【2024年】グラボ(グラフィックボード)のおすすめ15選!比較のポイントも解説
3Dゲームや動画編集のマストアイテム「グラボ」。搭載しているPCは映像の処理能力が高く、3Dゲームなどをサクサクとスムーズに行えます。しかし、NVIDIのGeForceやAMDのRadeonなどシリーズが豊富で、どれを選んでよいのか悩みますよね。そこで今回は、グラボの比較ポイントやおすすめ品についてご紹介します。
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ゲームをしないならグラボは不要?
一般的にグラボはゲームで必要なパーツと認識している方が多いのではないでしょうか。実際にゲームプレイで使用されることが大半ですが、グラボはゲームをしない場合でも多くの用途で活用できます。
そもそもグラボとは、画像や動画の描画・編集を処理することに特化したPCパーツです。そのため、搭載しているPCは動画編集などの描画や編集の処理能力が高く、スムーズに作業ができます。
またマルチディスプレイを使用する際にも、カクつくことなく映像を出力できますよ。
グラボの買い替えどきは?
グラボの買い替えどきは、一時の価格高騰が収まった今がおすすめです。
ここ数年、暗号通貨のマイニング用として需要があったため、品薄状態が続き価格が高騰していました。ですが2022年9月に暗号通貨のシステムが変わり、マイニングの際グラボが不要になったことで品薄が解消され、現在は適正価格で購入できるようになっています。
また、グラボの寿命は一般的に4~5年程度とされています。故障が起きない場合でも、最新ゲームの推奨スペックを満たし快適にプレイするためには、定期的な買い替えが必要です。
ハイエンド・ミドルレンジ・ローエンドって?
ハイエンド・ミドルレンジ・ローエンドとは、PCの性能やパーツの性能のクラスを表す言葉です。
ハイエンドとは最上位という意味で、最高性能のパーツやそのパーツを組み合わせて作られたPCのことを指します。対して、ローエンドは性能が劣っているという意味ではなく、もっとも低コストである製品のことです。
ミドルレンジはハイエンドとローエンドの中間で、一般的でありふれた性能をもつ、ニーズの高い性能の製品を指します。
グラボの比較方法・選び方
グラボを選ぶ際のポイントは「プレイしたいゲームの推奨スペック」「ベンチマークのスコア」「メーカー」「冷却性能・ファン回転数」「TDP・消費電力」と大きく分けて5つあります。
ここからは、この5つのポイントを詳しく紹介していくので、重視したいポイントをチェックして自分に合ったグラボを見つけてくださいね。
1.プレイしたいゲームの推奨スペックを確認
プレイしたいゲームがある場合は、そのゲームの推奨スペックを超える性能をもつグラボを選ぶようにしましょう。
推奨スペックギリギリのグラボでは、ユーザーが密集した環境で処理が重くなり、映像のクオリティや操作性が低下する恐れがあります。そのため、推奨スペック以上の性能のグラボを選ぶのがおすすめです。
たとえば「ストリートファイター6」の推奨スペックは「NVIDIA RTX2070」または「AMD Radeon RX 5700XT」と公式サイトに記載されています。また、画像生成AI・CADソフトを使用する際やゲーム配信をする際も、できるだけ高い性能のグラボを選ぶと安心ですよ。
2.ベンチマークのスコアをチェック
一般的な3Dグラフィック処置性能を測るソフトや、販売元が用意しているオリジナルのソフトなどネット上にはさまざまな種類のベンチマークがあるので、それぞれのスコアを比較して適切なグラボを選ぶようにしましょう。
ベンチマークとは、グラボを含めたパソコンの性能を測るソフトのことです。比較したいPCで共通のベンチマークのソフトを実行させると、その実行速度を数値化します。このベンチマークのスコアが高ければ高いほど、処理能力が高くなめらかな映像の出力が可能です。
3.メーカーで選ぶ
グラボビデオチップのメーカーには、「NVIDIA」と「AMD」の2社があります。ここからは、それぞれのメーカーの特徴を詳しくご紹介ます。特徴を比較して、自分に合ったグラボを選ぶようにしましょう。
NVIDIAのGeForce
NVIDIAは多くのPCゲーマーに選ばれているメーカーで、特にゲームプレイヤー向けの「GeForce」シリーズが有名です。
NVIDIA製のグラボがPCゲーマーに支持されている理由は「ゲームとの高い互換性」にあります。多くのゲームは動作チェックをNVIDIA製のチップで行っているため、初心者の場合もNVIDIA製を選ぶのがおすすめです。また、グラフィックドライバーの改善が速く不具合が起こりにくいので、安定したゲームプレイを楽しめますよ。
AMDのRadeon
AMDは電力効率に優れており、NVIDIAよりも低コストで購入が可能なメーカーです。中でも「Radeon」シリーズが広く認知されています。
グラボは消費電力が大きいので、長時間稼働させる場合かなり電気代がかかります。また、電源容量を超えると動作しなくなるリスクも。その点、電力効率に優れているAMD製のグラボは少ない電力で高画質な映像を描画できるので、電気代を節約できます。それほど高画質な映像は求めていない方はAMDの製品がおすすめです。
4.冷却性能・ファン回転数を比較
グラボを選ぶ際には、冷却性能・ファン回転数も重要なポイントです。
