買い切りOCRソフトのおすすめ5選!機能やメリット・デメリットを解説
皆さんは「OCRソフト」を使っていますか。この記事では、OCRソフトとはどんなものなのか、ソフトを導入するメリット、デメリットを解説していきます。OCRソフトにはどんな機能があるのか、買い切りと無料ソフトの違い、買い切りOCRソフトのおすすめ5選もご紹介します。
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OCRソフトとは
OCRソフトとは、Optical Character Recognitionという光学式文字認識技術を活用し、書類などをスキャンして紙媒体をデータ化できるソフトです。スキャンしたドキュメントから、文字や数字、画像などを抽出し、紙媒体を電子化できるので、これまで紙で保存してきた書類をデータベース化したい場合にも便利です。
伝票や名刺、契約書類、その他の書類など、これまで現物で受け取っていたものをスキャンするだけで、スピーディーかつ正確にデータ化することができます。
OCRソフトの主な機能
OCRソフトは、開発したメーカーによっても異なりますが、さまざまな機能があります。
スキャンした画像や写真からテキスト(文字)部分と非テキスト部分を区別し、個々の文字を認識できるのは基本機能の一つです。
精度はソフトにもよりますが、手書きの文字を認識することもできます。表形式や段落といった文書のレイアウトを解析したうえで、テキストデータに反映させます。
スキャンした画像や写真などをPDFファイルに変換する機能もあるので、データとして保存、加工しやすくなるので便利です。変換されたテキストデータの編集機能もあり、書式の変更をはじめ、誤って認識した文字の修正も速やかにできます。
スキャンして認識したテキストデータ内をキーワードで検索する機能が搭載されたソフトもあります。
OCRソフトを使うメリット
OCRソフトを使うメリットはどんな点でしょうか。以下で解説します。
1.効率よくデータ入力ができる
紙の伝票を入力したり、取引先などからいただいた名刺などを顧客名簿などに入力したり、紙の資料などをデータ化したりしたいとき、OCRソフトを使うのがおすすめです。スキャンするだけでスピーディーに数字や文字を認識してデータ化できます。
後は誤って認識した部分がないかをチェックすることや必要に応じて編集や加工をすればいいだけです。これまで時間がかかっていた作業を省力化でき、人手不足の解消にもつながります。
2.データを素早く抽出できる
大量の伝票から数字を素早く抽出することや文書のなかから必要な情報だけを抽出するなども可能です。たとえば、名刺のうち電話番号部分のみを抽出する、住所部分のみを抽出するなどができます。
OCRソフトによっても機能や性能は異なりますが、必要な情報だけを抽出できれば、業務の効率性が高まり、無駄な作業を省くことができます。大量に書類があるときも、時短で抽出作業ができるのがメリットです。
3.データ管理が容易になる
紙の書類をデータ化すると、WordやExcelをはじめ、PDFなどさまざまなファイル形式に変換して、利用することや加工することができます。多様なファイル形式への変換に対応できるので、異なるソフトウェアやシステム間でのデータ共有や管理もしやすくなります。
また、これまで書類や名刺を紙媒体で保管してきたのをデータ化できれば、ファイリングの手間や書庫などのスペースも削減できるのもメリットです。パソコンやクラウド上にデータとして保存することで、データの共有や利用、検索などもしやすくなり、管理が容易になります。
OCRソフトを使うデメリット
業務に導入するには、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておくことが大切です。OCRソフトを使うデメリットを確認しておきましょう。
1.正確に読み取れるわけではない
OCRソフトによる文字や数字の認識は100%完璧ではありません。誤認識をすることもあるので、データ変換後の内容は必ずチェックすることが必要です。
特に、文字に個性がある手書きの文書や色が薄くてスキャンがきれいに取れなかったケース、複雑なレイアウトのドキュメントなどは、正確に認識するのが難しくなります。
ダブルチェックなどが必要となりますが、チェック業務の手間を考えても、一般的にはOCRソフトを使うことで、全体の業務スピードは上がります。
2.手書きやフォントによっては未対応
手書きの文書を認識できるソフトもありますが、手書きは対応できないケースや特定のフォントに対応していないケースもあるので注意が必要です。
そのため、スキャンしてデータ化したい文書などがどういう性質や内容のものかを確認したうえで、対応できるOCRソフトを選ぶ必要があります。
また、雑誌やパンフレットなど、異なるフォントやサイズが混在するようなケースでは、認識が難しくなることや誤認識を起こしやすくなるので気を付けましょう。
3.セキュリティの強化が必要な場合も
OCRソフトのなかでも、クラウド版を利用する場合には、データの流出などがないよう注意しなくてはなりません。
フリーソフトを使ってウイルス感染してしまうと、パソコンやシステム全体に支障が出ることもあるので気を付けましょう。
また、従来のように紙媒体で保存する場合には書類の紛失や盗難、火災など災害による消失などのリスクがありましたが、データ化するとデータを消去してしまう場合や改ざんのリスク、流出のリスクも生じます。
これまでとは異なるセキュリティ体制の構築も必要です。
OCRソフトは有料と無料で何が違う?
