この記事で紹介されている商品
【2024年】ヒートポンプ式の洗濯機のおすすめ9選!メリット・デメリットも

【2024年】ヒートポンプ式の洗濯機のおすすめ9選!メリット・デメリットも

スイッチひとつで洗濯・乾燥が完了して、1人暮らしにも便利な「ヒートポンプ式の洗濯機」。しかし、乾燥の仕組みや縦型洗濯機との具体的な違いは知らない方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事ではヒートポンプ式の洗濯機のメリット・デメリットを徹底解説。おすすめ商品もご紹介するので参考にしてくださいね。

この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。

ヒートポンプ式の洗濯機とは?

ヒートポンプ式の洗濯機とは、乾燥機能を備えた洗濯機のひとつ。乾燥機能を持つ洗濯機にはほかにヒーター式洗濯機もあり、乾燥方式の違いによって分類されています。

ヒーター式のほうが歴史が古く、ヒートポンプ式は2005年にパナソニックが採用したのがはじまりです。比較的新しい乾燥方式ですが、現在では多くの洗濯機に採用されていますよ。

とはいえ、ヒートポンプ式が具体的にどういうものかわからないと購入には踏み切れませんよね。まずは、乾燥の仕組みやメリット・デメリット、ヒーター式との違いを理解しておきましょう。

ヒートポンプ式の洗濯機の仕組み

ヒートポンプ式の洗濯機は、内部の空気を循環させながら除湿することで衣類を乾かしていきます。この除湿機能を司るのが、洗濯機内に搭載されているヒートポンプと呼ばれる熱交換器。エアコンの除湿機能と似ていますが、大まかには以下の流れで乾燥が行われます。

空気の循環による乾燥の流れ
  • ヒートポンプで空気を温め、乾いた温風を洗濯槽に送る
  • 洗濯槽内の衣類の水分を含んで湿った空気を、ヒートポンプに戻して冷やす
  • 冷えて結露した水分は排水し、空気は再度加温・乾燥させてから洗濯槽に送る

なお、ヒートポンプ式の洗濯機で乾燥できる容量は、洗濯容量の6割が目安です。洗濯から乾燥まで自動で行う場合は、衣類を詰め込み過ぎないように気をつけましょう。

ヒーター式との違い

もうひとつの乾燥方式であるヒーター式は、ドライヤーのように高温の風を当てて乾燥させます。温風を使うのはどちらも同じですが、ヒートポンプ式は60~65℃と比較的低温で、ヒーター式は80℃程度と高めです。

また、ヒートポンプ式は乾燥の過程で水を使いませんが、ヒーター式のなかでも水冷除湿タイプと呼ばれるものは水蒸気を冷やすための冷却水を必要とします。

このように、ヒートポンプ式とヒーター式は乾燥の仕組みや温度が異なるため、コストや衣類の仕上がりも同じではありません。それぞれメリット・デメリットがあるので、このあと具体的に解説します。

ヒートポンプ式の洗濯機のメリット

まずは、ヒートポンプ式の洗濯機のメリットである省エネ性能の高さと衣類へのやさしさについて説明します。ランニングコストが気になる方や自宅でおしゃれ着を洗いたい方は必見です。

ヒーター式と比較して省エネ性が高い

ヒートポンプ式の温風は低温のため、高温風を使うヒーター式と比べると空気を温めるために必要な電力は少なめです。さらに、除湿しながら効率よく乾燥させるため、ヒーター式よりも短時間で衣類を乾かせます。そのため、電気代はヒーター式の半分程度まで抑えられるといわれていますよ。商品の販売サイトや公式サイトに電気料金の目安が記載されているので、ヒーター式のモデルと迷っている方はぜひ見比べてみてください。

また、前述のとおりヒーター式のなかには冷却水が必要なタイプもありますが、ヒートポンプ式は乾燥に水を必要としないため、洗濯以外の水道代がかかりません。電気代と水道代のどちらも節約できる省エネ性の高さは、ヒートポンプ式の大きなメリットといえます。

衣類の傷みを抑えることができる

ヒートポンプ式のメリットのもうひとつは、ヒーター式と比べて衣類の傷みを抑えられることです。ヒーター式は80℃程度の高温風で乾かすため、高温に弱いニットや麻素材の衣類は着られないほどに縮んでしまうことも。かといって、縮みを防ぐために乾燥前に一部の衣類を抜き取るのもひと手間ですよね。

