油性ペンの汚れを簡単に落とす方法を解説!便利なグッズもご紹介
油性ペンを使用中、うっかり服や手などに汚れを付けてしまった経験はありませんか?今回は、「油性ペンの汚れ」を簡単に落とす方法や便利グッズをご紹介します。紙や木、プラスチックといった素材別の落とす手順や、100均のダイソーで買える汚れ落としについてもまとめました。油性ペンの落とし方で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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なぜ油性ペンの汚れは落ちにくいの?
油性ペンの大きな特徴は落ちにくさです。各メーカーが落ちにくさを重視して開発した商品のため、簡単に汚れを落とせない性質になっています。ここから、なぜ油性ペンの汚れは落ちにくいのか、その理由を深掘りしていきましょう。
【油分が含まれているから】
その名の通り、油性ペンには油(有機溶剤)が含まれています。有機溶剤は揮発性と耐水性に優れているのが特徴です。そのため、水と混じりにくく、水だけでは汚れは落ちにくい傾向にあります。
【染料が使われているから】
多くの油性ペンには、着色剤として染料が使用されています。染料には素材の中まで染み込んで色を定着させる性質があるため、一度染み込むと簡単に落としにくいのです。
【樹脂・定着剤を含有しているから】
樹脂や定着剤を含有しているのも、油性ペンが落ちにくい理由の一つです。樹脂にはインクの成分を安定させて耐久性を高める働きがあります。一方、定着剤は油分が定着しにくい素材からインクが剥がれるのを防ぐ薬液です。樹脂や定着剤によってインクが長持ちするため、油性ペンは落としにくいといえます。
油性ペンの汚れを落としやすい素材
油性ペンの汚れが付いても、以下の素材であれば比較的落としやすいです。
- 皮膚
- 表面に凹凸がないガラス
- 金属(アルミ以外)
- 釉薬(ゆうやく)がかかった陶器
- ホワイトボード
基本的に、表面がツルツルして染料が染みにくい素材であれば落としやすい傾向にあります。インクが乾く前に早めに対処するとより落としやすくなるため、迅速に対応するのが重要です。
油性ペンの汚れを落としにくい素材
油性ペンの汚れが付くと落としにくい素材は以下となります。
- 布
- 表面塗装ありの木材
- ゴム
- アルミ
- ビニール
- プラスチック
染料が染み込みやすく表面にざらつきがある素材は、落ちにくい部類に入ります。無理に落とそうとすると素材自体を傷める可能性があるため、正しい知識で対処しましょう。
油性ペンの汚れをほぼ落とせない素材
油性ペンの汚れをほとんど落とせない素材は以下のとおりです。
- 紙
- 石
- レンガ
- コンクリート
- 本革
- 合成皮革
- 無垢材
- 塩化ビニール
これらに油性ペンがついてしまった場合、残念ながら落とすのは困難となります。なお、革素材は汚れを落とす作業によって色落ちしやすいため、専門のクリーニング業者へ依頼するのもよいでしょう。
油性ペンの汚れ落としに使えるアイテム
ここで、油性ペンの汚れを落とす際に活躍するアイテムをご紹介します。素材によっては使用が望ましくないケースもあるので、事前に適性を確認してから汚れ落としに使用しましょう。
専用クリーナー(汚れ落とし・落書き落とし)
手軽に油性ペンの汚れを落としたいなら、市販の専用クリーナーをチェックしてみましょう。通常の洗剤では落としにくい油汚れもすっきり落とせるのが特徴です。
ピンポイントで消去できるマーカーや、広い範囲でも使えるスプレー式などさまざまな種類があります。
無水エタノール
無水エタノールはアルコールの一種で、油を水に溶けやすくする性質があります。そのため、油性ペンのインクを浮かして色を薄める作用が期待できますよ。油性ペンの汚れ以外にも、あらゆる場所の掃除に活躍するアイテムなので、常備しておくと便利です。
ただし、無水エタノールはアルコール濃度が高いため、素材の傷みが気になる際は水で薄めてから使用しましょう。
