山口県の日本酒おすすめ14選!代表的な酒造メーカー・銘柄など人気アイテムをご紹介

山口県の日本酒おすすめ14選!代表的な酒造メーカー・銘柄など人気アイテムをご紹介

寒暖の差が大きく良質な水に恵まれた山口県は、日本酒好きの方に有名な日本酒の産地のひとつです。


国内外で人気の「獺祭」をはじめ、ほんのりした甘みが人気の「長門峡」や濃い割にさっぱりとした飲み口の「雁木」など、高級日本酒もよく知られていますよ。この記事では、山口県の日本酒について解説するとともに、おすすめの日本酒もご紹介します。

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世界で有名な銘柄も!山口県の日本酒の魅力

なだらかな中国山地が県内を横断している山口県は、南が瀬戸内海、西と北が日本海に面しており、地域によって気象状況が異なります。


そのため、山口県の日本酒といっても地域によってさまざまな味わいの銘柄が楽しめるのが大きな魅力です。
広島県に近い県東部は「獺祭」や「雁木」「五橋」といった繊細な味わいが特徴の銘柄を、関門海峡寄りの県西部は「Ohmine」「山頭火」などやや硬めですっきりとした味わいの銘柄を生産する酒蔵が集まっています。


日本海側に位置する県北部は「東洋美人」に代表されるやさしい口あたりの銘柄の産地として有名です。

エリアごとに銘柄を飲み比べして、それぞれの味わいを楽しむのもおすすめですよ。

山口県の有名な酒造メーカーと銘柄

日本酒造りが盛んな山口県は、県内に29軒の酒蔵があります。山口県内の有名な酒造メーカー5社と代表銘柄についてそれぞれご紹介しますので、ぜひ購入する際の参考にしてみてくださいね。

旭酒造

1948年に創業した旭酒造は、山口県東部の岩国市にあり、名酒「獺祭」で知られる酒造メーカーです。

一年中酒造りを続ける四季醸造、酒米として名高い「山田錦」を使った純米大吟醸のみを生産するという特徴があります。

もろみや水などの時間や温度経過の管理をデータ化することで、酒造りの専門職である杜氏を置くことなく高品質の日本酒を造り続けており、ヨーロッパを中心に世界各国へ輸出され、高い評価を受けている酒造メーカーとして有名です。

2023年には、アメリカ最大の料理学校と提携しニューヨーク州で建築した酒蔵を操業開始する予定で、その精力的な挑戦に今後も目が離せません。

獺祭(だっさい) 純米大吟醸45 1800ml

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酒米「山田錦」の精米歩合を45%に調節しており、米の香りや甘みが堪能できます。中辛口ながらフルーティーな甘さがあり、ほどよくすっきりした口あたりなのでとても飲みやすいです。日本酒が好きな方はもちろん、日本酒を飲み慣れていない人もシンプルなおいしさを楽しめる純米大吟醸です。

酒井酒造

明治4年創業の酒井酒造は、硬水仕込みが主流であった時代から軟水仕込みに挑戦し、昭和22年の全国新酒鑑評会で第1位を獲得して一躍その名を知られる酒造メーカーとなりました。



山口の地酒として、地元の水と米を使うことに一貫してこだわり、地元の農家コミュニティ「トラタン村」で栽培されている「山田錦」や山口県オリジナル酒米「西部の雫」「イセヒカリ」を使った仕込みを続けています。


創業から受け継いできた伝統の味を守りつつ、発泡性純米酒の製造などの新しい商品開発にも取り組み「五橋」「ねね」などの代表銘柄を持つなど、多くの日本酒ファンから愛され続けています。

五橋 純米吟醸 西都の雫 1800ml

山口県内で生産される酒米「山田錦」と、県内で最も大きい錦川の伏流水を使って仕込んだ純米酒です。華やかな香りとやわらかい飲み口が特徴で、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど専門家からも高い評価を受けています。酸味がやや強く、すっきりとした上品な味わいなので、料理と一緒に日本酒を楽しみたい方にもおすすめです。

八百新酒造

山口県岩国市を流れる錦川の傍流・今津川のほとりに蔵を構える八百新酒造は、本家の醤油醸造に加えて清酒醸造を生業とし、明治10年に創業しました。


戦争や酒類販売の規制緩和といった激動の市場変化に翻弄され、経営の立て直しを図るも次々と訪れる困難に一時期は休造の危機に。


しかし、長年の試行錯誤の末に誕生した「雁木」で見事に復活を果たします。現在では、国内外の日本酒コンクールでの受賞、航空会社国際線の畿内提供酒採用など、ますます注目を集める酒造メーカーの一つと言えるでしょう。

雁木(がんぎ) 純米吟醸 みずのわ 720ml

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辛口ならではの軽快ですっきりした飲み口と、甘くやさしい香りを同時に楽しめる純米吟醸酒です。純米吟醸生原酒に水を加えた後加熱殺菌しており、上品なうまみをしっかり閉じ込めているため飲み飽きません。さっぱりとした味わいなので、単独で飲むだけでなく食事をしながら楽しむのもおすすめ。2020~2022年にANA国際線ビジネスクラスの機内提供酒として採用された実力派です。

