【2024年】CPUのおすすめ12選!Intel Core・AMD Ryzen
パソコンの性能を左右する「CPU」。Intel CoreやAMD Ryzenが主要ブランドとして知られています。ゲーム配信や軽い事務作業など目的に合ったCPUを選べば、より快適にパソコンを使用できますよ。今回はCPUの基礎知識やおすすめモデルをご紹介しますので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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CPUとは
CPUとは「Central Processing Unit」の略称で、中央演算処理装置と訳されます。人間の身体で例えるなら脳の部分にあたり、パソコンの動きを管理する重要なパーツです。具体的には、キーボードやマウスから来た信号をCPUが処理して、ほかのパーツに伝えるといった役割を果たしています。
CPUの性能が低いと情報の伝達に時間がかかってしまうため、作業効率が悪くなることも。ハイスペックなCPUであるほど処理スピードの速さが期待でき、パソコンを快適に使用できます。
CPUの主要メーカー
CPUを作っているメーカーは数社ありますが、世界的なシェアを持っているのが「Intel」と「AMD」です。ここから、CPUの主要メーカーであるIntelとAMDの特徴についてご紹介します。
Intel
CPUにおいて世界最大のシェアを誇るIntel。本社をアメリカのカリフォルニア州に置く半導体メーカーです。一般向けのエントリーモデルからプロゲーマーも使用するような高性能なモデルまで、幅広くラインナップしています。
IntelのCPUは使用目的によって種類が分けられています。一般的なパソコンで使用されているCPUは、「Core i」「Celeron」「Pentium」の3種類です。それぞれのシリーズについて特徴をご紹介します。
【Core i】
Intelの中でも最も広く使われている「Core i」シリーズ。Core iシリーズはエントリーモデルの「i3」、中位版「i5」、上位版「i7」、最上位版「i9」などと細分化されています。
「i5」は、動画編集やゲーム、ビジネスなどさまざまな目的で使われています。3D映像の作成など、パソコンに大きな負荷のかかる用途でも使用したいのであれば、「i7」や「i9」を選ぶとよいでしょう。
【Celeron】
価格の安さが魅力の「Celeron」。性能はCore iシリーズと比較すると劣るため、複雑な作業やゲームなど負荷のかかる用途には向いていません。ウェブ閲覧や文書作成など、簡単な作業を行う場合に適しています。
【Pentium】
PentiumはCeleronと同様、低価格・省電力を特徴とするCPUで、主にノートパソコンで使われています。高負荷な用途にはスペック不足ですが、軽い作業には問題なく使えるでしょう。なお、CeleronとPentiumの両ブランドは2023年に廃止が発表されています。
AMD
AMDもIntelと同じくカリフォルニア州に本社がある半導体メーカーです。AMDのCPUは基本的に「GPU(画像処理装置)」が内蔵されていません。GPUを搭載しているAMDのCPUは「APU」と呼びます。
AMDの主力CPUは「Ryzen」で、グレードはIntelの「Core i」シリーズの3、5、7、9と同様に「Ryzen3」「Ryzen5」「Ryzen7」「Ryzen9」があります。数字が大きいほど価格と性能が上がります。
AMDはRyzenシリーズ以外にもエントリーモデル「Athlon」プロセッサをリリースしていて、価格の安さを重視したい人から選ばれています。
CPU選びのポイント
CPUは、自分の用途に合った性能のものを選ぶことが重要です。ここからは、CPU選びのポイントについて解説します。
1.ソケット
IntelのCoreシリーズは「LGA~」、AMDのRyzenシリーズは「AM~」というように、CPUは取り付けられるソケットの種類が決まっています。CPUとマザーボードのソケットが一致しなければ取り付けできません。CPUを選ぶ際は、マザーボードのソケットをしっかり確認しましょう。
2.世代
