覚えておきたい!手洗い洗濯の方法8つ!脱水や干し方・おすすめの品もご紹介
「手洗いによる洗濯」は、洗濯機を使用したときとは異なるメリットがあります。なかでもおしゃれ着やつけ置きを行いたいときに活躍し、お気に入りの洋服を丁寧にメンテナンスできる点が魅力です。今回は手洗い方法についてや旅行に役立つ便利グッズをご紹介します。手洗い洗濯後の脱水や干し方などが気になる方も参考にしてみてくださいね。
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手洗い洗濯は必要?メリットを解説
手洗い洗濯を行うメリットは、次のとおりです。
- ピンポイントに汚れを落とせる
- 洋服を傷めずに洗える
- 色落ちのリスクを抑えられる
- 節約につながる
手洗い洗濯は、洗濯機で衣類を洗うときとは異なり、気になる汚れの部分に対して部分洗いが可能です。たとえば、子どもが白い服にケチャップやソースをこぼした際に、手洗いを行うと衣類を傷めずに洗えます。
また力加減などを調整できるため、衣類に負担をかけずに洗い、お気に入りの服を長く着続けられますよ。さらに、洗濯機と比べて使う水や洗剤の量が減るため、節約になりやすいのもポイントです。
洗濯の前に手洗いマークがあるか確認しよう
手洗い洗濯を行う前に、洗いたい衣類タグに洗濯マークがあるか確認しましょう。手洗いマークは、桶の中に手を付けているようなデザインです。
また、手洗いマークだけでなく、洗濯表示で洗濯機に対応している場合も同様に手洗い洗濯をしても問題ありません。
一方、手洗い洗濯ができない衣類は、桶のデザインにバツ印が付いています。手洗い洗濯不可マークが付いている場合は、クリーニング店に依頼しましょう。
「桶」と「洗濯洗剤」を準備しよう
手洗い洗濯を行う場合は、まず、桶と洗濯洗剤を準備しましょう。
手洗いを行うときは、桶のサイズが小さいと、手を動かしにくく、十分に洗えない可能性があるため、広さがあるものを選ぶのがおすすめです。また、桶の素材にこだわるとよいでしょう。
たとえば、プラスチック製の桶を選ぶと、持ち運びしやすくコストを抑えられます。ほかにも、金属製の桶なら、耐久性に優れており、長く使い続けられますよ。
さらに、洗濯洗剤によって香りや洗浄力が異なるため、希望する洗濯用洗剤を用意しましょう。
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衣類の種類で選ぶ!手洗い洗濯の方法8つ
衣類や汚れにあわせて、手洗い洗濯の方法を選びたいですね。衣類の種類や汚れ別の洗い方は、次のとおりです。
洗い方 | 衣類の種類・汚れ |
---|---|
押し洗い | ニット・セーター・シャツ・コートなど |
アコーディオン洗い | ブラウス・ストールなど |
振り洗い | 下着・スカーフなど |
つけおき洗い | シャツ・ベビー衣類・スポーツウェアなど |
つかみ洗い | ニット・セーター・靴下の履き口など |
たたき洗い | ダウンジャケット・コートなど |
もみ洗い | 頑固な汚れ・シャツのえり・靴下・ユニフォームなど |
つまみ洗い | 頑固な汚れ・シャツ・パンツなど |
1.押し洗い:ニットやウールなどおしゃれ着に
押し洗いは、ニットやウールなどのおしゃれ着を洗いたいときにおすすめです。両手の手のひらで優しく洗濯桶のそこに押し付けたり、持ち上げたりを繰り返します。袖口や裾の汚れなどは、手で握ったり離したりを繰り返し行い、汚れを外に押し出すイメージで洗います。
手前から巻き、軽く押して衣類に溜まった水分を押し出して絞ります。すすぎを1回~2回繰り返して、平らな台の上で形を整え、日陰に干しましょう。
