仙台の日本酒おすすめ12選!入手困難な銘柄も!お土産選びにも役立つ味わいの違いを詳しく解説
宮城県の「仙台」は、日本酒造りに欠かせない良質な米と水に恵まれたエリアで酒蔵も数多くあります。酒好きだった伊達政宗のおかげで、この地の酒造り文化は大きく発展したとされています。
この記事では、そんな歴史ある仙台の日本酒の選び方やおすすめの銘柄をご紹介!気になる日本酒を飲み比べて、好みに合うものを探してみてくださいね。
※この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
仙台の日本酒の特徴は?
宮城県・仙台の日本酒は、低温長期発酵技術で造り上げた端麗辛口タイプが主流です。厳しい東北地方の冬の寒さをうま味に変えるキレのある味わいは、あっさりとした和食や海鮮料理によく合いますよ。
また、宮城県は米の生産地としても有名です。ササニシキなどのほか、クオリティの高い酒造適合米も栽培されていて、日本酒の原料として使われています。
仙台のおいしい日本酒造りを支えているのは、「南部杜氏」と呼ばれる酒造りの職人たちの技術です。南部杜氏は、日本三大杜氏に数えられるほど、確かな技を持っていますよ。
宮城県・仙台の気候や風土、ここで生まれる水と米、そして歴史ある杜氏の技術が、仙台ならではの日本酒の味わいを生み出しています。
仙台の日本酒の選び方
仙台で造られている日本酒は味わいも醸造方法もさまざま。好みに合うものを選ぶのも簡単ではありません。
そこで、日本酒を選ぶ際に役立つ3つのポイントをご紹介します。
- 酒蔵の特徴
- 日本酒のタイプ(特定名称酒/甘口・辛口 など)
- レアな日本酒
上記を参考にしながら、自分に最適な仙台産の日本酒を見つけてみてくださいね。
1.酒蔵の特徴で選ぶ
宮城県の中心地である仙台エリアは、かつて城下町として栄えた街。伊達政宗の時代からある酒蔵や、江戸時代に創業した酒蔵など、歴史の深みを感じさせる酒蔵が多数あります。
仙台の代表的な酒蔵は下記の5つです。
- 勝山酒造
- 内ヶ崎酒造
- 大和蔵酒造
- 阿部勘酒造
- 佐浦
ここからは各酒蔵の特徴を詳しく解説していきますので、仙台産の日本酒選びの参考にしてみてくださいね。
勝山酒造
勝山酒造は、元禄年間に創業した老舗の酒蔵。伊達政宗に愛され、長年に渡り伊達家御用達の酒蔵として重用されてきました。現在も、ふくよかな味わいの日本酒「戦勝政宗」を伊達家に献上し続けていますよ。
勝山酒造が造っているのは、高品質で高級な吟醸酒や純米酒がメイン。代表的な銘柄は、エレガントな味わいが特徴的な「勝山」です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
■720ml
【成分表】
■アルコール度:16
■原料米:山田錦
■精米歩合:50%
【製造元】勝山酒造
「飲み飽きないお酒」を目指して造られた純米吟醸酒です。酒造好適米の「山田錦」を丁寧に醸すことで、上品な香りと米のうま味が調和した味わい豊かな食中酒を完成させました。世界最大規模のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)で最高賞の「チャンピオン・サケ」に選ばれたほか、国内外のコンテストで多数の受賞実績のあるお酒です。
内ヶ崎酒造
内ヶ崎酒造店は360年もの歴史と伝統を有する、宮城県内最古の酒蔵です。大吟醸から純米酒まで幅広いラインナップがあるのが特徴。とくに「鳳陽」という日本酒は、さまざまな品評会で受賞を重ねた銘酒として有名です。
また、早い段階から海外へもアプローチをしてきた内ヶ崎酒造。世界的なワイン品評会で受賞したり、英国王室御用達のワイン店に日本酒でありながら出店するなど、国内外で躍進している酒蔵です。
