低反発マットレスのおすすめ10選と選び方!高反発との違いやメリットも解説
ふんわりもちもちの感触が心地よい「低反発マットレス」。今使っているマットレスに重ねて使えるトッパータイプもあり、ニトリをはじめとしたさまざまなメーカーから販売されています。この記事では低反発マットレスの選び方や厚さ、おすすめの商品もご紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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低反発マットレスとは?
低反発マットレスとは、反発力が低くもっちりとした触り心地のマットレスです。マットレスの反発力とは圧力をかけたときに押し返す力のことで、低反発マットレスは手でぐっと押すと、しばらく手形がついたままでゆっくりと戻ってきます。
非常にやわらかくどんな体勢でも体にフィットするため、体全体が包み込まれるような寝心地のよさが特徴的です。空気をあまり通さない素材で保温されやすいので、冬場は特にぬくもりも感じられますよ。
高反発マットレスとの違い
高反発マットレスは押し返す力が強いので、手で押すとすぐに戻ってきます。体感としては低反発マットレスのようなもっちり感はなく、少し硬いと感じられる方が多いでしょう。しかしその分体が沈みこまないため、軽い力で寝返りが打てます。
体の大きい方や体重の重い方は体が沈みこみすぎて寝返りが打ちにくく、体勢が変えられないことで肩こりや腰痛の原因になることがあるので、そういった場合には高反発マットレスの方がおすすめです。
低反発マットレスのメリット
低反発マットレスの最大のメリットは、体が包み込まれるようなフィット感とやわらかさです。全身を布団に包み込まれて眠りたい方にはぴったりで、ゆったりと眠れるでしょう。また横向きで寝ることが多い方も、肩や腰などがよく沈みこんで痛くないため、自分の好きな体勢で眠りやすいですよ。
寝返りのしにくさに関しても、子どもや体重の軽い方はあまり沈みこまないので、デメリットを感じにくいといえます。あたたかさも感じやすいため、寝るときに寒さが気になりやすい方にもおすすめです。
低反発マットレスのデメリット
低反発マットレスのデメリットは、マットレスが体にフィットしすぎて寝返りを打ちにくいことです。先述の通り体の大きな方や体重の重い方ほどこのデメリットを感じやすく、寝返りが少ないと長時間同じ箇所に負担がかかり続け、肩こりや腰痛を引き起こしかねません。
日ごろからあまり寝返りを打たない方なら特に問題ありませんが、のびのびと寝返りを打ちたい方は注意が必要です。また通気性が低いため、冬場は暖かくて良くても夏場は蒸し暑く感じることがあります。夏場は熱中症のリスクもあるので、低反発マットレスを使う場合は温度や湿度の管理が必須です。
【比較】高反発マットレスのメリット
後反発マットレスのメリットは、寝返りが打ちやすいことです。反発力が強いため体があまり沈みこまず、軽い力で寝返りが打てるため、就寝中の体圧分散や温度調節などが簡単にできます。
また低反発マットレスよりも通気性がよいので、冬場は少し寒く感じることもありますが湿気がこもらず快適です。マットレスは湿気がこもりやすくカビが生えやすいものでもあるので、衛生的に使い続けたい方にも高反発マットレスがよいでしょう。
【比較】高反発マットレスのデメリット
低反発マットレスの寝心地のよさに慣れている方が、高反発マットレスに切り替えると硬く感じて寝心地が悪くなる場合があります。寝心地が悪いとリラックスして眠れないため、低反発マットレスのやわらかさが好きな方は注意が必要です。
また低反発マットレスは商品のバリエーションが多いですが、高反発マットレスはバリエーションが少なく、値段も高価な傾向にあります。そのためさまざまな商品から選びたい方や、リーズナブルさを重視する方にはあまり向いていないかもしれません。
低反発マットレスは腰痛になりやすい?
一般的に低反発マットレスは、寝返りが打ちにくいため同じ場所に負荷がかかり、腰痛になりやすいとされています。しかし体の部位ごとに硬さが違って体が痛くなりにくいものがあったり、低反発マットレスの下に高反発マットレスを敷いて沈みこみすぎないようにしたりといった対策方法があるので、必ずしも腰痛でお悩みの方に低反発マットレスが向いていないわけではありません。
ただし一般的な低反発マットレスを選ぶと腰痛が気になりやすくなる可能性が高いため、商品選びは慎重に行ってくださいね。
低反発と高反発の多層構造マットレスも注目
中には低反発マットレスと高反発マットレスのメリットだけを組み合わせた多層構造のマットレスもあるので、腰痛持ちの方はぜひチェックしてみてください。多層構造のマットレスは体に触れる1番上の層だけが低反発素材になっており、ほかの層には高反発素材やコイルなどが使われています。
低反発素材のみで作られた単層構造ほどのフィット感はありませんが、単なる高反発マットレスよりもやわらかく感じるため、寝返りの打ちやすさと寝心地の良さを両立できておすすめです。
低反発マットレスが向いている人は?
