CPUクーラーのおすすめ15選！空冷・水冷・LED発光などさまざまなタイプを紹介
PCの頭脳であるCPUを冷却する「CPUクーラー」。この記事では安定したパフォーマンスを発揮するためのCPUクーラーの選び方をご紹介します。空冷と水冷の冷却方式による性能の差やトップフローとサイドフローの違いも解説していきますので、CPUクーラーのアップデートを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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純正品以外のCPUクーラーを使うメリット
純正品以外のCPUクーラーを使うメリットは、パフォーマンスと静音性の改善です。純正品は基本的に最低限の冷却性能しか持たず、特に高い負荷がかかった時には稼働音が大きくなりやすいのもデメリットです。
純正品以外のCPUクーラーを使うことで冷却性能を高め、CPUの温度を効果的に管理できるようになります。静音性に優れたモデルも多いため、純正品からアップデートすることで快適で安定したPC環境を整えることができますよ。
CPUクーラーを選ぶときのポイント
CPUクーラーを選ぶ際にチェックしたいポイントについてご紹介します。冷却方式やエアフローの方向、対応ソケットなど、製品による違いが多いため、ぜひ参考にしてくださいね。
1.冷却方式
まずはCPUクーラーの冷却方式について「空冷」と「水冷」の特徴を解説します。
空冷
空冷式CPUクーラーは、ヒートシンクとファンからなるシンプルな構造が特徴です。ヒートシンクは熱を放散するためのフィン構造で、ファンは冷却を助けるために空気を送ります。
空冷タイプのなかにはヒートパイプを使った高性能なモデルや、タワーデザインの大型クーラーがあります。多くのケースに適合するので、比較的手軽に取り付けられるのが特徴です。
水冷
水冷式には「クーラント」と呼ばれる液体を使用します。ファンのほかに、クーラントを送るためのポンプやラジエーターを搭載しており、冷却ブロックに取り付けたポンプでクーラントを循環させ、ラジエーターで熱を放散するために空気を送ります。
水冷式は高い冷却効率と静音性が特徴です。
2.エアフローの方向
次にエアフローの方向について「トップフロー」「サイドフロー」の特徴を解説します。
トップフロー
トップフローは、冷却ファンがCPUに対して並行に取り付けられており、上から下へと風を送り込みヒートシンクを冷却します。CPUの周りにあるメモリやグラフィックボードなど熱を持つ他の機器を同時に冷却できるのがメリットです。
高さの低い商品を選べばケースサイズに関係なく取り付けができるため、スリム・ミドルタイプのPCケースを利用している方にもおすすめです。
サイドフロー
サイドフローは、マザーボードに対してファンが垂直に立つ形をしており、ヒートシンクに風を横からあてて冷却します。メリットは、風の向きが前から後ろに流れていくので、PCケース内の空気の流れを邪魔しないことです。
さらに垂直に立っているためCPU周りにスぺースがあき、メンテナンス性が高い点もポイントでしょう。ただし高さがあるため、スリムタイプ・ミドルタイプのケースに搭載できない可能性があります。
3.対応ソケット
CPUクーラーは特定のCPUソケットに対応するように設計されています。なかにはアタッチメントを付属したモデルもありますが、どの形状に対応しているかは製品によって異なるため、確認が必要です。
インテルのCPUソケットは「LGA1151」や「LGA1200」のようにアルファベットと数字の組み合わせで表記されており、その他にもAMDのCPUソケットには「Socket AM4」や「Socket TR4」などがあります。使用する予定のCPUソケットにクーラーを取り付けられるかどうか、事前に確認しておきましょう。
4.本体サイズ
CPUクーラーはPCケースのサイズに合ったものを選びましょう。サイズが合っていない場合、うまく取り付けられなかったり、内部のパーツに干渉してしまったりする恐れがあります。
特に高さのあるエアフロー型や大型の水冷式CPUクーラーは、小型のPCケースに収まらない場合があるので注意してくださいね。基本的に高性能なほどサイズが大きくなる傾向にあるため、高性能なCPUクーラーの導入を検討している場合、フルタワータイプなど大きめのPCケースを用意しておきましょう。
5.ファンのサイズ・風量・回転数・静音性
CPUクーラーの冷却性能を重視したい場合には、事前に最大風量をチェックしましょう。最大風量は、1分間にどれだけの風をヒートシンクにあてられるかを示す「CFM」で表記されます。この数値が高いほど多くの風を送ることが可能になり、50CFM以上の製品であれば高い冷却性能が期待できますよ。ファンのサイズが大きいほど取り込む空気量が増え、複数枚のファンが付いているモデルであれば、冷却力はさらに向上するでしょう。
静音性を重視したい場合には、ファン回転数とノイズレベルの低い商品を選択しましょう。ファン回転数は「rpm」、音量は「dB」という単位で表されます。騒音が気になる方は、ファン回転数が少なく、最大数値が20dB以下に抑えられているものを選んでみてくださいね。