2.アコーディオン洗い:ブラウスやストールなど
アコーディオン洗いは、ブラウスやストールなどを洗いたい方に向いています。アコーディオンを弾くように、両手を広げたり寄せたりを繰り返します。強すぎると衣類にダメージを与えてしまうため、優しく開いたり寄せたりを行いましょう。
すすぎを行う前には、洗濯桶を活用して手の中で丸め、軽く絞って水を切りましょう。1回~2回のすすぎを行い、日陰に干します。30℃を超えてしまうと衣類に負担がかかるため、20℃以下の低い温度で洗ってください。
3.振り洗い:スカーフや下着など
振り洗いは、型くずれを防ぎたい下着類やスカーフを洗いたいときにおすすめです。衣類の両端や中心を持ち、洗濯桶の中で前後に振るように泳がせて洗います。前後に強く振りすぎてしまうと、型崩れをしてしまう可能性があるため、優しく振るようにしてください。
シルク素材を使っている場合は、20℃以下の低い温度で洗うことを意識し、洗剤の量は使用量の指示に従いましょう。おしゃれ着用洗剤を使うのがおすすめです。
4.つけおき洗い:頑固な汚れやニオイ汚れに
頑固な汚れを洗いたいときは、つけおき洗いがおすすめです。つけ置き洗いは、洗濯桶に衣類が浸るほどのぬるま湯を用意します。汚れを落としやすくするために、40℃ぐらいを目安にしましょう。
漂白剤が使用できる場合は、使用量に従って液体酸素系漂白剤を使います。衣類を洗濯液に浸し、30分~2時間置きます。洗濯桶の上で衣類を丸めたり、しわにならない程度に畳んで押し絞ったりしましょう。
5.つかみ洗い:セーターなど伸びてしまう衣類に
つかみ洗いは、手のひらで握ったり離したりを繰り返す洗い方で、ニットなどの押し洗いを部分的に行うイメージです。セーターなどの伸びてしまう衣類に向いており、汚れを押し出すように、繰り返しましょう。
握ったり離したりを繰り返し、すすぎを行う前には軽く丸めて押し絞ってください。おしゃれ着用洗剤を使うとよいでしょう。
6.たたき洗い:コートなど擦れない衣類に
たたき洗いは、スポンジなどを活用して、衣類の汚れている部分を叩くようにする洗い方です。スポンジで汚れを押し出すイメージで行い、コートなどの擦れない衣類に向いています。
力を入れすぎてしまったり、スポンジの硬い部分で行ったりすると、衣類に傷を付けてしまうため、注意しましょう。
7.つまみ洗い:シャツについた食べこぼしなど
つまみ洗いは、洗濯桶に洗濯液を作り、汚れが気になる部分を浸します。人差し指と親指で汚れの部分をつまみ、小刻みに動かして洗う方法です。シャツに付いた食べこぼしなどを洗いたいときに向いています。
ただし、指先で強く擦りすぎてしまうと、汚れやシミが広がったり、生地がよれたりするため、注意が必要です。
8.もみ洗い:靴下やシャツの頑固な汚れに
もみ洗いは、衣類同士を両手でこすり合わせて強く揉み込むように洗う方法です。洗濯板を使うと、強く汚れの揉み出し洗いができます。すすぎを行う際には、衣類を丸めて押し絞って水を切るようにしましょう。
一般衣類用洗剤や泥汚れ用のプレケア剤などを活用すると、頑固な汚れが落ちやすいですよ。
手洗い洗濯後の脱水方法
手洗い洗濯後は、3つの方法で脱水を行いましょう。それぞれの脱水方法についてご紹介します。
- 優しく手で水を絞る
- 脱水のみ洗濯機を使う
- タオルドライで脱水する
1.優しく手で水を絞る
脱水を行う際には、優しく手で水を絞るようにしましょう。たとえば、手で軽く握ったり、離したりをするだけでも水分を絞れます。ただし、水を手で絞る場合は、力強く行わないようにしましょう。
