関数電卓のおすすめ10選!初心者向けのモデルからグラフ関数電卓まで
工学部や薬学部など理系の学校や、土木や建築業、証券アナリストなどの金融業とさまざまな分野で活躍する「関数電卓」。キヤノン・シャープ・カシオといったメーカーから販売されており、初心者の方も使いやすい教科書通りの表示のモデルも増えています。この記事ではおすすめの関数電卓もご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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関数電卓とは?
関数電卓は、普通の電卓では計算できないような複雑な式を入力できたり、式を2Dや3Dグラフでわかりやすく表示できたりと多機能な電卓です。機能が多い分、初心者の方は特に使い方が難しそうに思えるかもしれませんが、最近では初心者の方も直感的に使えるよう工夫されたものも多くありますよ。
数式に慣れている方なら日常生活でも活用できるので、学校や仕事で必要な方だけでなく、趣味で数学が好きな方もぜひ購入を検討してみてくださいね。
普通の電卓との違い
普通の電卓には、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)・ルート・百分率といった生活でよく使うような基本機能が備わっていますが、関数電卓にはさらに複雑な計算機能が搭載されています。
たとえばsinやcosといった三角関数や、xやyなどを使った二次関数など、100以上の機能が搭載されていてあらゆる数学関連の計算ができるのが特徴です。関数電卓に搭載されているボタンの数を見るだけでも、機能の豊富さがわかりやすいでしょう。
また普通の電卓では一度打ち間違えると全体を削除する必要がありますが、関数電卓にはカーソルキーがあるため、間違えた部分だけ修正できるなど使い勝手にも優れていますよ。
関数電卓が役に立つ分野
関数電卓は、エンジニアが機械設計や作図といった作業を素早く行うために作られたアイテムで、現在ではエンジニアはもちろん、理系の大学生や、金融・土木建築・不動産・保険などの業種の現場でも活用されています。
こう見ると日常生活では必要ないように思えるかもしれませんが、軽減税率が導入された現代では買い物にも便利ですよ。また最近ではスマートフォンのアプリで関数電卓が利用できますが、実機があれば学校などのスマートフォンが使えないシーンや、手元ですぐに計算したいときにさっと使えますね。
関数電卓の選び方
関数電卓を選ぶ際には、搭載されている関数や機能の豊富さ、操作性などをチェックしましょう。以下ではそれぞれのポイントについて詳しく解説しているので、初めて関数電卓を購入する方もぜひ参考にしてくださいね。
1.種類で選ぶ
関数電卓には、スタンダード関数電卓・グラフ関数電卓・プログラム関数電卓の3種類があります。それぞれにできることや価格帯などが大きく異なっているので、使用目的や予算に合ったものを選ぶとよいでしょう。
スタンダード関数電卓
スタンダード関数電卓は、中学生から高校生まで、また仕事でも気軽に使える機能がシンプルなタイプです。価格も1000〜2000円台で買えるものが多いので、関数電卓初心者の方も購入しやすいでしょう。ボタンの数や配置もシンプルで、一般的な授業や研究などでよく使われる関数がわかりやすくまとまっています。
搭載されている機能は商品によって異なるので、必要な機能がわかっている場合はチェックしてみてくださいね。スタンダード関数電卓なら資格試験に持ち込めるものもありますよ。
グラフ関数電卓
グラフ関数電卓は他のタイプの関数電卓よりもディスプレイが大きく、式を入力すると2Dや3Dグラフが表示できるという特徴があります。またスタンダード関数電卓やプログラム関数電卓に搭載されている計算機能はもちろん、さらに充実した計算機能が搭載されていて、ディスプレイが大きいので計算式や答えが見やすいのも魅力です。
ただし現在国内で入手できるグラフ関数電卓は数少なく、価格が2万円前後と高価な点はデメリットといえます。しかし専門的な計算もしやすく、式を可視化して理解しやすくなるため、性能重視の方には非常におすすめです。
プログラム関数電卓
プログラム関数電卓は、よく使う計算式を登録しておけばいつでも呼び出して使える、プログラミング機能が搭載されたタイプです。同じ計算を頻繁に行う方にぴったりで、モデルによっては自作の計算式が登録できるものもあります。
