重曹のおすすめ14選！掃除・洗濯での使い方やクエン酸との使い分けも解説
「重曹」は掃除や洗濯の際に、弱アルカリ性の性質を活かして汚れを落としやすくしてくれるアイテムです。各メーカーから重曹が販売されているため、この記事では厳選したおすすめ商品をご紹介します。食用重曹と掃除用重曹との違いや掃除用重曹の使い方なども詳しく解説するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
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重曹とは？
重曹とは、化学名「炭酸水素ナトリウム」、別名「重炭酸ソーダ」と呼ばれる化学物質です。白色の結晶や結晶性粉末の形状をしており、ニオイはありません。
ベーキングパウダーや発泡飲料など「食品添加物」、胃腸薬のような「薬品」、家畜に与える飼料の「飼料添加物」、洗剤や消火剤など「その他一般（工業用）」に使われています。
弱アルカリ性で酸性の汚れを中和する作用があることや、結晶の粒子が細かく研磨作用があること、人体や環境に影響を与えにくい成分であることなどから、掃除用としても幅広く用いられていますよ。
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商品情報
食用重曹と掃除用重曹の違い
食用重曹と掃除用重曹の大きな違いは、「食品衛生法」に準じて製造されているかどうかです。食用重曹は食品衛生法に準じて製造されており、掃除用重曹と比較して純度が高く、価格が高い傾向にあります。
掃除用重曹は食用として製造されていないため、食品衛生法に準じて製造されていません。食用と比較してキメが荒く、汚れを落としやすくするために他の添加物を配合している可能性もあります。そのため、食用重曹の代用として掃除用重曹を使用することはできません。
重曹はどんな汚れに向いている？
重曹はどんな汚れでも落とせるものではなく、「重曹で落としやすい汚れ」と「重曹で落としにくい汚れ」があります。また、重曹と同じように掃除の便利なアイテムとして使用される「クエン酸との使い分け」についても解説するので、参考にしてみてくださいね。
重曹で落としやすい汚れ
弱アルカリ性である重曹は、酸性の汚れを落とすのが得意で、主に油汚れを落とすのに適しています。キッチンの壁やコンロ周り、五徳などのベタベタした汚れも、すっきりときれいに落とせますよ。
また、皮脂汚れにも強く、窓やドアノブ、風呂の浴槽などの皮脂汚れが付きやすい場所に幅広く使用可能です。さらに、ソファやカーペットなどの汗のニオイが付きやすいものに使用すれば、消臭も期待できますよ。
- 油汚れ
- 手垢
- 皮脂
- 食べこぼし
- 湯垢
- 血液（タンパク質）
- 腐敗臭
- 生ごみのニオイ
重曹で落としにくい汚れ
重曹で落としにくい汚れはアルカリ性の汚れです。水垢や石けんカス、トイレの尿汚れや尿石の汚れなどはアルカリ性なので、弱アルカリ性の重曹を使用しても中和されないため汚れは落とせません。これらの汚れは反対の性質である酸性の洗剤を使用する必要があります。
- 水垢
- 石けんカス
- トイレの尿汚れや尿石
クエン酸との使い分けがおすすめ！
クエン酸は弱酸性の性質を持っているので、水垢や石けんカスなどのアルカリ性の汚れを落とすのが得意です。トイレのニオイなどのアルカリ性の悪臭の消臭にも適しています。
一方、重曹は弱アルカリ性で酸性の汚れには強いのですが、アルカリ性の汚れを落とすのには適していません。そのため、汚れの性質に合わせて、重曹とクエン酸を使い分けるのがおすすめですよ。
また、重曹とクエン酸を混ぜると勢いよく発泡しますが、泡自体にこびりついた汚れを落とす力はないため、それぞれ単独で使ってくださいね。
掃除用重曹の使い方
掃除用重曹の使い方は、大きく分けて「粉のまま使う」「重曹水を作る」「重曹ペーストを作る」の3つの方法があります。どのような汚れを落とすのか、どんな場所に使用するかなど、それぞれに適した使い方を解説していきましょう。
粉のまま使う
