天井の掃除方法を徹底解説!掃除の頻度や必要な道具・おすすめアイテムも紹介
つい見逃しがちな「天井の掃除」ですが、天井に溜まったホコリや汚れは、室内の空気を悪化させたり、アレルギーの原因になったりすることがあります。この記事では、天井掃除の頻度や、汚れの種類別におすすめする掃除道具を紹介します。クイックルワイパーを使った掃除方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
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天井が汚れる原因は?
普段あまり目にすることのない天井ですが、実はさまざまな汚れがたまっています。主な原因として、ホコリ、油汚れ、タバコのヤニ、カビなどが挙げられます。
これらの汚れがどのように発生し、天井を汚していくのか、詳しく見ていきましょう。
ホコリ
天井の汚れの代表的な原因はホコリです。
ホコリは、人間の体や物との摩擦によって空気中で静電気を帯びることがあり、ビニールクロスなどのマイナスに帯電しやすい天井素材には、プラスに帯電したホコリが引き寄せられて付着します。
特に、湿度が低く空気の流れがある場所では静電気が発生しやすく、ホコリが天井にたまりやすくなります。
油汚れ
天井に油汚れがつく主な原因は、料理中に発生する油煙や蒸気です。
キッチンでの換気が不十分だと、微細な油の粒子が空気中に拡散し、天井にまで達します。高温では液体状の油も、冷えると粘着性が増し、ホコリなどの汚れを引き寄せやすくなります。
こうして蓄積した油汚れは黒っぽく頑固になり、簡単には落とせません。
タバコのヤニ
天井に付着するタバコのヤニは、煙に含まれるタールが主な原因です。
タールは強い油性の物質であり、時間が経つと固まり、黄ばみが目立つようになります。さらに、粘着性が高いため、ホコリなどの汚れを吸着しやすく、部屋全体がくすんで見える原因となります。
天井へのヤニの染み付きが軽度の場合は、掃除で落とせる可能性がありますが、長年染み込んでしまったヤニ汚れや臭いは、完全に落とすことは難しいかもしれません。
カビ
天井に発生するカビは、高温多湿な環境が原因です。
換気が不十分だと、カビの胞子が空気中に漂い、それが天井に付着して繁殖します。天井は掃除がしにくく、気づかないうちにカビが広がりやすい場所です。
天井掃除を怠ると、空気中に浮遊する胞子を吸い込んでしまい、健康に悪影響を及ぼすリスクが高まります。
天井の汚れを放置するとどうなる?
天井の汚れを放置すると、美観を損ねるだけでなく、汚れが落ちにくくなるため注意が必要です。
油汚れやヤニは固まって頑固な汚れとなり、他の汚れを引き寄せやすくなります。また、カビが繁殖すると空気中にカビの胞子が飛散し、アレルギーや呼吸器疾患など健康被害のリスクが高まります。
天井の汚れを防ぎ、快適な生活環境を維持するためには、定期的な掃除が欠かせません。
天井の掃除頻度の目安
天井の掃除は、汚れの種類や場所によって適切な頻度が異なります。
定期的な掃除に加え、空気の滞留や高温多湿の環境を作らないよう、こまめな換気を心がけてみてくださいね。
ホコリ
年に1〜2回が目安で、年末の大掃除やホコリが舞いにくい梅雨の時期がおすすめです。
油汚れ・タバコのヤニ
天井の色が変色する前に掃除しましょう。換気扇をこまめに使い、部屋の空気が滞留しないよう窓を開けるなどの対策も必要です。
カビ
居室でカビ汚れを発見した場合は、すぐに掃除しましょう。浴室の場合は、月に1〜2回の清掃を目安とし、カビや水垢が目立つ場合は、その都度こまめに掃除してください。
天井を掃除する前に確認すること
天井を掃除する前に、天井の素材を確認しましょう。天井材に合わない掃除方法では、素材を傷めてしまう可能性があるからです。
主な素材として、以下のものが挙げられます。
- クロス(ビニール・織物・紙・木質系・無機質系・不織布など)
- 木質系天井材(ウッドパネル)
- 無機質系天井材(ロックウール板・化粧石膏ボードなど)
- 左官仕上げ天井材(漆喰・珪藻土・火山灰シラスなど)
天井材の種類が不明な場合や、適切な掃除方法がわからない場合は、安易に掃除をせずに専門業者に相談しましょう。
天井の掃除に必要なアイテム
天井掃除で主にホコリなどの汚れを落とすのに必要なアイテムは以下のとおりです。
伸縮式モップ
なるべく軽い素材を選びましょう。アルミやグラスファイバーなど、軽量かつ丈夫な素材がおすすめです。