CPUのスペックを確認する際には、開発された世代に着目するとよいでしょう。同じグレードであれば、新しい世代のものほど処理性能が高くなります。さらに、新しい世代は省電力化されていることが多いのもメリットです。
ただし、コストパフォーマンスを重視するのであれば、前世代の方が適しているケースもあります。世代にとらわれすぎず、スペックと価格のバランスを考えてみてください。
3.コア数
コア数とは、CPUに内蔵されたプロセッサーの数のこと。コアはCPUの中心となる重要な部分です。コアが複数あれば複数の命令を同時に処理でき、作業スピードも速くなります。
10コアや16コアなどコアが多いCPUであれば、ゲームの実況配信など同時並行の作業が多いシーンでも高いパフォーマンスが期待できるでしょう。
4.スレッド数
スレッドとは、同時に処理を行える作業単位のことです。スレッド数が大きいほど複数の処理を並行して行えるため、作業が効率化されます。
本来は1つのコアに対して1スレッドとなりますが、IntelやAMDは1つのコアに複数のスレッドを割り当てる技術を開発しました。たとえば「4コア8スレッド」の場合、実際は4コアでも8コアあるようパソコンに認識させるようになっており、作業効率がアップします。
5.クロック数(動作周波数)
クロック数とは、CPUの処理速度を表す数字です。単位はヘルツ(Hz)で、数値が大きいほど処理スピードが速くなります。
ただし、クロック数が大きくなるほど消費電力や発熱量は増えてしまいます。大容量の電源や、冷却性能の高いCPUクーラーが必要になる場合もあるため注意が必要です。
6.キャッシュ容量
キャッシュとは正確にいうとキャッシュメモリのことで、利用する頻度が高いデータを一時的にCPU内に保存しておくものです。画像や動画など頻繁に使用するデータをメインメモリまで読み込みすると時間がかかりますが、キャッシュを使用すれば読み込み時間の短縮につながります。
キャッシュ容量はCPUの処理速度に影響するため、高度な動画編集や最新の3Dゲームなどをする場合は、容量が大きいモデルを選ぶのがおすすめです。
用途別のおすすめモデル
ネット閲覧やメール、ゲーム、動画編集など、パソコンを使用する目的はさまざまです。主にどのような用途で使うのかを整理して、快適に使えるCPUを選びましょう。
ネット閲覧・メール
ウェブサイトの閲覧やメールの送受信など一般的な操作のみであれば、低価格帯のCPUでも快適に使用可能です。
複数のソフトを同時に使うシーンが少ないなら、エントリーモデルの「Core i3」や「Ryzen 3」でも十分に動作するでしょう。「Celeron」や「Pentium」も、手ごろな価格で購入したい方におすすめですよ。
3Dゲーム
3Dゲームのプレイ目的であれば、6コア以上のクロック周波数が高めのモデルを選びましょう。シリーズでいうと「Core i5」「Ryzen5」以上がおすすめです。さらに高画質でプレイしたい場合は、高性能な「Core i7」「Ryzen7」などが向いています。
ゲームをしながらチャットソフトを使用したり、攻略動画を見たりと複数の作業を並行して行いたいなら、スレッド数の多いモデルがおすすめです。
動画編集・ゲーム配信
動画編集やゲーム配信など高負荷な用途であれば、Core i7以上、Ryzen7以上の上位モデルが適しています。特に、ゲーム配信をする場合は複数のソフトを同時に使うことになるので、高速な処理が可能なCPUがおすすめです。
また、動画のエンコードもクロック数やコア数が大きいモデルであればスピーディに進みますよ。
デスクトップとノートパソコンのCPUは違う?
デスクトップパソコンとノートパソコンでは、求められるCPU性能が異なります。同じシリーズのCPUであっても、デスクトップパソコン用とノートパソコン用では特徴が異なることに注意してください。
例えば、持ち運びが想定されるノートパソコン用のCPUは、一般的に消費電力量や発熱量などが抑えられています。一方、自宅やオフィスに置いたまま使うデスクトップパソコン用のCPUは、処理能力の高いものが多くあります。
基本的に、デスクトップパソコン用のCPUの方が高性能であると考えておきましょう。
品番の末尾のアルファベットの意味は?
