お絵描きタブレットのおすすめ14選! パソコン不要なもの、安いものからハイエンドまでプロが解説
漫画やイラストなどを紙とペンなどのアナログではなくデジタルデバイスで描きたいと思った場合、必要となるのがイラスト用タブレットです。とはいえ、モバイルタブレット、液タブ、板タブと選択肢は意外と多く、どれを選べばいいかが悩ましいところ。そこで、タブレット端末に詳しいイラストレーターに、選び方のポイントを教えてもらいました!
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お絵描き(イラスト)用タブレットの3つの種類
お絵描き用タブレットには、モバイルタブレット、液晶タブレット(液タブ)、ペンタブレット(板タブ)の3種類があります。モバイルタブレットとはiPadに代表されるいわゆるタブレット端末。それに対して液タブ、板タブはPCに接続して使うイラスト専用のデバイスです。
それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の用途や目的に合わせて選ぶのが正解。まずは、この3種類についてみていきましょう。
イラスト用タブレットの選び方はまず「PCで描くかモバイル端末で描くか」によって大きく分かれます。モバイル端末で描きたいならモバイルタブレット一択ですし、PCで描きたいなら液タブか板タブかの二択になります
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お絵描き用途に限らないタブレット全般に関してはこちら
iPadとアンドロイドが代表。パソコン不要な「モバイルタブレット」
iPadやアンドロイドタブレットなど、いわゆるひとつのタブレットです。もちろんイラスト専用ではありませんが、上位機種を選べばプロがそれ一台で仕事を完結できるくらいのレベルで使いこなすことが可能です。パソコンが不要なのも良い点です。
iPad、アンドロイド、Windowsタブレット、AmazonのFireタブレットといった種類がありますが、イラスト用として主流なのはiPadとアンドロイドタブレットのふたつです。
iPadとアンドロイドでは使えるアプリに違いがあります。漫画やアニメ、ゲーム系のイラストを描く人が多く使う「クリップスタジオペイント」というアプリは両者にありますが、もう少しアート寄りのイラストを描きたい人に支持される「プロクリエイト」というアプリはiPadでしか使えません。プロクリエイトが使いたいなら、選ぶべきはiPadです
イラストレーター
モバイルタブレットのメリット・デメリット
- パソコンが不要
- 外出先でイラストが描ける
- 性能的にも十分なものが多い
- 動画閲覧などお絵描き以外の用途にも使える
- 電源切れの懸念
- 作業効率では液タブ、板タブに劣る
- 画面サイズに限界がある
パソコン代わりにもなる定番中の定番「iPad」
iPadの良さはなんといってもその安心感ではないでしょうか。多くの人が使っていて、どれを選んでも大きく外すことがありません。その最新モデルは2024年発売のiPad Proと、同じく2024年発売のiPad Air。iPad Proは13インチモデルを選ぶと20万円を超える価格になってしまうので少し手が出にくいですが、iPad Airの13インチモデルであれば約12万円と現実的な価格に。本格的にイラストを描きたいのであれば、検討したいモデルとなっています。
一方、iPad Pro、iPad Airの発売に伴い、無印のiPadは値下がりしており、買いやすい値段に。レイヤーを大量に重ねる複雑かつ超本格的なイラストを描こうと思うとやや物足りなく感じるかもしれませんが、気軽にお絵描きを楽しむのであれば十分なスペックとなっています。
iPadはアップルペンシルとの互換性に注意