こちらの記事ではフローリングモップのおすすめ品をご紹介しています。天井掃除グッズを探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
使い捨てシートで気軽に掃除できる「フローリングワイパー」。柄が伸縮できるものやミニタイプ、収納ケース付きなどさまざまな商品があります。100均でも購入できますが、使いやすさにこだわった花王や山崎産業などの商品もあり、どれがよいか迷ってしまいますよね。今回は、フローリングワイパーのおすすめ商品をご紹介します。
ドライシート・ウェットシート
水拭き、乾拭きに使用します。なお、ドライシートは掃除機、ウェットシートはタオルや雑巾で代用できます。
洗剤
油やヤニは酸性汚れのため、重曹などのアルカリ性の洗剤や、中性洗剤がおすすめです。カビにはカビ取り剤や塩素系漂白剤、木材には木材専用のクリーナーを使いましょう。洗剤を使う際は、必ず目立たない場所で試してから、全体に使用してください。
脚立
天井に掃除用具が届かない場合に使用します。天井掃除は両手を使いながら作業することが多いため、幅広のステップや、滑り止めが付いているものがおすすめです。
保護メガネ・マスク
ホコリやカビ、洗剤などを吸い込まないための保護具です。床や壁掃除と異なり、天井掃除では真上から汚れや洗剤が落ちてくる可能性があります。
なお、天井のホコリ取りには、伸縮式のクイックルワイパーと立体吸着ドライシートの組み合わせがおすすめです。
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基本の天井掃除の方法
事前準備として、転倒や落下を防ぐために、安定した足場を確保しましょう。
脚立を使用する場合は、耐荷重を確認し、グラつかないようにしっかり設置してください。また、ホコリが目や口に入らないよう、保護メガネやマスクを着用しましょう。
掃除の手順
天井掃除の手順は以下のとおりです。
1.乾拭き
ワイパーのドライシート、モップ、掃除機などを使ってホコリを除去します。掃除機を使う場合は、延長ノズルやブラシヘッドを取り付けて、天井に傷をつけないように注意しましょう。
2.水拭き
乾拭きで取りきれなかった汚れを落とすために、水拭きを行います。ウェットシートや水で濡らした雑巾を使用します。
3.照明器具の掃除
照明器具も同時に掃除する場合は、必ず電源を切り、器具が冷めてから行いましょう。感電や破損を防ぐため、手の届く範囲を乾拭きまたは水拭きで優しく掃除します。
天井についた油汚れの落とし方
油汚れには、油を分解して浮かせる「アルカリ性の洗剤」がおすすめです。
アルカリ電解水100%クリーナーを使うか、重曹水(水500mlに重曹小さじ2杯を溶かしたもの)を準備しましょう。
油汚れがついた天井に、洗剤をスプレーし、5〜10分ほど置いてから、厚手のウェットシートやマイクロファイバークロスで優しく拭き取ります。
強くこすりすぎると天井材が傷むことがあるので注意してください。
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天井についたヤニの落とし方
天井のヤニ汚れを落とすには、中性洗剤、消毒用エタノール、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤を使用すると良いでしょう。
特に、黄ばんだ頑固なヤニ汚れには、天然オレンジオイル配合の食器用洗剤「フロッシュ」のような界面活性剤を含む洗剤が有効です。界面活性剤が油分を分解し、汚れを浮かせて落とします。
使用方法としては、中性洗剤を約10〜300倍に希釈し、天井にスプレーした後、水拭きでしっかりと拭き取ります。
オレンジオイル配合の洗剤を使えばタバコの臭いも除去でき、さらにオレンジの爽やかな香りが残るため、掃除後も快適です。
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天井についたカビの落とし方
浴室の天井についたカビを落とすには、カビ取り用洗剤がおすすめです。
通常、カビ取り用洗剤はカビに直接吹きかけて使用しますが、天井にスプレーすると洗剤が垂れて目や口に入る恐れがあります。そのため、天井で使用する際は、必ずマスク、保護メガネ、ゴム手袋を着用しましょう。
洗剤は直接天井にスプレーせず、フロアワイパーやドライシートに含ませて慎重に塗布してください。マスクを着用していても有毒ガスを吸い込む可能性があるため、換気扇を回し、窓があれば開けて十分な換気を心掛けましょう。
