出刃包丁のおすすめ9選!ステンレスタイプや左利きタイプなどもご紹介
魚を捌くときに使う「出刃包丁」。1本は揃えておきたいけど、刃渡りの長さやサイズで悩む方も多いかもしれません。今回は、出刃包丁の選び方を、種類・用途・素材と3つのカテゴリーに分けてご紹介します。詳しい特徴や違い、おすすめの出刃包丁もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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出刃包丁とは?
「出刃包丁」とは和包丁の一種で、主に魚を捌くために用いられる包丁のこと。刃は分厚くて重みがあり、片刃のものが多いのが特徴です。その鋭い切れ味や重みを活かして、魚の鱗を引いたり、身を三枚に卸したり、骨を叩き切るときなどに使われます。
出刃包丁はプロの料理人が使うイメージが強いですが、スペアリブやかぼちゃなど固い食材を切ったり、肉を叩いてミンチにするときにも使えるので、1本あるととても便利です。また、ほかの和包丁に比べて種類が多いのも特徴のひとつで、鮭など大きな魚を捌くための「鮭切り出刃」、カニの甲羅を切るための「カニ出刃」、丸鶏を捌くための「鳥出刃」など、特定の用途に特化したものがたくさんあります。
出刃包丁の選び方
出刃包丁を選ぶ際のポイントは、主に「種類」「用途」「素材」の3つです。
出刃包丁は種類によって形が、用途によってサイズが、素材によって使い勝手が異なるので、自身の性格や使用シーンにぴったりなものを選ぶことが大切ですよ。それでは、さまざまな出刃包丁の特徴や違いを、詳しく見ていきましょう!
種類で選ぶ
出刃包丁を大きく分けると、出刃包丁・薄出刃包丁・小出刃包丁の3種類があります。まずは、それぞれの違いや特徴をご紹介しましょう。
出刃包丁
スタンダードな形の出刃包丁で、一般的な包丁より分厚くて重みがあります。刃渡り100〜300mm程とさまざまなサイズがありますが、大きいものほど重くなるので、ご家庭では150mm前後のものが使いやすいでしょう。
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商品情報
ブレードの材質 ステンレス鋼
ハンドル材質 木材
ブレードのエッジ プレーン
外寸 約56×298×24mm、刃渡り:約165mm
製品重量 約179g
老舗包丁メーカーが作る、ステンレスの出刃包丁です。ステンレスは錆びにくく、お手入れが簡単なので初めての1本にぴったり!刃渡り165mmと使いやすいサイズなので、アジやサバ、タイといった小型〜中型の魚は、これ1本で捌くことができますよ。
薄出刃包丁
薄出刃包丁は、出刃包丁より刃が細くて薄いのが特徴です。魚を捌くのはもちろん、肉や野菜を切ったりと、幅広い用途に適しています。出刃包丁は重くて扱いにくいと感じる方や、万能包丁としても使いたい方におすすめですよ。
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商品情報
ブレードの材質 安来鋼 青鋼 二号
ハンドル材質 木材
ブレードのエッジ プレーン
外寸 全長:約29cm/刃長:約15cm
土佐伝統の技術を受け継ぐ薄出刃包丁。出刃包丁と万能包丁の機能を持ち合わせていて、野菜や肉以外に魚の下処理にも適していますよ。使い込むほどに手に馴染む木のハンドルとダマスカス模様の刃が特徴。お料理好きな方へのプレゼントにもおすすめです。
小出刃包丁
小出刃包丁は、刃渡り90〜120mmと小型の出刃包丁です。軽くて小回りが利くので、アジやイワシなど小魚を捌いたり、小骨を断ち切ったりと細かい作業に適しています。ただし、大きな魚を捌いたり、固い骨を叩き切るのは不向きなので、小魚専用として使い分けるのがおすすめです。
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商品情報
ブレードの材質 ステンレス鋼
ハンドル材質 ステンレス鋼
ブレードのエッジ 片刃
外寸 約38×215×16mm、刃渡り:約105mm
製品重量 約91g
関孫六の小出刃包丁は、ステンレス鋼で作られた片刃のブレードを特徴としています。シルバーの色合いはさまざまなキッチンのインテリアにもマッチしやすく、継ぎ目のないステンレス製のハンドルは、お手入れも簡単です。小さい魚を捌くこともでき、家庭でも活躍できる1本です。
用途やサイズで選ぶ
出刃包丁はとても種類が多く、相出刃包丁、身卸包丁、舟行包丁など、それぞれの用途に特化したものがたくさんあります。ご家庭では刃渡り150mm〜165mm程度のものが使いやすいですが、ブリなど大きな魚には180mm〜195mm、小アジなどの小魚には90mm〜120mmと、魚のサイズに合わせて選ぶことも大切です。
舟行包丁
船行包丁(ふなゆきほうちょう)とは、漁師が船の上で魚を捌くときに使う出刃包丁のこと。一般的な出刃包丁より細身で小回りが効くので、ご家庭でも使いやすい万能タイプです。釣りやキャンプなど、アウトドアにもおすすめですよ。
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商品情報
ブレードの材質 合金鋼
ハンドル材質 ナイロン、金属
ブレードのエッジ プレーン
外寸 (全長)約29.5cm、(刃渡り)約16.5cm、(刃幅)約4.2cm、(持ち手厚み)約2.1cm
製品重量 140g
鋼の舟行包丁は、小ぶりで扱いやすいのが魅力です。アジやサバ、タイなどひととおりの魚を捌くことができるので、ご家庭からアウトドアまで幅広いシーンで重宝します。鋼なのでメンテナンスは必要ですが、その鋭い切れ味は格別ですよ!
