畳掃除のやり方を徹底解説!カビやダニの対処法やクエン酸を使う方法・注意点も解説
「畳掃除」は、フローリングとは異なったやり方で綺麗にする必要があります。今回はそんな畳掃除のやり方を徹底的に解説してみました。クイックルワイパーを使う手軽な掃除方法や、カビやダニが発生した場合の掃除の仕方についても記載しています。注意点も解説しているので、ご自宅に畳がある方はしっかりチェックしておきましょう。
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畳掃除の基本のやり方
畳掃除にはいくつかの方法がありますが、まずは基本的なやり方を覚えておきましょう。前提として、畳はこまめに掃除をして汚れを溜め込まないことが大切です。日頃から掃除する習慣をつけて、汚れを蓄積しないようにしましょう。
基本のやり方では以下のアイテムを使用します。
- ほうき
- ちりとりか掃除機
- 乾いている雑巾
1.ほうきや掃除機で小さなゴミを取り除く
畳を掃除する場合、まずはほうきや掃除機を使って小さなゴミや目に見えるゴミを取り除きましょう。
室内掃除は掃除機を使用するのが一般的ですが、畳はほうきを使った方が効率よく汚れを取り除けます。室内用のほうきを持っている方は、畳掃除に使用してみましょう。
もちろん掃除機でも畳の掃除は可能なので、まずは畳表面の汚れをしっかり取り除いてくださいね。
2.すき間に詰まったほこりを掻き出す
次に、ほうきや掃除機を使ってすき間に詰まったほこりを掻き出しましょう。
この時、畳の目に沿うようにして掻き出すのがポイントです。畳には目があり、そのすき間に汚れが溜まりがちなので、目に沿ってほうきや掃除機をかけて効率よく汚れを落としましょう。
大体畳一畳分に40〜60秒程度時間をかけると、すき間に詰まったほこりをしっかりと掻き出すことができます。掃除する際は意識してみてくださいね。
3.固く絞った雑巾で水拭きを行う
汚れを掃除機やほこりで掻き出したら、チリや細かなホコリを硬く絞った雑巾で水拭きしましょう。畳は水分が大敵なので、必ず雑巾は硬く絞ってください。また、汚れがそこまでひどくない時やこまめに掃除をしているのであれば、乾いた雑巾で拭き取るだけでも大丈夫です。
雑巾をかける際も、掃除機やほうき同様、畳の目に沿って動かしましょう。目に沿って掃除ができていると、するっと雑巾が動くはずです。
4.綿の布で乾拭きして水分を拭き取る
濡らして硬く絞った雑巾で畳を拭いた場合は、綿の布で乾拭きをしましょう。畳は水分が苦手なので、硬く絞った雑巾を使っていても乾拭きが必要です。
拭き取る布は、畳を傷めないように柔らかな綿素材がおすすめですよ。掃除が終わった後は窓を開けて換気をすると、水分が素早く乾きます。
フローリングワイパーを使った掃除のやり方
基本的な畳掃除のやり方を知ったところで、もっとお手軽にできる方法も知っておきましょう。
日々仕事や家事で忙しい方にとって、掃除に時間をかけるのは難しいときもありますよね。そんな時は、フローリングワイパーを使えば忙しくてもお手軽に掃除ができるので、ぜひ試してみてください。
また、フローリングワイパーであればお子さんでも取り扱えるので、掃除のお手伝いをして欲しい時にも適しています。フローリングを掃除したついでに、畳もフローリングワイパーで掃除しましょう。
- フローリングワイパー
- ドライシート
フローリングワイパーにドライシートを装着したら、畳の目に沿ってかけていきましょう。軽くなでるようにかけるだけで、ホコリがドライシートに吸着されます。
フローリングワイパーにはあらかじめ濡れているタイプのものもありますが、畳に使用する場合は必ずドライシートを使ってください。
畳掃除で知っておきたいポイント3つ
ここからは、畳掃除をする上で知っておきたいポイントを3つご紹介します。
今は畳の部屋も少なくなってきており、どのように掃除をすれば良いのか分からない方もいるはずです。注意点を知っておけば、失敗せずに掃除できますよ。
1.畳の目に沿って掃除をする
まず大切なのが、畳の目に沿って掃除をすることです。畳には縁と呼ばれる部分がついており、畳の目は縁と垂直方向に走っています。縁は色が変わっているため、一目で認識できるでしょう。
畳はさまざまな向きを組合せて敷き詰めるのが一般的なので、畳の目の方向も一畳ごとに変化します。そのため畳の部屋を掃除する際は、部屋全体ではなく畳一枚分を捉えて掃除するのがポイントです。
2.畳1帖あたり1分程度時間をかけて行う
畳を掃除する場合、一帖あたり1分程度の時間をかけて行うのがポイントです。畳は目にゴミが詰まりやすいため、ゆっくり時間をかけてゴミを掻き出したり吸い出したりしなければなりません。
表面がツルッとしているフローリングのようにサッと掃除しただけではなかなかホコリが取れないので、意識して時間をかけるのが重要です。
3.畳掃除の最後に必ず乾拭きをする
畳掃除の最後には、必ず乾拭きをしましょう。硬く絞った雑巾といえど、畳は水分に弱いため、そのままにしておくと劣化の原因にもなってしまいます。
乾拭きをすることで畳に付着した水分を取り除き、キレイな状態をキープできますよ。
畳の汚れがひどい場合の掃除方法
なかなか水を使った掃除ができない畳ですが、汚れがひどい場合はどうすれば良いのでしょうか。
大掃除の場合やカビが生えている場合、ダニが発生している場合それぞれのパターンに合わせた掃除方法を以下にまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
