【プロが解説】寝袋(シュラフ)のおすすめ13選!キャンプ・車中泊・防災・冬用の人気モデルも
キャンプや冬の防寒対策、さらに家や室内の利用に便利な寝袋(シュラフ)は、車中泊や防災時にも役立ちます。しかし「オールシーズン使える?」「コスパが良くて安い商品は?」と悩む方も多いはず。
そこで今回は、ワークマンやモンベル、コールマンなど人気ブランドを含めたおすすめ寝袋を厳選してご紹介!キャンプ初心者にも使いやすいモデルから、寒い冬でも快適な保温性を備えた商品まで幅広くピックアップしました。
さらに、キャンプインストラクターの立花さんに監修いただき、選び方のポイントも解説しております。ぜひ参考にしてみてくださいね!
※商品選定に監修者は関わっておりません
監修者
キャンプインストラクター
- 立花 龍汰
アウトドアブランドで商品撮影やコーディネート、商品・イベント企画等を担当。その他、キャンプインストラクターとして子供たちに火起こし体験や防災学習などアウトドアにまつわる体験プログラムの講師を行っている。
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寝袋(シュラフ)とは?
寝袋(シュラフ)とは、からだ全体を覆う袋状の寝具のことをいい、キャンプや登山などで快適に夜を過ごすための必須アイテムです。シュラフと呼ばれることもあり、ドイツ語で寝袋という意味を持ちます。
専用の袋にコンパクトにしまえて持ち運びや収納にも便利なので、キャンプのみならず災害時にも役立つ便利なアイテムです。天候の変化や気温の低下、冷たくゴツゴツした地面など厳しい環境下でも快適な睡眠を取るために、キャンプ用の寝袋選びは非常に重要ですよ。
寝袋(シュラフ)のおすすめBEST3!「プロはどう選ぶ?」
寝袋にはさまざまな種類があるので、いざ購入するとなると迷ってしまいますよね。利用シーンや使用する季節などを確認し、自分に合った商品を選びましょう。
ここでは、プロがおすすめする「オールシーズン使える寝袋」3選をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【BUNDOK】マミー型 シュラフ
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【LOGOS】丸洗いスランバーシュラフ
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【CAPTAIN STAG】マミー型 スリーピングバッグ
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寝袋(シュラフ)の選び方
寝袋(シュラフ)を選ぶ際は、主に以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 【封筒型かマミー型】好みにあわせて形状を選ぶ
- 【化繊とダウン】中綿の充填量と素材に注目
- 【快適使用温度】寝袋は何度から選ぶといい?
- 【対応シーズン】まずはオールシーズン用を
ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
好みにあわせて形状を選ぶ「封筒型?マミー型?」
寝袋の形状は、大きく分けると「封筒型(レクタングラー型)」「マミー型」の2種類があります。それぞれ特徴が異なるので、詳しく解説していきます。
家で使う布団に近い使用感の「封筒型」
四角い形をした「封筒型(レクタングラー型)」は、空間にゆとりを感じるサイズの商品が多く、布団のようにゆったりと寝たい方におすすめです。商品によっては、寝返りを打つこともできますよ。
ただし、コンパクトになりにくく、少々かさばるので持ち運びしにくい点がデメリット。また、隙間ができやすい形状なので保温性が低めなのも難点。春や夏など暖かいシーズンの使用がおすすめです。
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封筒型はいろんな用途で使えますね。体が大きいとマミー型だと窮屈になってしまうので、封筒型を選ばれる方も多くいらっしゃいますよ。
優れた保温性!密着性が高い「マミー型」
ミイラのような形をした「マミー型」は軽量でコンパクトな商品が多く、持ち運びにおすすめです。特に電車やバスなどで移動するときなどに向いていますよ。
体への密着度が高く、封筒型に比べて保温性が高い傾向があり、秋や冬など寒いシーズンに重宝します。一方、細身な形状なので少し窮屈に感じる点はデメリットと言えるでしょう。
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品質のいいマミー型は密着するので保温性もあって暖かいですね。身体に沿った形をしているので身動きがとりづらいのがデメリットでもあります。寝返りするときは、シュラフごとごろんとするイメージです。