岡崎酒造場

大正13年に創業した岡崎酒造場は、毎年11月から3月までに仕込みを行う寒造りを特徴とした酒造メーカーです。


国指定の名勝地・長門峡から流れる阿武川の水を使った代表銘柄「長門峡」をはじめ、季節限定酒や地元・萩の名産である柚子や橙を使ったリキュール酒など、老若男女問わず愛される商品を展開していますよ。

岡崎酒造場が誇る清酒は、杜氏が受け継いだ伝統の技によって丁寧に醸造されています。


その品質が評価され、全国新酒鑑評会では7度の金賞受賞、山口県新酒鑑評会では2度の最優等受賞など多くの受賞歴を誇り、全国に多くのファンを持つ酒造メーカーとして有名です。

清酒 長門峡 1800ml

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厳選された酒米「山田錦」を低温でゆっくり醗酵させて丹念に仕上げられたお酒です。豊かな香りとコクのあるまろやかな味わいでとても飲みやすいです。


やや酸味を感じる辛口で、すっきりとした口当たりなので飲み飽きません。単独で飲むのもおすすめですが、食事のお供のお酒にぴったりでしょう。

澄川酒造場

大正10年に山口県萩市で創業した澄川酒造場は、「0杯から1杯へ」というコンセプトのもと、水や米にこだわった清酒造りを行っています。


2013年の集中豪雨により酒蔵が床上浸水し、貯蔵していた1万本以上の清酒を流失する壊滅的な被害に遭うものの、酒造仲間の献身的な支援を受けて翌年には新酒蔵が完成。


初代当主が亡き妻を思って名付けた「東洋美人」のみを創業より一貫して生産し、世界最大級の日本酒コンペ「SAKE COMPETITION」の「Free Style under 5000」でのグランプリ獲得や日露首脳会談の夕食酒採用など、国内外で高い評価を受け続けています。

東洋美人 純米吟醸 50 1800ml

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地元山口で栽培された酒米「山田錦」と「西都の雫」を原料とした、やわらかな甘みを感じさせる清酒です。


この清酒は、冷やだけでなく燗にしても楽しめる適度な熟成感を意識して生産されており、清涼感のある酸味とほろ苦さも同時に楽しめる上、深みのある味わいが人気を集めています。


コクとキレのバランスがいいので、熱燗だけでなく食中酒として味わいたい人におすすめですよ。

山口県の日本酒の選び方の3つのポイント

清涼な水と肥沃な土地で栽培された酒米を使って醸造される山口県の日本酒は、長く受け継がれてきた伝統の技に固執することなく、市場の変化に合わせて柔軟な姿勢で味を追求し続けているのが大きな特徴です。山口県の日本酒を上手に選ぶ3つのポイントを紹介します。

気になる酒造メーカーから選ぶ

山口県には29の酒造メーカーがあります。

それぞれ醸造方法や酒造りにおいて大切にしているポイントが異なることもあり、多種多様な日本酒が生まれていると言えるでしょう。


飲んでみて美味しいと感じた山口県の日本酒を作っている酒造メーカーを調べて、他のラインナップの日本酒を試してみることもおすすめです。

また、山口県内の気になる酒造メーカーをいくつか選び、そのメーカーの日本酒から気になる銘柄をピックアップして飲み比べてみるのも楽しいですよ。

甘口や辛口、味わいや個性で選ぶ

山口県の日本酒は、他県産の日本酒と同じく甘口も辛口もあります。

山口県の日本酒は、さわやかですっきりとした口当たりのタイプが多いのが特徴ですが、酸味が強めのタイプやフルーティーな甘みを感じるタイプなど、その味の個性は実に多種多様です。


酒造メーカーによっては、酒米や精米の違いによって異なる味わいの日本酒を数種類呑み比べられるセットを販売している場合がありますので、異なる銘柄を比べながら違いを楽しみつつお気に入りの銘柄を探してみてくださいね。

使用される酒米に着目する

山口県の日本酒は、地元で無農薬栽培された「山田錦」を採用している銘柄が多いですが、その他に山口県ならではの酒米を使っている銘柄も少なくありません。


かつては生産量が減少し、幻の米と呼ばれたものの、山口県の酒米として復活を果たした「穀良都」や、その「穀良都」と「西海222号」を交配させて作った山口県オリジナル酒米「西都の雫」などがよく知られています。

山口県の日本酒に共通するキレのよさやさっぱりとした味わいを出しやすい酒米なので、酒米にこだわって銘柄を選ぶのもおすすめです。

山口県のおすすめの日本酒7選!