iPadで気をつけたいのがイラストを描くときには必須となるペンデバイス、アップルペンシルとの互換性です。アップルペンシルには第一世代、第二世代、USB-Cモデル、アップルペンシルプロの4モデルが存在しますが、まずUSB-Cモデルは下画像にあるような、筆圧を感知して色の濃淡などを描き分けられる筆圧感知機能がないため、イラスト用途としてはかなり厳しいスペックとなり、事実上選択肢から外れます。
そして、前述した2024年発売のiPad ProとiPad Airは、イラスト制作に必須な感圧式のペンとしてはアップルペンシルプロしか使えない(アップルペンシルプロは2024年発売の両機種でしか現状使えません)など、モデルによって互換性があるため、購入の際は注意が必要です(記事後半で対応関係をまとめているので、参考にしてください)。
ただ一方、最新のアップルペンシルプロは筆圧はもちろん、傾き、回転までも検知するなど高機能。ペンを握るとメニューが表示されるなど、イラストを描く人の痒いところに手が届く性能となってもいます。
iPadなら中古という選択肢も
iPadの場合中古も有力な選択肢になります。基本構成でのメインメモリが増えた2020年発売のiPadPro以降のモデルなら、イラスト用途には十分頼れるか余裕があるくらいのチップが搭載されているので、基本的に処理性能で心配する必要はありません
イラストレーター
コスパに優れたモデルも多い「アンドロイドタブレット」
iPad以外のモバイルタブレットで有力な選択肢となるのがアンドロイドタブレットです。各社から多くのデバイスが発売されていますが、注目がサムスンのSシリーズ。これにはペンデバイスが付属するのですが、そのペンに「液タブ」でシェアNO.1を誇る国内メーカー・ワコムのセンサーデバイスが使われており、ペン自体の性能が非常に高いのです。
「ペンを選ぶ」こともできるのがアンドロイドタブレットのメリット
事実上アップルペンシルしか選択肢がないiPadに対し、ある程度機種を選ぶことでペンも選べることができるのはアンドロイドタブレットならでは。ペンデバイスはデジタルでイラストを描く場合に非常に重要な要素ですから、そこを基準に選ぶのもありです。
ホバー機能が備わっていることも多い
また、液タブでは常識ながら、iPadでは一部の機種にしか備わっていない「ホバー」と言われる機能(下画像。ペンがタブレットに触れる前にカーソルをポイントしてくれる機能。色を塗るときなどにあると便利)がついているなど、イラスト用途に使いやすいのも特徴です。
普段iPhoneではなくアンドロイドの携帯を使っている方であれば、アンドロイドタブレットを選ぶのもいいのではないでしょうか。
ギャラクシーのSシリーズの少し前のモデルを使っていますが、iPadを含め3台所有しているタブレット端末のなかでもっとも使用頻度が高いです。私はPC+液タブでイラストを描いていますが、ペン性能が高いこともあり、『今日はギャラクシーだけで仕事をしろ』と言われてもなんとかできる性能があると思います
イラストレーター
液タブ(イラスト用液晶タブレット)
PCに接続して使う液晶タブレット「液タブ」もイラストを描く上での有力な選択肢です。まずデメリットを先に挙げると、デスクトップPCに接続して使うのが前提なので携帯性がないこと。
一方、イラストを描くのに特化した性能であること、PCと接続して使うためキーボードショートカットを使うことができて作業効率が良いことなど、操作を突き詰めることができるのが液タブの最大のメリット。プロのイラストレーターが仕事で使う場合、選ばれることが多いのが「液タブ」です。
また、iPadやアンドロイドタブレットでは書き味を紙のようにするためにはペーパーライクフィルムを付ける必要がありますが、そうするとどうしても色味に影響が出てしまいます。液タブの良いモデルの場合は、アンチグレア処理(反射や映り込みなどを抑える処理)などが最適化されているため、ストレスなく使うことが可能です。
iPadやアンドロイドタブレットは、基本的に保護フィルムを貼って使うケースが多いと思いますが、そうすると線が意外とブレてしまうというデメリットが実はありますが、自宅での使用が想定されるが故に保護フィルムを貼る必要がない液タブの場合、そのようなことが起きません。