相出刃包丁
相出刃包丁(あいでばぼうちょう)とは、刃がやや細くて薄めの出刃包丁です。身と骨の間に刃を入れやすいので、身のやわらかい魚を二枚や三枚におろすときに重宝します。ただし、固い骨を叩き切ると、刃が欠けてしまうことがあるので注意が必要です。
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商品情報
ブレードの材質 合金鋼
ハンドル材質 合金鋼
ブレードのエッジ プレーン
外寸 335mm
製品重量 420g
堺孝行の霞研相出刃18cmは、日本の伝統的な職人技術によって作られた高品質な和包丁です。硬度と耐久性に優れ、長時間の使用にも切れ味が落ちにくいのが特徴です。刃渡り18cmのこの包丁は、特に魚を捌くために設計されており、出刃包丁特有の厚みと重さで、骨を切り分ける作業も容易に。和食のプロから家庭料理まで、幅広く愛用される逸品です。
身卸包丁
身卸包丁(みおろしほうちょう)は、相出刃包丁より刃が細長くて薄いのが特徴です。刺身を引くときに使う柳刃包丁と、出刃包丁の中間にあたるような形をしています。これ1本で魚を捌いたり、刺身を引いたりと使い勝手がよいため、魚屋で使われることが多い包丁です。
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商品情報
ブレードの材質 合金鋼、ステンレス鋼
ハンドル材質 木材
ブレードのエッジ プレーン
外寸 全長:370mm
製品重量 240g
堺孝行のイノックス和庖丁は、日常の調理から専門的な料理まで、幅広い用途に適しています。サビに強いステンレス製の刃と手になじみやすい木のハンドルが特徴です。落ち着いたベージュのハンドルはどんなキッチンインテリアにも馴染みやすいのもうれしいポイント。ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
素材で選ぶ
出刃包丁を素材で選ぶ場合は、切れ味を追求するなら鋼、お手入れのしやすさを重視するならステンレスがおすすめです。それぞれの違いや特徴を詳しく見てみましょう!
刃渡りの素材「鋼」
出刃包丁の切れ味を重視したい方は、刃が鋼のものがおすすめです。固くて重みがあり、切れ味が鋭いので、魚を捌くのはもちろん、固い骨もスパッと叩き切ることができますよ。研ぎやすいので切れ味が長持ちしますが、とても錆びやすいので、使用中も清潔な布で小まめに拭き取るなどのメンテナンスが必要です。
刃渡りの素材「ステンレス」
お手入れのしやすさを重視したい方は、ステンレスがおすすめです。切れ味は鋼に劣りますが、錆びにくいので小まめなメンテナンスは必要ありません。やや研ぎにくいというデメリットはありますが、初心者の方でも扱いやすいのが魅力です。
柄の素材「木」
出刃包丁の柄は木製のものが多く、手によく馴染んで滑りにくいのが魅力です。ただし、しばらく使わないと変色してしまうことがあるので、収納の際は清潔に保つこつが重要です。代表的な木材は「朴(ほお)」ですが、より撥水性の高い「積層強化木」、固くて耐久性のある高級素材「黒壇(くろだん)」など、さまざまな種類があります。
商品情報
ハンドル材質 木材
ブレードのエッジ プレーン
外寸 5.3 x 32.5 x 1.5 cm
製品重量 260g
柄に木材を使った、ステンレスの出刃包丁です。180mmのこの包丁は、多目的に使用できるサイズで、家庭料理からプロの厨房まで幅広く対応します。錆びにくくてお手入れが簡単なうえ、手に収まりやすいサイズなので、1本あると重宝しますよ!