一般的に低反発マットレスは、横向きで寝る方や体重が軽い方に向いているとされています。しかし単に心地よさが好きという方にも向いているので、低反発と高反発のどちらにするか迷ったら以下をチェックしてみてください。
横向きに寝ることが多い人
横向きで寝ることが多い方は肩に負担がかかることが多いですが、低反発マットレスなら肩がしっかり沈みこんでフィットするので、長時間でも痛くならず快適に寝られます。
また寝返りを打ちにくい分、寝ているときの姿勢が安定しやすいため、いびき対策や抱き枕を使う方などできる限り横向きで寝たい方にもおすすめです。
体重が軽い~平均的な体重の人
子どもや体重が軽い細身の方は低反発マットレスでも沈みこみにくいため、ほどよく体にフィットして、寝心地のよさやあたたかさといったメリットだけを感じやすいといえるでしょう。
一般的には体重が軽い方ほどやわらかいマットレスが向いているといわれており、具体的な目安としては体重40キロ未満の方におすすめです。
やわらかい・沈む寝心地を好む人
体重だけで選ぶと、ほとんどの大人が低反発マットレスに向いていないことになりますが、もちろん低反発マットレスのやわらかさや包み込まれるような寝心地が好きな人にもおすすめです。
心地よく眠るためは自分にとってリラックスできる環境が非常に大切なので、体格にかかわらず自分にとって心地よくて癒されると感じるのであれば、ぜひ低反発マットレスを選んでみてくださいね。
低反発マットレスの選び方
低反発マットレスを選ぶ際には、まず単体で使用できるタイプと寝具にかぶせるだけで使えるタイプのどちらかを選びましょう。その上で、好みの厚さやサイズ、機能性を備えたものを選んでみてくださいね。
1.タイプで選ぶ
低反発マットレスには、敷布団やマットレスに敷くだけで使えるトッパータイプと、マットレスとして一般的な単体使用タイプの2種類があります。それぞれ使い心地や寝心地が異なるので、想定している使い方や好みに合わせて選んでみてください。
トッパータイプ
マットレストッパーは、現在お使いの布団や高反発マットレスなどの上に敷いて寝心地をよくするタイプです。どんなベッドや敷布団の上からも使用できるので、誰でも気軽に低反発マットレスのやわらかい寝心地が楽しめます。
寝心地はマットレストッパーの厚みや素材によりますが、厚めのものほど低反発マットレスの感触を強く感じられるのでおすすめです。なお一般的にマットレスは経年劣化しますが、マットレストッパーを使えば少しでも長く同じマットレスが使い続けられますよ。
単体使用タイプ
低反発マットレスのもっちり感や包み込まれる感じを思いきり味わいたい方は、マットレス全体が低反発素材になっている単体使用タイプを選びましょう。低反発マットレスの特徴が全面に出ており、フィット感が高すぎて一度横になったら動きたくなくなるほどの心地よさが楽しめます。
ただし通気性の低さをカバーするためにも、湿気取りシートやこまめな立て掛け、布団乾燥機の使用などでカビ対策をしっかり行ってくださいね。
2.好みの厚さで選ぶ
非常に分厚い単体使用タイプなら特に気にする必要はありませんが、トッパータイプや薄めのマットレスを選ぶ場合は厚みもしっかりチェックしておきましょう。低反発は沈み込みが深いため、薄すぎると床の硬さ(底付き感)を感じやすくなってしまいます。
具体的には10cm未満の低反発マットレスだと底付き感が出やすいため注意が必要です。床に直接敷いて使うなら、15cm以上の厚みがあれば十分な厚みがあって快適に寝られるでしょう。
3.ムレにくさ・通気性をチェック
低反発マットレスの通気性の低さが気になる場合は、目には見えないけれど分子レベルで穴がたくさん空いている「オープンセル構造」や、目に見える穴がたくさん開いている「ピンホール加工」のものを選んでみてください。
穴が空いていることで通気性がよくなり空気がこもりにくくなるため、湿気やカビが気になりにくくなります。ただし通気性がよい分、耐久性が低くなることもあるので、通気性と耐久性のどちらを優先したいかをよく考えて選びましょう。
4.シングルやセミダブルなどサイズで選ぶ
マットレスのサイズはセミシングルからキングサイズまでありますが、一般的には体の幅に30cm余裕を持たせたサイズが必要とされています。しかし大きく寝返りを打つ方の場合はもう少し余裕がないと、無意識に寝返りを躊躇してしまったり、マットレスから落ちてしまったりする場合があるので注意が必要です。
5.折りたたみ式など収納のしやすさで選ぶ
使わないときは折りたたんで収納したり、気軽に立て掛けて干したりしたい場合は、折りたたみタイプのマットレスが便利です。折りたたみタイプはつなぎ目があるため違和感が気になる方もいますが、何枚もつなげて複数人で一緒に寝られたり、降りたたみ方を変えればソファーやスツールとして使えたりするものもあります。
気軽に移動させやすい軽量なものも多いため、敷きっぱなしにするのは嫌だといった方にもおすすめです。
6.コスパ的に安いかで選ぶ
低反発マットレスは高反発マットレスよりもリーズナブルなものが多いですが、コスパを重視したい方は耐久性もあわせてチェックしてみてください。耐久性が高いものなら、長く使えば使うほどコスパがよくなりお得です。購入価格は少し高くても、長く使えるものならコスパがよいといえますね。
