オールウェザーブランケットのおすすめ2選を紹介!キャンプで役立つ使い方も
NASAが開発した高性能シート「オールウェザーブランケット」。緊急時の低体温防止だけでなく、登山やキャンプなどでタープやテントのグランドシートとしても活用できるアイテムです。初代の商品は廃盤となったものの、代替品や類似品が販売されています。アウトドアや災害時の備えとしてぜひチェックしてみてくださいね。
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オールウェザーブランケットとは?
オールウェザーブランケットとは、アメリカのGRABBER(グラバー)社の商品で、NASA由来の技術を応用した高性能なシートです。極めて低温の環境でも使用できる素材でできており、優れた耐久性と断熱性を兼ね備えています。
オールウェザーブランケットは複数層構造になっています。外側の層は防水性に優れたポリエチレン素材、内側の層は高い反射率を持つアルミニウム蒸着ポリエステルフィルムでできています。これらの層が組み合わさることで、軽量性と強度、そして高い保温性を実現しています。
表面と裏面に用いられているポリエチレン素材は耐引裂性にも優れた強度があるため、登山やキャンプといったアウトドアシーンでも多く選ばれています。
また、オールウェザーブランケットは、アメリカでは日本の厚生労働省にあたるFDA(アメリカ食品医薬品局)から医療機器として認可されており、アメリカ軍でも使用されているんですよ。
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現在は廃盤しオールウェザーブランケット2が販売
冒頭でご紹介したGRABBER(グラバー)社のオールウェザーブランケットは、残念ながら現在では生産終了となっています。代わりにPAX社よりオールウェザーブランケット2が販売されています。
PAX社のオールウェザーブランケット2は、日本の企業であるPAX社から販売されてる商品です。オールウェザーブランケットと同様、特殊な多層構造により高い保温性や耐久性、防水性、防風性を発揮します。
サイズは150×200cmで、このサイズは初代のオールウェザーブランケットの152×213cmとほとんど変わりません。
重量は約532gで、初代のオールウェザーブランケット約325gに比べると約200gほど重くなっています。この重量増加の主な理由は、シートの構造が4層から5層へと進化したことによるものです。層数が増えたことにより、性能の向上が図られています。
一般社団法人 防災安全協会の推奨品にも選ばれており、一枚持っておくと災害時の備えとしても役立つでしょう。
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オールウェザーブランケット2の使い方
オールウェザーブランケット2は緊急時の低体温症のリスクを抑える以外にも、さまざまなシーンで活用できます。ここでは、7つの活用方法について解説します。
ハトメに紐を通してタープとして使う
オールウェザーブランケット2の4隅には紐やペグを通すことができるハトメがついています。ハトメ部分を利用してポールを立て、ロープを張ってペグで固定をすればタープとして活用できます。
オールウェザーブランケット2のサイズは約210×150cmですので、大人1人で使用するスペースが十分に確保できますよ。コンパクトに折りたためるため、ソロキャンプにもおすすめです。
毛布・ブランケットの代用として使う
多くの毛布やブランケットをアウトドアや車中泊などに持参すると、荷物がかさばってしまうことも。そんなとき、オールウェザーブランケット2であれば薄手でコンパクトに折りたためるため重宝しますよ。
オールウェザーブランケット2は身体から出る熱の約80%を反射し、保温してくれるため、身体を包み込むように使用すれば体温の低下を抑えられます。
このとき、銀色の反射面を内側にして身体に巻くのがポイントです。
レジャーシートとして使う
オールウェザーブランケット2は身体に巻いて使用する以外にも、レジャーシートのように地面に敷いて使用できます。
一般的なダブルベッドのサイズ195×140cmを超える約210×150cmなので、大人2人で寝転がったり大人3~4人で座ったりすることもできるでしょう。
ペグを打ちこめるハトメもついているので、地面に固定して使用することも可能です。
冬キャンプで重宝するインナーシートとして使う
冬キャンプで地面からの冷気を防ぐ際にも、オールウェザーブランケット2は活用できますよ。
インナーシートとはテント内に敷くことで地面の底冷えや凹凸を緩和するためのアイテムです。
オールウェザーブランケット2は断熱性に優れているため、冬場の寒い時期には銀色の反射面を上に向けて敷くことで、身体の熱を反射して床面を暖かく保つのに役立ちます。
一方、夏場の暑い時期に使用する際には銀色の反射面を地面側にして敷けば、熱を遮断してテント内でより快適な温度をキープする助けになりますよ。
テントのグランドシートとして使う
グランドシートとはテント本体の下に敷くシートのことで、テントの底面を地面の凹凸から保護する役割を果たします。
オールウェザーブランケット2に使用されている素材は強度が高く、耐引裂性にも優れているため、テントに傷がつくのを防止できるでしょう。
また、防水性も備えているので、雨が降ったあとの湿った地面にテントを設営する場合や急に雨が降ってきた場合でも快適に使用できます。
登山などで遭難したときにシグナルミラーとして使う
オールウェザーブランケット2は緊急時のシグナルミラーとして活用することもできます。例えば、登山などで遭難したときや災害などで孤立したときに、銀色の反射面を太陽光に反射させて自分の存在を知らせることができます。
もちろん、緊急時や災害時に寒さや雨風から身を守るためにも使えるので、もしものときに強い味方になってくれるアイテムといえるでしょう。
荷物の雨・汚れ防止として使う
キャンプなどのアウトドアシーンでは突然の雨に見舞われることも。そのようなときには、オールウェザーブランケット2を被せるだけで荷物の濡れや汚れ防止に役立ちます。
例えば、地面に敷いて荷物置き場として活用すれば、雨が降ってきた際にはシートでくるっと荷物を覆えば素早く雨や汚れから守れるでしょう。
汚れたシートは洗って乾かせば、何度も繰り返し使用できますよ。
オールウェザーブランケットの類似品もチェック
オールウェザーブランケットのように低体温症のリスク軽減に役立つエマージェンシ―シートはほかにも販売されています。ここからは、オールウェザーブランケットの類似品の中から、おすすめ商品をご紹介します。
モンベル エマージェンシーシート
使用時サイズ213×132cmで、使用しないときには6×8.4×3.5cmに収納できる防寒シートです。アルミニウム蒸着のポリエステルフィルムで重量は50g。身体から放出される熱を反射して体温の低下を緩和させます。かさばらないため、災害時や非常時の備えとして常備しておくのもおすすめです。
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おすすめ商品比較表
Grabber グラバー エマージェンシーブランケット | パックスコーポレーション オールウェザーブランケット2 | SOL(ソル) SOL エマージェンシーブランケット | JIMENCE JIMENCE 防水特化アルミシート | ベーシックスタンダード ベーシックスタンダード 静音アルミブランケット | ラッキーシップ(Lucky-ship) ラッキーシップ エマージェンシー ブランケット NEW ソフト | ロゴス LLLエマージェンシーシートゴールド 82100050 | カワタキコーポレーション(Kawataki Corporation) カワタキコーポレーション エマージェンシーブランケット | |
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オールウェザーブランケットは頼れる味方!
オールウェザーブランケットをはじめとしたエマージェンシーブランケットは、緊急時や災害時の頼れる味方です。軽量かつコンパクトで備蓄や持ち運びもしやすく、低体温症リスクの軽減や雨、汚れの付着防止にも役立ちます。さまざまな用途に活用できるので、ぜひ自分に合ったものを選んでみてくださいね。