焼き芋焼酎のおすすめ10選と選び方!甘みのある味わいや香りを楽しむお酒
芋焼酎が好きな人におすすめしたいのが「焼き芋焼酎」です。この記事では、芋焼酎との味わいや香りの違い、鹿児島県、徳島県などの有名な銘柄をご紹介します。製造工程や使っている素材によって異なるお酒の甘さやコクの深さにも注目して、おすすめの商品の中から好みのものを選んでみてください。
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焼き芋焼酎とは?
焼き芋焼酎とは、焼いた芋から造られた焼酎です。主に鹿児島県や宮崎県、徳島県などで造られており、それぞれ使われているさつまいもの品種に特徴があります。
アルコール度数はどの焼き芋焼酎でも20~25%程度ですが、商品によって異なる味わいや風味の違いを味わえるのも焼き芋焼酎の楽しみ方のひとつですよ。
一般的な芋焼酎と同様、ロックや水割り、ソーダ割などさまざまな飲み方で、焼き芋焼酎の味わいや風味を感じてみてください。
焼き芋焼酎の特徴は?
焼き芋焼酎は、さつまいもの表面を焼く過程で強まる芋本来の味わいと香りを感じられるのが特徴です。さつまいもを焼きすぎると香りや味わいに影響するため、長年の技術を活かして少しずつていねいに焼き上げられています。
また、芋を焼くことで焼酎の雑味が減り、蒸して作られた芋焼酎よりも濃厚なコクを堪能できます。個性的な焼酎をプレゼントしたい人にもおすすめですよ。
芋焼酎との違い
芋焼酎と焼き芋焼酎は、芋の加工方法に違いがあります。一般的な芋焼酎は芋を「蒸して」さつまいもの中まで火を通すのに対し、焼き芋焼酎は「焼いて」中まで火を通しつつ、表面に程よい焦げ目をつけていきます。
焼き芋焼酎の選び方
ここからは、焼き芋焼酎を選ぶときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。
原料となるさつまいもの品種や蒸留方法、麹の種類によって、味わいや風味に大きな違いが出るので、それぞれ比較したうえで一番好みのものを選んでみてくださいね。
1.原料となるさつまいもの品種で選ぶ
焼き芋焼酎の原料は、名前のとおり「さつまいも」です。焼き芋焼酎は商品によって使われているさつまいもの品種が異なるため、焼酎の味わいや風味の違いを楽しめます。
お酒の好みは人それぞれなので、自分のやプレゼントする相手の好みの味わいに合わせて選びたいですよね。
ここからは、焼き芋焼酎に使われる「鳴門金時」「紅はるか」「紅あずま」「種子島紫芋」の特徴について解説します。
鳴門金時
鳴門金時は、徳島県鳴門市大毛島が発祥とされているさつまいもです。中身が黄金色をしていて、栗のようなほくほく感と甘みを感じられます。
徳島県の温暖な気候の中、海のミネラルを含んだ砂地畑で作られており、収穫してから少し寝かせた11月ごろから2月上旬ごろが一番おいしい時期と言われています。
鳴門金時の焼き芋焼酎は、ほのかな甘い味わいと香りを感じられるのが特徴です。
紅はるか
しっとりとした食感や濃厚な甘みを感じられるさつまいもが好みの人は、紅はるかが向いています。紅はるかは大分県、宮崎県、茨城県などが主な産地で、ほかのさつまいもと比較して糖度が高い点が特徴です。
焼き芋にするとまるでスイーツのような甘さが引き立つので、紅はるかを使った焼き芋焼酎も深い甘みが感じられます。
さっぱりとした飲み口というよりは、芋の濃厚な味わいをしっかり感じたい人におすすめです。
紅あずま
甘すぎず、さっぱりとした芋焼酎が好みの人は、紅あずまを使った焼き芋焼酎もおすすめです。
紅あずまは千葉県や茨城県で作られており、見た目はさつまいもらしい紫がかった濃い赤色です。果肉の部分は繊維質が少なく、切ってみるとそのなめらかさがよくわかります。
紅あずまを使った焼酎は、比較的さっぱりしていてフルーティーな味わいを楽しめます。さつまいもの程よい甘みを活かしつつ、キレのある飲み口を実感したい人は紅あずまの焼き芋焼酎を試してみてくださいね。
種子島紫芋
種子島紫芋は紫色の果肉が特徴で、アントシアニンやポリフェノールが豊富に含まれていることで知られています。「種子島ゴールド」とも呼ばれ、収穫量が少ないため希少な品種です。
一般的な紫芋よりも甘みが強く、焼酎に使うとふわっと広がる甘みと上品な香りが楽しめます。種子島紫芋を焼くとより深みが出てまろやかな味わいになるので、焼き芋焼酎ならではのよさも感じられますよ。
