電子レンジが焦げ臭い！原因と対策は…掃除アイテムなど便利な商品も紹介

電子レンジが焦げ臭いと感じたら、そのまま放置すると故障や火事の原因になることもあるため、きちんとしたお手入れが必要です。この記事では、電子レンジが焦げ臭くなる原因や対処法を詳しく解説！重曹での掃除方法やそのほかのお手入れ方法、掃除に便利なアイテムもご紹介しているのでチェックしてみてくださいね。

電子レンジで食品を温めるだけなのに、焦げ臭くなるのはなぜなのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。そこでまずは、電子レンジが焦げ臭くなる主な原因について解説します。

電子レンジの臭いの原因の1つは、内部に食品が飛び散ったまま放置していることです。スープや煮物などの汁、肉類の油分などは電子レンジの加熱で飛び散りやすく、そのまま放置すると腐敗してしまいます。近年の電子レンジは、ラップをかけずに使用するタイプも増えているため、食品の飛び散りには注意が必要です。

また、内部についた汚れや飛び散った食品を放置したまま加熱を繰り返すことにより、汚れや食品が焦げつくため、臭いが発生してしまいます。そのため、電子レンジの使用後はこまめに掃除するのがおすすめですよ。

電子レンジの臭いの原因は、主に食品のタンパク質や油などの酸性の汚れが多いとされています。そのため、内部の汚れを落とすには、アルカリ性の「重曹掃除」などがおすすめです。また、重曹以外の簡単なお手入れもこまめにすることで、汚れが蓄積することなく焦げ臭くなるのを回避できますよ。

電子レンジの内部の汚れには、重曹を使った掃除が効果的です。重曹には食用と工業用の2種類があり、掃除には安価な工業用を使用するのがおすすめですが、100均やドラッグストアなどでは掃除用として販売されているものもありますよ。重曹には臭い取りの役割もあるので、脱臭剤としての使用も可能です。

1. 耐熱容器に重曹を入れ、水を注いで溶かす（水：重曹＝4：1）
2. 電子レンジに1を入れて、500Wで4～5分温める
3. 沸騰して庫内に水蒸気が充満したら、扉を開けずに10～15分程度放置
4. 容器を取り出し、キッチンペーパーに残った重曹をつけてしぼり、内部の汚れを拭き取る（庫内の天井、側面、底部）
5. ターンテーブルは取り外して洗う
6. 布巾で水拭きした後、乾いた布巾で乾拭きする

汚れが落ちにくい場合は、歯ブラシに重曹をつけて軽くこすってみてください。固いたわしやスポンジは電子レンジを傷つけてしまう可能性があるため、注意してくださいね。

以下では重曹掃除におすすめのアイテムを2つご紹介します。

1kg入りでコスパがよく、洗浄や研磨、消臭などさまざまな用途に使える重曹です。自然界に存在する成分のため、環境に優しいのも嬉しいポイントですね。電子レンジの油汚れはもちろん、茶渋や皮脂汚れなどを落とす効果も期待でき、部屋の掃除や消臭にも活躍します。チャック付き袋になっており、そのまま保管できるので容器に移し替える手間がかからず便利です。

内モンゴルで採掘された天然鉱物から作られた天然素材の重曹です。電子レンジや冷蔵庫、コンロなどのキッチン周りだけでなく、衣類の洗濯に加えるとふっくらとした仕上がりになります。また、カーペットにまいてしばらく放置した後、掃除機で吸い取ると臭い取りの役割もしてくれる万能アイテムです。2kg入りと大容量なので、部屋中の掃除に惜しみなく使えますよ。

電子レンジの軽い汚れであれば、水拭きだけでもきれいになります。少し時間が経った場合でも、しつこい汚れでなければ、水を温めた水蒸気で簡単に汚れを落とせますよ。油汚れが気になるときには、レモンを使用するのもおすすめです。水での掃除方法とレモンを使った掃除方法をご紹介します。

まず、水での掃除方法をご紹介します。重曹を使用しなくても、軽い汚れなら水だけで簡単に汚れを落とせますよ。

手順は以下の通りです。

1. 容器に水を入れて、電子レンジで温める
2. 内部に水蒸気が充満したら、布巾で汚れを拭き取る

続いては、油汚れを落とす働きが期待できるレモンでの掃除方法をご紹介します。レモンに含まれる「リモネン」という成分は、油汚れを落とす働きがあると言われており、レモン以外にも柑橘類の果物の皮や果汁などで落とせます。