こちらの記事では、無水エタノールのおすすめ商品や使い方について解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
「無水エタノール」とは、濃度が99.5vol%以上になるよう製造された、アルコール成分の高い薬品です。殺菌力が強く、揮発性が高いため、家中の掃除や消毒に使用できますよ。そこで、無水エタノールの使い方を、掃除からアロマスプレーの代用まで詳しく解説します。おすすめの商品もご紹介しているので、参考にしてくださいね。
除光液
マニキュアを落とすアイテムの除光液も、油や樹脂を溶かす性質により油性ペンの汚れを落とす働きが期待できます。
なお、アセテートやアクリルなど布の種類によっては生地を傷める可能性もあるため、対応可能な素材か確認が必要です。また、除光液を使って作業する際は、部屋の換気を忘れずに行いましょう。
クレンジングオイル
メイクを落とすクレンジングオイルには、水と油をなじませる乳化剤が含まれています。乳化剤は油を溶かす性質もあるため、油が主成分である油性ペンの汚れを落としてくれる働きが期待できます。
注意点として、水とクレンジングオイルが混ざると乳化してしまい、油性の汚れを溶かす力が著しく落ちるため、必ず乾いた状態で作業を行うようにしましょう。
素材別・油性ペンの汚れの落とし方
ここから、素材別に油性ペンの汚れの落とし方をご紹介します。使用アイテムや汚れがスムーズに落ちる方法を確認していきましょう。
布製品(衣服)
衣服やタオルなどの布製品についてしまった油性ペンの汚れは、時間の経過とともにインクが繊維の奥まで染み込んでしまうため、汚れたらすぐに対処するのが重要です。
布製品の油性ペンの汚れ落としに使うアイテムと、落とし方の手順は以下となります。
- 無水エタノール・除光液・クレンジングオイル(いずれかひとつ)
- ビニール袋
- 汚れてもよい布
- 歯ブラシ
- 固形石鹸
- 作業する場所(机や床)が汚れないようにビニール袋で保護する
- ビニール袋の上に汚れてもよい布を置き、油性ペンの汚れが付いた布製品をのせる
- 無水エタノール(または除光液かクレンジングオイル)を汚れた箇所に付けて、歯ブラシで小刻みに叩く
- 汚れが目立たなくなるまで上記の工程を何度か繰り返す
- 汚れが落ちたら、ぬるま湯と固形石鹸で軽くもみ洗いする
- 通常どおりに洗濯を行う
皮膚(手・顔など)
手や顔など皮膚に油性ペンが付いた場合、時間が経過すると汚れは薄まるため、基本的に放っておいても問題ありません。
すぐに落としたいときには、乳化剤が含まれているクレンジングオイルを使うのがおすすめです。クレンジングオイルは肌に触れるのを想定して作られたアイテムのため、肌荒れする心配が少なく使用できます。
落とす手順は、クレンジングオイルを汚れた皮膚の上に塗り、円を描くように揉みこんだ後、ティッシュでふきとり洗い流せば完了です。
壁紙
壁紙が油性ペンで汚れてしまった場合は、エタノールや除光液、クレンジングオイルをコットンや綿棒に湿らせて、軽くトントン叩くようにして落とします。
あまり汚れが落ちない場合は、たっぷりと液剤をつけたコットンを壁紙に貼り付けて、しばらく放置しておきましょう。その後、汚れが浮いてきたらコットンで擦って汚れを落としていきます。また、壁紙の素材によっては、消しゴムで落とせる場合もありますよ。
床
床の油性ペン汚れを落とす際は、無水エタノールや除光液を使用します。無水エタノールまたは除光液を布に染み込ませて、汚れが付いた場所を拭き取るだけで汚れを落とせますよ。
ただし、コーティングされていない床の場合、摩擦によって痛むリスクもあります。まずは影響の少ない部分で試してから汚れ落としを実践してください。木本来の木目を活かした無垢材の場合は、プロのハウスクリーニング業者に依頼するのをおすすめします。
木製品(家具・柱など)
木製の家具や柱などに付いた油性ペンの汚れは、柑橘系フルーツの皮で落ちるケースもあります。まず、皮の表側を汚れた箇所に擦りつけ、次に内側の白い皮の部分で磨きましょう。仕上げに水拭きと乾拭きを行えば完了です。