CPUの品番には「Core i5-12600KF」のように、末尾にアルファベットが付いていることがあります。この末尾のアルファベット(サフィックス)は、CPUの特性を表しています。以下がIntelとAMDのサフィックスの例です。
- K:オーバークロック可能
- F:GPU非搭載
- H:高性能ノートパソコン用
- X:高性能
- G:GPU搭載
- U:低消費電力・薄型ノートパソコン用
IntelのおすすめCPU6選
世界的に多くのパソコンに導入されているIntel製のCPU。ここから、IntelのおすすめCPUをご紹介します。
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商品情報
CPUメーカー Intel
CPUモデル Core i5
CPUスピード 3.7 GHz
CPUソケット LGA 1700
第12世代Intelのミドルクラスに位置するCPU。最新テクノロジーによる新しいゲーミング体験を叶えます。高性能Pコアと電力効率に優れたEコアを組み合わせたIntel初のハイブリッドアーキテクチャー搭載。新OSのWindows11にも最適なモデルです。
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(12件)
商品情報
CPUメーカー Intel
CPUモデル Core i5
CPUスピード 4.7 GHz
CPUソケット LGA 1700
Intel第14世代CPUのグラフィックス非搭載モデルです。高負荷処理を行うパフォーマンスコアと低負荷処理を行うエフィシエントコアの2種類が混在し、より効率的なパフォーマンスを発揮。高速なDDR5メモリをサポートしつつ従来のDDR4にも対応可能で、幅広い用途で利用できます。
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(1,218件)
商品情報
CPUソケット LGA 1700
プラットフォーム Windows 7
2次キャッシュ 25.0
ワット数 125 W
12コア20スレッドと高いスペックを誇る上位モデルです。従来と比べて大幅にシングルスレッド性能が向上。8コアCPUと同程度の価格帯でありながら、それを上回る高いゲーム性能を持っています。2種類のCPUコアをパソコンの状態に合わせて使い分け、高い性能と省電力を両立させているのも見逃せないポイントです。
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(22件)
商品情報
CPUメーカー Intel
CPUモデル Intel Core i9
CPUスピード 6 GHz
CPUソケット LGA 1700
第14世代CPUの最上位モデルです。シリーズ内でトップクラスの性能を誇る24コア32スレッドを搭載。第13世代コアのアーキテクチャやソケットはそのままにクロックを向上し、最大周波数6GHzと高い処理速度を誇ります。大規模なデータの活用や複雑な動画編集まで、幅広いシーンで高いパフォーマンスを発揮するでしょう。
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(1,718件)
商品情報
CPUメーカー Intel
CPUモデル Core i5
CPUスピード 2.5 GHz
CPUソケット LGA 1700
低発熱で高パフォーマンスという性質を持ったミドルクラスのCPUです。2種類のコアを使い分けてパフォーマンスを最大限に発揮させるという、新たな仕組みを取り入れています。ゲームの実況配信ではなく、シンプルにゲームを楽しむ用途であれば不足を感じることはないでしょう。
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(1,283件)
商品情報
CPUメーカー Intel
CPUモデル Core i3
CPUスピード 3.3 GHz
プラットフォーム Windows
低予算でパーツを揃えたい方におすすめのエントリーモデルです。4コア8スレッドと上位モデルよりは控え目ながら、ゲームプレイや動画編集にも対応できるポテンシャルがあります。省電力性に優れていて、電源ユニットの選択肢が広がる点も魅力的です。
AMDのおすすめCPU6選
Ryzenシリーズが登場して以来、利用者が急増しているAMD製のCPU。ここから、AMDのおすすめCPUをご紹介します。
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(6,068件)
商品情報
CPUメーカー AMD
CPUモデル Ryzen 5
CPUスピード 3.5 GHz
CPUソケット Socket AM4
VermeerベースのZen 3アーキテクチャを採用しているのが特徴のミドルクラスCPU。同性能帯においてトップクラスのコスパを誇ります。クロック周波数はやや抑えられているものの、ゲームプレイやインターネット閲覧といった日常的な用途では十分なモデルです。