2.蒸留方法で選ぶ
焼き芋焼酎を選ぶときは、焼き芋焼酎を造る工程の違いにも注目して選びましょう。焼酎の蒸留方法は「減圧蒸留」と「常圧蒸留」の2種類ですが、どちらの方法で造られるかによって味わいや風味の特徴が異なります。
ここでは、2種類の蒸留方法で造られる焼酎の味わいや風味の特徴をご紹介します。
軽くてスッキリした味わいに!「減圧蒸留」
減圧蒸留は、蒸留器内の空気を抜いて気圧を下げて蒸留する方法です。気圧を下げることで沸点を40~50℃まで下げ、低温でやさしく蒸留します。麦焼酎や米焼酎でよく使われる方法ですが、焼き芋焼酎でも一部使われる場合があります。
減圧蒸留で造られた焼酎は雑味が少なく、スッキリとした味わいが感じられます。香りは飛んでしまいますが、焼酎特有のにおいがあまり得意ではない人でも飲みやすいですよ。
香りや風味を楽しむなら!「常圧蒸留」
常圧蒸留は、蒸留器内の圧力を外気と同じに保ちながら蒸留する方法です。減圧蒸留とは異なり、90~100℃の高温で原材料を熱します。芋焼酎で多く用いられており、昔ながらの一般的な蒸留方法です。
焼酎の香りを逃がさずに芳醇な味わいを楽しめるのが魅力です。焼き芋焼酎ならではの味わいや香り、コクを堪能したい人は、常圧蒸留で造られたものを選ぶのがおすすめでしょう。商品によって異なる原材料の個性も感じやすいですよ。
3.麹の種類をチェック
焼酎の原材料のひとつである麹も、商品によって使われている種類が異なります。
麹の種類は「白麹」「黒麹」「黄麹」の3つがあり、それぞれに違ったよさがあるので、焼き芋焼酎を選ぶときにチェックしておきたいポイントです。
口あたりやコクの深さ、香りの特徴をそれぞれお伝えするので、自分の好みに合ったものを選んでみましょう。
白麹:まろやかな口あたり
白麹は、黒麹の突然変異によって生まれました。実際の麹の色は白というよりは黄緑色に近いです。焼酎だけではなく、日本酒に使われることもあります。
黒麹と比較して味わいはとてもさわやかで、コクは控えめです。焼酎らしい口あたりは残しつつも甘くやさしい味わいで、飽きのこない飲みやすさがあります。
料理の味を邪魔しないので、食中酒にもぴったりですよ。
黒麹:重厚感のあるコク
黒麹は高温多湿の環境でも細菌の繁殖を防ぐ効果があることから、九州地方を中心に焼酎造りに多く使われてきました。沖縄県で製造されている泡盛は、黒麹を使って造られる蒸留酒の代表例です。
黒麹を使った焼酎は白麹よりも濃厚な味わいがあり、焼酎特有の芳醇な香りも楽しめる点が一番の魅力です。焼き芋焼酎の味わいをしっかり感じたい人に向いています。
黄麹:フルーティな香り
黄麹は味噌やしょうゆ、酢、みりんなどにも使われていて、昔ながらのお酒造りにも欠かせない麹です。芋焼酎特有のにおいが少ないフルーティーな香りが楽しめます。味わいもさわやかですっきりしているので、焼酎に飲み慣れていない人でも飲みやすいでしょう。
黄麹は高温な環境で腐食しやすいため、現在は焼酎造りの主流ではありませんが、あっさりとした飲み口の焼酎を探している人にはおすすめです。
4.有名な銘柄から選ぶ
焼き芋焼酎には、よく知られている銘柄がいくつかあります。大切な人へのプレゼントに焼き芋焼酎を贈るなら、それらの銘柄の中から選ぶのもひとつの手ですよ。
たとえば、佐賀県に酒造場を持つ「魔界への誘い」は、強い芋感と甘みを感じられるのが特徴です。黄金千貫を原料とし、程よく表面を焼き上げた皮を粉砕して仕込みます。
鹿児島酒造の「黒瀬」は、じっくりと手間をかけて焼き上げた焼き芋を使っており、お湯割りにするとその魅力がさらに引き立ちますよ。
美味しい焼き芋焼酎のおすすめ10選
ここからは、おすすめの焼き芋焼酎を10選ご紹介します。
焼酎の製造工程や使っている原料などの違いによる味わいや風味の違いに注目して、自分やギフトを贈る相手の好みに合った焼き芋焼酎を選んでみてくださいね。
鹿児島県産の黄金千貫という種類のさつまいもを使った焼き芋焼酎です。皮が焦げつかないようにていねいに焼き上げられたさつまいもを使い、蒸留後に出た油分は手作業で取り除いています。ひとつずつの工程にこだわることで、雑味の少ないまろやかな味わいと芳醇な香りを感じられるのが魅力ですよ。上品な味わいを楽しみたい人におすすめです。