鳳陽 純米大吟醸酒
宮城県産の酒造好適米「蔵の華」を45%まで磨き上げることで、やさしい香りと深いコクのある味わいを実現した純米大吟醸酒。日本酒度は±0ですが、心地よいキレを感じられるお酒です。世界酒品評会で金賞を受賞したおいしさをぜひ試してみてくださいね。
大和蔵酒造
大和蔵酒造は、1996年に仙台で誕生した比較的新しい蔵元です。創業当初は最新設備を用いて生産の効率化を目指していましたが、他の酒蔵の看板銘柄だった「雪の松島」を引き継いだことをきっかけに、南部杜氏の手による工程を増やし始めました。
日本酒造りの工程をしっかり理解した上で、機械と手作業、それぞれの良さを最大限活かせる酒造りを実践している酒蔵です。
宮城県産の米と酵母の特徴を生かして造り上げた、しっかりとしたうま味のある純米酒です。米本来の持ち味を引き出せるよう、仕込み水は地元の軟水を使っています。日本酒度は+4で、柔らかな辛口タイプですこの名は、東北を代表する銘柄になるようにとの想いを込め、陸奥の名勝・松島にちなんで命名されたといわれています。
阿部勘酒造
阿部勘酒造は、1716年に伊達藩から塩竃神社の御神酒を造るよう命じられ、酒造りをスタートさせた酒蔵です。
食事を引き立てる日本酒造り(スッキリタイプ・うま味タイプ)を目指す阿部勘酒造ですが、時代と需要者の要望に応えて2012年以降は「阿部勘」という銘柄だけに一本化して酒造りを行っています。使用する原料米は90%が県内産。「蔵の華」「ヒトメボレ」「ササニシキ」といった多様な酒米を用いることで、個性豊かな日本酒を造り出しています。
すっきりとしたシンプルな辛口の純米酒。どんな料理ともよく合い、おいしさを引き立ててくれるので「最高の名脇役」と呼ばれているお酒です。原料米には宮城県産の「ササニシキ」などを使用し、杜氏の手で丁寧に仕上げられています。日本酒度+5のキリッとした辛口ですが、米のうま味がみずみずしく感じられ、何度飲んでも飽きのこないおいしさです。刺身や寿司はもちろん、脂ののった焼き鳥とも相性がよく、口内の脂っぽさをリセットしてくれるのもうれしいポイントですね。
佐浦
佐浦は、約300年もの歴史を誇る老舗の酒蔵です。代表的な銘柄「浦霞」は、「本物の酒を丁寧に造り、丁寧に売る」という佐浦のモットーを表した逸品といえます。
佐浦が造る日本酒は、米のうま味を感じられるまろやかな味わいが特徴。深い歴史を感じさせる日本酒を飲みたい方におすすめです。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
■アルコール度:15-16%
■酸度:1.3
■アミノ酸度:1.3
■使用原料米/掛け米:トヨニシキ、マナムスメ
■使用酵母:浦霞酵母
■もとの種類:速醸もと
■仕込み水:中硬水
すっきりとやわらかな口当たりで、飲み飽きしにくい日本酒です。宮城県産「まなむすめ」を65%まで精米し、独自の酵母を用いて低温でじっくりと仕上げられています。後味はキレが感じられますが料理の邪魔をしにくく、冷やしても燗でもおいしく楽しめますよ。
2.日本酒のタイプで選ぶ
日本酒を選ぶ際には、特定名称を記載しているかどうかも参考にするのがおすすめです。
特定名称とは、使用する原料や精米歩合などの基準を定めたもので、基準を満たした日本酒だけが「吟醸酒」「本醸造酒」「純米酒」といった名称を使うことができます。
また、甘口か辛口かを判断したいときは、日本酒のラベルに記載されている「日本酒度」を参考にするとよいですよ。
日本酒度とは、特定の日本酒に残されている糖分を数値であらわしたもの。日本酒度の数値がマイナスであるほど甘口の度合いが増し、プラスに傾けば辛口度が高まります。