力強く水を絞ってしまうと、生地が傷んでしまう可能性があるため、注意が必要です。また、空の洗濯桶を用意して、汚れと水分を優しく押し出すように繰り返し押したり離したりをすると水分が絞れますよ。
2.脱水のみ洗濯機を使う
脱水のときだけ洗濯機を使う方法もあります。洗濯機を活用して脱水を行う際には、時間設定に気をつけましょう。たとえば、下着などのデリケートな素材は、15~30秒程度の設定で脱水を行ってください。また、強弱で設定できる場合は、1番弱い設定を選びましょう。
なお、シャツや靴下などの丈夫な素材の場合は、洗濯機を活用したときと同様の設定で問題ありません。
3.タオルドライで脱水する
デリケートな素材の衣類を脱水したいときは、タオルドライを行う方法もおすすめです。タオルを台の上に広げて、その上に衣類のしわが寄らないように置きます。タオル同士で挟み、上から優しく押して脱水する方法です。
タオルドライを行う際に、事前に衣類を丸めて絞るようにしておくと、効率良く脱水できます。擦れてしまうと生地を傷めてしまう可能性があるため、注意しましょう。
手洗い洗濯後の干し方
次は、手洗い洗濯後に行う干し方についてご紹介します。衣類の種類別に干し方を変えましょう。
- セーターなど崩れやすい物は平干し
- 色褪せをなるべく避けるなら陰干し
- シワが気になるならハンガーで伸ばす
- 時短で乾かしたいならアーチ干し
セーターなど崩れやすい物は平干しする
セーターなどの崩れやすい衣類を干したいときは、平干しがおすすめです。たとえば、平干しネットを活用すると、形が崩れずにきれいな状態で干せるため、ぜひ活用してみましょう。
また、セーターを干す際には、ニットの表面をなでてしわを伸ばし、網目を整えてから干すときれいな状態に仕上がります。
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色褪せをなるべく避けるなら陰干し
色褪せを避けたいときは、なるべく陰干しを行いましょう。陰干しは直射日光を避ける干し方で、衣類のダメージを軽減できる点がメリットです。ただし、日当たりが良い場所で干さないため、濡れている時間が長く、臭いが発生しやすい点に気をつけましょう。日陰干しをする際は、風通しの良い場所を選ぶと、乾きやすいですよ。
シワが気になるならハンガーで伸ばす
シワが気になる場合は、ハンガーを活用して干しましょう。シワを伸ばしてからハンガーにかけて干すと、シワが伸びた状態で乾かせます。手洗い洗濯を行ったあとに、洗濯物の両端を持ち、上下に振ると大きなシワを伸ばせます。細かなシワを伸ばしたいときは、ハンガーにかけて手で軽く叩いて伸ばしましょう。
時短で乾かしたいならアーチ干し
時短で乾かしたいときは、アーチ干しがおすすめです。アーチ干しとは、洗濯物を吊るす際に、両端に長めの衣類を置き、短い衣類は中央に吊るしていく方法です。中央部分に大きな空間ができるため、風通りが良く、他の干し方と比べて早く乾きやすい傾向があります。また、アーチ干しは空気の取り入れ口を作り、暖かい空気が上昇するため、乾きやすいです。
旅行におすすめの便利グッズもチェック!
次は、旅行時におすすめの便利グッズをご紹介します。洗濯アイテムにどのような便利グッズがあるか気になる方は、参考にしてみてくださいね。
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手洗い洗濯で大切な衣類を長持ちさせよう
手洗い洗濯を行うと、洗濯機使用時と比べて衣類のダメージを抑えられます。また、部分洗いもできるため、頑固な汚れを落としたいときにも活躍してくれます。衣類の素材によって洗い方を変えると長持ちしやすいので、ぜひ手洗い洗濯に挑戦してみてください。