漂白剤の使い方！黄ばみや食べこぼしなど衣類の汚れを落とすコツを徹底解説

白いTシャツの黄ばみを落とすのに便利な「漂白剤」。つけおきなどをすることにより、衣類の頑固な汚れをきれいに洗濯してくれる優れものです。しかし、塩素系や酸素系など種類が豊富にあり、色移りなどのリスクもあるので、試したことがない方も多いと思います。そこで今回は、漂白剤の選ぶポイントや使い方、注意点についてご紹介します。

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洗濯物の汚れには、汗や泥などさまざまな種類があり、たいていの場合は洗濯洗剤で落とせます。しかし、汚れによっては洗濯洗剤で落としきれないものもあり、そういった場合に漂白剤が必要になってきます。

特にカレーなどの色素汚れは洗濯洗剤が苦手としており、洗剤だけで黄ばみを落としきるのは困難です。一方、漂白剤は色素汚れを得意としており、化学反応によって汚れを分解し、色素を消失させて衣類を白くする特徴があります。

洗濯洗剤、漂白剤、いずれも汚れを落とす点では同じですが、仕組みが全く異なるので、うまく組み合わせて使用するとよいですよ。

衣類用漂白剤の種類は、「塩素系漂白剤」「酸素系漂白剤」「還元型漂白剤」と3つに分かれます。

ここからは、種類ごとに特徴や選ぶポイントをご紹介していくので、それぞれを比較して目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

白い衣類をきれいにしたい場合に使用したいのが、塩素系漂白剤です。

塩素系漂白剤は漂白力が非常に強いのが特徴で、主に綿や麻、ポリエステル、アクリルなどの白い衣類の漂白に使われます。

ただし、酸性の洗剤や他の漂白剤と混ぜると有毒なガスが発生する恐れがあるので、容器裏の商品説明をよく確認してしっかり換気しながら使用するとよいですよ。

また、塩素系漂白剤は色や柄のある衣類に使用すると色落ちをしてしまう場合があります。色や柄のある衣類は避け、白い衣類のシミや黄ばみを落とす際に活用するようにしましょう。

1. 衣類用塩素系漂白剤のおすすめ5選！酸素系漂白剤との違いや選び方を徹底解説

幅広い衣類に使用したい方には、酸素系漂白剤を選びましょう。

酸素系漂白剤は、洗濯表示タグに「漂白剤不可」の記載がない限り、ほぼ全ての衣類に使えます。初めて漂白剤を使用する方は、まず酸素系漂白剤から使い始めるのがおすすめです。

酸素系漂白剤は、アルカリ性の粉末タイプと酸性の液体タイプの2種類に分かれています。

アルカリ性の粉末タイプは、洗浄力が強く、酸性の性質を持つ汗ジミや油汚れを落とす際に役立ちます。ただし、タンパク質はアルカリ性に弱いので、タンパク質を含むウールやシルクの衣類に使用する際は、酸性の液体タイプを使用するようにしましょう。酸性の液体タイプは、洗浄力は粉末タイプに劣るものの、繊維を痛めにくく幅広い衣類に活用できるのが特徴です。

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商品情報

塩素特有のツンとした匂いがしない、色柄物の衣類にも使える、使い勝手の良さがポイントです。衣類はもちろん、キッチンや浴室の漂白や掃除にも使えます。酸素系漂白剤なので、塩素系では洗えないステンレスボトルの漂白や消臭に使えるのもうれしいですね。30度〜50度のお湯に溶かして使用してください。

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1. 【2024年】酸素系漂白剤のおすすめ12選！選び方や使用時の注意点も解説

Tシャツについた鉄サビなどの汚れに強いのが、還元型漂白剤です。

還元型漂白剤は粉末タイプの漂白剤で、塩素系漂白剤で落ちなかった汚れや、汗による黄ばみを落とす際におすすめです。特に鉄サビの汚れに強く、仕事場や公園の遊具などでついた汚れをきれいに落としてくれます。

しかし、粉末が繊維の奥まで入り込んでしまう恐れがあるので、ウールやシルクなどの動物繊維の衣類を洗濯する際は注意が必要です。また、還元型漂白剤は色そのものを変化させる性質があるので、色や柄物には使用しないようにしましょう。

ここからは、汚れを見分けるポイントについてご説明します。

洗剤だけで落とせる軽い汚れや、洗剤や漂白剤でも落とすのが困難な頑固な汚れなど、汚れにもさまざまな種類があるので、ポイントをおさえておくと洗濯する際に便利ですよ。

しょうゆやソースで衣類を汚してしまった場合は、洗剤だけでも落とせます。

しょうゆやソース、コーヒーなどは水に溶けやすい水溶性の汚れなので、時間が経ってない場合や小さなシミであれば、洗剤だけでも十分きれいになります。

先に洗剤を直接つけてもみ込んでから洗濯すると、より汚れが落ちやすくなるのでおすすめですよ。ただし、もみ込む際に汚れが広がらないように注意してくださいね。

カレーやミートソースなどの汚れは、洗剤だけではなかなか落ちません。

カレーやミートソースは、しょうゆのような水に溶ける汚れと、サラダ油などの油に溶ける汚れの2種類の成分が混ざり合っており、洗剤だけではきれいに落としきれません。このような汚れを落とす際は、洗う前に漂白剤でつけおきしてから洗濯すると汚れをしっかり落とせます。

