【2024年】AM4マザーボードのおすすめ10選!B550チップセット搭載品など
「AM4マザーボード」はMini-ITXやMicro-ATXといったPCのサイズに合わせた大きさを選べるマザーボードです。対応CPUやメモリの大きさ、チップセットなどの性能に着目するとよいですよ。また、中にはWi-Fiに対応しているモデルも。本記事ではおすすめの商品10選をご紹介します。
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マザーボードとは
マザーボードとは、パソコンの中核となる基板です。CPUやメモリ、ストレージや電源ユニットなどのパーツは全てマザーボードに接続されます。マザーボードを通じてデータがやり取りされたり電力が供給されたりするため、非常に重要なパーツです。
マザーボードには各種パーツを接続するために「CPUソケット」や「スロット」、「コネクタ」などを搭載しています。これらはマザーボードの規格によって数や対応する種類が異なり、本体が持つUSBやディスプレイ出力などの機能も含めて考えると、PCを選ぶ際にはまずマザーボード選びを重視するべきだといえるでしょう。
マザーボードの主なCPUソケット
マザーボードにあるCPUを取り付けるための箇所は、CPUソケットと呼ばれています。CPUソケットと取り付けたいCPUの規格を合わせる必要があるため、マザーボードを購入する際には扱いたいCPUについても確認しておきましょう。現在広く流通しているCPUソケットは「AM4」と「LGA1151・LGA1200」です。
マザーボード選びでは、CPUとの相性を考えながら選ぶようにしてください。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
AMD Ryzen用のAM4
AMD RyzenにはAM4というCPUソケットが採用されています。第5世代であるAM5はマザーボード側にピンが配置されているのに対して、AM4はCPU側にピンが配置されているのが特徴です。AM4はAMDの第3世代Ryzenシリーズに対応しています。AM4の規格は前のモデルから継承されており、X470やB450チップセットにも対応しているので汎用性が高いと言えるでしょう。
Intel Core用のLGA1151・LGA1200
Intel Coreには、LGA1151とLGA1200というCPUソケットが採用されています。なお、LGA1151は第6世代、第7世代、第8世代、第9世代のCPUに対応しており、LGA1200のほうが新しいモデルです。
第6世代と第7世代のCPUに対応するLGA1151に適合するチップセットはIntel100シリーズと200シリーズ。第8世代と第9世代のCPUに対応するLGA1151に適合するチップセットはIntel300シリーズです。第6世代と第7世代の規格との互換性がない事に注意しましょう。
第10世代と第11世代のCPUに対応するLGA1200は、Intel400シリーズと500シリーズに適合します。ただし、400シリーズの一部は第11世代のCPUとの互換性がありません。
AM4マザーボードを選ぶポイント
マザーボード選びの際にポイントとなるのは、サイズとチップセット、スロット・端子の種類や数などです。マザーボード本体の機能として、Wi-FiとBluetoothに対応しているかどうかも重要でしょう。また、デザインやカラーなども豊富に展開されています。AM4マザーボードを選ぶ時も、このようなポイントをチェックしていくのがおすすめです。ここでは、以下のポイントについてそれぞれ詳しく解説します。
- フォームファクタ(サイズ)
- チップセット
- スロット・端子の種類・数
- Wi-Fi・Bluetooth対応
- デザイン・カラー・LED
1.フォームファクタ(サイズ)
マザーボードのサイズはフォームファクタと呼ばれています。フォームファクタが大きいほど端子や拡張スロットの数が増えるため、より高い拡張性が得られます。ハイスペックなPCを組みたい人は大きめのフォームファクタを、小型のPCを組みたい人は小さめのフォームファクタを選ぶのがおすすめです。ここでは、4種類のフォームファクタについて解説します。
- E-ATX
- ATX
- Micro-ATX
- Mini-ITX
E-ATX
E-ATXは330mm×305cm(13インチ×12インチ)と非常に大きなサイズのマザーボードです。コンシューマー向けではなく、プロフェッショナルの間で多く使われています。バリエーションが豊富で、好みのハードウェア構成をカスタマイズできるように、プラットフォームの追加実装が可能です。
ATX
ATXは305mm×244mm(12インチ×9.6インチ)で、標準的なサイズのマザーボードです。一般的に0.7インチ間隔の拡張スロットを7基、メモリースロットを4~8基搭載しています。比較的安価かつ拡張性を高くしやすいというメリットがある一方、コンパクトサイズのPC本体には収まらないというデメリットもあるため要注意です。
Micro-ATX
Micro-ATXは244mm×244mm(9.6インチ×9.6インチ)で、ATXの小型バージョンです。2基のフルサイズ拡張スロットと2~4基のメモリスロットを搭載しており、ATXよりも小さめのPCを作りたい時に選びたいマザーボードです。ミニタワーに適しているだけではなく、大型のATX筐体にも組み込めるため選べるPCのサイズの幅が広いのがメリットだといえます。
Mini-ITX
Mini-ITXは170mm×170mm(6.7インチ×6.7インチ)と非常に小さく、小型のPCに適しているマザーボードです。フルサイズのPCI Expressスロットと1~2基のメモリスロットを搭載しています。Micro-ATXと同じく、ATX筐体にも組み込めますよ。複数台持ち用にコンパクトサイズのPCを作成したい人にぴったりです。
2.チップセット