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(119件)
商品情報
CPUメーカー AMD
CPUモデル Ryzen 5
CPUスピード 3.6 GHz
CPUソケット Socket AM4
6コア12スレッドのエントリーモデルのCPUです。前世代の「Ryzen 5 3500」の後継モデルで、Zen 2アーキテクチャを採用しています。動画配信や高画質ゲームなど高負荷な用途には向きませんが、低予算でゲーミングパソコンを組みたい方にとっては良い選択肢になるモデルです。
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(481件)
商品情報
CPUメーカー AMD
CPUモデル Ryzen 7
CPUスピード 3.4 GHz
CPUソケット Socket AM4
第3世代「Ryzen 7 3700X」の後継モデルです。同性能帯の他商品と比較してコスパに優れ、8コア16スレッドで動作する高い性能を持っています。省電力性も高いため、発熱量や電気代を抑えたゲーミングパソコンを組みたい方にもおすすめです。
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(56件)
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CPUメーカー AMD
CPUモデル AMD Ryzen 7
CPUスピード 4.2 GHz
CPUソケット Socket AM5
「ZEN4 CCDダイ」「L3ダイ」「Structualダイ」を3層に重ねた3D積層技術「3D V-CacheTechnology」を踏襲した第5世代モデルです。96MBという大きなL3キャッシュ容量を実現していて、ハイレベルなゲーミング性能を重視する方におすすめ。ベースクロックが4.2GHzと高いのも見逃せないポイントです。
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(119件)
商品情報
CPUメーカー AMD
CPUモデル Ryzen 3
CPUスピード 3.8 GHz
CPUソケット Socket AM4
ハイパースレッディング対応で4コア8スレッドというスペックを持つ廉価モデル。低価格を実現するために、Zen3アーキテクチャではなくZen2アーキテクチャを採用してコストを抑えています。本格的なゲームプレイやクリエイティブ作業には不向きですが、日常的なネット閲覧などは快適に行えます。
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(54件)
商品情報
CPUメーカー AMD
CPUモデル Ryzen 9
CPUスピード 4.2 GHz
CPUソケット Socket AM5
16コア32スレッドとハイスペックで、高速な処理を行える最上位モデルです。ベースクロックは4.2GHzで、ライブ配信やゲーム実況など高負荷な作業にも対応します。L3キャッシュメモリが128MBと大容量なのも魅力的なポイントです。
おすすめ商品比較表
インテル Intel Core i5-12600KF BX8071512600KF | インテル(Intel) Intel Core i5-14400F BX8071514400F/AZ | インテル Intel Core i7-12700K BX8071512700K/A | インテル(Intel) Intel Core i9-14900K BX8071514900K/AZ | インテル Intel Core i5-12400F BX8071512400F | インテル Intel Core i3-12100F BX8071512100F | AMD AMD Ryzen 5 5600 with Wraith Stealth Cooler 100-100000927BOX | AMD AMD Ryzen 5 4500 with Wraith Stealth Cooler 100-100000644BOX/EW-1Y | AMD AMD Ryzen 7 5700X without cooler 100-100000926WOF/EW-1Y | AMD AMD Ryzen 7 7800X3D without Cooler 100-100000910WOF | AMD AMD Ryzen 3 4100 with Wraith Stealth Cooler 100-100000510BOX/EW-1Y | AMD AMD Ryzen 9 7950X3D without Cooler 100-100000908WOF/EW-1Y | |
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今回は、CPUの基礎知識やおすすめモデルをご紹介しました。CPU選びでは、コア数やクロック数などのスペックをよく確認することが重要です。ゲームや動画編集など、用途に最適なCPUを見つけてくださいね。