また赤ワインや紅茶の汚れにも注意が必要です。赤ワインや紅茶にはタンニンが含まれており、洗剤だけではシミが残ってしまうので、漂白剤と洗剤の両方を使用するようにしましょう。

漂白剤や洗剤を使用しても落とせないのが、ガムなどの粘着力の強い汚れです。

ガムが衣類についてしまった場合は、洗濯する前に一旦冷やして固めるようにしましょう。汚れてすぐの状態であれば、冷やすだけで簡単にポロッととれる場合があります。固めた後はガムテープなどで剥がしてみてください。それでもとれない場合は、サラダ油やクレンジングオイルを使ってガムの成分を溶かしてみるのも一つですよ。

ガム以外にも、時間が経つと洗剤や漂白剤を使用しても落とせない汚れは多数あります。汚れた場合は出来るだけ早い段階で、洗濯をするようにしましょう。

漂白剤を使用する際は使い方にも注意が必要です。衣類全体の黄ばみや袖口の部分汚れの漂白、除菌など、漂白剤は目的に合わせて使い方が異なります。

ここからは、目的別に使い方の例を4つご用意したので、ぜひ参考にしてみてください。

黄ばみや黒ずみなど「衣類全体の汚れ」を漂白する際の漂白剤の使い方をご紹介します。

「衣類全体の汚れ」　を漂白する際は、最初に目立つシミに使用し、その後に衣類全体に使用するようにしましょう。以下に漂白剤の使い方を簡単にまとめたので、参考にしてみてください。

シミや袖口など「部分汚れ」を漂白する使い方をご紹介します。

「部分汚れ」を漂白する際は、シミ部分に漂白剤を直接つけてから洗濯するようにしましょう。

通常の水洗いでは落ちない頑固な汚れには「つけおき」がおすすめです。

塩素系や酸素系の漂白剤を使用する、つけおきするなどしても汚れがとれなかった場合は、還元型漂白剤を使用してみましょう。鉄サビなどの汚れに強い特徴を持っており、汚れの種類によってはきれいになる可能性があります。

ただし、漂白剤を何度も使用しすぎると衣類を傷める恐れがあるので、注意してください。

漂白剤はシミや頑固な汚れを落とすだけでなく、除菌やウイルス除去をする際にも活用できます。以下に除菌・ウイルス除去する際の漂白剤の使い方をまとめたので、チェックしてみてください。

ここからは、漂白剤を使うときの注意点をご紹介します。

漂白剤は使い方を誤ると色落ちや衣類を傷めてしまう恐れがあります。一度注意点を確認してから使用するようにしましょう。

漂白剤を使用する際は、洗う前に必ず洗濯表示タグを確認するようにしましょう。

衣類によっては「漂白不可」と記載されているものもあります。誤って使用してしまうと衣類を傷めてしまうので、洗う前のタグチェックは忘れずに行ってください。

仮に赤ちゃんの衣類であっても、洗濯表示タグに「漂白不可」と記載がなければ、漂白剤を使用できます。適切な使用量できちんと洗濯し、衣類を清潔できれいな状態に保ちましょう。

塩素系や酸素系など、異なるタイプの漂白剤は混ぜると危険なので、注意して使用してください。

異なるタイプの漂白剤が混ざると漂白力が薄れ、しっかり汚れを落とせなくなってしまいます。中には、他の漂白剤と混ざることによって、有毒ガスを発生させる恐れのある商品もあります。

さらに、混ざった液を容器の中で密閉状態にしておくと、容器が膨らんで破裂してしまうこともあるので注意が必要です。

漂白剤を使用するときは、使用量やつけおき時間をしっかり守ることが大切です。

汚れが落ちにくいからといって、必要以上の量の使用やつけおき時間の延長をしてしまうと、衣類を傷めてしまう可能性があります。一度で汚れが落とせなかった場合は、数回に分けて漂白するとよいでしょう。

衣類を洗う前に、漂白剤の容器裏に記載されている使用量や使い方を必ず確認して、衣類に負担のない洗濯を心がけましょう。

漂白剤を使用するときは、素手ではなくゴム手袋を着用して作業してください。

特に、塩素系漂白剤は漂白力が非常に強い反面、毒性も強い特徴があります。使用する際は必ず手袋をつけるようにして、万が一肌についてしまった場合はすぐに大量の水で洗い流すようにしてください。

また、粉末タイプの酸素系漂白剤も注意が必要です。粉末タイプの酸素系漂白剤はアルカリ性なので、油分を分解する働きがあります。そのため、素手で触ってしまうと手荒れの原因になってしまいます。

ここからは、漂白剤のおすすめ商品をご紹介します。抗菌・除菌・消臭などマルチな働きがあるものから、赤ちゃんの衣類にも使える無添加なものまで、さまざまな種類の商品をピックアップしました。目的や自分に合った漂白剤を見つけてみてくださいね。

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漂白剤を使いこなせば、なかなか落ちない頑固な汚れが落とせ、長期間きれいな衣類を着用できます。本記事で紹介する選ぶポイントや使い方、注意点を参考に、自分に合った漂白剤を見つけて、汚れひとつないきれいな衣類をキープしましょう。