しかし、ヒートポンプ式なら温風といっても60~65℃と比較的低温なので、高温に弱い素材でもほかの衣類とまとめて乾燥できます。さらに、ヒーター式よりも乾燥時間が短いため、衣類にかかる負担も少なめ。乾いたあとの衣類の感触も、ヒートポンプ式のほうがふんわりとしていますよ。

余談ですが、ヒーター式は洗濯槽内が高温になるため、洗濯機周辺の室温も上がりがちです。浴室近くに設置している場合は、浴室の湿度と相まって蒸し暑く感じる可能性があります。その点、ヒートポンプ式はそこまで温度が上がらないため、夏場でも不快に感じることはないでしょう。

ヒートポンプ式の洗濯機のデメリット

ここまでヒートポンプ式の洗濯機のメリットを2つ解説しましたが、デメリットも主に2つあります。購入費用や設置スペースに直結する内容なので、マイナス面も理解した上で検討してくださいね。

容量が大きく、価格も高いものが多い

ヒートポンプ式は、ドラム式洗濯機のなかでも上位モデルに採用される傾向があります。上位モデルは容量・サイズが総じて大きく、価格も高め。ドラム式洗濯機のなかには10万円以下で購入できるものもありますが、ヒートポンプ式のモデルは20~40万円前後が中心です。

ランニングコストはヒーター式よりも抑えられますが、使用期間によっては初期費用の差をカバーしきれない可能性もあります。ヒートポンプ式の洗濯機は、初期費用が高くても省エネで衣類にやさしい洗濯機がほしい方向きといえるでしょう。

縦型はなくドラム式でサイズも大きめ

もうひとつのデメリットは、ヒートポンプ式の縦型洗濯機が2023年11月時点では存在しないことです。縦型にこだわる方は、ヒーター式の洗濯機を検討してみてください。

また繰り返しになりますが、ヒートポンプ式の洗濯機はドラム式のなかでも容量・サイズが大きめの傾向があります。設置スペースの広さや防水パンの大きさはもちろん、搬入経路も確保できるか必ずチェックしておきましょう。

もう1点注意しておきたいのが扉の開く向きです。縦型洗濯機は上方向ですが、ドラム式洗濯機の扉はすべて前方向で、右開き・左開きの2種類があります。とくに縦型洗濯機を使用中の方は、本体の前方に開閉スペースを確保できるか、扉が左右どちらに開くと衣類を出し入れしやすいかを事前に確認してくださいね。

1人暮らしでヒートポンプ式洗濯機は必要?

ここまでの内容で、『大容量なら1人暮らしには不向きなのでは?』と思った方もいるかもしれません。しかし、ヒートポンプ式の洗濯機は、家事をひとりでこなさなければならない方にこそおすすめしたいアイテムでもあります。そこで、1人暮らしの方がヒートポンプ式の洗濯機を使うメリットを解説します。

価格的には高めだが干す手間・時間は省ける

1人暮らしの方の多くは、平日は仕事や学校で家を空けているでしょう。週末や平日帰宅してからの限られた時間で家事をするなら、できるだけ短時間で効率よく終わらせたいもの。洗濯もそのひとつですよね。

ヒートポンプ式の洗濯機なら、洗濯から乾燥までスイッチひとつできて非常に効率的です。高温に弱い衣類もまとめて乾燥できるので、干す・取り込むといった手間も不要。天候に関係なく洗濯できるのもうれしいですよね。また、防犯面からベランダに洗濯物を干したくない方にも重宝するでしょう。

1人暮らしなら、容量は10kgサイズがおすすめです。乾燥できる容量は6割程度になりますが、10kgあれば数日分のまとめ洗いにも十分対応できるでしょう。ヒートポンプ式の洗濯機は多少値は張りますが、利便性を重視するなら持っておいて損はありませんよ。

ヒートポンプ式洗濯機のおすすめ9選

ここからは、ヒートポンプ式の洗濯機のおすすめ9商品をご紹介します。ヒートポンプ式の洗濯機は高価格かつ頻繁に買い換えるものではないので、東芝・パナソニック・シャープ・日立・AQUAといった有名メーカーの商品を厳選しました。

