簿記・経理向け電卓のおすすめ10選!実務や試験に役立つ選び方も解説
簿記の勉強や資格試験、経理の実務などに欠かせない「簿記・経理向け電卓」。スピーディーかつ正確に計算するために、どの電卓を選べばいいか迷ってしまいますよね。本記事では、カシオやシャープなどさまざまなブランドから登場しているおすすめ電卓をご紹介します。簿記や経理に役立つ電卓の選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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簿記試験用の電卓の基礎知識
電卓には普通電卓と実務電卓があります。どちらも簿記や経理に使えますが、簿記試験では持ち込みできる電卓に制限があるので注意が必要です。
簿記3級用なら普通の電卓でOK
簿記初級や3級を受験する場合は、一般的な普通電卓で受験できます。四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)や百分率といった基本的な機能が備わっている電卓で、十分試験に対応できるでしょう。試験に限らず、簿記の勉強では、家庭で使っているようなシンプルな普通電卓が適しています。
ただし、試験には印刷機能や辞書機能、メロディー機能、プログラム機能などが付いている電卓は持ち込みできませんので注意してください。
- 印刷(出力)機能
- メロディー(音の出る)機能
- プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
- 辞書機能(文字入力を含む)
ただし、次のような機能は、プログラム機能に該当しないものとして、試験会場での使用を可とします。日数計算、時間計算、換算、税計算、検算 (音の出ないものに限る)
簿記2級以上なら実務電卓が便利
簿記2級以上の試験を受験し、今後仕事として経理の実務を行うのであれば実務電卓が便利です。実務電卓は大きい数字を扱うため12桁表示のタイプが多く、「00」「000」といったキーが備わっているのが特徴です。
原価や売価、粗利率などを計算するキーがあるタイプなど、経理の計算が楽にできる機能が搭載されているものもあります。しかし、試験では原価計算などの公式を記憶する機能のある電卓は持ち込みができません。
簿記試験には関数電卓は使用できない
関数電卓とは、さまざまな関数が搭載されている便利なアイテムで、主に建築や土木、薬学などの分野で活躍する電卓です。なかには自分に必要な公式を登録できるものもあります。
関数電卓の便利な機能は「プログラム機能」に該当するため、簿記試験での使用は認められていません。
経理用に使うなら実務電卓がおすすめ
経理用で使う電卓であれば、より充実した機能で使いやすい実務電卓がおすすめです。経理担当者や会計士、税理士など、毎日電卓を使って業務にあたっている多くの人が実務電卓を活用しています。
実務電卓は12桁表示のものが多く、大きな数字の計算が可能です。経理上の計算をスムーズにするための機能が搭載されており、実務をサポートしてくれます。
機能は商品によって異なるので、自分の業務内容に必要な機能を備えた実務電卓を選ぶと良いでしょう。
簿記・経理向け電卓の選び方
ここからは、簿記・経理向けの電卓の選び方を解説していきます。
- サイズ
- キーの大きさや配列
- 桁数
- 滑り止め
- 機能
- 価格やコスパ
- メーカー
以上7つのポイントをチェックして、自分に合う電卓を選びましょう。
1.使いやすいサイズで選ぶ
正確に計算するためには、使いやすいサイズの電卓を選びたいですね。基本的には、キーが自分の手のひらに収まるくらいのサイズがおすすめです。そのため、手が大きい人は電卓もやや大きめを、手が小さい人は小さめの電卓を選ぶと使いやすいでしょう。
また、極端に小さい電卓だと打ち間違いが発生しやすくなり、逆に大きすぎるとデスクの上で邪魔になってしまいます。ビジネスシーンで使う電卓は、打ちやすく、場所を取りすぎないものを選ぶのが大切です。
2.キーの大きさ・配置間隔・配列で選ぶ
キーの大きさは、打ちやすさや正確性に関わってきます。指先よりも少し大きめのゆとりのあるサイズのキーであれば、スムーズに計算ができるでしょう。
また、簿記や経理で使う実務電卓にはいろいろなキーがあり、その配置はメーカーによって異なります。使い慣れたキー配置から変わってしまうと、計算ミスをしてしまったり計算に時間がかかったりするかもしれません。
