偽Amazonのプライム会費などの詐欺メールに要注意!迷惑メールへの対処法
Amazonサービスの利用者の増加により、Amazonを装った「詐欺メール」が増加しています。「請求が滞っている」や「アカウントの利用停止」など、インパクトのある内容で文章も巧妙化しているので見分けがつきにくいことも。ここからは迷惑メールや偽メールの見分け方や、万が一反応してしまった場合の対処法などを解説します。
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【注意喚起】Amazonを騙った詐欺メールが横行
心当たりのない会社やサービスからの迷惑メールを受け取ったことがある、という方は多いのではないでしょうか。迷惑メールが送られてくる目的は個人情報を収集したりお金を振り込ませたりとさまざまですが、特に利用者の多いAmazonを騙ったメールが近年増えてきています。利用者が多いだけに「いつも使っているAmazonからだ」とメールを開く人が多いという効果を狙ったものだと予想されますが、Amazonを騙った詐欺メールにはどのようなものがあるのでしょうか。
Amazonの名前で「お支払い方法が承認されません」というメールが届いた場合、詐欺メールなのか本物なのか心配になってしまいますよね。本記事では、メールが本物か見分ける方法や支払いができなかった場合の支払い方法変更のほか、注文できない場合の対処法などを説明するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
特にAmazonプライムや支払い関連の詐欺メールが多め
Amazonを騙る詐欺メールには、Amazonプライム会員のサービスに関する内容やショッピングの際の支払い関連が多い傾向があります。
「どうしてメールアドレスが知られているのか?」と疑問に思うかもしれませんが、迷惑メールを送信する際に使われるメールアドレスはAmazonとまったく関係のないサービスから収集されていたり、メールアドレスを自動生成するツールが使われていたりとさまざまです。Amazonを利用したことがない人にも、Amazonを装った迷惑メールが届く可能性は十分にあります。
【要注意】詐欺メールの手口が巧妙化
少し前までは日本語がおかしかったり、Amazonのスペルが間違っていたりとひと目で詐欺メールとわかる内容のものも多かったですが、最近では詐欺メールの手口も巧妙化しています。公式のロゴを無許可で使用しているメールや、自然な流れで会員情報を聞き出そうとするメールもあるので、一見おかしなところがなくても違和感がある場合には疑うようにしてくださいね。
例:プライム会費変更のタイミングで送信
2023年の8月末に、Amazonプライム会員の会費が変更されたことをご存じの方も多いのではないでしょうか。それまでの月会費が500円だったところが600円に、年会費は4,900円から5,900円に変更されました。そのため、このタイミングを狙った詐欺メールも増えてきています。
「Amazonからのお知らせ」といった件名でも「ここから確認」や「こちらをクリック」などの文言でどこかのサイトへ誘導しようとするリンクが貼ってあるメールは触らない方が無難でしょう。Amazonの公式サイトには「お客様の個人情報をEメールで送っていただくようお願いすることは決してありません。」と表記されており、実際にAmazonからの公式メールは受け取った側は何もアクションをする必要のない場合がほとんどです。
例:本物のAmazonメールを改ざん
Amazonプライム会員の会費が変更されたタイミングで、Amazonから実際に配信された正規のメールを改ざんした悪質な詐欺メールも増えています。Amazon公式からのお知らせメールではプライム会員の次回更新時に新しい価格が適用される旨が簡潔に記載されていますが、詐欺メールでは【重要】【緊急】などの文字を件名に使用し、緊急性を煽りながら確認ページへ誘導しようとするものが存在します。ここではその一例として文面を作成したものをご覧ください。
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<例>