6.固定方式（バックプレート・プッシュピン）
CPUクーラーの固定方法には「バックプレート式」と「プッシュピン式」の2種類があります。
バックプレート式は、マザーボード裏のプレートにネジを使って取り付けるためしっかりと固定できるのが魅力です。工具を用意する必要があるので手間がかかりますが、安定性に優れています。
プッシュピン式は、CPUクーラー側のピンを穴に押し込んで固定します。ピンなどのパーツの破損や差し込む位置には注意が必要ですが、工具を使用することなく手軽に取り付けられるのがメリットです。
7.寿命（MTTF）
CPUクーラーを長く使い続けたいなら、CPUクーラーが故障するまでの時間の目安になるMTTF（平均故障間隔）が長い商品を選びましょう。CPUを冷やせなくなるとパソコンの故障に直結してしまうため、寿命は大切なポイントです。
全ての製品に当てはまるわけではありませんが、水冷式と空冷式を比較した場合、比較的空冷式のほうが寿命が長くなります。水冷式はポンプのMTTFが短く、故障する可能性が高いというデメリットがあるためです。一方、空冷式は構造がシンプルなので、故障するまでの時間が長い商品が多い傾向がありますよ。
8.カラー・デザイン・LED
CPUクーラーを選ぶ際には、カラーやデザインもチェックしましょう。
なかにはLEDを搭載した製品もあり「単色LED発光タイプ」と「RGB」の2種類が主流で、RGBはさまざまな色に発光させることができます。冷却機能だけでなく見た目にもこだわりたい方はぜひチェックしてみてください。
トップフローのCPUクーラー5選
ここからは実際におすすめしたいトップフローのCPUクーラーをご紹介します。
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(276件)
タイムセール商品情報
電圧:12 ボルト
ワット数:2 W
対応デバイス:デスクトップ
騒音レベル:24.9 dB
材質:銅
製品サイズ :130(W)× 120(H) × 130(D) mm
クーラー本体の上面からマザーボード方向へ風を当てるトップフロー型のCPUクーラーです。高密度密閉型FDBを採用した新型ファンにより、長寿命で静音性に優れているのがポイント。Intelの最新ソケットのLGA1700やAMD最新ソケットAM5など、各社の最新ソケットに対応しています。
冷却ファンからの風が下向きに流れるトップフロー型のCPUクーラーです。高さわずか55mmなので、スリム型のPCケースにもおすすめ。純銅製のヒートパイプを5本使用することで冷却効果を高め、CPUに直接触れるベースは全銅製にすることで熱伝導が向上しています。バックプレートで固定するため、安定感がありますよ。
全高80mmに抑えた低背仕様のトップフロー型CPUクーラーです。歴代のIntelCPUのソケット形状に幅広く対応したブラケットを採用しているため、旧世代PCの保守やアップグレード品としてもおすすめ。ネジやナットがいらないツールレス設計なので、工具を使わずに組み立てができます。
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(10件)
商品情報
電圧:12 ボルト
ワット数:65 W
冷却方法:空気
騒音レベル:28 dB
本体サイズ:110×102×50mm
放射状にフィンを配置したトップフロー型のCPUクーラーです。冷却効率を上げる独自のフラワーヒートシンクのフィンデザインは熱の経路を単純化、直線化することで効率的に冷却できます。ヒートシンクの両端に備えたクリップで固定する方式で、簡単に取り付けができるのがポイントです。
ヒートシンク全体に銅を使った全銅製のトップフロー型CPUクーラーです。ファン込の全高を58mmに抑えながら、全銅化により冷却効率を高めています。強力な100mmファンを搭載することで十分な風量を確保。付属のファンマウンタを使用することでより冷却性能を高めることもできます。
サイドフローのCPUクーラー5選
独自のマトリックスフィンデザインで高い放熱性と静音性を実現したサイドフロー型のCPUクーラーです。必要に応じてエアフローと静圧を最大化し、最小限のノイズレベルで高い冷却性能を発揮します。頑丈なオールメタルブラケットと5段階の簡単な取り付けで安定感のある固定が可能です。
高性能 FDB ファンと、4 本のヒートパイプを備えた高い互換性のサイドフロー型CPU クーラーです。最大220Wの放熱効率が特徴で、優れた冷却性能を発揮します。4本のヒートパイプがプロセッサの熱を急速に伝達し、フィンを通して放熱。流体ダイナミックベアリングファンが最小限のノイズと効率的な冷却を実現します。
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(29件)
商品情報
電圧:12 ボルト
ワット数:35 W
騒音レベル:28.6 dB
製品サイズ:13.8 x 12.8 x 15.4 cm; 1.66 kg
6mm径ヒートパイプを6本採用した、ハイエンドクラスのサイドフロー型CPUクーラーです。フロントファンに薄型15mmファンを搭載し、ヒートシンク設計を後方にずらすことでマザーボード上のヒートシンクとの干渉を抑え、互換性を向上させているのが特徴です。ツインタワー型でありながら、高さを抑えた全高154mmのコンパクトな設計になっています。