経理の仕事ではたくさんの計算を行うので、キーの大きさや配置間隔、配列に注目して、ストレスなく計算できる電卓を選びましょう。
3.表示可能な桁数をチェック
普段使いする電卓であれば、桁数を気にする必要はありませんが、簿記や経理で使うのであれば桁数は重要です。
電卓の桁数は8桁・10桁・12桁・14桁・16桁などがあり、用途に合わせて選べます。
実務用は12桁表示ができるとベスト
経理の実務では、電卓の桁数が少ないと不便に感じることがあります。そのため、少なくとも10桁、できれば12桁表示の電卓がおすすめです。
不動産や金融など、扱う金額が大きい業種であれば、さらに桁数が多い電卓を選ぶ必要もあるでしょう。
4.滑り止めが付いているかで選ぶ
電卓を早く正確に打つために習得したいのが、手元を電卓を見ずに数字を打つブラインドタッチです。このとき、滑り止めがついていない電卓だと、計算中に動いてしまうことがあります。
指先とキーの距離感がわからなくなると、打ち間違えてしまう可能性があるので、裏側に滑り止めが付いている電卓を選びましょう。
打ちやすさにこだわったキー形状「シャープ 実務電卓 EL-N942X」
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5.機能で選ぶ
実務電卓には、さまざまな便利な機能が付いている物があります。そんな電卓を活用すれば経理の仕事をスムーズに、そして正確に進められますよ。
早打ちに便利!キーロールオーバー機能
入力速度が速くなると電卓の認識速度が指の動きをとらえられず、入力ミスになることがあります。そこでおすすめなのが、キーロールオーバー機能が備わった電卓です。
キーロールオーバー機能とは、指がキーから離れていなくても、次のキーを押した瞬間にそのキーを認識するという機能。
- キーロールオーバー:次のキーまで入力できる
- 2キーロールオーバー:2つのキーを入力できる
- 3キーロールオーバー:3つのキーを入力できる
押された順番にキーを認識するため、打ちミスを防いで素早く計算できます。
人間工学に基づいたキー形状「カシオ 本格実務電卓 JS-20WKA-PK-N」
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計算結果を自動集計!グランドトータル機能
複数の計算結果の合計を出したいときに、それぞれの結果をメモして後から総合計を出す…というやり方だと手間がかかるうえに計算ミスが発生する可能性もあります。
グランドトータル(GT)機能が備わった電卓であれば、GTキーを使うだけで簡単に総合計を出すことができますよ。計算したものをGTメモリに保存し、自動で加算していくので、手間をかけずに正しい計算ができるという便利な機能です。
角度調節が可能!チルトディスプレイ機能
蛍光灯や窓からの光で電卓の液晶ディスプレイが見えにくいことがあります。そんなときにあるとうれしいのがチルトディスプレイ機能です。
これは、ディスプレイを好きな角度に調整できる機能で、仕事や試験などで電卓を使うとき役立ちます。ディスプレイが見えにくいと、正確に計算するのが難しいですよね。特に電卓を持ち歩いていろいろな場所で使うという人におすすめの機能です。
計算結果の再確認に!アンサーチェック機能
計算をしたあとに再び計算して、結果が合っているか確認できるのがアンサーチェック(検算)機能です。前回の計算結果と同じ数字が出たときに、「OK」という表示や音で知らせてくれます。計算結果をわざわざメモして確認する必要がないので、忙しいときや試験のときに便利です。
ただし、アンサーチェック機能のある電卓は簿記試験でも使用できますが、音が鳴る電卓は持ち込み不可ですので注意しましょう。
計算結果を記憶!メモリ機能
電卓は計算式の左から順番に入力することしかできません。そのため電卓を使った計算で面倒なのが、乗算、除算、加算、減算が混ざった計算です。そんな複雑な計算をサポートしてくれるのが、メモリ機能。
計算結果を一時的に保存するメモリ機能を使えば、保存しておいた数字を別の計算結果に加算したり減算したりできます。
- M +:数字の頭にプラスをつけて保存
- M -:数字の頭にマイナスをつけて保存
- MR:メモリに保存した数字の合計を出す
- CM:メモリに保存した数字を消す
日常生活でも便利!税計算機能
