空気清浄機に自動掃除機能・加湿機能は必要?選び方とおすすめ商品を紹介

空気清浄機に自動掃除機能・加湿機能は必要?選び方とおすすめ商品を紹介

シャープ製やダイキン製など多くの商品がそろう「空気清浄機」。購入を検討するにあたり、プレフィルターの自動掃除機能は必要か?加湿なしモデルでもよいのでは?と迷っている方もいるでしょう。本記事では、各機能の特徴・メリット・デメリットを徹底解説。小型~大型モデルまで集めたおすすめ商品もご紹介します。

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空気清浄機を選ぶときのチェックポイント

ここからは、空気清浄機を選ぶ際にチェックしておきたい4つのポイントについて解説します。適用床面積・搭載フィルター・サイズやデザイン・イオン発生機能の順にご説明するので、自宅にはどんなモデルが合うか確認してみてください。

適用床面積

空気清浄機を選ぶ際は、まず商品や販売サイトに記載されている適用床面積を確認しましょう。適用床面積は日本電機工業会が定めた規格で、30分で清浄できる部屋の広さを表しています。

おすすめは適用床面積が部屋の広さの2~3倍のモデルです。大きめのほうが空気を素早く清浄できるうえ、長期使用でフィルターの性能が多少落ちても十分に対応できますよ。また、短時間で清浄できるぶん電気代が抑えられるのもメリット。予算に余裕がある方は、ぜひ大きめのモデルを検討してみてください。

搭載フィルター

多くの空気清浄機には、プレフィルターのほかに集塵フィルター・脱臭フィルターが搭載されています。集塵フィルターは、目に見えないサイズの埃や花粉などを捕集。脱臭フィルターはにおい成分を吸着します。フィルターの性能は空気清浄機のそれに直結するため、どんなフィルターを搭載しているかは購入前にチェックしておきたいところです。

脱臭フィルターは活性炭を用いたものがほとんどですが、集塵フィルターはモデルによって異なります。多くのモデルで採用されているのがHEPAフィルター。高い集塵力を誇り、JIS規格で定めた規定をクリアしています。ただし、約10年で集塵力が半分程度に落ちるため、定期的な交換が必要です。

集塵フィルターでは、TAFUフィルターもよく知られています。医療現場で選ばれるほど優れた集塵力を持つうえ、10年後の捕集率も約72%と高寿命。ただし価格が高く、搭載しているのは一部の高性能モデルに限られます。

サイズ・デザイン

空気清浄機は、家電の中でもサイズが比較的大きめ。常に出しておくケースが多いので、部屋にしっくりなじむサイズやデザインにもこだわりたいですよね。空気清浄機の色はホワイトやブラウン、ブラックなどが多めですが、やわらかな雰囲気の部屋にも合うベージュ系のカラーもあります。また、著名なデザイナーが手がけたモデルも販売されていますよ。

イオン発生機能

イオン発生機能は、空気中に浮遊している花粉・細菌・ウイルス・におい成分などをイオン(プラスまたはマイナスに帯電させた原子)の力で分解・除去するというもの。搭載しているメーカーとしては、シャープ・パナソニック・ダイキンなどがよく知られています。

メーカーによって仕組みに違いがあり、シャープの「プラズマクラスター」やパナソニックの「ナノイー」は、発生させたイオンを室内に放出するタイプ。ダイキンの「ストリーマ」は、吸い込んだ物質をフィルターでキャッチしてからイオンで分解・除去する設計です。

自動掃除機能付きのおすすめ空気清浄機3選

ここからは、おすすめの空気清浄機をご紹介します。まずは、シャープ製・日立製の中から「自動掃除機能」が付いたものを3商品。いずれも加湿機能を搭載しているので、お手入れのラクな空気清浄機がほしい方はもちろん、加湿機能が気になる方も必見ですよ。

シャープ プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO

シャープ プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO
シャープ(SHARP)