純米大吟醸
純米大吟醸とは、日本酒を区別する特定名称の一つ。使用する原料は米・米麹・水のみで、米は50%以下まで精米したものを使うよう規定されています。純米大吟醸は醸造アルコールを添加せずに造られるので、米のうま味や香りをしっかり感じられるのが特徴です。
勝山酒造 純米大吟醸 元(げん) 500ml
まるで貴腐ワインのような独特の香りと濃厚な甘さを醸し出す日本酒。元禄時代から続く日本酒造りの技術に現代の技術を合わせて造り上げた逸品です。完熟フルーツのような芳醇な香りが特徴で、うま味成分もたっぷり含有しています。クセの強い食材とも相性がよいので、フォアグラやブルーチーズ、ウォッシュチーズ、肉料理ともマッチ。また、デザートと一緒に飲めば、最高のマリアージュが楽しめますよ。
純米吟醸
純米吟醸は、純米大吟醸と同じく、米・米麹・水のみで醸し出される日本酒です。米の精米歩合は60%以下まで磨き上げられたものが使用されます。
丁寧に精米したお米を、低温で長時間発酵させる「吟醸造り」の手法で造られる純米吟醸。華やかでフルーティーな香りを楽しめるのが魅力です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
■720ml
【成分表】
■アルコール度:12度
■原料米:仙台産 一等ひとめぼれ
■精米歩合:55%
【製造元】
勝山酒造
日本酒なのにワインのような使い方ができるお酒です。さまざまな料理とのマリアージュを目指し、うま味成分であるアミノ酸の含有量が高まるように造られています。マスクメロンを思わせるような上品な香りと、甘みのあるふくよかなボディは、煮込み系肉料理のような濃厚な味付けとも好相性。また、フレンチの前菜やチーズ、デザートともマッチする日本酒です。
3.レアな日本酒もチェック!
仙台の日本酒には、あまり市場に出回らないプレミアムな日本酒もあります。とくに小さな酒蔵で造られる日本酒は一つ一つ手作業で酒造りをしていることが多いため、製造数が少なく、手に入りづらくなっています。
ここでは、入手するのが難しいレアな日本酒をご紹介します。
商品情報
原材料:米(仙台産)、米麹(仙台産米)
原材米:ひとめぼれ100%
精米歩合:55%
度 数:15度
製造元:勝山酒造株式会社(宮城県)
仙台で栽培された「ひとめぼれ」と、泉ヶ岳の地下水、宮城生まれの酵母で醸したこだわりの日本酒です。炊きたての米のような香りと、柔らかなうま味が特徴。食事の最後まで飽きずに飲み続けられやすい、濃厚でキレのあるお酒に仕上げられています。冷酒でも燗でもおいしく味わえる、食中酒にもおすすめな一本ですよ。
仙台の日本酒おすすめ4選
宮城県・仙台には、100年以上の歴史を有する酒蔵がたくさんあります。
ここでは、その中から勝山酒造のおすすめ日本酒をご紹介します。家族や友人と飲み比べをしてみるのも楽しいですよ。
商品情報
■720ml
【成分表】
■アルコール度:16度
■原料米: 山田錦(兵庫県特A地区産)
■精米歩合:35%
【製造元】
勝山酒造
新しい醸造哲学・技術・理論に基づき、極上の日本酒を目指した、杜氏・後藤光昭の意欲作。原料米に選んだのは、兵庫県みらい産の最上格付の「山田錦」を35%まで丁寧に削り出して使用しています。そのほか、酒造りのすべての工程において精緻な作業を行い、米のうま味のエッセンスを瓶の中に閉じ込めました。酒蔵が持つさまざまな技術と手間を惜しみなく使った、“液体のダイヤモンド”という名にふさわしいお酒です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
■720ml