作業効率を突き詰めると液タブになる
その最大手は前にも名前のあがったワコム。国内メーカーでもあり、選んで心配がないこのジャンルでもっとも信頼のおけるメーカーです。対抗軸となるのがAmazonなどで購入できるXPペン(XPPen)やフイオン(HUION)といった中国メーカー。総じてコスパが良いので、初期コストを抑えたいならば選択肢に入ってきます。
中国メーカーは製品サイクルが早く、弱点改善が早いスピードで進みます。なので、選ぶのであればなるべく最近のものを探してください。安いからという理由であまり古いモデルを選ぶのは、中国製液タブ選びではNGです
イラストレーター
液タブのメリット・デメリット
- イラストに特化したものを選べば作業効率を突き詰められる
- PCに接続して使うため画面サイズを大きくできる
- 紙のような書き味で描くことができる
- 作業を行うにはPCが必要
- 比較的高額なものが多い
- 自宅でしか作業ができない
板タブ(イラスト用ペンタブレット)
見た目の印象は完全に「板」。筆圧などを検知するセンサーが付いており、そこにペンを走らせることでPC上で作画がされるデバイスが、イラスト用のペンタブレット、通称「板タブ」です。
モバイルタブレット、液タブとの大きな差分となるのが価格の安さで、1万円台から選ぶことができ、自宅にあるPCにつなげば最低限のお絵描き環境を構築することが可能です。
板タブの知られざるメリット「姿勢が楽」
板タブを選ぶ大きなメリットが、姿勢がラクなことです。液タブもモバイルタブレットも、画面を上から下(斜め下)に覗き込む姿勢となるので、首・背中・腰に大きな負担がかかります。しかし、板タブだけはPCと正対した姿勢で描ける。漫画家さん、絵師さんが板タブを使っているケースは実は多いんですよ。デメリットは、作業環境が地味なので「SNSでドヤれない」ことでしょうか(笑)
イラストレーター
板タブのメリット・デメリット
- イラストに特化したものを選べば作業効率が高い
- PCに接続すれば画面サイズを大きくできる
- 手元ではなく画面を見ながら作業をするため姿勢がラク
- 価格が安いものが多い
- 作業を行うにはPCが必要
- 自宅でしか作業できない
お絵描きタブレットを選ぶポイント
お絵描きタブレットと一口に言ってもサイズや性能はさまざまです。買ってから後悔しないためには、使う人や目的に合わせて選ぶことが大切。この記事では選ぶ際のポイント4点ついてご説明していきます。
ポイント1:お絵描き/イラストに必要な画面サイズ
お絵描きタブレットの画面サイズは商品によって大きな差があり、スマホがひと回り大きくなった程度の約7インチから、パソコン並みの12インチ以上までそろっています。持ち歩きやすさを最重視する方には、小さく軽い7~8インチが適していますが、イラストを描くには物足りないかもしれません。
画面が大きくなるほど細かい作業がしやすくなるため、精度の高さやストレスなく作業できることを求めるならある程度の大きさは必要です。携行性と操作性のバランスがよく、一般的に使いやすいとされるのは10インチ以上。精密なイラストを描くなら12インチ以上をおすすめします。
ポイント2:イラスト制作に必要なスペック
作業効率や作品の保存に影響してくるのが、メモリやストレージの容量です。動きが遅いと感じずにスムーズに作業するために、メモリはiPadであれば6G以上、アンドロイドであれば8GB以上ほしいところ。仕事で本格的に使うならiPadで8GB以上、アンドロイドで12GB以上を推奨します。
描いたデータを保存しておくストレージは、イラスト用途だけと決めているのなら64GBでもやりくりできますが、使いにくくなるのでおすすめではありません。動画制作などには使わないとして、使いやすい容量は128GB〜。アンドロイドタブレットの場合、マイクロSDカードでストレージを補う機種もあるので、ストレージを抑えて作品の保存はマイクロSDにといった運用も可能です。
どんなタブレットが向いてる? フローチャートでチェック!