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4.4
646

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商品情報

シャープのKI-RX75は、自動掃除・加湿・イオン発生機能を搭載したプレミアモデル。空気清浄適用床面積は~34畳(~56㎡)です。静電HEPAフィルターと「プラズマクラスターNEXT」を採用し、毎分7.5㎥の大風量で空気を素早く清浄するのが売り。自動掃除ユニットは抗菌仕様、加湿用のタンクには銀イオンカートリッジ搭載と、衛生面への配慮も申し分ありません。

シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO

シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO
シャープ(SHARP)

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4.4
1,095

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商品情報

シャープのKI-PX75は、前出のKI-RX75の先行モデルです。自動掃除機能や加湿機能、イオン発生機能などのレベルは同じで、違いは付属する「使い捨て加湿プレフィルター」の枚数のみ。前出のKI-RX75-Wは2枚、こちらは1枚のみですが、月1回目安で交換する必要があるため別売りもしています。旧型でも気にならない方ならこちらのモデルでも十分でしょう。

シャープ 加湿 空気清浄機 ‎KI-NX75-W

シャープ 加湿 空気清浄機 ‎KI-NX75-W
シャープ(SHARP)

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4.4
2,094

Amazonカスタマーレビュー

商品情報

シャープのKI-NX75は、イオン発生機能として「プラズマクラスター25000」を採用したハイグレードモデルです。適用床面積は~21畳で、自動掃除機能・加湿機能・静音モードも搭載。最大880mL/hの高い加湿量も売りです。奥行きがわずか35.9cmとスリムなので、狭い部屋でも生活動線の邪魔になりにくいですよ。

自動掃除機能なし・加湿ありのおすすめ商品3選

続いて、シャープ・日立・アイリスオーヤマの製品から「自動掃除機能なし・加湿機能あり」の空気清浄機をご紹介します。加湿機能付きモデルを安く手に入れたい方はぜひチェックしてみてください。

シャープ 加湿空気清浄機 KC-N50-W

シャープ 加湿空気清浄機 KC-N50-W
シャープ(SHARP)

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4.4
1,840

Amazonカスタマーレビュー

商品情報

シャープのKC-N50は、HEPAフィルターとイオン発生機能の「プラズマクラスター7000」を搭載しています。エントリーモデルながら、上位機種に限定されがちな加湿機能まで備えているのが魅力。空気清浄は~23畳(38m²)、加湿空気清浄は~15畳(25m²)まで対応します。水タンクの雑菌を抑制する銀イオンカートリッジを採用し、空気を清浄しながらきれいな水で加湿できるのが売りです。

シャープ プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO

シャープ プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO
シャープ(SHARP)

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4.4
1,095

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商品情報

シャープのKI-PX70は、HEPAフィルターと「プラズマクラスター NEXT」を搭載したハイグレードモデル。適用床面積は空気清浄運転なら~31畳(51m²)、加湿空気清浄運転なら~29畳(48m²)です。PM2.5やハウスダストなどの微小な粒子の濃度(目安)をモニターで表示し、清浄されていく様子を目で確認できるのがポイント。キャスター付きストッパーが付いているので、移動もラクですよ。

アイリスオーヤマ|加湿空気清浄機 HXF-C25-W

アイリスオーヤマ|加湿空気清浄機 HXF-C25-W
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

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3.9
718

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商品情報

一人暮らしや個室用の空気清浄機には、アイリスオーヤマのHXF-C25がおすすめです。適用床面積は空気清浄時は~10畳、加湿運転時は~8畳。HEPAフィルターと活性炭フィルターで、埃もにおいもしっかり除去します。加湿機能はヒーターによる加熱式なので、衛生的なうえ蒸気で部屋を暖められるのが魅力。寒く乾燥しがちな冬場に重宝しそうな一台です。