容量は10kg・11kg・12kg・13kgサイズをムラなくそろえたので、家族構成や設置スペースに合うものを探してくださいね。

東芝 ドラム式洗濯乾燥機 TW-127XM2L (W) ZABOON
TOSHIBA(東芝)

Amazonカスタマーレビュー

4.3
103

Amazonカスタマーレビュー

商品情報

【型番】TW-127XM2L (W)
【ドア開閉方向】左開き
【サイズ(幅×高さ×奥行cm)】72.2×64.5×106
【洗濯容量】12.0kg
【乾燥容量】7.0kg
【カラー展開】(T)ボルドーブラウン・(W)グランホワイト
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】520mm以上

繊維の隙間よりも小さいナノサイズの泡で洗濯効果を高めたのが売りです。約60℃のお湯で除菌しながら洗うコースも搭載しているので、赤ちゃんの肌着洗いにも便利ですよ。

運転時間の目安は、洗濯・脱水時が35分、乾燥までなら約96分。液体洗剤と柔軟剤の自動計量・投入機能付きで、その都度計る必要がないのもうれしいところです。

AQUA|アクア ドラム式洗濯乾燥機 AQW-DX12P-L

商品情報

【型番】AQW-DX12P-L  
【ドア開閉方向】左開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】595×943×685
【洗濯容量】12.0kg
【乾燥容量】6.0kg
【カラー展開】(K)シルキーブラック・(W)ホワイト
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

洗濯脱水12kg/乾燥6kgまで対応する同社の最上位モデルです。衣類の黄ばみを抑える「お湯洗いモード」に加え、水洗いせずに温風ミストとUVライト衣類をリフレッシュする機能も搭載していますよ。

標準コースの運転時間は、洗濯脱水時が約29分で乾燥まで行うと約139分。カラーはシルキーブラックとホワイトの2色展開です。こちらの扉は左開きですが、同型で右開きのモデルも販売されています。

パナソニック|Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 LXシリーズ

商品情報

【型番】NA-LX129CL
【ドア開閉方向】左開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】639×1060×722
【洗濯容量】12.0kg
【乾燥容量】6.0kg
【カラー展開】Wのみ
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

パナソニック独自のイオン発生機能「ナノイーX」を搭載したモデルで、洗濯12kg/乾燥6kgまで対応します。自社のヒートポンプの中でも、上位モデルにのみ採用されている「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」を搭載。大風量で素早くふんわり仕上げてシワも抑える設計です。

低下した衣類のはっ水機能をよみがえらせる「はっ水回復コース」も魅力的。洗濯洗剤の自動投入用タンクは3つあり、おしゃれ着用洗剤や酸素系液体漂白剤が投入できるのもポイントです。

シャープ|SHARP ドラム式洗濯乾燥機 ES-G11B-SR

商品情報

【型番】ES-G11B-SR
【ドア開閉方向】右開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】640×1104×728
【洗濯容量】11.0kg
【乾燥容量】6.0kg
【カラー展開】(SL)シルバー系のみ
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

洗濯10kg/乾燥6kgまで対応する、シャープのドラム式洗濯乾燥機 ES-G11B。高圧シャワーで洗剤残りを抑えて、きれいにすすげるのが魅力です。生乾きなどの不快なにおい対策として、独自のイオン発生機能「プラズマクラスター」も搭載していますよ。

操作ボタンが少なく迷いにくいうえ、明るく光って見やすいのもうれしいところ。洗濯機の真下排水にも対応しているので、設置スペースに余裕がない方も要チェックです。

日立 HITACHI ドラム式洗濯機 ホワイト BD-SX120JL

商品情報

【型番】BD-SX120JL
【ドア開閉方向】左開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】630×1065×720
【洗濯容量】12.0kg
【乾燥容量】6.0kg
【カラー展開】(W)ホワイトのみ
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

洗濯12kg/乾燥6kgサイズのドラム式洗濯機。大容量糸くずフィルターを新たに採用し、毎回必要だった糸くずの掃除を約1か月に1回で済むように改良しています。

また、湿度センサーの働きで乾きムラや乾き過ぎを抑えるほか、高湿・高速風でシワを防ぐ「スチームアイロン」コースも搭載していますよ。洗濯洗剤の自動投入用タンクは2つで各1Lまで入るので、洗剤・柔軟剤の補充の手間も省けるでしょう。