iPadからAndroidか、液タブか板タブか……仮にゼロから選ぶとなると、どれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。そこで、わかりやすいフローチャートをご用意しました。選ぶ上での参考にしてみてくださいね。
iPadからAndroidか、液タブか板タブか……仮にゼロから選ぶとなると、どれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。そこで、わかりやすいフローチャートをご用意しました。選ぶ上での参考にしてみてくださいね。
おすすめお絵描きタブレット14選
さて、ここからはおすすめのお絵描きタブレットを具体的にご紹介していきます。iPad、アンドロイドタブレット、液タブ、板タブの順に紹介していくので、興味のあるものを探してみてくださいね。
iPadから探す
まずは定番のiPadから見ていきましょう。まずは最新・最高峰のモデルをご紹介。
iPad Pro(M4 ※2024発売)
お絵描き用のタブレット端末として最初におすすめしたいのが最新のiPadProです。まずはアップル製品なのでiPhoneユーザーの方なら操作がやりやすいのがメリット。
さらに、13インチの大画面、256GBから(最大2TB!)の大容量ストレージ、最新もM4チップ搭載とイラスト用途に限っても嬉しい機能がてんこ盛りで、最新のアップルペンシルプロも使用することが可能です。
絵を描くのみならず、動画を作成したりと、その他の用途も同時に満たしてくれる、現時点で最強のタブレット端末のひとつではないでしょうか。
iPad Air(M2 ※2024年発売)
2024年に発売された最新のiPad Airです。2022年に発売されたiPad Proと同じM2チップを搭載したハイパフォーマンスモデルですが、最新のiPad Proと比べると価格がグッと安くなるのが魅力です。
サイズは11インチと13インチから選ぶことが可能。持ち運びを重視するなら11インチ、イラストを描く上での作業環境を重視するなら13インチという棲み分けになるでしょう。
iPad (2022/第10世代)
最新のiPad ProならびにiPad Airの発売に伴い、価格が1万円安くなったのが現行のiPadです。10.9インチのディスプレーで持ち運びがしやすく、アップルペンシルを使って気軽にお絵描きを楽しむことができます。
ストレージは64GBと256GBから選ぶことができますが、クリエイティブ用途で使うのであれば、少し値段は高くなりますが256GBを選ぶのがおすすめです。
iPadとアップルペンシルの互換性を調べておこう
アップルペンシルUSB-Cは筆圧検知機能がないため、イラスト用としてはアップルペンシルプロ、アップルペンシル第2世代、アップルペンシル第1世代の選択肢となります。それぞれ対応する機種が異なるので、iPadならびにアップルペンシル購入の際は調べておきましょう。
アップルペンシルプロの対応機種
- iPad Pro13インチ(M4)
- iPar Por11インチ(M4)
- iPar Air13インチ(M2)
- iPad Air11インチ(M2)
アップルペンシル第2世代の対応機種
- iPad mini (第6世代)
- iPad Air (第4 、第 5 世代)
- iPad Pro 12.9 インチ (第3〜第6世代)
- iPad Pro 11 インチ (第 1〜第4世代)
アップルペンシル第1世代の対応機種
- iPad mini (第5世代)
- iPad (第6〜9世代)
- iPad (第10世代)
- iPad Air (第3世代)
- iPad Pro 12.9 インチ (第1、第2世代)
- iPad Pro 10.5 インチ
- iPad Pro 9.7 インチ
最新のiPad ProとiPad Airは筆圧対応としてはアップルペンシルプロにしか対応していません。第1世代、第2世代のアップルペンシルを持っていても互換性がないので注意してください
イラストレーター
アップルペンシル(USB-C)はお絵描きには向かない
アップルペンシル(USB-C)には筆圧検知機能が搭載されておらず、線の強弱や色の濃淡などを表現する必要があるイラスト用途には向いていない。使えないことはもちろんないが、表現上かなり大きな制約を受けるので、“絵を描く道具”としては選ばないほうがベター。
アンドロイドタブレット
次に、GoogleのAndroid OSを搭載したお絵描きタブレットを3点ご紹介します。Android搭載のタブレットは複数のメーカーが製造しているため、サイズ・スペックの選択肢が多く、価格もさまざま。多くの商品から自分にぴったりな1台を見つけやすいうえ、アプリも充実しています。ペンが付属する商品と別売りの商品があるので、必要な場合は別途購入してくださいね。また、安いモデルの中にはクリエイティブ用途には処理能力が心許ないモデルも少なくないので注意が必要です。
ペンの性能がいい「ギャラクシータブレット」
