テレビ用分波器のおすすめ8選!選び方や映らないときの対処方法も解説
画面に映像を表示するために必要な「テレビ用分波器」。コネクタの種類や対応可能な画質など、製品ごとに特徴が異なるため、何を選べば良いかわからない方もいるでしょう。本記事では数あるテレビ用分波器のなかから、おすすめの製品をピックアップしました。選び方やテレビが映らないときの対策法も解説しているので、是非ご覧ください。
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そもそも分波器とは?どんなときに必要?
分波器とは、地上波放送と衛星放送のそれぞれの電波を分ける役割を持つ機器のこと。室内に設けられているアンテナ端子が1つしかない場合、地上波放送と衛星放送の電波は分けられず混在してしまいます。両方の電波が混ざった状態ではテレビに映像を出力できないため、地上波放送や衛星放送を見るためには分波器を使用して電波を分ける必要があるのです。
なお、室内に2つのアンテナ端子が設けられている場合、2種類の電波はすでに分けられた状態で家庭に届きます。そのため、分波器を購入しなくても両方の放送を視聴できます。また、地上波放送のみを視聴する場合も分波器は必要ありません。
分配器との違いは?
分波器と間違えやすいのが分配器ですが、それぞれ役割や製品の見た目が異なります。分波器と分配器の違いを簡単にまとめたのでご覧ください。
分波器 | 分配器 | |
---|---|---|
役割 | ・地上波放送と衛星放送を視聴するために混在した電波を分ける ・接続先のテレビやDVDレコーダーなどは1台 | ・複数台のテレビで放送を視聴するために電波を分ける ・接続先のテレビやDVDレコーダーなどは複数台 |
見た目 | 2本の出力端子ケーブルを搭載 | 複数の端子を搭載 |
テレビで地上波放送も衛星放送も見たいなら分波器、2台以上のテレビがある家庭では分配器が活躍します。
テレビ用分波器を選ぶときのポイント
テレビ用分波器を選ぶ際のポイントは、主に以下の4点です。使い勝手や満足度に影響を与える重要なポイントです。各項目について見ていきましょう。
【1】4K・8K放送に対応しているか
高画質映像をテレビで楽しみたいときは、4K・8K対応の分波器を選びましょう。分波器によっては4K・8K映像に対応しておらず、映像が流れない恐れがあります。もしテレビに映ったとしても画質が低下し、せっかくの綺麗な画質が台無しになることもあるでしょう。
4K・8K対応の分波器には「スーパーハイビジョン受信マーク」、通称SHマークが付いています。一般的な画質はもちろん、4K・8K映像も高画質なままテレビに映し出せますよ。クリアな映像にこだわりたい方はチェックしてください。
【2】単体型かケーブル一体型か
分波器は、ケーブルがない単体型とケーブル付きのケーブル一体型の2種類に分けられます。それぞれ異なるメリットやデメリットがあり、使い勝手に影響するため、特徴を踏まえて選ぶことが大切です。
単体型 | ケーブル付き | |
---|---|---|
メリット | 価格が安め | 接続不良といったトラブルを回避しやすい |
デメリット | ケーブルの別途購入が必要 | ケーブルが断線したら丸ごと交換が必要 |
なるべくコストを抑えたい方は単体型の分波器を選ぶと良いでしょう。トラブルの発生リスクを下げたい方はケーブル付き分波器がおすすめです。
【3】コネクタの種類
ケーブル付き分波器を選ぶ際は、コネクタの種類にも注意しましょう。コネクタは以下の3種類に分けられます。
S字型
S字型はコネクタのなかでも一般的なタイプで、ケーブルからコネクタまでがストレート形状である点が特徴です。差し込み式とネジ式の両方に対応できるため汎用性に優れており、迷ったときにはS字型のテレビ用分波器を選べば問題ないでしょう。
ただし、コネクタ部分が真っすぐであるため、テレビと壁とのすき間がある程度ないと使いにくいです。とくに薄型テレビに使用する際は注意しましょう。
L字型
L字型は先端部分が直角に曲がっているタイプのコネクタです。S字型と同じく汎用性に優れており、差し込み式とネジ式の両方に使用できます。
また、先端が曲がっているため狭いすき間とも相性が良く、薄型テレビを壁の近くに設置している家庭では重宝するでしょう。ただし、L字型は曲がっている部分の内部ケーブルが断線する恐れがあります。
F字型
F字型はペンチといった工具を用いて取り付けるのが特徴的です。差し込み式よりもしっかりと取り付けられるため外れにくく、ケーブルに足を引っかけたり引っ張ったりしても抜ける心配は少ないでしょう。ネジ式端子があるテレビはもちろん、小さな子どもやペットがいる家庭にもおすすめです。
なお、取り付ける際は道具を準備する必要があるため、手元にないときは忘れずに購入しておきましょう。
【4】ケーブルの長さ・太さ・硬さ
テレビ用分波器のケーブルは長さや太さ、硬さもそれぞれ違いが見られます。長さは壁の端子からテレビまでの距離に合わせて選ぶのがおすすめです。
また、ケーブルが太くなると電波は減衰しにくくなりますが、目立ちにくさを考えるなら細いタイプが良いでしょう。ケーブル部分をまとめておきたいときは、やわらかいタイプのほうが断線しにくいです。
おすすめのテレビ用分波器8選
テレビ用分波器の選び方に触れたところで、次はおすすめの製品のご紹介です。本記事では、さまざまなメーカーの分波器を合計8種類ピックアップしました。製品ごとに1つずつ見ていきましょう。
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分波回路は亜鉛ダイキャストケースに収納し、なおかつアルミフードで覆っているので、周囲からノイズが侵入するリスクも軽減。さらに電波が周囲に漏れる心配も少ないです。
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カラーはブラックとグレーの2色展開で、インテリアと合わせやすいです。画質の良さにこだわる方に適しています。
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分波器を接続したのに映らないときは?
テレビ用分波器を正しく設置したにも関わらず映像を表示できない場合は、以下の原因が考えられます。
- コネクタの接続部分に誤りがある
- 分波器ではなく分配器を使用している
- コネクタの接続が甘い
まずは分波器のコネクタに注目し、出力側と入力側、さらに地上波放送と衛星放送のコネクタが正しく接続されているか確認しましょう。分配器ではなく分波器を購入しているかどうかもチェックしておきたいポイントです。コネクタにゆるみが見つかったときは、最後までしっかりと差し込むようにしましょう。
おすすめ商品比較表
ホーリック アンテナ分波器 AE-327SW | 日本アンテナ ケーブル付分波器 CSSUES15L | マスプロ VU/BS・CS分波器 CSR7DW-P | ホーリック アンテナダブル分波器 HAT-WSP005 | DXアンテナ 分波器 テレビ用 MBUM2WS(B) | エレコム アンテナ分波器 DH-ATS48K05BK | 二幸電気工業 アンテナ混合分波器 NSM-CK8(SH) | TARO'S アンテナ分波器 TS-ABGNL05WH | |
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おすすめの選び方を参考に分波器を選ぼう
1台のテレビで地上波放送や衛星放送を視聴する際に役立つのがテレビ用分波器であり、視聴可能なテレビの数を増やせる分配器とは用途が異なります。実際に分波器を購入する際は、本記事で解説したおすすめの選び方を参考にしながら選んでみてくださいね。