件名:【重要】プライム会費変更について
Amazonプライム会費の価格変更につきまして、大事なお知らせがございます。
更新の継続手続きや現在のご契約内容をチェックしていただくため、以下のリンクより会員情報をご確認ください。
「こちらより確認」(どこかのページへのリンク)
引き続き、Amazonをよろしくお願い致します。
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上記のように、どこかのページへのリンクがあるメールはほぼ詐欺メールなのでリンクページを開かないようにしてください。
Amazonを偽装した詐欺メールのよくあるパターンと対処法
Amazonを偽装した詐欺メールには、プライム会費の変更を狙ったもののほかにも、お買い物の支払いに関するものや登録情報の確認を求める内容のものもあります。ここでは、いくつかのパターン別に例文と詐欺メールの特徴を掲載しますので、参考にしてくださいね。
未納料金があると請求する内容
Amazonを偽装した迷惑メールの代表的なものに、お買い物やサービスを利用した際の料金未払いがあるという内容のメールがあります。例えば以下のような内容になっています。
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<例>
件名:お支払い情報を更新してください
お支払方法に問題があり、プライムのサービスをご利用いただけない状況です。1日以内にAmazonからのお支払いが確認されない限り、こちらから(リンクページへの誘導)ほかのお支払い手続きを更新してください。
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まず日本語が少し変なことにお気づきかと思います。また、1日以内と短い期限を迫ってくるのも迷惑メールの特徴のひとつです。ショッピングをした心当たりがあっても、このようなメールのリンクは開かないようにしてくださいね。
登録情報・支払い情報の更新依頼
Amazonを偽装した迷惑メールで、お支払いに関する内容と同じくらい多いものが、登録情報や支払い情報を確認するような内容のメールです。ここでも例文をひとつご紹介いたしますので、どこが怪しいか考えながら読んでみてくださいね。
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<例>
件名:お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ
このメールを24時間以内に認証を確認してください。そうしない場合お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があります。
確認はこちら(リンクページへの誘導)
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ひとつ前の例文よりも巧妙にはなっていますが、日本語に多少の違和感があります。また「24時間以内」などと考える隙を与えない短い期限を定めているのも迷惑メールのよくある特徴です。このようなメールが届いた場合にも、リンクページを開くのは止めておきましょう。
Amazon.co.jpを偽装したサイトへの誘導
Amazonから送られてくるメールや公式ページには、amazon.co.jpやamazon.jpのほか、amazon.comというドメインが使われることがほとんどです。メールの送信者やリンクページにこれらのアカウントが出てきた場合には公式からのお知らせと考えてしまいがちですが、最近ではこのamazon.co.jpを偽装したサイトへ誘導する詐欺メールもあるので注意が必要です。メールやリンク先にamazon.co.jpという文字が入っていても、どこかのサイトへ誘導するようなメールは安全だと確認できるまで開かない方がよいでしょう。
会費変更や満期などAmazonプライムに関連した内容