税金の計算を頻繁にする機会がある人におすすめなのが、税計算機能付きの電卓です。「税込」「税抜き」というキーを使えば、ワンアクションで税込金額や税抜き金額を出せます。
なかには2つの税率を登録できる電卓もあり、軽減税率の計算も可能です。通常の消費税と軽減税率が混在しているときも、簡単に計算できるので助かりますよ。
打鍵音が気になるなら!サイレント機能
オフィスや試験会場のような静かな場所で電卓を使うとき、キーを叩く音が大きいと気になってしまいます。静かにしようと気を使うと、計算以外に気を使ってしまって試験や仕事に集中できません。
そこでおすすめなのが、サイレント機能つきの電卓です。打鍵音を抑えて静かに計算できるので、音が気になる場所でもノンストレスで計算できます。
早打ち計算もスムーズ「シャープ 実務電卓 EL-N732KX」
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6.価格やコスパの良さで選ぶ
なるべく安く電卓を手に入れたい場合は、基本的な機能だけの普通電卓を選ぶといいですね。シンプルな電卓であれば、数百円から千円台で購入できますよ。
経理で使う機能を搭載した実務電卓は、普通電卓より価格が高めで数千円のものが中心です。あれこれ機能を欲張って選ぶと、価格が高くなってしまいますが、必要な機能に注目して選べば、コスパの良い電卓が見つかるでしょう。
7.メーカーで選ぶ
日本で電卓を作っているメーカーは、主に「シャープ」「キャノン」「カシオ」です。メーカーによって備わっている機能が異なるので、自分に合ったメーカーから選ぶといいですね。
また、メーカーそれぞれの特色が現れるのがキーの配置でしょう。キーの配置は使用感に直結するので、買い換えるときには使い慣れた電卓と同じメーカーの商品から選ぶのがおすすめです。
3キーロールオーバーで早打ちを可能に「カシオ 本格実務電卓 JS-20DC-GB-N」
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簿記・経理向け電卓のおすすめ6選
簿記の勉強や試験、経理の実務に適した、おすすめの電卓をご紹介します。便利な機能を備えた電卓を、さっそく見ていきましょう。
軽減税率の計算もラクラク「キヤノン 実務電卓 LS-105WUC」
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プロのニーズにも対応「カシオ 本格実務電卓 JS-200W-N」
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2つの税率登録キーを搭載「キヤノン 商売計算対応実務電卓 HS-1250WUC」
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デスクスタンド付き「シャープ 実務電卓 EL-N412K-X」
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人間工学階段キーを採用「カシオ 人間工学電卓 DE-12D-WE-N」
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ビジネスシーンに役立つ機能を搭載「保土ヶ谷電子販売 実務電卓 85146」
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おすすめ商品比較表
シャープ(SHARP) シャープ実務電卓 EL-N942X | CASIO(カシオ) カシオ 本格実務電卓 JS-20WKA-PK-N | シャープ(SHARP) シャープ 実務電卓 EL-N732KX | CASIO(カシオ) カシオ 本格実務電卓 JS-20DC-GB-N | キヤノン キヤノン 実務電卓 LS-105WUC | CASIO(カシオ) カシオ 本格実務電卓 JS-200W-N | キヤノン キヤノン 商売計算対応実務電卓 HS-1250WUC | シャープ(SHARP) シャープ 実務電卓 EL-N412K-X | カシオ 人間工学電卓 DE-12D-WE-N | 保土ヶ谷電子販売(Hodogayadenshihanbai) 保土ヶ谷電子販売 実務電卓 85146 | |
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