中綿の充填量と素材で選ぶ「ダウン?化学繊維?」
寝袋の中綿に使われている素材は、主に「ダウン」と「化学繊維」の2種類。中綿の充填量と素材によって保温性が変わってくるので、選ぶ際はぜひチェックしてみてくださいね。
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あたたかさも大事ですが、通気性も大事ですよ。寝てる間に汗をかきますよね、通気性が悪いと汗でびちょびちょになってしまうことも!あたたかさと通気性を兼ね備えた寝袋が快適に過ごせます。
ここでは、素材ごとの特徴について詳しく解説していきます。
安い値段で買える!キャンプ初心者に「化学繊維」
化繊(化学繊維)を用いた寝袋は、ダウンを使用した商品に比べて安く購入できる点がメリット。また、化繊はダウンに比べて保温性が落ちますが、扱いやすいので初心者におすすめです。水に強く洗いやすいので清潔に保ちやすく、汗を吸収しやすい夏場の利用などにも適しています。
化繊の中でも高い保温性を求める方は、充填量(中の綿の量)に注目しましょう。目安としては、充填量1,200g以上あるものがおすすめです。
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初心者の方は、まずは化繊のオールシーズン用寝袋を買うと良いと思います。化繊の寝袋は洗えるところも魅力ですね。ダウンに比べてお手入れしやすいですよ。
登山や冷え込む冬場のキャンプには「ダウン」
ダウンを使用した寝袋は保温性に優れており、冷え込みが激しい冬場のキャンプを想定する方にぴったり。ダウンの品質は「フィルパワー」という単位で示されますが、より保温性の高さを求めるなら、720フィルパワー以上の商品を選ぶとよいでしょう。
また、圧縮性が高く軽量なので、持ち運びしやすい点もメリット。荷物の重量を抑えたい方や、軽くしたい方におすすめですよ。
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ダウンは化繊に比べてあたたかいところが魅力です。ですが、化繊の寝袋の5〜10倍ほど価格が高かったり、メンテナンスがしづらいといったデメリットもありますね。登山する方や冷え込む厳しい環境下でキャンプをする方は使っています。
対応シーズンで選ぶ「まずはオールシーズン用がおすすめ」
寝袋は、主に「夏用」「冬用」「オールシーズン用」の3タイプがあります。
冬用の寝袋は防寒対策がされているので、春〜秋に使うのは不向き。一方で、夏用の寝袋は薄手タイプが多く、冬場の利用には向いていません。使用するシーズンを限定したくない場合は、「オールシーズン用」を選んでおけば間違いないでしょう。
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寝袋はオールシーズン用と冬用に分けられますが、冬用は寒い時期にキャンプをする方や登山のときなどに使います。山の上の方では氷点下まで冷え込みますよ。反対に夏の暑い時期は、寝袋のファスナーを全て開いて掛け布団のようにして使ったりもします。
快適使用温度で選ぶ「最低気温より5℃低めが目安」
寝袋は使う地域の温度に合った暖かさのものを選ぶことで、快適に使うことができます。
寝袋を選ぶ際は、「快適使用温度」(最も快適に利用できる温度)という項目をチェックしましょう。最低気温よりも5℃程度低い快適使用温度の製品を選ぶのがおすすめですが、寒さに弱い方の場合は、さらに低く見積もってもよいでしょう。
「快適使用温度」は各商品の説明書や公式ページなどに記載されているので、チェックしてみてくださいね。
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オールシーズン用は快適温度5度のものが多いですよ。快適温度5〜0度程度のものがベーシックだと思います。北国だったり冷え込む場所ではダウンで快適温度マイナス5〜10度のものを使われてる方もいらっしゃいますね。
寝袋(シュラフ)のおすすめ10選
ここでは、封筒型の寝袋(シュラフ)のおすすめ商品4選をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【封筒型】ゆったりとした寝心地がおすすめの寝袋4選
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【マミー型】保温性に優れた寝袋5選
コンパクトで暖かいのが魅力のマミー型シュラフ。各メーカーによりさまざまな特徴の商品が出ているので、購入の際は迷ってしまいますよね。
ここでは、マミー型の寝袋(シュラフ)のおすすめ商品5選を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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コスパ重視で寝袋(シュラフ)を選ぶのはOK?
