするだけで除湿が始まるので難しい操作は必要ありません。透明な水タンクを採用しており、水の量がひと目でわかるのもうれしいですね。1.5Lの大容量タンクなので、週に一度だけの排水で手間なし。オールシーズン使えるのが便利なところです。
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(927件)
商品情報
色 ブラック
特徴 節電対策, 満水自動停止, 満水お知らせ, 小型で省スペース, 3L大容量タンク
容量 3 L
机の上にも置けるほどコンパクトサイズの除湿機です。シンプルでスタイリッシュなデザインなので、置く場所を選びません。本体正面には水位小窓がついており、タンクにどれだけ水が溜まったかを確認できます。排水タンクが満タンになったら、運転は自動で停止されるのでタンク内の水を捨てましょう。
ペルチェ式除湿機はどこで使うのがいい?
ペルチェ式除湿機は除湿機能が高いわけではないので、狭いスペースの除湿を重点的におこなうのに向いています。押入れやクローゼットの中、靴箱の側などで使うのがよいでしょう。もちろん広い畳数に対応しているモデルも販売されていますが、基本的には狭い空間で効果を発揮するものだと考えておきましょう。
部屋全体を除湿するというよりも、ピンポイントで除湿機能が活かされるものなので、メインで使うのではなくサブ・サポートとして使うのがおすすめですよ。
ペルチェ式除湿機のお手入れ方法
除湿機のお手入れをする際は、主に排水タンクとフィルターの2カ所の掃除が必要となります。排水タンクは重曹とクエン酸を使い、汚れを浮かせてからスポンジでこすり落としましょう。
フィルター部分は、掃除機などで埃を吸い取ります。このとき、落ちにくい汚れは排水タンクと同様に重曹とクエン酸を使えば落とせます。
このようなお手入れがしやすい除湿機を選ぶのがベターです。タンクが取り出しにくいものや、底が深くて手が届きにくいものを選ぶと日々のお手入れが大変になってしまいます。
除湿機の他の方式は?それぞれの長所と短所
ペルチェ式除湿機の他に、3種類の方式の除湿機があります。
「コンプレッサー式除湿機」は湿気を含んだ空気を冷やして結露を発生させ、水滴に変換してタンクに貯蓄します。除湿機内のコンプレッサーを利用して水分を除去した空気を放出し、湿度を下げる仕組みです。電気代が安いというメリットがありますが、運転音や振動音が大きいという点がデメリットとして挙げられます。
「デシカント式除湿機」はフィルターを利用して除湿します。フィルターが湿度を吸収し、ヒーターで温めてから熱交換器内で冷却して水滴に変えて除湿する仕組みです。気温や季節に左右されず、一定の除湿機能を持つというメリットがある一方で、電気代がやや高めになるというデメリットがあります。
「ハイブリット式除湿機」はコンプレッサー式除湿機とデシカント式の両方の機能を搭載したタイプ。室温が高い夏場はコンプレッサー式の機能を、室温が低い冬場はデシカント式の機能を使い分けられます。オールシーズン高い除湿力を保てるというメリットがありますが、高価なところがデメリットです。
おすすめ商品比較表
センタック センタック 除湿機 QS-101 | Boweer Boweer 除湿機 ペルチェ式 YP2118 | KOCEEY KOCEEY 除湿機 YP2318 | オーム(OHM) オーム 除湿器 DH-100-W | enas enas コンパクト除湿機 すみっこドライ ECDR1608 | ドリテック(dretec) dretec 除湿機 JY-100 | mlabs ペルチェ式除湿器 DH-T12 | macros riraca MEH-142 | Heshare Heshare 除湿機 | Boweer Boweer 除湿機 | |
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ペルチェ式除湿機を使って湿気を取り除こう
湿気がこもりやすい場所では、コンパクトサイズのペルチェ式除湿機が活躍します。特に、狭い場所にも置けるのは大きなメリット。ぜひこの記事を参考に、ペルチェ式除湿機の導入を検討してみてくださいね。