CPUソケットに合わせて調整できる稼働式バックプレート付きのサイドフロー型CPUクーラーです。4本のニッケルメッキを施した銅製ヒートパイプをフィン部分に最適な形で分散して配置することで高い冷却性能を実現。大型の130mmファンを搭載しており、さらに効率よく冷却します。
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(217件)
商品情報
電圧:12 ボルト
ワット数:260 W
騒音レベル:27 dB
材質:アルミニウム
製品サイズ:長さ120 x 幅110 x 高さ159mm
ARGBライティングが簡単に楽しめるエントリーモデルです。銅製の4本のヒートパイプがCPUの熱を効率的にヒートシンクに伝え、高い冷却性能を発揮します。ホワイト使用のファンブレードが光を分散させることで鮮やかなライトアップ効果を楽しめるのも魅力です。
水冷式のCPUクーラー5選
Cooler Master MasterLiquid ML120L V2 RGB MLW-D12M-A18PC-R2
色やパターンの制御が可能なRGBライトを搭載した水冷式のCPUクーラーです。内部部品を改良することで耐摩擦性と耐久性を向上させ、工業用グレードのEPDMゴムを採用し、液漏れを防ぐシーリングを強化しています。ラジエーターの表面積を拡大し、効率の良い放熱を実現。風量と風圧のバランスの良いファンで効率よく冷却してくれますよ。
Amazonカスタマーレビュー
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(740件)
商品情報
電圧:12 ボルト (DC)
対応デバイス:デスクトップ
騒音レベル:27.2 dB
材質:銅
製品サイズ:39.4 x 11.96 x 2.72 cm; 1.65 kg
ヒートスポットから的確に熱を吸収する銅製ベースと水流のブーストにより、強力な冷却性能を発揮します。ラジエーターの表面積を増やすことで放熱性をアップ。120mmARGBファンがラジエーターの性能を最大限に引き出すと同時に、多彩なイルミネーションを演出します。
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(1,278件)
商品情報
電圧:28ボルト
対応デバイス:デスクトップ
騒音レベル:31.5 dB
材質:マザー
製品サイズ:39.7 x 12 x 2.7 cm; 1.1 kg
RGBLEDで鮮やかに光るポンプヘッドが特徴的な水冷式CPUクーラーです。iCUEソフトウェアによりファンやポンプのスピード調整、RGBライティングの制御および同期、CPU や冷却温度を監視できます。高性能ポンプと冷却プレートにより効率的な冷却が可能です。
アドレサブルRGB LEDで発光するライトリングとNZXTロゴで構成されたヘッドがお洒落な水冷式CPUクーラーです。無料の統合管理アプリで PCの用途に合わせて静音性優先、冷却性能優先などを簡単に設定できます。また、アドレサブルRGB LEDライトリングの発光色、発光速度、発光パターン、任意のカラーやパターンも自由にコントロールできるのが魅力です。
独自のカーブを描く銅製のベースプレートがCPUを完全にカバーしながら急速に放熱する設計になっています。ラジエーターには12本の流路を設け、効率よく熱を逃がしてくれるでしょう。ARGBライティングが映えるアクリル製のファンは最大回転数2200rpmを誇り、冷却性能が高いのもポイントです。
おすすめ商品比較表
  サイズ 超天 |  ID-COOLING IS-55 BLACK |  オウルテック OWL-CPUC04 |  ZALMAN CNPS80G Rev.3 |  Thermalright AXP-100 Full Copper |  DeepCool AK400 WH |  DeepCool R-AK400-BKNNMN-G-1 |  サイズ FUMA3 |  オウルテック Silent Cooler OWL-SC200V2 |  Cooler Master Hyper 212 LED Turbo ARGB RR-212TK-18PA-R1 |  Cooler Master MasterLiquid 360L Core ARGB White MLW-D36M-A18PZ-RW |  CORSAIR iCUE H150i RGB ELITE CW-9060060-WW |  NZXT Kraken 120 RL-KR120-B1 |  MSI MAG CORELIQUID M240 | |
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PCの性能を発揮できるCPUクーラーを選ぼう
CPUクーラーを選ぶ際にチェックするべきポイントは冷却方式の他にも静音性や風量、本体サイズなど非常に多く、選ぶのが大変だと感じる方も多いのではないでしょうか。CPUの性能を正しく発揮するために、ぜひこの記事を参考にしながら用途や目的に合ったCPUクーラーを選んでみてくださいね。