寝袋は使われる素材や性能によって、高額な商品から安価なものまでさまざまです。品質も保ちながら、なるべくコスパがよい商品を選びたいですよね。
コスパを重視したい方におすすめなのが、人工ダウンを用いた商品。高品質でありながら比較的リーズナブルに購入できますよ。以下の商品などもチェックしてみましょう。
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人工ダウンの商品はコスパが良いと思います。価格も安いですし、ある程度寒いところでも耐えられますよ。フィールドサハラのアイテムをチェックしてみてください。
寝袋(シュラフ)は使いやすさに注目すると選びやすい!
ちょっとした便利な機能があると、快適性がグンとアップしますよね。ここでは、あると便利なプラスの機能について解説します。
Point1:ファスナーは内側からも開け閉めできると便利
ファスナーは内側からも開け閉めできると、体が寝袋に入った状態でも楽にファスナーが開けられて便利です。寝ている間の温度調節が簡単にできます。
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安い5000円くらいの価格帯のものはチャックが閉まりにくかったりとしっかりしてないことが多い印象です。1万円くらいの価格帯であれば、チャックも扱いやすいものが多いですよ。
Point2:圧縮できる収納袋つきならコンパクトに!
寝袋は、キャンプの荷物の中でもかさばりやすいアイテムです。圧縮できる収納袋が付いた商品なら、よりコンパクトに持ち運べます。
収納袋が付属していない場合は、別途購入を検討するのも手です。「コンプレッションバッグ」と呼ばれる、寝袋の圧縮に特化した商品がさまざまなメーカーから販売されています。
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コンプレッションベルト付き(圧縮ベルト)や、紐でキュッと縛るタイプなど様々な収納袋があります。コンパクトに収納できると持ち運びにも便利ですよ。
Point3:暖を取るなら顔まわりが絞れるとGood!
マミー型の寝袋は、体や頭を丸ごと覆える仕様が多いですが、なかでも顔まわりをキュッと絞れるコード付きのモデルは、放熱や冷気の侵入を防ぐため、より保温性が高まります。
冬場に使う予定の方や寒さに弱い方など、より暖かさを重視したい場合は、チェックするとよいでしょう。
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顔まわりが絞れるタイプの寝袋は、隙間から入ってくる空気が少なくなります。よりあたたかく過ごすことができますよ。
Point4:連結可能だとサイズ感に余裕ができる!
ファミリーで使う場合は、連結可能なタイプかどうかもチェックするとよいでしょう。封筒型の寝袋のなかには、連結ができるモデルが多くあります。
たとえば4人家族の場合、マミー型なら4つの寝袋が必要ですが、封筒型の連結できる商品なら2つ用意すればよいのでコスパが高いでしょう。家族キャンプをする方は、ぜひ検討してみてくださいね。
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普段は1人でキャンプをするけど、たまに家族でキャンプに行くような方には連結可能な寝袋がおすすめですよ。同じメーカーで揃えると連結できることが多いです。チェックしてみてくださいね。
寝袋のレビューや評判を参考にする際の注意点
寝袋を購入する際は、裏付けのないレビューや評判などを重視しすぎないようにしましょう。自身の利用シーンに最適な商品を選ぶことで、より快適・安全に使うことができますよ。
シュラフの性能を最もわかりやすく表すのが「ヨーロピアンノーム」という指標。公平なデータなので、選ぶ際の基準としてチェックするのがおすすめです。
ヨーロピアンノームはComfort(快適使用温度)・Limit(下限温度)・Extreme(極限温度)の3種で表示され、温度の快適性の度合いを表しています。
購入の際は「温度表記は、ヨーロピアンノームの規格と比べてどうなのか?」「どのような使用シーンを想定しているか?」などを併せて確認するとよいでしょう。
