おしゃれな萬古焼の急須のおすすめ12選!急須の選び方についても解説
おいしいお茶を淹れるときに欠かせない急須。日本製の茶器が欲しいなら、土のぬくもりと素朴さのある形や色などが特徴の「萬古焼急須」がおすすめです。個性的なデザインや和モダンテイストなど、おしゃれな急須も豊富ですよ。この記事では、種類によって味わいや選ぶ茶葉も変わる、萬古焼急須の魅力と選び方を詳しく解説します。
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萬古焼急須の魅力とは?
萬古焼とは、三重県四日市市と菰野町を中心に作られている焼き物のことです。
細かく名称が分かれる萬古焼ですが、「四日市萬古焼」は国の伝統的工芸品に指定されています。萬古焼のなかでも、代表的なのが急須と土鍋。吸水性に優れており、お茶から出たアクを適度に取り除いてくれるため、まろやかな味わいになるといわれています。また、耐熱性にも優れており、長く使えることや使う度に味わいを増していく紫泥の色合いも人気の理由です。
技術や技法が数種類ある萬古焼には、いくつか選ぶ際のポイントがあります。デザインが豊富でおしゃれな萬古焼の急須を探している方は、これからご紹介するポイントにも注目して選びましょう。
急須の選び方
萬古焼急須を選ぶ前に、まずは基本の急須の選び方をチェックしておきましょう!
急須を選ぶときは「容量」「注ぎ口・持ち手のタイプ」「茶こしの種類」に注目すると、より使い勝手のよい急須が見つかりやすくなりますよ。
1.容量で選ぶ
急須を選ぶときにまず欠かせないのが、容量の確認です。容量が大きすぎると一度に飲み干せずにお茶が濃くなってしまったり、小さすぎると何度も汲みなおしをしたりしなければなりません。湯のみの大きさは60~100mlとされているため、一度に何人分のお茶を淹れるかを考慮して適切なサイズを選ぶと、よりお茶をおいしくいただけますよ。
1人分なら100~150ml、2~3人分なら200~350ml、4~5人分なら400~550mlが一般的な目安です。
2.注ぎ口・持ち手のタイプで選ぶ
急須は注ぎ口と持ち手の位置によって、「横手型」「上手型」「後手型」「宝瓶」4つの種類に分けられます。それぞれ特徴や適したお茶の種類が異なるため、こちらもチェックしておきましょう!
種類 | 特徴 |
---|---|
横手型 | 日本茶用の急須として最もスタンダードな形状。片手で蓋を押さえながら複数の湯のみに注ぎやすく、最後の一滴まで注ぎきれる。 |
上手型 | 持ち手が急須の上にあり注ぎ口が平行に付いているため、ほうじ茶や番茶といった熱いお茶を淹れるのに適している。 |
後手型 | 持ち手と反対側に注ぎ口があり、紅茶や中国茶のポットなどでもよく見られる形状。ティーカップやマグカップなどに注ぎやすく、利き手も選ばない。 |
宝瓶 | 持ち手が付いておらず、直接本体を持って淹れる。玉露茶碗や汲出に玉露や高級煎茶を低温で淹れるときに使われている。 |
普段飲んでいる茶葉に合った注ぎ口と持ち手の種類を選んでみてくださいね!
3.茶こしのタイプで選ぶ
茶葉の種類によって、適切な茶こしの種類も異なります。主な茶こしの種類は「かご網」「平網」「帯網(ぐるり網)」「ぽこ網(ささめ)」「底網」の5種類です。飲みたい茶葉に合わせた茶こしを選んでみてくださいね。
かご網
取り外し可能な茶こしで茶殻の処分やお手入れがしやすいため、お茶を淹れるのに慣れていない方でも使いやすいタイプです。葉が開くスペースがかご網の中のみと狭くなっているため、お湯を注いでから茶葉が開くまでの時間が短い「粉茶」や「玄米茶」に向いています。
平網
注ぎ口の内側にこし網が付いているのが特徴です。茶葉が開くスペースが広く、お茶の旨味をしっかりと引き出したい「煎茶」を淹れるときに重宝します。
帯網(ぐるり網)
網が急須の内側を囲むように付いた茶こしです。茶葉が開くスペースが広くとれることから短時間で全体にお湯が行き渡るため、煎茶よりも蒸らし時間の長い「深蒸し茶」に向いていますよ。
ぽこ網(ささめ)
陶器製の網で金属臭が移らないのが魅力です。急須と茶葉が触れる面積が最も広くとれる形状で、茶葉が上下に踊るジャンピングが起こりやすいため、茶葉の旨味や香りが引き出されます。「玉露」のような高級茶葉を淹れるときにおすすめ。
底網
注ぎ口の内側と底部の全体に網が張られています。茶葉が開くスペースが広くなっており、旨味をしっかり抽出できるため「玉露」「かぶせ茶」などの高級茶葉に使用されることが多いですよ。
萬古焼急須の選び方
急須の選び方がわかったところで、ここからはとっておきの萬古焼急須を選ぶポイントについて解説します。
伝統的工芸品の指定を受けている萬古焼急須は、さまざまな技術や技法があり、デザインが豊富です。成形方法や素地の模様づけ、上絵付けなど、色や形、絵柄が多様なため、お気に入りのデザインを見つけやすいですよ。ここからは「種類」と「デザインや絵柄」から選び方を解説します!