Amazonを騙る詐欺メールの中には、お支払いや会員登録の変更を装ったもののほかに、Amazonプライムサービスに関わる会費の変更や満期などを利用してくるケースもあります。AmazonプライムにはプライムビデオやAmazon Music Primeなどのさまざまなサービスがあるため、それらを個別に騙って送られてくるメールにも注意が必要です。サービスの満期や会費の変更などは公式ページで確認できるので、そのようなメールが届いた際には公式ページのお知らせをチェックするようにしましょう。
各メディアでも注意喚起がなされている
Amazon関連の詐欺はプライム会費関連はもちろんのこと、その種類も手口も多岐にわたり、巧妙化しています。
各メディアでもこの件に関して注意喚起がなされており、アカウント狙いのフィッシング詐欺への個人対策は急務と言えるでしょう。
クラシル比較では以下の記事でもAmazon関連の詐欺とその対策について紹介しています。合わせてご覧ください。
- Amazonを名乗る迷惑メールは開いただけで問題は起きる?詐欺メールの対処法も解説
- 「ご利用のAmazonアカウントを一時保留いたしました」は詐欺メール?本物との見分け方を解説
- Amazonの「緊急の通知」メールは詐欺!だまされないための対策を解説
- Amazonアカウントの確認メールは詐欺?対処法や実例をご紹介
Amazonプライム会費などの詐欺メールの見分け方
さまざまな手口を使って送られてくる詐欺メールですが、これらを見分けるにはどうすればよいのでしょうか。また、詐欺メールが届いた場合の対処法も知っておきたいですよね。ここからは、公式ページから正確な情報を確認する方法やメールが届いた際に取るべき対処法をご紹介します。
Amazonアカウントからメッセージセンターを確認
Amazonを騙る怪しいメールが届いたら、何はともあれご自身のAmazonアカウントページを確認してみましょう。Amazonの公式サイトでアカウント&リストからアカウントサービスのページを開き「メッセージセンター」というボックスを選択します。
デフォルトで「すべてのメッセージ」となっているので、ここからAmazonから送られてきたメールの一覧が確認できますよ。注文内容のお知らせや配送状況のほか、Amazonデバイスの紹介やプライム会員特典に関するお知らせなどのすべてのメールが見られるので、ここに存在しないメールはすべて詐欺メールか迷惑メールだと判断できます。
プライム関連なら「プライム会員の資格情報」を確認
公式からのお知らせは「メッセージセンター」で確認できますが、プライム会員の更新時とタイミングが一致している場合や登録しているサービスなどの心当たりがあるメールが届いた場合には、念のためプライム会員の資格情報も確認しておくとより安心ですよ。
プライム会員の更新日などは公式サイトのアカウント&リストの「Amazonプライム会員情報」で確認できます。プライム会員は自動継続のため継続利用の意思確認は必要ありません。意思確認を取ろうとするメールは、詐欺メールと判断してよいでしょう。
支払い関連なら注文履歴の状況を確認
「お支払いができませんでした」などの支払い不承認のお知らせがAmazonから直接届くことはありませんが、Amazonで登録しているクレジットカード会社や金融機関を装ったメールが来た場合、クレジットカードの限度額を超えてしまったか引き落としができなかったかと不安になることもありますよね。その場合は公式ページから注文履歴の状況を確認しましょう。
本当に支払いができなかった場合には、注文した商品の横に「お支払い方法の変更」という表示がありますのでそちらを選択し、別のお支払い方法を選択するか新しいカード番号を入力して別の支払いに方法に進みます。Amazonのお買い物ではメールから直接支払方法の変更画面に誘導されることはありませんので、心当たりがあってもメールのリンク先は決して開かずに、公式サイトで手続きをしてくださいね。
「Amazonからショートメールが送られてきたけれど、なんだか怪しい気もして詐欺かもしれないと不安」と感じたことがある方もいるかもしれません。 そこで本記事では、ショートメールを利用した詐欺やそういった詐欺を防ぐ方法などについて解説します。 Amazonからショートメールが来て不安な方はぜひ読んでみてください。
プライム会費メールはプライム非会員なら無視でOK?