南九州産金時芋をじっくり那智石(なちいし)で石焼きすることで、甘く香ばしい香りを際立たせています。黒麹を使っているので、コクが深くしっかりとした焼酎の味わいを感じられるのが特徴です。芋本来の甘さや香ばしさを感じられる焼き芋焼酎を探している人には、石茜がぴったりですよ。芋焼酎好きにはたまらない味わいと風味を実感してみてください。
鳴門金時蒸留所の焼き芋焼酎は、鳴門金時の本来の甘みやうまみをしっかりと活かした深い味わいが魅力です。焼き芋焼酎のアルコール度数は20~25%ほどと言われていますが、こちらの焼き芋焼酎のアルコール度数は28%と少し高めです。ガッツリと芋焼酎の味わいを感じながらお酒を楽しみたい人に向いています。
焼き芋にした鳴門金時を発酵蒸留させることで、焼き芋の香ばしさをしっかり発揮したスモーキーな香りを感じられる焼酎に仕上がっています。さつまいもの焼き加減は、熟練の技でそのときの条件に合わせて徹底的な調節がされているので、いつも変わらぬおいしさを楽しめるのがポイントです。パッケージのデザインにもインパクトがあるので、ギフトとして芋焼酎好きの人にプレゼントするのにも向いていますよ。
櫻の郷酒造 やき芋浪漫
南九州産の黄金千貫を炭火焼きすることで芋本来の甘みを最大限に引き出し、焼き芋焼酎ならではの香ばしさを楽しめます。おいしさのあまり、一口飲んでは浪漫(ロマン)を馳せるというイメージから「やき芋浪漫」という商品名が付けられました。黒麹による深いコクと黄金千貫の甘み、香ばしさを実感したい人はぜひ試してみてください。
おしゃれなボトルデザインが目を引く「海童」は、焼き芋にしたシルクスイートを原料に造られた焼き芋焼酎です。シルクスイートはまるでスイーツのような甘さが特徴で、焼酎にもその甘さが程よく活かされています。おすすめの飲み方はお湯割りです。お湯と割って飲むことで、焼き芋焼酎の香ばしい味を堪能できますよ。食中酒としてもおすすめなので、夜ご飯を食べながら楽しむのもよいでしょう。
「丁寧」の「寧」が商品名になっている通り、じっくりとていねいに手間をかけて焼き上げた黄金千貫を100%使用しています。大分県水郷日田のきれいな水で仕込まれており、焼き芋の香ばしさとキレのある味を感じられるのが魅力です。味わいをしっかりと感じるなら、お湯割りかロックで飲んでみるとよいですよ。
「火焔山」は、真っ赤な箱とインパクトのあるボトルが印象的です。糖度の高さが特徴の安納芋をじっくりと焼き芋にすることで、さらに甘みを強めています。蒸留したあと、さらにかめつぼ貯蔵で熟成させているため、芳醇な香りを感じられます。安納芋の甘みを活かした焼酎の味わいと、熟成による深いコクを試してみたい人におすすめですよ。
紫色の果肉が特徴の種子島紫芋を使った焼き芋焼酎です。自家製の釜炭火焼きで時間をかけて焼き上げた種子島紫芋は、普通に焼くよりも甘みが強く、焼酎にもその甘みが味わいや香りに存分に発揮されています。焼き芋の香ばしさと甘みを楽しみたい人や、普段の芋焼酎とは少し違う個性的なお酒に挑戦してみたい人におすすめですよ。
スイーツの原料にもよく使われる紅さつまが原料の焼き芋焼酎です。そのままでも十分に甘みが強い紅さつまを焼き芋にしているため、焼酎にも甘みとコクをしっかりと感じられます。焼酎には新鮮な薩摩の湧き水を使用しています。焼き芋の香ばしさを感じたい人は、お湯割りや水割り、ロックで楽しんでみてください。
おすすめ商品比較表
光武酒造場 光武酒造場 焼き芋焼酎 魔界への誘い | 宝酒造 宝酒造 石焼き芋焼酎 石茜 | 鳴門金時蒸留所 鳴門金時蒸留所 情留酒 鳴門金時 焼き芋 | 日新酒類 日新酒類 本格芋焼酎 鳴門金時焼き芋焼酎 | 海童 濱田酒造 海童 焼き芋 | 老松酒造 老松酒造 やきいも焼酎 寧 | さつま無双 さつま無双 焼き芋焼酎 薩摩安納 火焔山 | 田崎酒造 田崎酒造 焼き芋焼酎 鬼火 | さつま無双 さつま無双 焼き芋焼酎 火焔山 紅 | |
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焼き芋焼酎ならではの甘みや香ばしさを楽しもう
焼き芋焼酎の選び方とおすすめの商品をご紹介しました。焼き芋焼酎にもさまざまな種類や有名な銘柄があるので、いくつかの種類を試してみると楽しいですよ。プレゼントにも最適な焼き芋焼酎をぜひ購入してみてくださいね。
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