そのため、オレンジやグレープフルーツ、ライムやゆずなどの柑橘類でも代用できますよ。ただし、果物の皮のみで温めると発煙や発火の可能性があるため、果物の皮や果汁を使う際は水を一緒に入れるようにしてくださいね。

手順は以下の通りです。

1. 耐熱容器にレモンと、ひたるぐらいの水を入れる
2. フタをせず、600Wで4分程度温める
3. レモンの蒸気が内部に充満したら、15分程度放置する
4. 布巾またはキッチンペーパーで汚れや水滴を拭き取る
5. 水拭きする
6. 扉を開けたまま乾かす

電子レンジが焦げ臭くなっても、なかなか掃除の時間が取れない方もいるかもしれません。しかし、汚れを放置すると電子レンジにとってさまざまなデメリットが発生する可能性もあるため、注意が必要ですよ。

電子レンジにこもった臭いは、食品を温めるときに臭い移りする可能性があります。特に、ラップをせずに温める食品は臭いを吸収して、風味にも影響を与えてしまうため注意しなければなりません。

電子レンジの加熱によって、汚れが焦げつく場合もあります。ついたばかりの汚れは落としやすいですが、時間が経って焦げついた汚れは簡単には落とせません。臭いも強くなり、部屋に充満してしまう可能性があるため、汚れはすぐに拭き取ることが大切ですよ。

電子レンジはマイクロ波によって加熱しているため、汚れによってマイクロ波が遮られたり汚れ自体も温めようとしたりして加熱効率が落ちる可能性があります。加熱ムラなども起こりやすくなり、電力の消費量が多くなると電気代も高くなってしまいますよ。

電子レンジの吸気口や排気口に汚れがついていると、内部の換気ができずに故障の原因になることがあります。また、マイクロ波を出す装置は加熱することによって消耗されるため、加熱効率が悪くなると余分な時間を使ってしまい、寿命が短くなる可能性もありますよ。

電子レンジの内部は見えにくいため、汚れに気づかないことも多いです。繰り返し加熱されて焦げついた汚れが原因となり、発煙や発火などによって火事につながる恐れもあります。定期的に掃除をして、内部の汚れをきちんときれいにし、事故を未然に防ぐことが大切ですよ。

電子レンジが焦げ臭くなったり、故障したりするのを防ぐためには、普段のお手入れが大切です。油汚れを拭き取って見た目はきれいになっていても、水垢がついたりカビが発生したりする可能性があるため、こまめなお手入れが必要ですよ。ここからは、「水垢汚れ」と「カビ対策」について解説します。

食品を温めるときには水蒸気が発生するため、電子レンジ内部に溜まって水垢になることがあります。水垢はアルカリ性の汚れのため、酸性のクエン酸を使うと汚れが落ちやすいですよ。クエン酸が自宅にない場合には、お酢でも代用可能です。

手順は以下の通りです。

1. 耐熱容器にクエン酸を入れて水を注ぐ（水：クエン酸＝4：1）
2. 500Ｗで4～5分ほど温める
3. 扉を開けずに10～15分程度放置する
4. 耐熱容器を取り出し、残ったクエン酸をキッチンペーパーにつけて絞り、汚れを拭き取る
5. 布巾で水拭きした後、乾いた布巾で乾拭きする

以下ではクエン酸掃除におすすめのアイテムをご紹介します。

水垢をきれいに落とせるクエン酸は、家庭に1つ備えておくとさまざまな場所に使えて便利です。電子レンジやシンクの水垢、電気ポットの洗浄、トイレの黄ばみや臭いもきれいに取り除く効果が期待できますよ。スプレー液として使用する際は水200mlに対して、クエン酸5gを入れて噴きかけてくださいね。チャック付き袋なので残ったクエン酸は、そのまま保管することが可能です。

電子レンジで発生した水蒸気をそのままにすると、カビが発生する可能性があります。電子レンジの内部は湿度が高くこもりがちになってしまい、食品の飛び散りによって残ったカスを栄養にしてカビが繁殖してしまいます。使用後は汚れや水分を残さないようにすぐに拭き取り、扉を開けて乾燥させるのがよいでしょう。

面倒な電子レンジの汚れ落としも、便利な掃除アイテムを使うと簡単に落とせるようになります。手間をかけずに落とせるなら、億劫になりがちな掃除にも取り組みやすくなるでしょう。おすすめ商品をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