低反発マットレスのおすすめ8選
ここからはおすすめの低反発マットレスを8個ピックアップしてご紹介します。現在大使いの布団やベッドに重ねるだけで使えるものが多いので、気になるものがあれば気軽にチェックしてみてくださいね。
耐久性を表す復元率が98%と非常に高く、長く使ってもへたりにくい低反発マットレスです。取り外しや装着がしやすいL字型ファスナー付きのカバーが付属しており、カバーは自宅で手軽に洗えます。体圧分散性が高いため、低反発でも頭や腰に負担が偏らず、バランスのよい姿勢がキープ可能です。低反発素材ならではモッチーとした感触も楽しめます。
ニトリのシングルサイズのトッパータイプです。6cmとしっかりとした厚みがあります。カバー表面には防菌や防臭、防ダニ加工も施されているため衛生的で、洗濯機の使用も可能です。ナチュラルなグレーのカバーはおしゃれにどんなインテリアにもなじみやすいでしょう。なお使用されているウレタンフォームは、植物由来の原料を25%配合されています。
商品情報
【厚さ】3.5cm
オーダーメイドのように体にフィットする「ウルトラ ヴィスコエラスティック」と言う反発素材を使用しています。現在使っている布団やベッドにセットできるトッパータイプで、この1枚引くだけで体圧分散性が高くなり、肩や腰にかかる負担を和らげられるので非常に便利です。なお国内で品質にこだわって作られていますよ。
高品質のニット生地のカバーが心地よく、裏面には滑り止めが付いていて使い心地のよい低反発マットレスです。四隅にはお使いの布団やベッドマットレスに固定できる紐が付いています。使わない時はくるくるとまとめて、付属の収納テープで巻くだけでコンパクトに収納可能ですよ。敷布団をお使いの方で毎日上げ下げしている方にもおすすめできます。
商品情報
【厚さ】5cm
経年劣化してきたマットレスに敷いて寝心地を改善するタイプですが、床にそのまま敷いても使えます。緑茶から抽出した成分が配合されており、天然の防臭性があるためいつでも快適に使用可能です。石油由来の原料ではなく植物由来の原料に置き換えて作られた、環境に優しい素材で作られているため、地球環境が気になる方にもぴったりでしょう。
体への負担がほとんどないかのような快適さを実現する、メーカー独自の穴あき構造が特徴的な低反発マットレスです。カバーにファスナーが付いており、簡単に取り外して洗濯できます。水洗いはもちろん、洗濯機も使用可能です。休みには固定用の紐が付いており、裏面には滑り止めの生地が使用されています。
商品情報
【厚さ】20cm
低反発素材ならではの寝心地にこだわって作られたマットレスです。ジャガード織のカバーは厚みとクッション性があり、低反発素材と相まって何度でも包み込まれたくなる心地よさです。また天然の抗菌作用と防臭作用があるとされる、緑茶抽出成分や活性炭を使用しています。地球環境に優しい素材を使用しているので、エコに貢献したい方にもおすすめです。
アイリスプラザ 低反発 トッパーマットレス
低反発素材の中でも中程度のやわらかさを持つ、トッパータイプのマットレスです。現在お使いの布団やベッドが固いと感じている方にちょうどよく、体への負担を和らげながら寝心地もアップしてくれます。ゴムバンドで敷布団やマットレスと固定できてズレにくいところも魅力です。中材は洗濯できませんが、カバーは洗えますよ。
高反発との多層構造の低反発マットレス2選
ここからは目覚めた時に体の痛みを感じる方におすすめの、高反発素材と低反発素材を組み合わせたタイプをご紹介します。コンパクトに収納できる折りたたみタイプもあるのでぜひチェックしてみてください。
商品情報
【厚さ】10cm
7.5センチの高反発素材と、2.5センチの低反発素材を組み合わせた多層構造のマットレスです。体をしっかりと支えながらもやわらかい肌あたりを感じられます。生地にはポリエステルジャガードのニット生地を採用しており、ホルムアルデヒドなどの有害物質テストもクリアしているため安心して心地よく使えるでしょう。
山善 マットレス シングル 3つ折り 2層構造
耐久性が高くてへたりにくく、体圧分散性や寝心地も良好な折りたたみタイプのマットレスです。シングルサイズなのでワンルームなどにお住まいの一人暮らしの方にもぴったりで、折りたたみタイプなら気軽に立て掛けて干したり、使わない時は収納したりもできます。抗菌と防臭加工が施されているため、より衛生的に使えてうれしいですね。
おすすめ商品比較表
もっちりとした低反発素材に包まれながら眠ろう
低反発素材に全身を包み込まれるような感覚が味わえる、低反発マットレス。現在別のマットレスを使っていても、上に重ねるだけで使えるものも多いので、ぜひこの記事を参考にお気に入りのマットレスを見つけてみてくださいね。
この記事では、自分に合ったベッドマットレスの選び方とおすすめ商品をご紹介します。腰痛などの就寝時によくあるお悩みに応えるマットレスもピックアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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