衣類用塩素系漂白剤のおすすめ5選!酸素系漂白剤との違いや選び方を徹底解説
衣類の汚れをしっかり落とせる「塩素系漂白剤」。ただし色柄ものの衣類に使うと色落ちしてしまう場合があるので、使い方に注意しながら毎日の洗濯に役立ててくださいね。この記事では塩素系漂白剤の特徴や選び方、おすすめ商品をご紹介します。記事の後半では酸素系漂白剤との違いも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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漂白剤とは?
改めて、漂白剤とはどのような商品なのでしょうか?ここからは、洗濯洗剤と漂白剤の違いを解説します。
洗濯洗剤と漂白剤の違い
洗濯洗剤と漂白剤の違いは汚れを落とす仕組みです。どちらも汚れを落とすために使われますが、洗濯洗剤は繊維の汚れを取り除く働きがあり、漂白剤は繊維に染みついた汚れの色素を化学反応で脱色させる働きがありますよ。
漂白剤の種類
漂白剤は「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の2つの種類に分けられます。この2つの特徴をしっかり押さえておきましょう。
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違い
「塩素系漂白剤」は、白もの衣類にのみ使用できる液体状の漂白剤です。次亜塩素酸ナトリウムが使われており、液性はアルカリ性です。強い漂白力を持っていますが、色柄ものに使用すると白くなってしまうので注意しましょう。
また「まぜるな危険」の表記があるのがこのタイプです。綿・麻・ポリエステル・アクリルなどに使えますよ。
「酸素系漂白剤」は色柄ものの衣類にも使用できます。過酸化水素と過炭酸ナトリウムを主成分としており、液体と粉末タイプがありますよ。塩素系漂白剤よりも漂白する力が穏やかで、扱いやすいという特徴があります。
塩素系漂白剤の特徴
前述した「塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違い」で述べた通り、塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムとなっています。
次亜塩素酸ナトリウムは漂白力が強いため、その強い漂白力で染料まで脱色してしまうことがあります。また、あまり頻繁に使用すると繊維を傷めてしまう場合があるので、汚れが目立ってきたタイミングで使用するのがおすすめですよ。
刺激臭があるので換気をしながら使用し、手袋等を使用して直接皮膚に触れないように注意が必要です。酸性の洗剤と混ざると毒性のあるガスが発生するので、必ず単品で使うようにしてくださいね。
塩素系漂白剤を使用する際の注意点
塩素系漂白剤を使用する際には、注意すべきポイントがあります。ここではその代表的な例を2点ご紹介します。
ワイシャツの襟が黄ばむ可能性がある
これは、ワイシャツの襟に入っている襟芯が化学反応を起こしたことによるものです。ワイシャツを漂白する前に、洗濯のタグで漂白剤を使用できるか確認しておきましょう。
ゴムが緩くなる可能性がある
塩素系漂白剤を使用すると、肌着等のゴムの部分が緩くなる場合があります。ゴムがついている衣類には、毎回の使用は避けた方が無難です。
塩素系漂白剤は洗濯槽の掃除に使える?
塩素系漂白剤を使って洗濯槽の掃除をする方法を紹介しているサイトが多くありますが、塩素系漂白剤は洗濯槽の掃除に使えるのでしょうか?