OCRソフトには、有料の買い切りタイプとフリーソフトと呼ばれる無料で使えるものが存在しています。
有料と無料ソフトの違いは、ソフトにもよりますが、有料ソフトのほうが認識精度が高い場合が多いことや利用できる機能が豊富など、より便利に利用できる場合が多いです。
無料では難しい手書きの書類の認識精度が有料ソフトのほうが高かったり、ファイル変換機能や検索機能があったりします。また、セキュリティ機能やサポート体制が整っているのも有料ソフトのメリットです。
無料ソフトの注意点
無料ソフトでも単純な書類や名刺などの認識はできるので、気軽に試してみたい時や個人的な利用であれば十分対応できます。もっとも、複雑な内容の文書をデータ化したい場合などは、認識精度が追い付かない場合もあるので注意しましょう。
また、ソフトの使い方がわからない時のサポートは無料ソフトでは受けられない場合がほとんどです。無料ソフトはダウンロードする際に気を付けないと、ウイルスに感染するなどリスクも伴うので、評価などを確かめたうえで、信頼できる無料ソフトを選ぶようにしましょう。
OCRソフトの選び方
OCRソフトは精度や機能、使いやすさや価格などにも違いがあります。
どのような基準で選べばいいのか、OCRソフトの選び方をご案内します。
1.高精度なものを選ぶ
精度の高さはソフトによって異なります。全体的な精度の高さだけでなく、得意な分野がある場合や苦手な分野があるケースも少なくありません。
ほかのソフトに比べて手書きの精度が高い、横書きだけでなく、縦書きの文章もスムーズに認識できるなどがあります。
どのような文書を認識させたいかにもよりますが、誤認識をなるべく少なくして作業効率をアップさせるためにも、高精度なものを探しましょう。
精度は、実際に使ってみないとわからない場合もあるので、購入前にお試し版などを使ってみるのがおすすめです。
2.必要な機能が入ったグレードを選ぶ
業種や業務内容、扱っている文書などによって必要な機能は異なります。多彩な機能や高性能な機能が付いているほど、一般的に価格も高くなります。
ハイグレードなソフトは認識精度が高いという点もありますが、費用を投下しても、使わない機能ばかりでは意味がありません。どのような機能が必要か、どんな機能があれば業務の効率性を高めるなど、OCRソフトの導入の目的を満たせるか考え、必要な機能が揃ったグレードを選びましょう。
3.言語の対応の有無を確認する
日本語の文書がメインなら、一般的なOCRソフトで問題ありませんが、英語や中国語などその他の言語の文書などをデータ化したい場合には、その言語に対応しているかの確認が必要です。
翻訳ではなく、英文字や中国語などの文字を認識して、そのままデータ化することになるので、海外メーカーのソフトのほうが認識精度が高くなる場合もあります。一方、漢字やひらがなをメインとした縦書きの文書の場合は、日本製のOCRソフトのほうが読み取り精度は高めです。
4.WindowsやMacなどOSに対応しているかで選ぶ
OCRソフトは、Windows対応のソフトが多く、Macには対応していないケースも多いので注意しましょう。また、OSのバージョンによっては動作しない場合があるため、対応OSやバージョンをしっかり確認しましょう。
買い切りのOCRソフトおすすめ5選
OCRソフトの選び方のポイントを踏まえ、買い切りのOCRソフトおすすめ5選をご紹介しますので、参考にしてください。
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また、英語の文書の読み取りも可能です。操作も簡単で、初めての方もスムーズに紙文書やPDFを編集可能な電子データに変換することができます。
スマホのカメラで、斜めから撮影した画像の歪み補正機能も付いています。
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変換した書類に表組みがある場合、Excelに書き出せば、表組みまで自動で作成してくれるので便利です。スキャナで取り込んだ名刺を自動でデータ化する名刺管理機能、斜めの画像を四角に補正する機能や囲むだけでテキスト化できる瞬間テキスト機能なども搭載しています。
スマホのカメラで撮影した斜めの文章もまっすぐに補正することができ、より正確に読み取ることが可能です。
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名刺をスキャナで取り込み、社名、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを文字認識して、データベースで管理、活用できるようにします。
対応言語は、日本語をはじめ、英語や中国語、韓国語も可能なので、海外企業との取り引きが多い企業にもおすすめです。スマートフォン用名刺ビューワアプリが無料で使えるので、営業職が現場で速やかに使えるのも便利です。
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日本語の斜体文字をはじめ、縦書きの中に横書きで挿入された英字の認識精度も高く、デジタルカメラで撮影した低品質画像の認識性能も高いです。
電子書籍の取り込みもでき、認識結果の文字を見たいページにリンクを張る設定を行い、PDFやEPUBファイル内に出力する機能も搭載しています。
外部クラウドサービス(Dropbox・SugarSync・SkyDriveに対応)に、保存した画像データを自動的にOCR処理することも可能です。
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手書きしていた書類やフォームにキーボードを使ってきれいに入力できるようになるので、字を書くことに自信がない方にも選ばれています。
マーカーやスタンプ、会社印などの印鑑画像などの追加もできます。
官公庁や企業が発行するPDFファイル化された申請書への入力をはじめ、宅配伝票や見積書、報告書などビジネスフォーマットの作成が多い企業におすすめです。
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大量の入力業務や資料の読み込み業務などがある場合、OCRソフトがあると便利です。OCRソフトのメリット、デメリットを理解し、業務のニーズに合ったOCRソフトを選びましょう。