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暑い寒いの感じ方には個人差があるので、統一規格のヨーロピアンノームの記載がある場合はそちらを参考にしましょう。モンベルなどの大手メーカーは記載がありますよ。迷ったらお店に行って専門的な知識を聞いて選ぶのが間違いがないです。
寝袋の保管方法・お手入れの方法
寝袋は、適切なお手入れを行うことで、長く使うことができます。中綿のダウンや化繊に皮脂汚れや汗、湿気などが残ったままだと、保温性が下がってしまったり、カビが生えたりすることがあるので、注意が必要ですよ。
まず、使用直後は風通しのよい日陰で完全に乾くまで干し、汚れや異臭がなければそのまま保管しましょう。何度か使用する中で「汚れが目立つ」「保温性が下がった」などと感じたら、洗濯が必要なサイン。洗濯した後も完全に乾燥させて、風通しのよい場所で保管するのがベストです。
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ワンシーズン終わったら洗うくらいの頻度で大丈夫です。洗濯するときは表記にしたがって洗いましょうね。洗わないにしてもしっかり乾燥させることが大事!使ったあとはしっかり乾燥させてください。
丁寧なメンテナンスによって、ふかふかな寝心地を長く維持できますよ。以下の記事でお手入れ方法について詳しく解説しているので、併せて読んでみてくださいね。
寝袋は使用を重ねると汚れが蓄積していきます。お手入れを怠るとカビや異臭が発生し、衛生的でなくなります。 汗や湿https://support.vastland.co.jp/maintenance/schlafsack/
あわせてチェックしたい!キャンプの睡眠グッズ
「インフレーターマット」は、寝袋の下に敷いて使うマットレスのことです。あるだけでベッドのような寝心地を実現できる便利なアイテムですよ。以下の記事では、インフレーターマットについて詳しく解説しています。
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キャンプでの睡眠をより快適にさせたい方は、マットレスを敷いたりしたりしていますね。荷物は増えてしまいますが、快適性を求めるなら寝袋と一緒に使うと良いと思います。
冬キャンプでも快適な「キャンプマット」もあると便利なアイテム。寝袋の下に引くことで、冷たい地面に直接触れることなく、保温性をキープできますよ。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「エアーベッド」とは、空気を入れて膨らませて使うベッドのこと。キャンプのみならず家での急な来客の際にも使えます。以下の記事も参考に、購入を検討してみましょう。
おすすめ商品比較表
BUNDOK(バンドック) BUNDOK マミー型 シュラフ | ロゴス(LOGOS) LOGOS 丸洗いスランバーシュラフ | キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CAPTAIN STAG マミー型 スリーピングバッグ | ロゴス(LOGOS) LOGOS 丸洗い寝袋・15 ROSY | DOD(ディーオーディー) DOD わがやのシュラフ | Coleman(コールマン) Coleman マルチレイヤースリーピングバッグ | Snow Peak(スノーピーク) Snow Peak セパレートシュラフオフトン ワイド | HAWKGEAR HAWK GEAR シュラフ マミー型 | Coleman(コールマン) Coleman タスマンキャンピングマミー | イスカ(Isuka) ISUKA アルファライト700X | Snugpak(スナグパック) Snugpak シュラフ ベースキャンプ スリープシステム | Mont-bell(モンベル) mont-bell ダウンハガー650 #3 | FieldSAHARA シュラフ | |
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寝袋でキャンプをもっと快適に
寝袋にはさまざまな種類があるので、利用シーンや用途を想像しながら、自分にぴったりなものを選びましょう。
本記事の内容も参考にしながら最高の一点を見つけ、キャンプ時間をより充実させてくださいね。
初心者の方はまずはオールシーズン用を買うと良いと思います。オールシーズン用なら春・夏・秋と使えますよ。冬場のキャンプを経験して、冬用寝袋の購入を検討される方が多いですね。