自動掃除機能なし・加湿なしのおすすめ商品3選

最後に、シャープ・PHILIPS・日立製品の中から「自動掃除機能なし・加湿なし」のシンプルな商品を3つご紹介します。空気清浄機能だけでよい方や購入費用を抑えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

シャープ プラズマクラスター7000

シャープ プラズマクラスター7000
シャープ(SHARP)

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4.4
484

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商品情報

シャープのFU-P50は、静電HEPAフィルターとイオン発生機能の「プラズマクラスター7000」を搭載したスタンダードモデル。適用床面積は~23畳(38m²)で、8畳の部屋なら約12分で空気を清浄できます。幅38.3×奥行き20.9×高さ54cmと薄型でコンパクトなので、省スペースで設置できるものがほしい方にもぴったりです。

PHILIPS 空気清浄機 AC0850

PHILIPS 空気清浄機 AC0850
Philips(フィリップス)

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4.1
203

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-30%タイムセール
¥13,860(税込)参考価格¥19,800

商品情報

PHILIPS(フィリップス)のAC0850は、卓上にも置けるコンパクトモデルです。サイズは25×25×36.7cmで13畳まで対応し、12畳の部屋なら16分で清浄しますよ。パワーは自動・ターボ・スリープの3つのモードに切り替えでき、スリープモードなら運転音はわずか19dBと非常に静か。赤ちゃんがいるご家庭や寝室におすすめしたい一台です。

日立 空気清浄機 クリエアEP-Z30R W ホワイト

日立 空気清浄機 クリエアEP-Z30R W ホワイト
日立(HITACHI)

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4.1
548

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商品情報

設置スペースが狭い方は、奥行き13cmと超薄型の日立 クリエアEP-Z30Rをチェックしてみてください。コンパクトなつくりでも前後・左右・上下の6方向から空気をしっかり吸い込み、15畳(25㎡)の広さまで清浄。0.1~2.5μmの粒子を99%キャッチできるのが売りです。リモコン付きで、離れた場所から操作できるのもうれしいですね。
全9商品

おすすめ商品比較表

シャープ(SHARP)

シャープ プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO

シャープ(SHARP)

シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO

シャープ(SHARP)

シャープ 加湿 空気清浄機 ‎KI-NX75-W

シャープ(SHARP)

シャープ 加湿空気清浄機 KC-N50-W

シャープ(SHARP)

シャープ プラズマクラスター NEXT(50000) COCORO

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

アイリスオーヤマ|加湿空気清浄機 HXF-C25-W

シャープ(SHARP)

シャープ プラズマクラスター7000

Philips(フィリップス)

PHILIPS 空気清浄機 AC0850

日立(HITACHI)

日立 空気清浄機 クリエアEP-Z30R W ホワイト

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4.4646
4.41,095
4.42,094
4.41,840
4.41,095
3.9718
4.4484
4.1203
4.1548
最安値
タイムセール
¥44,400-5%
参考価格¥46,800
¥51,190
¥44,998
¥26,500
¥38,800
タイムセール
¥9,480-22%
参考価格¥12,177
¥21,500
タイムセール
¥13,860-30%
参考価格¥19,800
¥17,980
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自動掃除機能のメリット

空気清浄機には、基本的にプレフィルター・集塵フィルター・脱臭フィルターの3種類のフィルターが搭載されています。プレフィルターは一番外側にあり、目に見える埃や抜け毛などの大きなゴミをキャッチするのが役割。プレフィルターにゴミが付着していると集塵効果が落ちるため、掃除機などで定期的に除去する必要があります。

しかし、自動掃除機能があれば、プレフィルターの掃除は空気清浄機にお任せ。落としたゴミはダストボックスに溜まる設計なので、お手入れは溜まったゴミを捨てるだけと簡単です。

自動掃除機能のもうひとつのメリットとして、掃除中の埃の舞い上がりを抑えられる点が挙げられます。人が掃除するより室内の空気が汚れにくいため、エアコンのフィルターの汚れも軽減できますよ。