チップセットとは、CPUと複数のパーツの間でデータのやり取りをするために必要なパーツです。主にIntel製のものとAMD製のものが普及しており、AMD製のCPUを使うのであればAMD製のチップセットを使い適合させる必要があります。なお、チップセットは後付けできません。
チップセットの性能は拡張性に影響を持っています。性能が高いPCを求めているのであれば、AM4チップセットの中でも上位モデルに位置するX570チップセットを選ぶのがよいでしょう。
3.スロット・端子の種類・数
スロットと端子の種類・数に関しては、後から増やせずに交換する必要がある、もしくは増やそうとすると高い費用がかかる場合があります。マザーボードを選ぶ際には必要十分な数のスロットと端子を備えているかを確認しておくのが大切です。基本的に後付けはできないと考えて、組み立てるとよいでしょう。ここでは、4つのスロットと端子について詳しく解説します。
メモリスロット
メモリスロットは2本または4本が搭載されているものがポピュラーです。ハイエンドモデルの中には6本以上を搭載しているものもありますが、自分にとって必要なスペックかどうか判断するのをおすすめします。
メモリスロットは容量を増やしたくなった場合、追加できないため交換するしかありません。したがって、あらかじめ必要な数を決めておくべきだといえます。なお、現在広く流通しているメモリ規格は「DDR4」というものなので、対応しているかどうかもチェックすべきポイントです。
PCI Expressスロット
PCI Expressスロットはマザーボードのチップセットに搭載されている拡張パスです。内蔵されている周辺機器はPCI Expressを通して接続されており、発信データ用と受信データ用それぞれ1本ずつのワイヤーで1つのレーンを構成しています。
転送速度の性能に加え、何本のデータレーンを持つPCI Expressを備えているかによってPCのスペックにも影響が出ます。レーン数には「×16」「×8」「×4」といった種類があり、数字が多ければ転送速度も向上します。ただし、PCI Expressの仕組み上、必ずしもスロット数と処理量が比例しているわけではないので注意しましょう。
M.2スロット
M.2はSSD用のインターフェイスの規格です。M.2 SSDは一般的にPCI Expressデータレーンもしくは旧型SATAパスを使いデータ転送を行います。M.2 SSDは比較的コンパクトサイズなので、ストレージ容量の拡張性に優れているのが特徴です。
M.2 SSDを直接マザーボードに接続すれば、ケーブルを使わずに済むというメリットがありますまた、データの読み書きが速いのも特徴です。
SATA端子
SATAは2.5インチまたは3.5インチのハードドライブ、DVDやBlu-rayディスクなどを再生するための光学ドライブに接続するための旧型パスです。現在ではあまり使われなくなっており、PCI Expressよりも低速度であることが特徴として挙げられます。
しかし、一般的なSATA3.0インターフェースは最大毎秒6Gbitのデータ転送を行えるため、極端に転送速度が遅いというわけではありません。なお、最新のSATAはPCI Expressレーンを2基使用する事で最大毎秒16Gbitを転送できます。
4.Wi-Fi・Bluetooth対応
Wi-Fi6に対応しており、高速通信が可能なマザーボードも多く販売されています。もしWi-Fiを使うのであれば、無線LANルーターについても確認しておきましょう。Wi-Fi6では主に80MHzと160MHzのチャンネル幅が使用されます。80MHzで接続すると、最大通信速度が半分になってしまうため、無線LANルーターも160MHzに対応しているものを選ぶとよいでしょう。
他にも無線で通信するタイプとして普及しているのがBluetooth対応のマザーボードです。Wi-Fi6を使えない環境にある場合は、Bluetoothを活用するのがおすすめですよ。
5.デザイン・カラー・LED
ゲーマーに注目されているライトアップPCのマザーボードはLEDがカラフルに発光するものが多いのが特徴です。自作PCのドレスアップ要素として普及しており、見た目のスタイリッシュさに心奪われている人も少なくないのではないでしょうか。
ライトアップできるPCを作る際には、マザーボードにRGB4ピンコネクターが搭載されている事を確認しましょう。このコネクターに接続しないと発光しないファンやLEDテープもあるため、確実に搭載されているものを選んでください。
マザーボードのおすすめメーカー
現在主流となっているマザーボードのメーカーは3社で、それぞれ異なる特徴を持つためファンから支持を得ています。ここでは、「MSI」「ASRock」「ASUS」の3社について解説するので、メーカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。
MSI
MSI(エムエスアイ)は台湾に本社を置くメーカーで、マザーボードだけでなくノートPCやディスプレイなども幅広く手掛けています。展開されているマザーボードはスペックを問わず多種多様で、ラインナップが豊富なのが特徴です。ゲーマーには3つのシリーズが展開されていて、好みに合うものを選びやすいですよ。
ASRock
ASRock(アスロック)は変わり種のマザーボードを多く販売していましたが、現在はハイエンドモデルに適した製品ラインナップも充実しています。ゲーマーやクリエイターなど、クリエイティブな活動に力を入れているユーザーをターゲットとしているのが特徴です。
ASUS
ASUS(エイスース)はワールドワイドに商品を展開している、台湾に本社がある世界最大級のマザーボードメーカーです。高品質で高い信頼性が理由で支持を集めています。自作用だけではなく、メーカー製のPCにもASUSのマザーボードを搭載しているモデルは数多く、特にゲーマーに愛されている傾向にあるのが特色です。
おすすめのAM4マザーボード10選