プライム会員ではないのに、プライム会員の価格改定のお知らせやプライム会員向けのサービスに関するメールが届いた場合には、基本的には無視してしまってもよいでしょう。ただし、ごくまれに自分では気づかないうちにプライム会員となってプライムのサービスを受けていた、というケースが報告されているので迷惑メールが届いた機会に一度会員情報を確認するのもよいかもしれませんね。
自分では気づかずにプライム会員になっているケースも
自分がプライム会員になっているかどうかは「メッセージセンター」を確認したときと同じように、アカウント&リストからアカウントサービスのページに入り「Amazonプライム」という項目から確認できます。プライム会員であれば、自分のアカウント名の横のプライムというロゴにチェックマークが表示されており、会員タイプや会員資格更新日などが表示されています。
もしここで、プライム会員になっている自覚がないのに、勝手に入会したことになっていた場合には、いくつかの原因が考えられます。
意図せずにプライム会員になっているケース例
意図せずになぜかプライム会員になっていた、という場合には以下のような原因が考えられます。ただし慌てて解約をする前に、そのサービスをどのくらい利用しているか、費用対効果はどのくらいかなどを落ち着いて考えてみて、メリットの方が多い場合はそのまま継続を検討するのもよいでしょう。
プライムの無料体験を試してそのまま継続になっている
知らない間にプライム会員になっていたという場合に考えられる理由のひとつに、Amazonプライムの無料体験を申し込んでそのまま放置していた、というケースがあります。
Amazonプライムには常時30日間の無料体験サービスがありますが、期間が終わる前に解約をしないでいると、そのまま自動でプライム会員として登録されることが明記されています。プライムビデオやAmazon Music Primeなどの特典サービスを一時的に試してみたなどの心当たりがある場合には、公式サイトから登録情報を確認してみてくださいね。
「Amazonプライムの解約はiPhoneではできない?」「無料体験期間がいつまでか忘れたから確認したい!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、Amazonプライムの無料体験期間を中心に、スマホとPCの解約方法や注意点などを解説します。
注文オプション利用で自覚のないままプライム会員になっている
Amazonでショッピングを利用する際に「プライム会員なら配送料無料」という選択をした結果、プライム会員になっているというケースもあります。ただしこの際には、実際にそのときのお買い物でプライム会員のサービスを受けているため、この機会にプライム会員のサービスを確認して継続の選択をするのも一つの手です。
配送料が無料になるだけでなく、AmazonプライムビデオやKindleが追加料金なしで楽しめるなど、うれしい特典が盛りだくさんの「Amazonプライム会員」。この記事ではプライム会員が受けられる特典を16個ご紹介します。会員登録を迷っている方も、すでに会員の方もぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
詐欺メールにアクセス・個人情報入力した時の対処法
詐欺メールや迷惑メールに記載されているリンクページに進んだだけでは、ほとんどの場合実害はありません。ただし個人情報を返信したり、促されるままに登録の更新手続きなどをしてしまったりした際にはどのように対処すればよいのでしょうか。
パスワードアシスタントで早急にパスワード変更
もしも、詐欺メールに記載されているリンク先のURLなどから、Amazonのアカウント情報を入力してしまった場合は、すぐにAmazonのパスワード変更をしましょう。パスワードはAmazon公式ページのアカウント&リストからアカウントサービスに入り「パスワードアシスタント」のページで変更できます。セキュリティを強化するために「ログインとセキュリティ」から2段階認証を設定しておくとより安心ですね。
クレジットカード会社などにすぐに連絡する
クレジットカードの番号や金融機関の口座番号などを誤って入力してしまった場合には、すぐに該当するカード会社や金融機関のサポートセンターに連絡しましょう。Amazonの詐欺メールに口座を教えてしまったということを伝えれば、サポートサービスがそれに沿った対応を教えてくれますよ。
Amazonカスタマーサービスに連絡する
詐欺メールかどうかの判断が難しく、どうしたらよいのかわからないという場合には取り急ぎAmazonのカスタマーサービスに連絡しましょう。Amazonがそういったメールを送っていないということになれば詐欺メールと判断できますので、Amazonの指示を仰ぎながら上記の対処法を実践してくださいね。
まだ荷物が届いていないのにステータスは到着済みだったり、買った覚えがない商品の代金請求があったときはすぐに問い合わせるべきです。そこで今回は、Amazonのカスタマーサービスに電話で問い合わせるやり方を紹介します。
Amazonを騙る詐欺メールや迷惑メールをしっかり見分けよう!
Amazonを騙る詐欺メールや迷惑メールは送られてきただけでは大きな問題はありませんが、そのメールに返信したり情報を入力したりしてしまうと個人情報や口座の情報を知られてしまうこともあります。被害を受けないためにも詐欺メールの特徴をふまえながら、怪しいと感じた際には反応せずに、落ち着いて公式サイトで確認を取るようにしてくださいね。
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