搭載している関数の種類が豊富で高性能なモデルが多いため、価格帯は4000〜5000円台のものが多く、中には15000円前後のハイスペックなモデルも。スタンダード関数電卓と比べると高価ですが、使い勝手のよさや機能性の高さを求める方にはおすすめですよ。
2.入力方法で選ぶ
電卓の入力方式には、自然方式や標準方式などがあります。一般的な電卓は標準方式ですが、関数電卓は複雑な長い式を扱うことも多いので、初心者の方は特に視覚的にわかりやすい自然入力の電卓がおすすめですよ。
初心者におすすめ!「自然入力」
「自然入力」は英語で"Textbook desplay"と呼ばれ、その名の通り教科書のような、視覚的にわかりやすい式が入力できるタイプです。式の入力が直感的にできるので、関数電卓初心者の方も使いやすいでしょう。なおメーカーによって、以下のように自然入力の呼び方が異なっているので、商品を選ぶ際はチェックしてみてくださいね。
- カシオ(CASIO)…「数学自然表示」や「自然表示」
- シャープ(SHARP)…「W-VIEWエディター」
- キヤノン(Canon)…「教科書ビュー」
慣れた人に!関数呼び出しが楽「標準入力」
標準方式は普通の電卓にも採用されている入力方法で、数字を入力してから演算式や「=」「CL」「M+」などのコマンドキーを入力して計算するタイプです。ディスプレイには入力中の式や計算結果のみが1行で表示され、長い式を入力する場合は入力した式を自分で覚えておかないといけないので、普段から頭の中での計算に慣れている方に向いています。
使い方には慣れが必要ですが、慣れていると自然入力よりも素早く計算できるため、効率重視の方は標準方式に慣れていくのがおすすめです。
3.電源の種類で選ぶ
電卓に使われている電源は、電池・ソーラー・ツインパワーの3種類です。昔ながらの電卓の電源はソーラーですが、最近では暗い場所でも安定して使える電池やツインパワーのモデルも多く販売されていますよ。
電池
電池で動くタイプは、太陽光が入りにくい室内や夜でも使いやすいことがメリットです。電池が切れるたびに交換が必要にはなりますが、なかには数年間電池交換が不要なモデルもありますよ。
大事なシーンで電池が切れて使えなくなると困るので、学校や資格試験で使う場合も電池で動くタイプを選んでおくとよいでしょう。
ソーラー
ソーラータイプは電池交換不要で使い続けられることが魅力です。太陽光ではなくても明るい照明の下であれば使用できます。
ただし近年普及しているLED照明を使用している部屋の場合、照明の真下では明るくても、それ以外の場所では明るさが足りないことも少なくありません。そのためソーラータイプの電卓を使う場合は、しっかりと明るさを確保できる場所で使用するのをおすすめします。
ツインパワー
ツインパワータイプは電池とソーラーの両方で動くタイプです。明るさが足りない場所では電池で駆動し、電池がないときにはソーラー充電で駆動します。
どんな場所でも安定して使いやすいので、長時間の使用が多い方や、できる限りバッテリー切れを気にしたくない方はツインパワータイプを選んでおくとよいでしょう。
4.使える関数で選ぶ
モデルによって使える関数は異なるため、使用目的に合った関数が搭載されているかをあらかじめチェックしてから購入しましょう。
たとえば学校の授業でよく使う関数以外に、土木建築や測量等の現場で役立つ公式、金融業の方に必要な計算がしやすいものなどがありますよ。このように仕事で使う場合は業種に適したものを選ぶのがおすすめです。
5.表示できる桁数・情報量をチェック
関数電卓では長くて複雑な式を入力することが多いので、表示できる桁数が多いものほど式を一覧しやすくなります。ディスプレイが大きいものほど表示できる情報量が多い傾向がありますが、文字の大きさが小さいと逆に見づらいと感じたり、ディスプレイが大きい分本体サイズが大きくて持ち運びにくいと感じることも。
そのため自分にとって見やすいと感じる情報量や文字の大きさ、持ち運ぶことが多いなら本体サイズも考慮して選びましょう。
6.好きなメーカーで選ぶ
現在関数電卓を生産・販売している主なメーカーは、キヤノン・シャープ・カシオの3つです。それぞれに販売している関数電卓の種類や価格帯、特徴などが異なるので、まずはメーカーごとの大まかな傾向をチェックしておきましょう。