パナソニック|Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 LXシリーズ

商品情報

【型番】NA-LX127CL
【ドア開閉方向】左開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】639×1060×722
【洗濯容量】12.0kg
【乾燥容量】6.0kg
【カラー展開】(W)マットホワイトのみ
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

洗濯容量12kg/乾燥容量6kgのドラム式洗濯機です。前出のNA-LX129CLと基本性能は同じですが、こちらはイオン発生機能の「ナノイーX」が非搭載。そのぶん価格が抑えられているので、「ナノイーX」にこだわりがなければこちらのモデルでも十分でしょう。

アプリでスマホと連携できるので、外出先から運転・予約などの操作したい方にもおすすめです。

日立 HITACHI ドラム式洗濯機 ホワイト BD-STX130JR

商品情報

【型番】BD-STX130JR
【ドア開閉方向】右開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】630×1065×720  
【洗濯容量】13.0kg
【乾燥容量】7.0kg
【カラー展開】(W)ホワイトのみ
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

洗濯13kg/乾燥7kgまで対応するモデル。高濃度の洗剤液で襟・袖汚れもすっきり落とし、大容量の水で洗い流す「ナイアガラ洗浄」が売りです。ドラム式で一般的なたたき洗いのほかに、押し洗い・もみ洗いの機能も搭載。さらに、洗濯槽・乾燥経路・ドアパッキンの自動おそうじ機能付きで、洗濯機自体を清潔に保ちやすいのも魅力ですね。

パナソニック|Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 LXシリーズ マットホワイト

商品情報

【型番】NA-LX125CL
【ドア開閉方向】左開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】639×1060×722
【洗濯容量】12.0kg
【乾燥容量】6.0kg
【カラー展開】(W)マットホワイトのみ
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

同社の現行品の12kgサイズでは最も低価格なモデルなので、大容量のヒートポンプ式洗濯機を少しでも安く入手したい方は要チェックです。温水洗浄モードやスマホ連携機能はありませんが、上位モデルのみに採用されている「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」はこちらにも搭載。

洗濯洗剤の自動投入用タンクは、おしゃれ着用洗剤や酸素系液体漂白剤も入れられる「トリプル自動投入」機能を備えていますよ。

AQUA|アクア ドラム式洗濯乾燥機 AQW-SD12P-L

商品情報

【型番】AQW-SD12P-L
【ドア開閉方向】左開き
【サイズ(幅×高さ×奥行mm)】595×943×685
【洗濯容量】12.0kg
【乾燥容量】6.0kg
【カラー展開】(W)ホワイトのみ
【設置可能防水パン(奥行内寸法)】540mm以上

ドラムを水平に配置して、12kgと大容量なのに一般的な洗濯機置き場のスペースに置けるほどコンパクト化したのが売り。また、水平のドラムは水が行き渡りやすいため洗いムラが起きにくく、衣類も絡みにくいと謳います。洗濯槽・乾燥フィルターの自動おそうじ機能があり、使い勝手も申し分なし。ただし、ドアは左開きのみなので注意しましょう。

気になるAmazonでのランキングをチェック!

ここまではヒートポンプ式洗濯機の種類や選び方、おすすめ商品をご紹介しました。さらに洗濯機を探したい方は、Amazonで売れ筋商品をチェックしてみてくださいね。

ヒートポンプ式の洗濯機で雨の日も衣類をふわふわに仕上げよう!

今回は、ヒートポンプ式の洗濯機のメリット・デメリットとおすすめ10商品をご紹介しました。衣類の素材を選ばないうえふんわりと仕上がり、ランニングコストも低めと魅力がいっぱい。自宅に合う商品を選んで、雨の日もさくさくお洗濯しましょう。

こちらもチェック!
ヒートポンプ式のドラム式洗濯機のおすすめ9選!デメリットや選び方を徹底解説

節電効果があるといわれる「ヒートポンプ式のドラム式洗濯機」。近年はコンパクトな小型タイプや便利機能が搭載されたモデルが多く販売されており、どれがいいのか悩んでしまいますよね。この記事では、ヒートポンプ式のドラム式洗濯機の選び方やヒーター式との違いについて解説します。おすすめ商品もご紹介するので、ぜひご覧ください。

※本記事に掲載している商品の情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がクラシルに還元されることがあります。

この記事に関連するおすすめ記事

その他の家電カテゴリー

カテゴリー