【成分表】
■アルコール度:16度
■原料米: 山田錦
■精米歩合:35%
【製造元】
勝山酒造
これまでにない高純度でおいしい日本酒を目指して造られた一本。兵庫県産で最上格付の「山田錦」を35%まで精米したものを使用したお酒は、ふくよかでクリアな美しい酒質なのが特徴です。世界的に高い影響力を持つワイン界の巨匠ロバート・パーカー氏にも評価され、パーカーポイント95点を獲得していますよ!また、800銘柄の日本酒を対象とした酒質評価で2位に選ばれていることからも、非常に魅力的な純米大吟醸であることがわかりますね。
商品情報
■720ml
【成分表】
■アルコール度:16度
■原料米: 山田錦
■精米歩合:35%
【製造元】
勝山酒造
世界最大規模の市販酒鑑評会SAKE COMPETITION2017で高級酒部門第3位に選ばれた、蔵元自慢の一本です。兵庫県産で最上格付の「山田錦」を醸してできた醪(もろみ)を酒袋に入れて吊るし、一滴一滴落ちてくるのを集めて瓶の中へ。驚くほど手間と時間がかかる手法ですが、そのおかげで香り高くクリアな酒質を実現できていますよ。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
■720ml
【成分表】
■アルコール度:16度
■原料米: 山田錦
■精米歩合:35%
【製造元】
勝山酒造
伝統的な製法に基づいて造られた、しっかりとした力強い味わいのお酒です。兵庫県産の最上格付「山田錦」を35%まで丁寧に精米し、早瓶火入れとマイナス5℃の氷温貯蔵で搾りたてのおいしさをキープしています。純米大吟醸ならではの豊かな香りと、クリアで強い味わいは、さまざまな料理の魅力をより一層引き立ててくれますよ。
勝山酒造の日本酒以外のお酒もご紹介!
歴史ある勝山酒造では、日本酒の製造技術を生かし日本酒以外のお酒も造られています。ぜひチェックしてみてくださいね。
勝山酒造 たまご酒 300ml
勝山酒造に代々伝わるレシピを再現したたまご酒は、カスタードプリンのようなクリーミーな風味が特徴です。使う材料はとてもシンプルで、清酒と鶏卵、上白糖だけ。昔ながらの製法を踏襲するため、完全無添加にこだわっています。また、乳化剤や安定剤、食品添加物も一切不使用です。冷やしても温めてもおいしく飲めるほか、ミルクで割ったり、カクテルベースとしても使えます。
おすすめ商品比較表
勝山 勝山酒造 純米吟醸 献(けん)720ml | 大和蔵酒造 雪の松島 特別純米酒 1800ml | 阿部勘 阿部勘酒造 純米辛口 1800ml | 浦霞 浦霞 本醸造 本仕込み 1.8L | 勝山 勝山酒造 純米吟醸 鴒(れい) 720ml | 勝山酒造 特別純米 縁 ( えん )1.8L | 勝山 勝山酒造 DIAMOND AKATSUKI ダイヤモンド アカツキ)720ml | 勝山 勝山酒造 純米大吟醸 暁(あかつき) 720ml | 勝山酒造 純米大吟醸 廉(れん) 720ml | 勝山 勝山酒造 純米大吟醸 伝(でん) 720ml | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Amazonカスタマーレビュー | ||||||||||
- | - | - | ||||||||
購入リンク | ||||||||||
仙台の名産品と一緒に日本酒を堪能しよう
伊達政宗の時代から、酒造りが盛んに行われてきた宮城県・仙台。歴史ある酒蔵も多数あり、有名な銘柄やレアな日本酒もあります。今回ご紹介した日本酒の選び方やおすすめ商品を参考にして、おいしい仙台産の日本酒を楽しんでみてくださいね。
※製品画像はAmazonより
※20歳未満の飲酒はやめましょう。