柄の素材「ステンレス」
柄と刃が繋がったオールステンレスの出刃包丁は、汚れにくくて衛生的なのが魅力です。ただし、ステンレスは重みがあり、濡れた手で持つと滑りやすいので、取り扱いには注意が必要です。
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商品情報
ブレードの材質 ステンレス鋼
ハンドル材質 ステンレス鋼
ブレードのエッジ プレーン
外寸 全長約29cm、刃渡り約16cm
製品重量 170g
すっきりとしたフォルムの、オールステンレス出刃包丁です。刃渡り160mm、重さ170gと軽めに作られているので、ご家庭でも使いやすいですよ。刃が錆びたり、柄が変色する心配がないので、たまにしか使わない方にもおすすめです。
柄の形で選ぶ
出刃包丁の柄は、断面が小判型のものが多いですが、くり型・八角形などもあります。それぞれの特徴をご紹介しましょう。
小判型
出刃包丁の柄で、1番スタンダードな形は小判形です。断面が楕円形になっており、手にフィットして力を入れやすいようになっています。初めての方でも扱いやすいので、最初の1本のおすすめですよ。
くり型
くり型は、断面が栗のように尖った形をしています。主に柳刃包丁に用いられる形で、尖った部分に人差し指を引っかけて、刺身を引きやすいようになっています。身卸包丁など、刺身を引くときにも使いたい場合は、くり型を選んでもよいでしょう。
八角型
八角型は、文字通り断面が八角型をしており、握りやすいので繊細な作業に適しています。ただし、高価なものが多いうえ、慣れないと扱いにくいと感じることもあるので、主にプロ向けの出刃包丁として用いられています。
その他の特徴で選ぶ
出刃包丁は、左利き用や鮭切り、カニ切りなど、特定の用途に特化したものもたくさんあります。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
左利き用
出刃包丁の多くは、右利き用の片刃で作られているので、左利きの方は左利き用か、両刃の出刃包丁を選ぶ必要があります。ホームセンターには置いていないことが多いので、専門店かインターネットショッピングで購入するのがおすすめですよ。
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商品情報
ブレードの材質 ステンレス鋼
ハンドル材質 ポリオキシメチレン (POM)
ブレードのエッジ プレーン
外寸 約56×283×24mm、刃渡り:約150mm
製品重量 138g
ステンレス製の左利き用出刃包丁です。左利き用は価格が高くなる傾向がありますが、こちらはリーズナブルなので手軽に扱うことができますよ。柄はポリアセタールという強化プラスチック製なので、滑りにくいうえお手入れも簡単です。
特定の魚や用途で選ぶ
上記でもお伝えしている通り、出刃包丁はとても種類が多く、特定の食材を切るのに特化したものがたくさんあります。例えば、鮭など大型の魚を卸すための「鮭切り出刃」、カニの甲羅を切るための「カニ出刃」、肉や魚を叩いてぶつ切りにする「タタキ出刃」、鶏を捌くための「鳥出刃」、フグなど骨の固い魚を捌くための「フグ出刃」など、その数は数え切れないほどです。興味のある方は、ぜひ専門店で見てみてくださいね。
おすすめ商品比較表
貝印(KAI CORPORATION) 貝印 KAI 出刃包丁 関孫六 銀寿 ステンレス 165mm 日本製 AK5063 | 土佐かじ屋 土佐かじ屋 薄出刃包丁 | 貝印(KAI CORPORATION) 関孫六 小出刃包丁 | 堺源吉(Sakaigenkichi) 堺源吉 日本製 舟行 包丁 165mm 鋼 木柄 堺の包丁 | sakai takayuki 堺孝行 霞研 相出刃 18cm | 青木刃物製作所 堺孝行 イノックス和庖丁 身卸出刃 | 富士カトラリー 富士カトラリー 令月 180mm FC-1074 | 佐竹産業 佐竹産業 包丁 PISCES 出刃包丁 日本製 160mm 魚 刺身 錆びにくい 特殊ステンレス鋼 一体型 オールステンレス 関市製 PC009 | 貝印(KAI CORPORATION) 貝印 KAI 和包丁 出刃 (左用) 関孫六 ステンレス 150mm 碧寿 日本製 AK5073 | |
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今回は、出刃包丁の選び方をはじめ、詳しい特徴や違い、おすすめの出刃包丁などをご紹介しました。出刃包丁を選ぶ際は、魚のサイズや利用シーンに合わせたものを選ぶことが大切です。初めての1本には、刃渡150mm前後のステンレス製が扱いやすいので、興味のある方はぜひ探してみてくださいね。
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※製品画像はAmazonより