ここではおすすめのAM4マザーボードを10選ご紹介します。マザーボード選びに迷っている人は、それぞれのモデルの特徴を知って参考にしてください。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス キーボード, マウス
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 第3世代, AMD Ryzen 4000 Gシリーズ
2オンスの厚さを持つ鋼を採用したPCB基板により、熱伝導率と放熱性を向上しているマザーボードです。電力を安定して供給できるため、多コアのCPUも安定して動作できるのが大きな特長ですよ。超高速なストレージを使用でき、ストレスフリーな使い心地を実現。MSIの機能を統合し、システムの一元化に成功しました。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ 第3世代AMD Ryzen
高帯域幅に加え、低遅延の2.5GとギガビットLANを搭載しています。2.5Gbps接続によってデータ転送速度が従来より大幅にスピードアップしました。アプリケーションの遅延の影響を受けやすいものを自動で判断して優先順位をつけ、低遅延でオンラインパフォーマンスを実現できるようにするスペックを持っています。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス キーボード, マウス
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 第3世代
安定した通信速度を実現するWi-Fiを搭載しており、最大433Mbpsの高速なAC帯域の使用が可能です。メモリ回路が分割されているためノイズが少ない信号を送れるのがメリットのひとつ。高品質な部品を採用して、システムの安定性を高めるだけでなくマルチコアなCPUにおいても安定した動作を提供します。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 5000シリーズ
搭載しているチップセットはPCI Express4.0の帯域幅と転送スピードを持ち、パフォーマンス向上に役立っています。第3世代AMD Ryzenプロセッサー以降に対応していますよ。各サウンドはレーダー上で全方向に適切に配置されるので、本格的にゲームを楽しみたいゲーマー向けのマザーボードだと言えるでしょう。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 第3世代, AMD Ryzen 3000シリーズ
AMD Smart Access Memoryを搭載する事でデータチャンネルを拡張し、GPUメモリーの可能性を最大限に活用できるマザーボードです。PCI Express Gen3×4ウルトラM.2インターフェースがデータ転送速度を最大32Gb/sまで押し上げてハイパフォーマンスを実現。加えて、SATA3 6Gb/s M.2モジュールに対応しています。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 5000シリーズ
堅牢なカバーで保護されている最先端のPCI-Eスチール製スロットは、グラフィックスカードによる信号干渉を防止します。次世代PCI Express4.0 M.2 SSDに対応しており、第3世代よりも2倍の速度で超高速データ転送をおこなえますよ。ストリップやCPUファン、クーラーやシャーシなどの互換性のあるLEDデバイスに接続可能で、ライティング効果の作成もできます。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 第3世代
第3世代AMD RyzenとRadeon グラフィックス・プロセッサに対応しています。ハイブリッド・ファン・ヘッダーを搭載する事により、包括的な冷却制御を備えているため長時間使い続けても安定した冷却を実現。M.2スロットは最大32Gbpsのデータ転送速度をサポートし、オペレーティングシステムやアプリケーションドライブなどに最適です。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 4-DIMM
対応プロセッサ AMD Ryzen 第3世代
軍用グレードのコンポーネントとアップグレードされた電源ソリューション、包括的な冷却オプションが一体となっているため、ゆるぎないゲームの安定性と高いパフォーマンスを提供します。本格的なゲーミングPCを求める人におすすめのマザーボードです。互換性があるパーツを選びやすいので、初めてマザーボードを作る人もそれほど難しさを感じないでしょう。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 第3世代
包括的な冷却を可能にするVRMヒートシンク、PCHヒートシンク、Fan Xpert2+を搭載しています。RGB LEDストリップ用のオンボードRGBヘッダーと、アドレスを指定できるGen2ヘッダーが採用されていますよ。M.2サポートによって高速な接続を実現しているマザーボードです。
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商品情報
CPUソケット Socket AM4
対応デバイス パソコン
RAMメモリ技術 DDR4
対応プロセッサ AMD Ryzen 第3世代
コンパクトサイズのPCを組み立てるのに最適なmini-ITXマザーボードです。合計6+2フェーズの純粋なデジタルCPU電源設計を採用しており、各フェーズから合計720Aの電力供給を可能にしています。コンポーネントに電力を供給する際に高い精度と安定性を提供してくれるため、最大限のパフォーマンスを得られるのが大きなメリットです。
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