粉のままの重曹であれば、クレンザーとして使用できます。コーヒーや紅茶、茶渋なども重曹の粉を汚れに直接振りかけて、スポンジを使って擦るときれいになりますよ。重曹の粒子は細かく塩より柔らかいため、食器の表面を傷つけずに汚れを磨き落とせます。
重曹水を作る
水に溶かした重曹は弱アルカリ性に安定するため、酸性の汚れに対して中和剤として使用できます。油汚れや皮脂汚れなども、中和作用で落としやすくなりますよ。
重曹水を作る場合は、40℃程度のお湯100mlに対し、重曹小さじ1を入れてくださいね。スプレーボトルを使用すれば、キッチンの油汚れや浴室の皮脂汚れなど、家中のさまざまな場所にサッと使えて便利です。
重曹ペーストを作る
こびりついた汚れには、重曹に水を混ぜた重曹ペーストを使用するのがおすすめです。落としたい汚れに重曹ペーストを塗れば、汚れに密着して洗浄力を高めてくれますよ。しばらく放置した後スポンジで擦れば、頑固な汚れも落としやすくなります。
重曹は洗濯にも使える？
弱アルカリ性の重曹は酸性の汚れに強いので、皮脂汚れや油汚れ、食べこぼしなどの汚れを落とすのに適していますよ。また、衣類についたシミを落としたり、汗臭や食べ物のニオイを消したりと漂白や消臭作用なども期待できます。
重曹だけでは洗浄力が弱いので、他の液体洗剤と組み合わせて使用するのがおすすめです。重曹は水の中にあるカルシウムやマグネシウムといった金属イオンをゆっくりと封じる働きがあります。そのため、重曹が溶けた水は泡立ちがよくなり汚れも落としやすくなりますよ。
ただし、シルクやウールなど天然繊維の衣類には使用しないでくださいね。天然繊維は細いので、重曹の粒子が入り込んで生地を傷めてしまう恐れがあります。また、麻や綿などの天然繊維も色落ちする場合もあるので避けたほうが無難です。
なお、お洗濯の前にご自宅の洗濯機が重曹を使用できるどうかを必ず確認してくださいね。
重曹で掃除をするときの注意点
重曹は家中のさまざまな場所の掃除に使用しやすいのが魅力ですが、掃除をする際には注意しておきたいこともあります。「使い捨ての手袋をはめる」「使用する場所や素材に注意する」の2つについて解説します。
使い捨ての手袋をはめる
重曹を掃除で使用する際は、使い捨ての手袋をはめるのがおすすめです。弱アルカリ性の重曹は、人や環境に影響を与えにくいとといわれていますが、長時間素手で触れていると手荒れを引き起こす恐れがあります。
そのため、手荒れが気にある方や肌が弱い方は短時間でも使い捨ての手袋をはめてから使用するのがよいでしょう。
使用する場所や素材に注意する
重曹は研磨作用があるため、傷つきやすい場所や素材には使用できません。繊細な家具やコーティングされたフローリング、漆塗りの食器などは重曹の研磨作用で傷つく可能性があります。
また、アルミや銅、真鍮などの金属類は弱アルカリ性と化学反応を起こして黒く変色する恐れもあるので注意が必要です。木製のウッドデッキは黄色に変色する場合もあるので、使用するのは避けてくださいね。
重曹の保存方法
重曹を保存する際は、湿気に気をつける必要があります。水分を含むと固まってしまうため、高温多湿の場所は避けてくださいね。長期間保存するには、密閉容器に入れて風通しのよい冷暗所に収納することが大切です。
おすすめの掃除用重曹グッズをご紹介！
ここからは掃除用重曹のおすすめ商品をご紹介します。粉末タイプ、スプレータイプ、クロス・クリーナータイプに分けてピックアップしているので、用途に合ったタイプから選んでみてください。
粉末タイプ
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スプレータイプ
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クロス・クリーナータイプ
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重曹でしつこい油汚れもすっきり落とそう
重曹は弱アルカリ性の性質を持ち、酸性の汚れをきれいに落としてくれる便利なアイテムです。粒子が細かく研磨作用があり、鍋についたコゲ付きや茶渋などのしつこい汚れもすっきりと落とせますよ。重曹が含まれた掃除アイテムはより手軽に使用できるので、ぜひ試してみてくださいね。