なお、コーティングされていない木製品は染料が染み込みやすいため、汚れを完全に落とすのは困難となります。また、エタノールや除光液は、木製品を変色させてしまう場合があるので使用は避けましょう。
陶器・ガラス製品
表面がツルツルした陶器やガラス製品は、油性マジックの成分が染み込みにくい素材のため、比較的容易に汚れを落とせます。
まずは汚れ箇所を消しゴムで擦ってみて、落とせない所はエタノールを染み込ませた布で擦ってみましょう。
プラスチック製品
プラスチックに油性ペンの汚れが付いたら、消しゴムで擦り落としてみましょう。
ほかにも、エタノールや除光液を浸透させた布でふき取る方法もあります。ただし、エタノールや除光液によってプラスチックが溶けるリスクもあるので、目立たない場所で試してから作業を始めるのがおすすめです。
ビニール製品
ビニールについた油性ペンの汚れを落とす際には、無水エタノールや除光液が好適です。素材によってはビニール自体が溶けたり、表面のプリントが消えたりするリスクもあるため、目立たないところで少量試してから全体に使うようにしてください。
また、消しゴムを使用しても汚れを落とせますが、擦る行為によってビニールが伸びてしまう可能性もあるため、注意しながら作業を進めましょう。
合成皮革製品
バッグや財布など合成皮革素材に付いた油性ペン汚れを落とす場合は、無水エタノールを使用します。柔らかい布にエタノールを付けて、汚れ部分を優しく拭いていきましょう。汚れが取れた後は、しっかり乾燥させるのがポイントです。
ただし、革製品は汚れ落としの工程で色が劣化しやすいため、気になる場合は専門のクリーニング店へ依頼するとよいでしょう。
ホワイトボード
誤ってホワイトボードに油性ペンで書きこんでしまった場合は、油性ペンで書いた部分をホワイトボード用マーカーで上塗りしてください。
その後、いつも通りにイレイサーを使えば油性ペンの部分ごと消せるので、比較的容易に対応できます。
油性ペンの汚れ落としにおすすめの商品10選
ここから、油性ペンの汚れ落としに活躍するおすすめ商品を10点ご紹介します。専用クリーナーから除光液、クレンジングオイルまで幅広くピックアップしましたので、自分に合った商品選びにお役立てください。
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油性ペンの汚れ落としはダイソーにある?
油性ペンの汚れを落とすアイテムをリーズナブルに手に入れたいなら、100円ショップをチェックしてみましょう。ここで100均一ショップの定番「ダイソー」の汚れ落としをご紹介します。
らくがき消しスプレー 80ml
プラスチックやガラス、ステンレス、スチールなどの表面上の油性マジックの汚れを落とすスプレーです。鉛筆やボールペン、クレヨンなどの落書き落としにも活躍します。
※商品は価格変動、販売終了、在庫切れとなる場合があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。
おすすめ商品比較表
コクヨ(KOKUYO) コクヨ らくがき消し | スリーエム(3M) 3M マルチリムーバー | エービーシー商会 ABC商会 消っし隊!PRO | セメダイン(Cemedine) セメダイン らくがきおとし | AZ(エーゼット) AZ 落書き落としクリーナー | 健栄製薬 健栄製薬 無水エタノールIP | KATE(ケイト) KATE ネイルカラーリムーバーN | ビーエヌ ビー・エヌ アセトンリムーバー | 麗白 麗白 ハトムギ クレンジングオイル | 無印良品 無印良品 マイルドオイルクレンジング | |
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油性ペンの汚れは適切な方法で落とそう
今回は、油性ペンの汚れを簡単に落とす方法や汚れ落としに使えるおすすめアイテムをご紹介しました。
専用クリーナー以外にも、除光液やクレンジングオイルも活躍しますよ。この記事を参考にして、素材に合った方法でケアしてみてくださいね。