自動掃除機能のデメリット

便利な自動掃除機能にもデメリットはあります。ひとつは、本体価格が一般的なモデルよりも総じて高いこと。掃除用のブラシやダストボックスを搭載しているので、価格アップはやむを得ないでしょう。また、短時間とはいえ電気を使って掃除するため、電気代が上がる可能性もあります。

もう1点忘れてはいけないのが、お手入れが簡単といっても完全なメンテナンスフリーではないことです。自動掃除できるのはプレフィルターのみなので、本体の細かい溝に溜まったゴミや汚れなどは自力で落とす必要がありますよ。

自動掃除機能付き空気清浄機がおすすめな方

あると便利な自動掃除機能ですが、価格が高めなうえ電気代も気になるところ。コストを抑えたい方や掃除の手間が気にならない方は、一般的なモデルでも十分でしょう。

自動掃除機能付き空気清浄機をおすすめしたいのは、多少コストがかかってもメンテナンスの手間を減らしたい方です。仕事や家事、子育てなどで時間がとれない方も、予算に余裕があれば検討してみてください。また、高齢のご両親にプレゼントする場合も自動掃除機能付きモデルがおすすめですよ。

空気清浄機に加湿機能は必要?

空気清浄機の購入にあたり、加湿機能のあり・なしで迷っている方もいるのではないでしょうか。加湿機能付きモデルの魅力は、一台で空気清浄機と加湿器の二役をこなすため、設置スペースが少なくて済むこと。また、加湿機能は各メーカーの上位機種に搭載される傾向があり、性能やデザイン性の高いモデルが多い点も魅力です。

ただし、加湿機能が加わることでお手入れの手間が増える点は要注意。また、加湿運転中は風量が落ちて、通常時よりも空気清浄に時間がかかるモデルも存在します。加湿機能のメリット・デメリットをトータルで考えて、ご自分に合うほうを選んでくださいね。

シャープの「プレフィルター自動掃除機能」とは?

シャープの「プレフィルター自動掃除機能」は、背面パネルにセットされたプレフィルターを定期的に掃除するものです。前回の掃除から約48時間経過するたびに自動的に作動し、およそ8分間かけてクリーニング。落ちた埃はダストボックスに溜まる設計で、ゴミ捨ては半年に1回程度で済みますよ。

なお、「プレフィルター自動掃除機能」が搭載されているのは、KI-PX75・KI-PX100・KI-RX100・KI-RX75・KI-SX75などのモデルです(2024年11月現在)。

日立の「自動おそうじ」機能とは?

日立の「自動おそうじ」も、48時間ごとにプレフィルターを自動的に掃除する機能です。ブラシとダストボックスが一体化した「自動おそうじユニット」が、上下に移動しながら埃をオフする設計。ゴミ捨ての目安は年に1回と、ほとんど手間がかかりません。ブラシ・ダストボックスともに抗菌仕様なうえ、本体から外して水洗いできるのもポイントです。

搭載しているモデルは、クリエアシリーズのEP-MVG110やEP-MVG90など。工場出荷時は「自動おそうじ」機能がオフになっているので、使いたい場合は購入後にオンにしましょう。

空気清浄機で空気を整えよう!

今回は空気清浄機に自動掃除機能・加湿機能は必要かを解説し、選び方とおすすめ商品をご紹介しました。本記事を参考に自分にぴったりの1台をみつけて、埃や花粉、においの気にならない清潔で心地よい部屋に整えましょう。

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※『ナノイー』は「パナソニック ホールディングス株式会社」の登録商標又は商標です。

※『ストリーマ』は「ダイキン工業株式会社」の登録商標又は商標です。

※『プラズマクラスター』は「シャープ株式会社」の登録商標又は商標です。

※本記事に掲載している商品の情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がクラシルに還元されることがあります。

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