結論から言えば、塩素系漂白剤は洗濯槽の掃除に使用できます。主成分である次亜塩素酸ナトリウムの強い洗浄力や殺菌力は、洗濯槽にこびりついた黒カビや水垢の洗浄に向いていますよ。
ただし専用の洗濯槽クリーナーもあるので、特別な事情がない限りは洗濯槽クリーナーを使用するのがおすすめです。また、洗濯機の形や機能によってお手入れ方法が異なる場合があるので、説明書をよく確認してくださいね。
塩素系漂白剤の選び方
ここからは、塩素系漂白剤の選び方をご紹介します。漂白力が強いため、衣類の洗濯表示や使う容量などをしっかり確認しておきましょう。
1.洗濯表示を確認しよう
塩素系漂白剤を使用する前に、漂白したい衣類の洗濯表示を確認しておきましょう。洗濯表示にはJIS (日本工業規格)とISO(国際標準化機構)があり、それぞれマークが異なりますよ。
JISのマークで、三角フラスコのようなマークに「エンソ サラシ」と書かれている衣類は漂白剤が使用できます。マークに×印がついている場合には漂白剤を使用しないようにしましょう。
ISOのマークの場合、中に何も書かれていない三角マークは漂白剤が使用できます。中に2本の斜め線が入っていれば、酸素系、非塩素系の漂白剤のみ使用できます。マークに×印がある場合は、漂白剤の使用に向いていない繊維となっていますよ。
2.使用頻度に適した容量を選ぼう
塩素系漂白剤を購入する際には、使用頻度に適した容量の商品を選びましょう。次亜塩素酸ナトリウムはしっかり蓋を閉めていても、ゆっくり分解する性質があります。分解が進むと漂白力が落ちるため、長くても3年以内に使い切るようにしましょう。
白い衣類やタオル、おしぼりなどを定期的に漂白する場合には大容量の製品が向いていますが、そうでない場合には使い切りやすいサイズのものがおすすめですよ。手持ちの衣類の種類や家族の人数などに合わせて、適した容量を選んでくださいね。
塩素系漂白剤のおすすめ5選
ここからは、塩素系漂白剤のおすすめ商品5選をご紹介します。お得に購入できる1,500mlのものを中心に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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酸素系漂白剤は扱いやすい
酸素系漂白剤は、臭いや肌への刺激が少なく扱いやすいというメリットがありますよ。ここからは、酸素系漂白剤について解説します。
酸素系漂白剤の特徴
酸素系漂白剤は弱アルカリ性のため刺激が少なく、幅広い繊維に使用できるため扱いやすいのが特徴です。塩素系漂白剤の特徴であるツンとした刺激臭がないのも魅力的。
液体タイプと粉末タイプがあり、粉末タイプはウールや絹には向いていませんが、液体タイプは繊維を傷めにくいためウールや絹にも使用できます。また、染料を脱色しないので、色柄ものの衣料のシミ抜きにも使えますよ。
酸素系漂白剤で落とせる汚れ
酸素系漂白剤は染料を脱色しないので、色柄ものの衣類のシミを落としたいときにぴったりです。ワイシャツやTシャツについた襟ぐりや袖口、脇などの汗ジミや食事の際の食べこぼし、皮脂の汚れや口紅等のメイクが衣類についてしまったときの漂白におすすめですよ。
液体タイプは容量を測って、普段使っている洗濯洗剤と一緒に洗濯機に投入するだけで使用できます。
粉末タイプはつけ置き洗いに使用します。約40~60℃のぬるま湯に溶かし、洗濯物をつけ置きしたらすすぎ洗いをしてくださいね。
酸素系漂白剤の注意点
酸素系漂白剤は扱いやすい漂白剤ですが、それでも注意したいポイントが2点あります。
ひとつめは、容器を移し替えないことです。酸素系漂白剤は少しずつではありますが酸素を発生させるため、販売している容器には小さな穴が開いています。密閉容器に移し替えると爆発を起こす可能性があるので注意しましょう。
もうひとつの注意点は、水などの異物を混入させないことです。異物が混入すると、酸素系漂白剤が炭酸ソーダに変化して、漂白力が弱まってしまいます。また、炭酸ソーダのガスで容器が変形したりひび割れたりすることもあるので注意が必要です。
おすすめ商品比較表
塩素系漂白剤で、衣類のシミをきれいに洗おう!
白い衣服についた汗ジミや食べこぼしなどは、普段通りの洗濯ではなかなか落ちにくいもの。そんなときは塩素系漂白剤を使用して、清潔な白さを取り戻しましょう。ぜひ本記事を参考に、使いやすい漂白剤を見つけてくださいね。