1.用途に合わせて萬古焼急須の種類を選ぶ
萬古焼急須の種類は大きく分けて「面土瓶」「紫泥急須」「型萬古」に分類されます。それぞれ特徴が異なるため、用途や好みに合った種類を選ぶようにしましょう。
見た目を楽しむなら「面土瓶」
土型を使って作ったお面を木型で作り、土瓶本体に貼りつけたものをいいます。複数の面を作り、胴部の全面に貼りつけているため、角度によってさまざまな表情が楽しめますよ。天狗の鼻やひょっとこの口部分が注ぎ口になっているものもあり、遊び心をくすぐります。
お茶の旨味を引き出す「紫泥急須」
鉄分を多く含む粘土を使っており、焼かれることよって紫褐色になるのが特徴です。使うほどに色艶や光沢が増してくるので、長く使うことで愛着がわいてきますよ。紫泥急須は、お茶の渋味成分を程良く吸着してお茶本来の旨味を引き出してくれるため、味を重視したい方にもおすすめです。
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商品情報
材質:陶器
生産国:萬古焼(日本)
容量: 350cc
製品仕様:焼物の性質上、窯や気温などの状態により焼きあがりの色やサイズ・重量などに違いが出ることがあります。ご了承下さい。
シンプルなデザイン且つ紫泥の艶がシックな萬古焼急須です。平形で口が広くなっていることや底網を採用しているため、茶葉が開いてお茶の旨味をしっかり抽出してくれますよ。容量は350mlで、2~3人用の急須を探している方におすすめです。
軽量で扱いやすい「型萬古」
萬古焼独自の技法であり、木型が細かく分解できるのが特徴です。木型に布や和紙を巻き、その上に2~3mm程度の薄い板状の粘土を張りつけます。形が整ったら、木型をばらして抜き取るという画期的な製法で、明治時代の萬古焼の発展に大きく関わりました。このような製法から、型萬古は軽量で扱いやすいのが魅力です。
2.デザインや柄の好みに合わせて選ぶ
萬古焼急須は、表面装飾をする技法の種類が豊富です。素地へ模様を彫ったり、ロクロを使って生地自体に模様を施したりするなど、生地が乾燥してから焼く前までに装飾を施す技法に加え、焼いてから伝統的で華麗な上絵付けをして装飾する技法も多く用いられています。
また、近年では現代風のシンプルなデザインも人気。どちらも魅力的なアイテムですが、部屋やインテリアの雰囲気や食器類との統一性、好みのデザイン性などのさまざまな点を考慮して選ぶことが大切です。
伝統的で華麗な色絵
色絵とは、釉薬をかけて焼いた陶磁器にさまざまな色の上絵具で彩色し、低温で焼き上げ発色させたもののこと。萬古焼急須の色絵は、赤絵、盛絵、金彩、プラチナ彩などがあり、繊細で美しい絵柄が描かれていますよ。ほかにはないデザイン性の絵柄を選べば、個性を演出できますね。
商品情報
素材:陶器
生産国:日本
容量:約230ml
急須の蓋と側面に手まりが描かれており、和の雰囲気を醸し出すアイテムです。伝統的な日本の文化と芸術性が融合しており、海外の方へのプレゼントにも適しています。注ぎ口の部分のみの平網で網の面積が小さいため、茶葉の動きがよくなり旨味を抽出しやくなっていますよ。
現代風のシンプルなデザイン
萬古焼急須は、現代風のシンプルなデザインも増えてきています。装飾や模様などがない分、素材の美しさを引き立ててくれますよ。また、さまざまな部屋のテイストに対応可能で、インテリアを気にせず選べるのも魅力。和モダンテイストの急須なら、置いてあるだけでおしゃれな印象を与えてくれます。
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商品情報
重量:約430g
素材:陶器
生産国:日本
容量:約600ml
付属品:カップ網
600mlの大容量な上手型の急須です。かご網の茶こしと持ち手は取り外せるため、本体は隅々まで洗えてきれいに保ちやすいですよ。シンプルなデザインとカラーで、さまざまなインテリアとも馴染みやすく、部屋のテイストを気にせず選べますね。
おしゃれな萬古焼急須のおすすめ9選
萬古焼急須の選び方を踏まえて、ここからはおしゃれな萬古焼急須のおすすめ商品をご紹介します。さまざまな価格帯やサイズのものを厳選し、おしゃれで利便性の高い商品を集めました。なかには、お茶だけでなくコーヒーを淹れるのにも適した商品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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商品情報
素材:陶器
生産国:日本
容量:約300ml