グラボは故障を防ぐために本体を一定の温度に保つ冷却機能が備わっています。グラボに設定されている最高温度を超えないように、ファンを回転させて放熱し本体を冷やします。
注目したいのはこのファン回転数です。ベンチマークのソフトを使用して負荷をかけている数分間のファンの回転数を比較しましょう。同じ適正範囲内の温度に保っている状態で、ファンの回転数が少ない方が冷却性能が高いといえます。特に長時間ゲームなどで使用する方に必要な性能ですよ。
5.TDP・消費電力を比較
グラボを選ぶ際は、TDP・消費電力もしっかりチェックする必要があります。グラボには計算を行うGPUというパーツが搭載されています。
重要なのは使用するPCに搭載されている電源ユニットが、その消費電力に対応しているかどうかです。いくら高性能なGPUを搭載したグラボを選んでも、PCが対応していなければ使用できないので注意してください。
GPUはグラボの性能を決める重要なパーツで、このGPUが最大でどれだけの熱を発するのかは「TDP」で表されます。TDPの数値が高いと熱の放出量が多いので、消費電力量が多いことになります。高性能なGPUを搭載してるグラボほど、TDPが高く消費電力量が多いため覚えておきましょう。
ミドルレンジのグラボのおすすめ7選
ここからは、ミドルレンジ、ハイエンジ、ローエンジに分けておすすめのグラボをご紹介します。まずは、ミドルレンジのグラボのおすすめ7選をご紹介するので、それぞれの特徴を比較して自分に合ったグラボを見つけてみてください。
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(398件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX4060 Ti
グラフィックRAMサイズ:8GB
GPUクロック速度:2580
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort、HDMI
AIとトレーシング性能により現実のような光源や反射、影を描写するリアリズムと没入感を楽しめるグラボです。冷却と静音性を両立したファンも特徴で、一対のファンブレードを外輪部で結合させ、大型ヒートシンクにエアフローを集中させます。MSI独自のソフトウェア「MSI Center」も魅力で、リアルタイムに監視、調整、最適化が可能です。
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(4,025件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX4060
グラフィックRAMサイズ:8GB
GPUクロック速度:2505MHz
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort
上記のモデル同様に、AIとレイトレーシング性能が搭載されており、リアリティの高い音声と映像を体感できます。上記のモデルとの違いはコア数と消費電力です。同時並行できる作業数を表すコア数の数値は低いですが、その分消費電力も低いので電力効率に優れたグラボといえます。
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(4,025件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX3060
グラフィックRAMサイズ:12GB
GPUクロック速度:1807MHz
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort,HDMI
多くの自作PC愛好家から定評のある「トルクスファン3.0」を搭載しており、高い静圧により空気を生み出します。それにより、冷却効率を向上させて、熱性能の限界を引き上げています。また温度が一定以下になるとファンが停止する機能がついており、無駄な騒音を排除してくれるのも魅力です。快適な環境でゲームを楽しめますよ。
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(677件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX 4070
グラフィックRAMサイズ:12GB
GPUクロック速度:2520MHz
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort
高風量の「トルクスファン4.0」を搭載しており、高い冷却性と長さ242mmというコンパクトサイズを実現しています。コアパイプも特徴的で、接触面積を最大限にする精密加工を施すことで、熱を効率的に分散し冷却効果を高めています。高い冷却性能をもっており、温度上昇による故障のリスクを抑えてくれますよ。
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(39件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX3070Ti
グラフィックRAMサイズ:8GB
