冷蔵庫の霜取り機能とは？仕組みを徹底解説・霜取り機能付き冷蔵庫おすすめ6選も

「冷蔵庫の霜取り機能」とは、庫内の霜を自動で取り除いてくれる機能のこと。お手入れの手間をかけたくない方や忙しい方にぴったりな機能です。今回は、霜取り機能付き冷蔵庫のおすすめ商品や霜取り機能の仕組みをご紹介します。一人暮らしの方にぴったりな商品もあるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

冷蔵庫の霜取り機能とは、庫内に付いた霜を自動で取り除いてくれる機能のことをいいます。

霜が発生するのはさまざまな理由がありますが、冷蔵庫を冷やすための「冷媒」がドアの開閉などにより外気に触れることで、空気中の水分が冷やされて霜になり、庫内に付いて分厚くなっていくのが主な原因です。放置すると冷蔵庫の故障や電気代の上昇につながることもあるため、こまめに手動で取り除かなければいけません。

しかし、霜取り機能がある冷蔵庫なら自動で霜を取り除いてくれるので、霜取りにかかる手間を省けます。お手入れに時間をかけたくない方や忙しい方にも便利ですよ。

霜取り機能が搭載されている冷蔵庫は、定期的に庫内の温度を上昇させることで霜を溶かして取り除きます。なかには、ドアの開閉が少ない時間を学習してあまり使用しない時間帯に霜取りをしてくれるモデルもありますよ。

冷蔵庫の冷却方式には、直冷式と間冷式の2種類があります。「直冷式」は冷却装置から冷気を出して直接庫内を冷やす方法で、庫内の水分が凍りやすいため霜が付くことが多く、定期的な霜取りが必要なのが特徴です。

冷却装置で作られた冷気をファンで庫内に送る「間冷式」は霜が付きにくく、霜取り機能も搭載されたモデルが多いのが魅力。ただし、商品によっては霜が薄く付いてしまう場合があるため、こまめに庫内を確認してお手入れするのがおすすめです。

冷蔵庫には直冷式と間冷式の2種類があるので、どちらを選べばよいか迷いますよね。霜の付きにくさで選ぶなら断然「間冷式」がおすすめです。霜取り機能が付いた商品も多く、お手入れにかかる手間を省けますよ。

「直冷式」の冷蔵庫は霜が付きやすい一方で、ファンがないぶん本体サイズがコンパクトで狭いスペースにも設置しやすいというのはメリットです。間冷式に比べて本体価格が安価で、電気代も安い傾向にあります。

とはいえ、霜取りをしないと冷蔵庫の冷却力が低下することで消費電力が増え、電気代が上がってしまう点には注意しましょう。

冷蔵庫の冷却方法の見分け方は、まず冷凍庫内の壁をチェックしましょう。奥が壁になっているなら「直冷式」、吹き出し口があれば「間冷式」の冷蔵庫です。

また、冷蔵庫のドアが1つだけで冷蔵と冷凍のスペースが中で仕切られているものや、2ドアでも小型のものは「直冷式」の冷蔵庫が多い傾向があります。2ドアで130L以上の冷蔵庫はほとんどが「間冷式」ですが、不安な方は事前に製品詳細をチェックして冷却方式を確認するのがおすすめです。

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ハイセンス 冷蔵庫 HR-D15FB	COMFEE' 冷蔵庫 173L 2ドア 右開き ホワイト RCB179WH	シャープ 冷蔵庫 152L SJ-D15J-H	ツインバード 2ドア冷凍冷蔵庫	ハイセンス 冷蔵庫 幅48.1cm 162L ホワイト HR-D16F	アイリスオーヤマ 冷蔵庫 80L IRSN-8A-W
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ここからは、霜取り機能を搭載した冷蔵庫のおすすめ商品を6つご紹介します。1〜2人暮らしの方にぴったりなサイズをピックアップするので、ぜひ冷蔵庫選びの参考にしてみてくださいね。

冷蔵庫内の棚には強化ガラスを採用しており、汚れが染み込まずサッと拭き取るだけで簡単にお手入れできます。内部はつなぎ目がない一体構造になっているため、汚れも拭き取りやすく清潔に使えますよ。冷凍室はスライドケース付きで2段式になっており奥の食品も取り出しやすい形状で、冷凍食品や作り置きを整理して収納できます。

173Lと大容量な収納スペースがありながら、幅約47cmとスリムですっきりと設置できるのが特徴です。庫内のガラス棚は高さ調節ができるので、収納したい物にあわせてレイアウトできますよ。冷蔵室は4段階で温度調節ができ、冷凍室では急速冷凍モードが使えるため食材をすぐに冷凍したいときに便利です。

「つけかえどっちもドア」を採用しており、ドアを左右どちらにも付け替えられるのでどんな間取りでも設置しやすいのが魅力です。冷蔵室には野菜や惣菜の収納に便利なフリーケースが付いており、冷凍室はスライドケース付きの2段式でたっぷり収納できますよ。トップテーブルは耐熱仕様なので電子レンジも設置でき、スペースを有効活用できます。