アンドロイドでおすすめなのがサムスンのギャラクシーシリーズ。iPadにアップルペンシルが付属しないのに対し、Sペンと呼ばれるイラストを描くのに適した高性能ペンが付属しているタイプが多いため、元々のコスパが良いのに加え、さらにお得があります。
Galaxy Tab S9 Ultra
サムスンのギャラクシーシリーズの最新モデルで、シリーズ最大の14.6インチの大画面が特徴です。512GBの大容量で、防塵・防水対応は持ち運びを想定すると嬉しい機能と言えそうです。付属のSペンの使いやすさもイラスト用途を想定する上では大きなメリット。
お絵描き用のアンドロイドタブレットとして、現時点で最高峰と言っていいスペックを誇ると言っても過言ではありません。
Galaxy Tab S9 SE
Amazonカスタマーレビュー
Amazonカスタマーレビュー
(147件)
商品情報
モデル名 Galaxy Tab S9FE
メモリストレージ容量 128 GB
画面サイズ 10.9 インチ
ディスプレイ最大解像度 2304×1440
同じギャラクシータブS9シリーズながらググッと買いやすいお値段なのがこの「FE」です。画面サイズは10.9インチとコンパクトで、ストレージ容量は128GBとほぼ最低限。気楽にイラストを描きたいと思ったときに、手に取りやすいのが魅力です。また、Sペンが付属するので、ペンデバイスを別途購入する必要もありません。
Galaxy Tab S6 LITE
Amazonカスタマーレビュー
Amazonカスタマーレビュー
(200件)
商品情報
モデル名 Galaxy Tab S6 Lite
メモリストレージ容量 64 GB
画面サイズ 10.4 インチ
ディスプレイ最大解像度 2000×1200
こちらは10.4インチとさらに小型で、465gと軽量なタブレット。ストレージ容量は64GBと小さいですが、最大1TBまで拡張することが可能です。持ち運びを重視するのであれば、この選択肢もありでしょう。
パソコンがあるなら! 液タブ/板タブもチェック
ここまではお絵描きタブレット8商品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ここまで紹介してきたモバイルタブレットはノートパソコンのようにも使えるので、趣味のイラストから仕事の書類作り、ネット閲覧や動画鑑賞、ゲームなど幅広く活用することが可能です。
それに対し、以下に紹介する液タブと板タブは、PCに接続しないと使えないというデメリットがあります。それでも、多くのプロはこれらのデバイスを使います。専門的にイラストを描きたい! という方は検討する方があると思います。
液タブ(液晶タブレット)
まずは液晶画面を備えたペンタブレット「液タブ」をみていきましょう。最大シェアを持つのは国内メーカーのワコム。コスパ重視なら中国メーカーのXPペン(XPPEN)やフイオン(HUION)が選択肢に入ってきます。
Wacom Cintiq Pro 27
トップメーカーであるワコムの最高峰の性能を誇るのがCintiq Pro 27です。高性能なワコムプロペン3が付属し、直感的に作業ができるマルチタッチ機能を搭載しています。本格的にイラストに取り組みたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
ワコム Wacom One 液晶ペンタブレット 12 USB-C Cable DTC121W0D
気軽に紙と同じような感覚で描くことができる、ワコムのペンタブレットです。USB-Cで簡単にPCやアンドロイド端末に接続することが可能。ワコムワンスタンダードペンが付属するので、すぐに書き始めることができます。
ワコム Wacom Cintiq 16 FHD DTK1660K1D
もう少し本格的な液晶タブレットなら、ミドルクラスのCintiq 16はいかがでしょうか。ひとまわり大きい15.6型のフルHD液晶を採用し、反射や映り込みを軽減するアンチグレアフィルム加工も施しています。 付属ペンも筆圧感知レベル8192のPro Pen 2にランクアップ。内蔵スタンドを使って最大19度、別売りのスタンドをセットすれば最大68度まで傾けられるので、常に快適なポジションで作業できそうです。
XPPen Artist Pro 16 (Gen 2)
紙のような滑らかな描き心地、替え芯も用意された高性能のペン、傾き検知機能、使いやすい付属の「左手デバイス」、さらに使いやすいスタンド……とイラストを描きたい人に嬉しい機能があれこれ詰まったコスパの良いモデルです。
幅広いOS、幅広いアプリに対応しているので、お絵描き用途のみならず、アイデア次第で仕事にも使えそう。サイズは14インチと16インチから選べるので、目的と好みに合わせて選んでくださいね。
HUION Kamvas 13
