PCの電源ユニットおすすめ10選!容量など選び方のポイントも解説
「電源ユニット」は自作のPCに欠かせないパーツです。他のパーツに十分な電力を供給できるよう、適切なワット数の電源ユニットを選ぶ必要があります。この記事では、PC用電源ユニットの役割や選び方、消費電力の計算方法などを解説します。おすすめの電源ユニットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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PCの電源ユニットとは
そもそも、PCで用いられる電源ユニットとは一体どのようなものなのでしょうか。電源ユニットは、電源コンセントからPCへ電力を供給するための装置です。主にデスクトップPCで用いられます。
ノートPCでは、ACアダプターで電源を供給することがほとんどです。ACアダプターよりも大きな電力を供給できるのが、電源ユニットの特徴です。
PCの電源ユニットの役割
電源ユニットには、さまざまな役割があります。ここでは、PC用の電源ユニットの役割を3つに分けて説明します。
PCへ電力を供給する
電源ユニットの重要な役割は、PCへ電力を供給することです。
PCは電気で動くものなので、電源を確保しなくてはなりません。そこで、家庭用コンセントからPCへ電源を供給するための電源ユニットが必要になります。
PC内に電源ユニットを搭載しておき、家庭用コンセントに専用ケーブルを差し込んで電源を供給することで、PCを稼働させることができます。
電圧や電流の変動を抑える
PC用の電源ユニットには、電圧や電流の変動を抑える役割があります。
PCを稼働させるためには、安定した電力供給が欠かせません。電圧や電流が不安定になるとPCの動作に重大な影響が及び、故障の原因になることもあります。
デスクトップPC用の電源ユニットは、ノートPCのACアダプタよりも大きな電力を供給できるため、電力不足になるリスクを抑えることもできます。電源ユニットを設置することで安定した電力供給が可能となり、PCを快適かつ安全に使えるのです。
交流から直流へ変換する
電源ユニットは、電流を交流から直流へ変換する役割も担っています。
家庭用コンセントから供給されるのは、100Vの交流です。PCに搭載されているパーツは交流では動作せず、直流で動作します。そのため、交流を直流へ変換する電源ユニットが必要なのです。
電源ユニットには、家庭用コンセントの交流を+12Vや+3.3Vなどの直流へ変換する機能が備わっています。
PCの電源ユニットを選ぶポイント
PC用の電源ユニットは、種類が豊富です。ここでは、電源ユニット選びで必ずチェックしておきたいポイントをご紹介します。
容量(ワット数)
電源ユニットを選ぶ際には、容量(ワット数)を確認しておきましょう。デスクトップPCで用いられる電源ユニットの一般的な容量は、500Wから1000Wほどです。
最新の3Dゲームを楽しんだり、動画編集をしたりするために高性能なCPUやグラフィックボードを搭載するのであれば、容量が650~1000Wくらいの電源を選ぶと良いでしょう。グラフィックボードを搭載する予定がなく、Webサイトの閲覧などの軽い使い方しかしないのであれば、500W程度でも特に問題ないでしょう。
PCの使用目的に合わせて、適切なワット数の電源ユニットを選んでください。
各電圧の最大出力
電源ユニットは、家庭用コンセントからの100Vの電気を、PCパーツが使用する電圧(+3.3V、+5V、+12Vなど)に変換する機能を搭載しています。
それらの各電圧には、出力可能な電流値の上限があります。上限を超えると、消費電力が容量内であってもPCが正常に動作しなくなるおそれがあるため注意が必要です。
ただし現行品の電源ユニットであれば、電圧については特に気にしなくても問題はありません。
ケーブルが直付けか着脱式(プラグイン)か
電源ユニットを選ぶ際には、ケーブルが直付けと着脱式のどちらなのかも確認しておきましょう。
配線周りをすっきりさせたいのであれば、必要なケーブルだけをつけられる着脱式(プラグイン)がおすすめです。
直付けは、すべてのケーブルが固定で取り外せないタイプです。比較的安価なので、価格を重視する方におすすめ。また、未使用のケーブルをなくさずに済むというメリットもあります。ただし、ケーブルがPC内のエアフローの邪魔になりやすく、冷却効率に影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
「80PLUS」認証のグレード
80PLUSとは、交流を直流へ変換する効率の高さを示す規格です。電力変換効率80%以上の基準を満たす電源ユニットが、この認証を受けています。
80PLUSには効率が高い順にTITANIUM、PLATINUM、GOLD、SILVER、BRONZE、STANDARDの6つのグレードがあります。
グレードの高いものは高性能な分かなり高額になるので、コストパフォーマンスを考えるとGOLD前後の電源ユニットがおすすめです。予算やPCの使い方に合わせて選びましょう。
サイズ
電源ユニットにはさまざまなサイズがあります。
主流の規格は、ATXとSFXです。ATXの電源ユニットの基本的なサイズは、150mm×140mm×86mmです。SFXの基本サイズは、125mm×100mm×63.5mmです。
同じ規格であっても、メーカーや製品によってサイズが多少異なるので、購入前によく調べてPCケースに収まるサイズの電源ユニットを選んでください。
消費電力の計算方法
電源ユニット選びの大事なポイントは、容量に余裕を持たせること。全パーツの消費電力×1.8倍程度の容量があると、PCを安定的に使えるでしょう。
マザーボード、CPU、グラフィックボード、SSDなどの各パーツの消費電力をすべて足して合計の電力を求め、それに1.8をかけた数字が目安です。
計算するのが面倒な方は、インターネットの電源容量シミュレーターを活用してみると良いでしょう。
PCの電源ユニットおすすめ10選
ここからは、おすすめのPC用電源ユニットをご紹介していきます。
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ワット数やグレードをチェックして電源ユニットを選ぼう!
電源ユニットは、PCに電力を供給するために欠かせないパーツです。電力供給のほかに、電圧や電流の変動を抑えたり、交流から直流へ変換したりといった役割も担っています。各メーカーからさまざまな電源ユニットが販売されているので、容量やケーブルの着脱方式、認証グレードなどを確認して、自作したいPCにぴったりな電源ユニットを選んでください。