強力な油分分解成分を配合しており、ベトベトな油汚れも分解して拭き取るプロ仕様のお掃除シートです。20cm×30cmと大判のメッシュシートを採用しているので、拭き取り性に優れていて、力をあまり入れなくても簡単に汚れが拭き取れます。電子レンジだけでなく、コンロや換気扇などの頑固な汚れにも使用可能です。ただし、強力な油分分解成分で肌が荒れる恐れもあるため、使用する際は手袋を着用するのがおすすめですよ。

電子レンジ専用のお掃除シートで、電子レンジで温めて使用するタイプです。内袋に入ったままのシートを耐熱皿に乗せ、500～600Wで約1分程度加熱すると、蒸気口からアルカリイオン水が放出し電子レンジ内部に広がります。加熱終了後に1〜2分ほど放置し熱くないことが確認できたら袋から取り出し、シートで内部を拭けば油汚れもきれいに拭き取れますよ。ただし、3分以上加熱すると焦げたり乾燥したりする可能性があるため、注意してくださいね。

アルカリ電解水を使用した、電子レンジと冷蔵庫用のお掃除シートです。通常の水拭きでは取れない汚れも、マイナスイオンで包み込み、浮かせて落とします。電子レンジや冷蔵庫は食品を入れる場所のため、洗剤を使わず掃除できるのはうれしいポイントですね。また、20cm×30cmと大きめなサイズなので隅々まで拭くことができ、洗剤不使用なので二度拭きも不要ですよ。

電子レンジの掃除専用の中性洗剤です。耐熱容器に洗剤を入れて、600Wで2分加熱し、水蒸気で汚れを浮かせて布巾で拭き取ります。油汚れや食品の飛び散りも、中性洗剤の力できれいに落としてくれますよ。定期的に掃除しておけば、汚れや臭いを溜め込むことも少なくなります。ただし、加熱しすぎると洗剤が蒸発してしまい、硬くなったり焦げたりすることもあるため、加熱時間はきちんと守るようにしてくださいね。

アルカリ電解水を含んだお掃除シートで、独自の方法でpH値を安定させています。油汚れを乳化して浮き上がらせることが可能で、合成洗剤を使用しておらずヌルつきがないため、二度拭きは不要です。環境に負荷をかけず、自然にも手肌にもやさしいのもポイントです。冷蔵庫内の掃除やコンロ、調理台やシンク周りにも使えますよ。

電子レンジの臭いや汚れがどうしても取れない場合は、買い替えも検討してみてください。そのまま使い続けると故障や発煙、発火などの可能性があり、火事になる恐れもあるため注意が必要です。

また、加熱すると異臭や異音がする場合は、電子レンジの寿命の可能性もあります。電子レンジの状態や予算などを考慮し、買い替えを考えましょう。

買い替えを検討している方向けに、お手入れしやすい電子レンジをご紹介します。簡単にお手入れできるタイプなら、汚れが蓄積することが少なくなり、電子レンジを長く保ちやすくなりますよ。

フラットタイプの電子レンジなら、汚れが拭き取りやすくお手入れも簡単です。布巾やキッチンペーパーで、こまめに拭き取るだけでも、汚れの蓄積を防げますよ。ミラーガラスのスタイリッシュなデザインになっており、キッチンに置くだけでおしゃれな雰囲気になりますね。ブザー音を消せる静音モードが搭載されているので、食事の時間が遅い家族がいる場合も安心して使用できます。

天面はヒーターが露出しておらず、側面や背面にはシリコン系塗装を採用し、拭きやすい構造になっている電子レンジです。テーブルプレートは外して丸洗いでき、セラミック製なので調理後の汚れもきれいに落としやすいですよ。温めや解凍などの毎日使用する操作は、自動で行えるため難しい設定は要りません。飲み物やコンビニ弁当などのダイレクトキーが搭載されており、直感的に使えるので、設置してからすぐに使用可能です。

この記事で紹介している商品の気になる商品の形状を比較してみました。
商品選びの参考にぜひチェックしてみてくださいね。

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商品の形状
粉末	粉末	粉末	シート状	シート状	シート状	液体	シート状	-	-

電子レンジの焦げ臭さは、内部の汚れが原因です。普段からこまめにお手入れをしていれば、頑固な汚れがこびりつくことも少なく、手軽に掃除ができるようになりますよ。使用後は食品の飛び散りや水分をしっかりと拭き取り、定期的に便利アイテムを使ったケアを取り入れて、電子レンジをきれいに保ちましょう。