手に取りやすい価格で初めての液タブ候補として検討したいのがフイオンのKambas13です。お値段は安めですが筆圧感知、傾き検知といった機能をしっかりと搭載。アンチグレアフィルムが搭載され、外光などを気にすることなくイラスト制作に集中することができます。液タブを試してみたいけど予算はないという方は、こちらを検討してみてはいかがでしょうか。
板タブ(ペンタブレット)
Wacom Intuos Pro
紙のような繊細な描き心地をもつペンタブレット(板タブ)です。付属するワコムプロペン2は優れた感圧性能を持ち、意図通りの線を描くことが可能です。薄さはわずか8ミリで、外観は非常にスタイリッシュ。左手側にはショートカットキーを割り当てられるエクスプレスキーとタッチホイールがあるので、作業効率も突き詰めることが可能。サイズはミディアムとラージの2種類から選べます。
xppen deco pro gen2
本体にペン、左手デバイス、替え芯と一通りが揃って手頃な値段で手に入るXPPenのペンタブレットです。サイズを9×6インチ、11×7インチ、15×9インチが用意され、作業環境やスペースに応じて選ぶことが可能です。バッテリーは大容量で、10時間の連続使用が可能です。
HUION Inspiroy Dial 2
カスタマイズ可能なダイヤル2個とショートカットキー6個を搭載し、作業効率を究めるられる板タブです。摩擦度をアップさせて紙に描くような摩擦感を獲得。±60度の傾き検知機能、高い筆圧検知レベルを持つなど、機能も充実しています。
おすすめ商品比較表
この記事で紹介している商品の気になる画面サイズやディスプレー解像度を比較してみました。
商品選びの参考にぜひチェックしてみてくださいね。
Apple iPad Pro(M4) 13インチ | Apple iPad Air (M2) 13インチ | Apple iPad (第10世代) 10.9インチ | Galaxy Tab S9 Ultra | Galaxy Tab S9FE SM-X510NZAAXJP | Galaxy Tab S6 Lite | Wacom Cintiq Pro 27 | ワコム Wacom One 12 DTC121W0D | ワコム Wacom Cintiq 16 FHD オリジナルカスタムブラシセット DTK1660K1D | XPPen Artist Pro 16 Gen 2 | HUION Kamvas 13 GS1331 | Wacom Intuos Pro Mサイズ | Xppen deco pro gen2 | HUION Inspiroy Dial 2 | |
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Amazonカスタマーレビュー | ||||||||||||||
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画面サイズ | ||||||||||||||
13インチ | 13インチ | 10.9インチ | 14.6インチ | 10.9インチ | 10.4インチ | 27インチ | 12インチ | 15.6インチ | 16インチ | 13.3インチ | - | - | - | |
ディスプレー解像度 | ||||||||||||||
2752×2064ppi | 2732×2048ppi | 2360×1640ppi | 2960×1848ppi | 2304×1440ppi | 2000×1200ppi | 3840×2160ppi | 1920×1080ppi | 1920×1080ppi | 2560×1600ppi | 1920×1080ppi | 1920×1080ppi | - | - | |
PC接続 | ||||||||||||||
不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 要 | 要 | 要 | 要 | 要 | 要 | 要 | 要 | |
タッチペン付属 | ||||||||||||||
なし | なし | なし | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | |
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理想のお絵描きタブレットを使って思う存分イラストを描こう
イラスト用に使えるモバイルタブレット、そしてイラスト専用のペンタブレットをご紹介しました。自分が求めるサイズ・スペック・機能にこだわって選んだタブレットは、仕事に趣味にきっと大活躍するでしょう。本記事を参考に、ぜひお気に入りの1台を入手してくださいね。
モバイルタブレットの魅力は一台ですべてが完結するところ。iPad一台あれが、世界中どこにいてもイラストが描けるというのは魅力です。一方で作業効率を突き詰めるとパソコンと液タブ、あるいは板タブが最強となります。どんなふうにイラストを描きたいかなどを考えて選ぶと良いと思います!
イラストレーター
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