11枚のブレードを備えるトリプルファン仕様のオリジナルクーラーを搭載したグラボです。柔軟なファンコントロールが可能で、ファンの回転数を個別に調整できます。加えて、アイドル時はファンを停止させられるので、無駄な騒音なくゲームを楽しめますよ。ZOTAC独自のオーバークロックツールも魅力で、分かりやすいインターフェースで簡単にクロック調整やファンコントロールなどが行えます。
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(682件)
商品情報
シリーズ:AMD Radeon RX6600
グラフィックRAMサイズ:8GB
GPUクロック速度:2044MHz
次世代の8Kビデオ出力にも対応しており、高い解像度のビジュアル体験を楽しめます。「AMD Eyefinity テクノロジー」を搭載しているので、3台以上のモニター出力が可能です。複数のモニターを使用することで、ゲームではより高い没入感を味わえ、仕事では作業効率を上げられますよ。
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(9件)
商品情報
シリーズ:AMDのRadeon RX7600
グラフィックRAMサイズ:8GB
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort
パフォーマンスとシンプルさを融合させたグラボです。搭載された2つのファンは、小型の車輪中心部とバリアリングを特徴としており、より長いブレードを実現します。また、GPUの温度が55°以下のときにはファンの回転を停止でき、負荷の軽いゲームや作業を静かに行えますよ。さらに、ASUS独自のソフトウェア「GPU Tweak III」を利用し、簡単に監視、調整、チューニングが可能です。
ハイエンドのグラボのおすすめ4選
ここからは、ハイエンドのグラボのおすすめ4選をご紹介します。高価格帯ではありますが、高性能で機能も充実しています。コンパクトなグラボや高い冷却性能をもつグラボ、耐久性の高いグラボなど、よりクオリティの高いグラボを選びたい方におすすめです。
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(138件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX4070Ti SUPER
グラフィックRAMサイズ:16GB
GPUクロック速度:2655MHz
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort, HDMI
シルバーとブラックで統一されたスタイリッシュな見た目が魅力的です。わずか120mmとスリムな奥行きながら、3つの強力なファンを搭載し冷却性能に優れています。インターフェース拡張や搭載される「DLSS 3機能」により、4Kまたは1440p解像度を実現しています。よりリアルに近い映像でゲームプレイを楽しめますよ。
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(42件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX4080 SUPER
グラフィックRAMサイズ:16GB
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort, HDMI
上記モデルとの大きな差は消費電力です。上記モデルの約半分の消費電力なので、電力効率のよいグラボだといえます。一方で、上記モデルの方がメモリクロック数が倍の数値になっています。メモリクロック数が高いほど同じ時間内により多くの処理が可能になるので、どちらを重要視するか優先順位を考えて選ぶようにしましょう。
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(22件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX4080 SUPER
グラフィックRAMサイズ:16GB
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort
耐久性の高さが特徴のグラボです。105度で20,000時間持続可能と評価された軍用規格のコンデンサを搭載しており、高い負荷をかけながら長時間使用する際に向いています。独自のソフトウェア「GPU Tweak III」に対応しおり、パフォーマンス調整、温度制御などを直感的に行えるのもポイントです。
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(376件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce RTX4090
グラフィックRAMサイズ:24GB
GPUクロック速度:2595
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort, HDMI
MSIのノウハウが詰まった集大成の「トルクスファン5.0」を搭載しており、低速回転時でも高圧のエアフローを持続します。従来型のファンと比較して約23%も風量が増加しており、高い冷却性能が特徴です。ほかにも、低電力損失と強力な電圧制御を担うDrMOSや熱伝導性を高める豊富なサーマルパッドなどを搭載しており、パフォーマンスを高める設計となっています。