香りが豊かで飲みやすく、食事との相性がいいことでも知られる山口県の日本酒。数多くの銘柄の中から、特におすすめしたい銘柄を7つ紹介します。

永山本家酒造場 貴 日本酒 純米大吟醸 720ml

酒造メーカー・永山本家酒造場が自家栽培している「山田錦」を使った純米大吟醸です。「ドメーヌ」とは自社栽培した作物を使って醸造を行うという意味のワイン用語で、永山本家酒造場の代表銘柄である「貴」は、まさに日本酒界のドメーヌと言うにふさわしい風格と味を兼ね備えています。白ワインのようなやわらかい口あたりで、魚料理との相性は抜群です。

永山酒造 特別純米酒山猿 1800ml

永山酒造
永山酒造 特別純米酒山猿 [ 日本酒 山口県 1800ml ]

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3.3

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(6件)

商品情報

県名: 山口県
農業と共に生きる蔵として、地元の農家の生産する酒米を主に使用しております

すっきりとした辛口の純米酒です。新品種の酒米ではなく、長い伝統を持ちながら一度途絶えた後に復活した幻の酒米「穀良都」を使用しています。香りは控えめながらキレのある味わいが特徴で、令和1年に全米日本酒歓評会で、令和2年に全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなどプロからの評価が高い銘柄です。すっきりとした口当たりなので、肉料理と組み合わせるとより美味しさが引き立つでしょう。

はつもみぢ 原田弦月 無濾過純米吟醸 720ml

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山口県産の酒米「山田錦」を原料米として使用した、上品でキレのある味わいが人気の純米吟醸です。やや甘口で飲みやすく、飲んだ後の清涼感が印象的で、料理の味をしっかり引き立てる日本酒としても知られています。常温または軽く冷やして飲むと、青リンゴの豊かでさわやかな香りと原料米のほのかな甘みのバランスを堪能できますよ。

阿武の鶴酒造 三好 green 純米吟醸酒 720ml

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阿武の鶴酒造が、2017年に約30年ぶりの休造期間を経て酒造りを再開した人気銘柄です。華やかな香りとコクのある味わいで、しっかりした飲みごたえを感じさせます。飲んだ瞬間はすっきりとしていますが、ほのかな苦みと辛みが後味として広がり、肉料理やスパイシーな味付けの料理との相性がいいと評判です。

岩崎酒造 長陽福娘 無濾過生原酒 720ml

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酒米として人気が高い「山田錦」を精米歩合35%でたっぷり使用し、地元阿武川の清純な伏流水で醸造した辛口の純米酒です。甘酸っぱいフルーツを思わせる香りとキレのある味わいのバランスが整っており、どこか繊細さを感じさせる独特な口当たりが人気を集めています。すっきりと飲めるので、食中酒として常温で飲むと美味しさをより楽しめるでしょう。

山城屋酒造 杉姫 純米吟醸 720ml

山口県産米を原料として醸造された純米吟醸酒です。飲み始めはさらりとした酸味が感じられ、徐々に苦みを含んだコクのある味が口の中に広がっていきます。やや辛口で、柑橘系のフルーティーな香りが楽しめるのも魅力です。飲み口がさわやかなので、焼き魚や肉料理など脂が多めの食事にあわせるとぴったりです。

大嶺酒造 Ohmine Junmai 3grain 720ml

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マスカットのような甘酸っぱくさわやかな香りと、お米の濃厚な甘さとがほどよく調和した純米酒です。軽さのあるキレでさっぱりと飲みやすく、日本酒を飲み慣れていない人でも杯が進む美味しさが特徴です。この銘柄は、ミシュランの3つ星レストランでの採用をはじめ、2013年のダボス会議で開催された日本政府主催晩さん会の席で振る舞われるなど、国内外に知られている有名な日本酒ですよ。

山口県の高級日本酒や飲み比べセット2選

山口県の日本酒を味わうなら、自分好みの味を追究するのも楽しみの一つです。そこで、山口県の日本酒をもっと楽しめる銘柄や飲み比べセットを紹介します。

獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き二割三分 1800ml

知る人ぞ知る日本酒の有名銘柄「獺祭」のラインナップの中でも、特に高級銘柄として愛され続けている純米大吟醸です。酒米の王様と呼ばれる「山田錦」を精米歩合23%まで磨き込むことで、華やかな香りと贅沢な甘みを閉じ込めています。そのシンプルな美味しさは常温で味わうのが一番で、長く残る心地よい余韻を楽しむことができますよ。

山口の人気地酒 全5本 飲み比べ セット

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山口県の人気日本酒5銘柄が味わえる飲み比べセットです。「東洋美人」「山猿」「長陽福娘」「長門峡」「五橋」各300mlサイズの組み合わせで、気になっていた銘柄を試し飲みするにはぴったり。晩酌やホームパーティーの食中酒としても楽しめます。常温または適度に冷やして飲むのがおすすめですよ。

全2商品

おすすめ商品比較表

永山酒造

永山酒造 特別純米酒山猿 [ 日本酒 山口県 1800ml ]

杉姫

杉姫 純米吟醸 [ 日本酒 山口県 720ml ]

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山口県の日本酒は名酒ぞろい!その深い味わいを堪能しよう

「山口県の日本酒」は、伝統の技を生かしながら時代に即した味を追究し続ける個性的な銘柄が多く、日本酒好きにとって大きな魅力にあふれています。また、オリジナル酒米を使った銘柄も多いので、山口県産ならではの味を堪能したい人はぜひ一度試してみてください。

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