なお、和紙や布、昔ながらの土や砂が固められた土壁にはカビ取り剤は使えません。また、カビが広範囲に広がっている場合は、水漏れなどの原因も考えられるため、専門業者に相談することをおすすめします。
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【部屋別】天井の掃除方法
天井は部屋によって素材や環境が異なるため、掃除方法もそれぞれに適したものを選ぶ必要があります。以下、部屋別に詳しく見ていきましょう。
和室の天井
和室の天井は、木材や和紙といったデリケートな素材で作られていることが多いため、掃除の際には特に注意が必要です。木材の場合は、木材用のクリーナーを使用するのも良いでしょう。
クリーナーを使用する際は、天井に直接吹きかけずに、柔らかい布に含ませてから拭き取ってください。掃除後は十分に換気を行い、天井がしっかり乾燥するようにしましょう。
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高い天井・吹き抜けの天井
高い天井や吹き抜けの天井の掃除は、脚立や伸縮式ワイパーを使っても届かない場合があります。その場合は、高所作業用のモップやホコリ取りを使用すると良いでしょう。
ただし、高所作業は転倒のリスクもあるため、危険と判断した場合は、プロの清掃業者に依頼することも検討してください。
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お風呂の天井
お風呂の天井は湿気がこもりやすく、カビや水垢が発生しやすい場所です。日常的なお手入れとしては、伸縮式モップを使って乾拭きすることで、汚れがたまりにくくなります。
すでにカビが発生している場合はカビ取り剤を、水垢にはクエン酸水など酸性の洗剤を使用すると、アルカリ性の汚れを中和して落としやすくなります。
こちらの記事ではクエン酸水のおすすめ品などを詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
水アカや石けんカスの掃除に役立つ「クエン酸水」。スプレータイプが市販されており、ダイソーでも販売されていますよ。今回は、クエン酸水を使った掃除の方法や注意点、おすすめの商品をご紹介します。他のアイテムで代用できるのかどうかについても詳しく解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
キレイな天井を保つポイント
天井を美しく保つには、こまめな掃除に加え、日々の対策と定期的なメンテナンスが重要です。
まず、こまめな換気を心掛けましょう。料理やタバコの煙、湿気などがこもると汚れが蓄積しやすく、カビの発生にも繋がります。換気扇や窓を活用し、空気の循環を良くすることが大切です。天井に湿気が溜まらないようにすることで、汚れの付着を防げます。
また、天井の状態を定期的にチェックすることも大切です。ホコリが溜まりやすい場所は、水拭きすることで静電気を防止し、さらなるホコリの付着を防げます。もし水漏れや湿気によって天井が傷んでいる場合は、専門業者に相談して早めに対処しましょう。
日々の小さな心がけと定期的なメンテナンスによって、美しい天井を長く保てます。
おすすめ商品比較表
クイックル 花王 クイックルワイパー | クイックル 花王 クイックルワイパー 立体吸着ドライシート | 激落ちくん LEC 水の激落ちくん アルカリ電解水100%クリーナー | レック(LEC) LEC セスキの激落ちくん 超厚ウエットシート | 旭化成 フロッシュ 食器用洗剤 ブラッドオレンジ | カビキラー ジョンソン カビキラー 3本パック 本体 付け替え用 | 友和 友和 ホームケアシリーズ 木材用 | 日本クリンテック(Nihon Clean-Tech) 日本クリンテック 洗える高所のクモの巣・ホコリとり | |
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天井の素材に合った洗剤や掃除方法でキレイを保とう!
天井は、普段の生活であまり意識しない場所かもしれませんが、部屋の印象を大きく左右する要素の一つです。天井の素材に合った洗剤や掃除方法を選び、定期的なお手入れを行うことで、美しい状態を長く保つことができます。今日から天井のお手入れを始めて、部屋全体の印象をガラリと変えてみませんか?