ローエンドのグラボのおすすめ4選
ここからは、ローエンドのグラボのおすすめ4選をご紹介します。比較的リーズナブルなので、手頃な価格のグラボを探してる方におすすめです。性能や価格を比べて、お好みの商品を見つけてください。
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(1,366件)
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce GT710
グラフィックRAMサイズ:1GB
GPUクロック速度:954MHz
ビデオ出力インターフェイス:VGA, DVI, HDMI
1999年に設立された日本のPCパーツブランド「玄人志向」のグラボです。放熱する機能をもつヒートシンクが搭載されたファンレスタイプのモデルで、ファンによる雑音が発生せず快適にプレイできます。ビデオメモリの容量が1GBとコンパクトなので消費電力が低く、発熱量も少ないです。高度なグラフィック処理を必要としない方におすすめですよ。
商品情報
シリーズ:NVIDIA GeForce GT730
グラフィックRAMサイズ:2GB
GPUクロック速度:92MHz
ビデオ出力インターフェイス:VGA, DVI, HDMI
基本的なグラフィック処理やマルチメディアタスクを行うのに向いています。上記の製品同様に高度なグラフィック処理が必要な最新ゲームなどには向きませんが、軽量なゲームや動画編集など幅広い用途での利用が可能です。比較的安価な価格帯なので、コストパフォーマンスが高いグラボといえます。ファンレス仕様なので、動作音がしないのもうれしいポイントです。
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(102件)
商品情報
シリーズ:AMD Radeon RX550
グラフィックRAMサイズ:4GB
ビデオ出力インターフェイス:HDMI
複数のアプリケーションを同時に使用してもスムーズに動作でき、ローエンドの中では高性能なモデルです。冷却性能には冷却ファンを採用しており、効率的に発熱を抑えて故障のリスクを防ぎます。予算を抑えつつ性能のあるグラボを求める方にぴったりですよ。
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(127件)
商品情報
シリーズ:AMD Radeon 6400
グラフィックRAMサイズ:4GB
ビデオ出力インターフェイス:DisplayPort, HDMI
上記のモデルより高い性能をもっており、最新ゲームや高画質なビデオ再生などに対応しています。予算が許すのであれば、こちらのグラボの方が使用する幅が広がり便利ですよ。ただし性能が高い分消費電力も高くなるので、その点に注意しておきましょう。ロープロファイル設計なのもポイントで、ノートPCやスリムなケースを使用する場合に向いています。
おすすめ商品比較表
MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC VD8517 | MSI GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC VD8560 | MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC VD7553 | MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC VD8664 | ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti Trinity OC ZT-A30710J-10P VD7769 | ASRock AMD Radeon RX6600 GDDR6 8GB 90-GA2RZZ-00UANF | ASUS AMD Dual Radeon RX 7600 OC Edition 8GB GDDR6 DUAL-RX7600-O8G-V2 | MSI GeForce RTX 4070Ti SUPER 16G VENTUS 3X OC VD8728 | MSI GeForce RTX 4080 SUPER 16G VENTUS 3X OC/A VD8793 | ASUS TUF Gaming GeForce RTX 4080 SUPER 16GB GDDR6X OC Edition/TUF-RTX4080S-O16G-GAMING | MSI GeForce RTX 4090 GAMING X SLIM 24G TRI FROZR 3 VD8655 | 玄人志向 NVIDIA GeForce GT 710 1GB GF-GT710-E1GB/HS | ASUSTek NVIDIA GeForce GT 730 / 2GB GDDR5 / GPU Tweak II / GT730-SL-2GD5-BRK | 玄人志向 グラフィックボード AMD Radeon RX550 GDDR5 4GB RD-RX550-E4GB/LP | 玄人志向 グラフィックボード AMD Radeon RX6400 GDDR6 4GB RD-RX6400-E4GB/LP | |
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