畳の大掃除にはクエン酸を使おう
大掃除をするときは、クエン酸を使って畳を掃除するのがおすすめです。以下のものを用意して、畳をすっきりとお掃除しましょう。
- クエン酸
- バケツ
- 雑巾2枚
まずはバケツの半分にお湯を入れ、そこにクエン酸を小さじ1杯投入します。水でも良いですが、お湯の方がスピーディーに乾燥してくれるためおすすめです。
クエン酸水を作ったら、そこに雑巾を1枚浸して、よく絞ってください。絞ったあとは、普通の掃除のように畳の目に沿って、丁寧に雑巾がけしましょう。
雑巾がけが終わったら、乾いている雑巾で水分を拭き取って完了です。
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畳にカビが生えた場合は消毒用エタノールを
湿度の高い日本ではカビが生えやすく、畳にカビが生えてしまうケースも考えられます。畳の表面にカビを発見した場合は、早急に消毒用エタノールを使って拭き取りましょう。
カビは菌なので、エタノールを使って根本から除去しなければなりません。表面にスプレーしたら、清潔なタオルなどで水分をしっかりと拭き取ってください。そのまま湿った状態にしておくと、カビの原因にもなるので注意してください。
畳にダニが発生した場合は天日干しを
湿気を吸収しやすい畳は、ダニが繁殖しやすい環境でもあります。もしも畳にダニが発生してしまったら、天日干しをしましょう。
ダニは乾燥と高温に弱いため、60℃以上の熱風で駆除できます。布団乾燥機などをかけて効率よく駆除することもできるので、お持ちの方はぜひためしてみてください。
天日干しをする際は畳を日光にしっかりと当て、畳の下は掃除機で吸い取りましょう。日頃からダニを発生させないように、掃除しておくことが大切です。
また、畳用のダニ駆除剤も販売されているので、あわせて使ってみてくださいね。
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飲み物など液体をこぼした
飲み物などの液体を畳の上にこぼしてしまった場合は、まずは乾いている布などで水気を拭き取るのが大切です。畳は濡れに弱いため、液体をこぼした場合は水分を取ってから汚れを落とすように心がけましょう。
水分をある程度除去できたら、濡らした雑巾を硬く絞って汚れを拭き取ってください。畳が水分を吸収すると汚れは落としにくくなるため、なるべくスピーディーに対処することが大切です。
【注意】畳掃除に向かない道具・洗剤
畳はデリケートなので、掃除に向かない道具や洗剤もあります。掃除しようと思い、間違った道具や洗剤で掃除してしまうと畳を傷める原因にもなるので、注意してください。
ロボット掃除機
便利さから忙しい子育て世代や働き世代に支持されているロボット掃除機ですが、畳には使用しないことをおすすめします。畳は基本的に目に沿って動かして汚れを取らなければなりませんが、ロボット掃除機ではなかなかその動作をするのが難しいからです。
目に沿わずロボットが動いてしまうと、畳が逆立ったり、表面を傷つけたりするので注意しましょう。特に年数が経過している畳にロボット掃除機を使用すると、ささくれやすいので控えてください。
重曹・セスキ炭酸ソーダ
お掃除アイテムとしてさまざまな場所に使える重曹やセスキ炭酸ソーダですが、畳には使用しないようにしましょう。重曹やセスキ炭酸はアルカリ性なので、畳に使ってしまうと黄ばんでしまう可能性があります。
畳に使用されているイグサはアルカリ性に反応すると黄色く変色するという特徴があるため、基本的には薬剤などを使わずに掃除するのがおすすめです。
漂白剤・カビ取り剤
しつこい汚れやカビを除去できる漂白剤やカビ取り剤ですが、畳の掃除に使用するのは絶対にやめましょう。イグサを原料としている畳はデリケートなため、刺激の強い漂白剤やカビ取り剤を使うと傷んでしまいます。
カビが発生してしまった場合は、消毒用エタノールを使用するなど薬剤を使わない方法で汚れを取りましょう。
コロコロさせる粘着式クリーナー
カーペットやフローリングの汚れを効率よく取れる粘着式のコロコロクリーナーはお掃除用具として便利ですが、畳には使わないようにしましょう。畳の表面が逆立ってしまい、傷みの原因になります。
また畳の場合凹凸が多いため、カーペットやフローリングのように効率よく汚れを取るのも難しいので、粘着式アイテムは使わないのが無難でしょう。特に年数が経過している畳は逆立ちやすいため注意が必要です。
畳掃除におすすめのアイテム6選
畳掃除は普通のフローリングやカーペットよりもやや難易度が高いように思えますが、以下のアイテムを利用すれば比較的スピーディーに掃除できます。ここからは便利なアイテムを6つご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
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正しいお手入れ方法を知って畳をすっきり掃除しよう
最近は畳のない家庭も増えており、正しいお掃除方法を知らなかったという方も多いかもしれません。畳はデリケートな素材なので、正しいやり方で掃除をしないと傷んでしまいます。まずは基本的なやり方を覚えて、日頃から汚れを溜めないようにしましょう。畳用の便利なお掃除グッズも出ているので、合わせて活用してみてくださいね。