口の部分に波状のデザインを施し、ひと味違ったデザイン性と赤茶色のボディが魅力的なアイテムです。茶こしにはかご網を採用しており、茶葉が捨てやすくお手入れが簡単。急須を初めて使うという方にも扱いやすいですよ。
商品情報
商品重量:0.12kg
容量:約80ml
素材:陶器
伝統工芸士の森伊呂久氏作の小ぶりな急須です。伝統的な技法であるダイヤカットが施されており、手作りならではの高級感を醸し出しています。茶こし部分はぽこ網仕様になっており、金属臭がない分お茶本来の旨味を引き出せるため、高級な茶葉を楽しむのにも適したアイテムですよ。
商品情報
商品重量:0.16kg
容量:約150ml
素材:陶器
急須作家である山本太仙氏作の急須です。一つひとつ丁寧に作り上げられた日本製の急須は、手作りならではの個性を楽しめますよ。こちらの急須は手のひらに乗せられるほどの小ぶりなサイズで、1人分のお茶を淹れるのに向いています。持ち手が注ぎ口の反対側に付いた後手型なので、紅茶を淹れるときにも便利ですよ。
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商品情報
素材:陶器
生産国:日本
容量:約370ml
370mlの大きめの容量で、3~4杯分のお茶を淹れるのに向いている急須です。独自のステンレス底網の茶こしにより、湯つまりしにくい作りになっており、スムーズにお茶を注げますよ。お湯がたくさん入る縦長型で、深蒸し茶用としてもおすすめです。
商品情報
コーヒー専用の萬古焼急須です。コーヒー粉を入れてお湯を注ぎ、4分待つだけでおいしいコーヒーが淹れられます。茶こしと一体型でペーパーフィルターが要らず、環境にやさしいのもうれしいポイント。コンパクトなサイズなので片付けの手間がかからず、手軽にコーヒーを楽しめますね。
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商品情報
重量:約380g
素材:陶器
生産国:日本
容量:約300ml
付属品:カップ網
網目が細かい100メッシュ仕様のかご網を採用しており、まろやかなお茶が楽しめる急須です。かご網は取り外し可能で、急須の内側も洗いやすいので清潔に保ちやすいですよ。注ぎ口と本体は一体成型されており、接合部分がないため強度が高くなっています。ほかと異なる形状で、モダンな印象を与えるデザインですよ。
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商品情報
セラミック製で耐熱性・耐腐食性・耐久性にも優れているため、長く使える急須を求めている方にもおすすめな急須です。1,700mlの大容量で、直接火にかけて使用することもできるため、やかんのようにお湯を沸かしたり土瓶蒸しの調理をしたりできますよ。
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商品情報
手頃な価格でありながら、お茶のおいしさを引き出すこだわりが詰まった急須です。丸みを帯びたボディで茶葉が広がりやすく、底網で対流を生むことにより、底に残らない仕組みになっています。網目の細かいメッシュは、雑味をカットしてまろやかな味わいになりますよ。パッと目を惹く瑠璃色は高級感があり、来客用にも適しています。
商品情報
鳥が飛び出したデザイン性の高いティーポットで、遊び心のあるアイテムを探している方にもおすすめです。茶こしは平網になっており、持ち手は後手型で紅茶を淹れるときにも活躍しますよ。セラミック製で耐久性に優れているため、丁寧に扱えば長期間の使用も可能です。
お気に入りの萬古焼急須でおいしいお茶を味わおう
萬古焼急須は形や色が豊富で、伝統的な絵柄からモダンなデザインまで幅広く揃っています。そのため、どんなテイストを求めている場合でも、好みのタイプが見つかりやすいです。ただし、茶こしや持ち手と注ぎ口の形状によって適した茶葉が異なるため、自分の好きな茶葉に合わせて選ぶのがおすすめですよ。この記事を参考にして、素敵な萬古焼急須を見つけてくださいね。
おいしい日本茶を淹れるのに必要な「急須」。最近は急須のデザインもさまざまで、伝統的な日本製のもののほか、和風テイスト、かわいい北欧系、モダンテイスト、おしゃれなガラス製などがあります。そこで今回は急須の選び方やおすすめの商品をご紹介。とっておきの急須を選んで毎日のティータイムを楽しんでみませんか。
この記事では、そんな急須の中でも洗いやすい商品をピックアップしました。おしゃれなものや茶こしのいらないものなど、さまざまな急須をご紹介します。洗いやすい急須を探している方は、ぜひご覧くださいね。