キヤノン
現在キヤノンから販売されている関数電卓には、「教科書ビューモデル」「2行表示モデル」「1行表示モデル」「金融電卓」の4シリーズがあります。金融電卓以外のモデルは土地家屋調査士試験に対応しており、ハードカバー付きで持ち運びにも便利です。
金融電卓はショールームなどでも使いやすいスタイリッシュなデザインで、仕事だけでなく家庭でも役立つ便利な計算機能が搭載されています。さらに胸ポケットに入る薄型デザインなのもうれしいポイントです。
シャープ
シャープからは現在、5モデルの関数電卓と1モデルの金融電卓が販売されています。いずれもおしゃれなスライド式ハードケースが付いていて持ち運びやすく、最も高性能なモデルで710種類の関数が搭載されています。
自然入力に対応したモデルも複数あり、数式記憶機能搭載モデルや、カラーバリエーションが3色あるモデルも。土地家屋調査士試験に対応しているモデルもあるので、この先試験を控えている方はぜひチェックしてみてください。
カシオ
カシオからは現在、「グラフ関数電卓」「高精細日本語表示」「数字自然表示」「プログラム関数電卓」の4シリーズ、全11モデルが販売されています。
唯一グラフ関数電卓を販売しているメーカーであり、カラー液晶で3Dグラフの表示や、Pythonを使ったプログラミングも可能。高精細日本語表示シリーズはiFデザインアワード2023を受賞しており、デザイン性と操作性に優れたUIが特徴的ですよ。
7.価格が安いか・コスパが良いかで選ぶ
価格やコスパが気になる方は、まず必要な関数の見極めをするとよいでしょう。どれだけ多機能な関数電卓でも、使わない関数が多いと意味がなく、コスパがよいとはいえません。
そのためまずは自分にとって必要な関数をある程度見極め、用途に合った関数電卓の中から比較的低価格なものを選ぶのがおすすめです。
関数電卓のおすすめ10選
ここからおすすめの関数電卓をご紹介します。手ごろな価格で高機能なコスパのよいモデルや、カラー表示やグラフ機能などで使い勝手のよいモデルなどさまざまな関数電卓があるので、気になる商品があればぜひチェックしてみてください。
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(2,373件)
商品情報
【入力方法】数学自然表示
【サイズ】162×77×10.7mm
【表示桁数】10桁
人間の視線移動の特性を考慮したキーレイアウトや日本語表示のアイコンメニューなど、使いやすさにこだわった関数電卓です。ディスプレイは選択項目を黒で表示し、操作状況などがわかりやすいデザインになっており、数学自然表示(自然入力)なので初心者の方も扱いやすいでしょう。
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(1,284件)
商品情報
【入力方法】数学自然表示
【サイズ】162×77×10.7mm
【表示桁数】10桁
上記のモデルと同じシリーズで、搭載されている関数や機能が多いタイプです。上記モデルは数学や医学などの分野でよく使う関数が搭載されていますが、こちらのモデルはさらに電気工学や建築・土木分野でよく使う乾燥や機能を搭載しています。
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(1,460件)
商品情報
【入力方法】数式通り入力
【サイズ】幅80×奥行166×高さ15mm
【表示桁数】10桁
スライド式のハードケースが付属していて持ち運びやすく、クッキーと見やすいアクリル表示パネルを搭載したスタンダード関数電卓です。カーソルキーや側面・背面の色は、ホワイト・ブルー・レッドの3色から好きな色を選べますよ。
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(186件)
商品情報
【入力方法】教科書ビュー
【サイズ】80×168×13mm
【表示桁数】10桁・指数2桁
445の関数や機能を搭載し、使用したい機能を一覧表示から選べる「Appsキー」が搭載されている多機能モデルです。教科書ビューモードと2桁表示モードを好みで切り替えられます。過去の計算式を呼び出して確認や数値の置き換えができるマルチリプレイ機能も便利ですよ。
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(523件)