コンパクトなサイズで、上下の扉のすき間が薄く1枚の鏡のようになっており、部屋を反射することで空間を広く演出してくれます。シンプルながら高級感も感じられるデザインで、一人暮らしの部屋に限らず客室や社長室などにもおしゃれになじみますよ。冷凍室は2段引き出しタイプになっており、奥の食材も楽に取り出せます。耐熱トップテーブルには電子レンジを乗せられるので便利です。

ドアポケットが3段式と大容量で、500ml缶や2Lペットボトルなども楽に収納できます。冷凍室にはスライドケースが付いており、冷凍食品や作り置きなどを2段に分けて整理整頓できますよ。冷蔵庫内の棚は強化ガラスを採用していてお手入れしやすいのもポイント。23dB（デシベル）の静音設計なので、動作音の静かな冷蔵庫を求める方にもおすすめです。

幅約35.6cmとスリムボディで、ちょっとしたスペースにもすっきりと収まるのが魅力の冷蔵庫です。棚3つにクリアケース1つ、底ケースが1つ付いており、食材の使用頻度やサイズにあわせて分けて整理できます。本体の背面には転倒防止ベルトを取り付けられるようになっているので、しっかりと地震対策をしたい方にもおすすめです。80Lと小型サイズなので、あまり自炊をしない一人暮らしの方はもちろん、食材のストックを入れる2台目の冷蔵庫としても便利ですよ。

冷蔵庫を傷つけずにきれいに霜を取り除くためにも、霜取りの基本的な方法を事前にチェックしておきましょう。なお、ご紹介するのはあくまで一般的な方法なので、製品ごとの具体的なやり方は取扱説明書を確認してくださいね。

冷蔵庫内に霜がついたまま放置すると、徐々に厚く固くなっていき取り除くのが難しくなってしまいます。さらに、庫内のスペースが霜で圧迫され、電気代もかさんでしまうので、霜が薄いうちに取り除くのがおすすめです。最低でも3ヶ月に1回は冷蔵庫内を確認し、霜を取り除くようにしましょう。

霜を取り除く方法は、基本的に霜を溶かして落とします。庫内に付いた霜をナイフやアイスピックなどで削って取り除こうとすると庫内や冷却装置を傷つけてしまう恐れがあり、故障の原因にもなるので厳禁です。付いたばかりの薄い霜なら溶けやすいので、庫内が十分に乾けばすぐに使い始められますよ。

直冷式の冷蔵庫は外気の水分が冷やされることによって霜が付くので、庫内の設定温度を低くしすぎないことが霜対策につながります。また、ドアを開け閉めする回数を減らし、ドアを開けている時間をできるだけ短くするように心掛けるのも有効ですよ。とはいえ、どんなに注意していても霜は付いてしまうものなので、こまめなお手入れが大切です。

簡単に霜取りをしたい方は、冷蔵庫の電源を切って霜が自然に溶けるまで待つのがおすすめです。冷蔵庫内の食料品をクーラーボックスに移し、電源を切ってドアを開けておくだけで自然に霜が溶けます。霜が溶けると冷蔵庫の下に水が溜まるため、水漏れを防ぐためにもトレイやタオルなどを敷いておきましょう。

ただし、霜の量によっては溶け切るまでにかなり時間がかかってしまうことも。長時間外出する際に霜を溶かしておくのが効率的ですよ。

庫内に付いた霜が薄く、範囲も狭い場合は、タオルで拭き取る方法が簡単です。40℃前後のぬるま湯にタオルを浸し、霜が付いた部分に当てて溶かしてから拭き取ります。

庫内の食材をすべて外に出す必要がなく、霜が付いた部分だけお手入れすればいいのであまり時間がかかりません。庫内を定期的にチェックし、薄く霜が付いてきたタイミングで取り除くのがおすすめです。

霜が厚い場合、冷蔵庫の電源を切っても霜が溶け切るまでに時間がかかってしまいます。厚い霜を素早く取り除きたい場合は、霜がある程度溶けたところでヘラを使って剥がすのがおすすめですよ。

庫内や冷却装置を傷つけないようにプラスチックやゴム製のやわらかいヘラを選び、優しく剥がすのがポイントです。

冷蔵庫内の霜を取り除く際は、次の2つのことを行わないように注意しましょう。

熱風を当てたり無理に力を入れたりすると、冷蔵庫の破損や故障につながる恐れがあります。時間はかかりますが、霜を自然に溶かすのがベストですよ。

霜を早く溶かしたいからといってドライヤーを当てると、熱が1箇所に集中して温度が変化し庫内や冷却装置が変形してしまう恐れがあります。また、冷媒が漏れて故障につながる可能性もあるため、ドライヤーは使用しないようにしましょう。

ナイフやアイスピックなどのかたい道具を使って霜を取り除こうとすると、庫内や冷却装置を傷つけて破損させてしまう可能性があります。霜を取り除く際は、プラスチックやゴム製のやわらかいヘラを使うようにしましょう。

霜取り機能の仕組みから見分け方、おすすめの霜取り機能付き冷蔵庫までご紹介しました。霜取り機能があれば自力で霜を取り除く手間を省けるので、お手入れにかかる時間を減らせて便利ですよ。ぜひこの記事を参考にして選んでみてくださいね。