商品情報
【入力方法】数学自然表示
【サイズ】162×77×10.7mm
【表示桁数】10桁
メニューがすべて日本語表示され、さらに自然入力なので初心者の方も扱いやすいモデルです。搭載されている関数や機能は600以上で、行列計算やベクトル計算にも対応しています。ディスプレイは高精細なフルドットで見やすいでしょう。
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(561件)
商品情報
【入力方法】書式通り入力方式
【サイズ】161.5×77×11.1mm
【表示桁数】10桁
計算式と答えを同時に表示できる、2行表示モデルです。統計機能や単位換算、乱数発生機能など、全199の関数や機能が使用可能。基本的な関数や機能を搭載したスタンダードモデルで、土地家屋調査士の試験に対応しています。
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(2,221件)
商品情報
【入力方法】数学自然表示
【サイズ】161.5×77×11.1mm
【表示桁数】10桁
上記モデルより多くの関数や機能を搭載したモデルで、数学自然表示にも対応しているため、関数電卓を初めて使う方にもおすすめです。3000円以内と手ごろな価格で、簡単な計算から複雑な計算までこなせますよ。
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(660件)
商品情報
【入力方法】書式通り入力方式
【サイズ】81.5x163x15.1mm
【表示桁数】10桁
手帳のような見開きタイプの一体型カバーが付いており、カバー裏側に簡単な使い方がまとめられています。フルドッド液晶に4行の数学自然表示で式や答えが見やすく、高度な計算機能も搭載されていて自作の公式も5本登録可能です、
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(58件)
商品情報
【入力方法】書式通り入力方式
【サイズ】164x83.5x15.9mm
【表示桁数】10桁
複雑な繰り返しの計算がしやすい、マルチプレイ機能を搭載した2行表示モデルです。プログラミングもでき、エラーが生じた場合はエラー位置までカーソルを移動してくれます。ツインパワーなのでバッテリー切れを気にせず使いやすいでしょう。
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(51件)
商品情報
【入力方法】数学自然表示
【サイズ】188.5×89×18.6mm
【表示桁数】10桁+指数2桁
高精細なカラー液晶で視覚的にわかりやすいグラフを表示できるモデルです。Python機能も搭載しており、コードがカラーで色分けされ、自動インデントにも対応しています。関数やコマンドはメニューから簡単に選択可能です。
おすすめ商品比較表
CASIO(カシオ) カシオ 関数電卓 fx-JP500CW-N | CASIO(カシオ) カシオ 関数電卓 fx-JP900CW-N | シャープ(SHARP) シャープ 関数電卓 ピタゴラス EL-509T-WX | キヤノン キヤノン 445関数電卓 F-789SG-SL | CASIO(カシオ) カシオ 関数電卓 fx-JP700CW-N | CASIO(カシオ) カシオ 関数電卓 fx-290A-N | CASIO(カシオ) カシオ 関数電卓 fx-375ESA-N | CASIO(カシオ) カシオ プログラム関数電卓 fx-5800P-N | CASIO(カシオ) カシオ プログラム関数電卓 fx-72F-N | CASIO(カシオ) カシオ カラーグラフ関数電卓 fx-CG50-N | |
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関数電卓で勉強や仕事の効率をアップさせよう!
関数電卓は、理系の学校に通っている方なら学生時代からビジネスシーンまで長く使い続けられるアイテムです。文系の方でも数字を取り扱うシーンで活躍し、スマホの持ち込みができない場面でもスマートに複雑な計算ができますよ。メーカーやモデルごとにさまざまな使いやすく工夫がなされているので、ぜひこの記事を参考にしてお気に入りの関数電卓を見つけてみてくださいね。