壁掛けテレビにおすすめの金具はある?選ぶコツやメリット・デメリットもご紹介
65インチや75インチの大型テレビは、床やテレビ台に設置すると圧迫感が気になるため、壁掛けテレビにできるとスマートです。
壁掛け用の金具のなかには、角度調整がしやすく大きなテレビサイズに対応するものもあります。
そこでこの記事では、壁掛けテレビにおすすめの金具を選ぶコツやテレビを壁掛けするメリット・デメリット、注意点などもご紹介していきます。
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壁掛けテレビにおすすめの金具の選び方
薄型のテレビを壁掛けするには、金具を使って固定する方法が一般的です。
では、壁掛けテレビにおすすすめの金具はどのように選べばいいのでしょうか。
まずは、壁の構造を確認し、壁に穴を開けたり、ビス留めしたり、ホッチキス留ができるか、どの工法が適するかをチェックしましょう。
そのうえで、設置したい壁に適応する金具を選んでいきます。さらに、以下の点を踏まえて選ぶのがおすすめです。
テレビのサイズで選ぶ
壁掛け金具は商品にもよりますが、テレビセッターやアタッチメントなどと呼ばれる「テレビを固定する枠」と、テレビの支持具と壁を固定する「接続金具」で構成されているタイプが多く見られます。
テレビを支える金具部分が、テレビのサイズや重量に合っていないと、そもそも設置できない場合や見た目が悪くなる場合や不安定になってしまいます。
そのため、まずは対応しているテレビのサイズをチェックしましょう。
65インチや75インチなど、大型のテレビを壁掛けしたい場合には、サイズと耐荷重を確認し、安定的に固定できる金具を選ぶことが大切です。
角度調整ができる金具を選ぶ
壁掛けテレビの金具には、さまざまなバリエーションが存在します。
テレビが固定され、全く動かないタイプ、上下に傾くタイプ、左右にも動かせるタイプ、360度回転させられるタイプなどです。
おすすめなのは、角度調整ができる金具です。
上下に動かせると、ソファに座った時、イスに座った時、床に座った時、寝転んだ状態で見る時など、目線に合わせてテレビの角度を調整できます。
左右に動けば、座る場所などに合わせて最適な角度に調整することが可能です。
壁掛けテレビのメリット
65インチや75インチなどの大型テレビを設置する方法としては、テレビ台などを準備して、その上に置く方法もあります。
壁掛けテレビにするメリットはどんな点にあるのでしょうか。
部屋の空間を有効活用できる
65インチや75インチなどの大型テレビは、横幅もあり場所を取ります。
薄型なので奥行きはわずかなものの、一般的にはテレビ台の上に置くことになるため、テレビ台を置くぶん、サイズ以上に奥行きと幅を取ることになります。
すでにさまざまな家具を置いているような場合、横幅的に置ける場所がなく、小さいサイズのテレビしか買えなくなることも少なくありません。
また、横幅はクリアできても、床に設置すると圧迫感があり、空間が狭くなってしまいます。
壁掛けできれば、壁に密着し、薄型テレビなので、まるで壁と一体化するようになり、空間が広々とします。床の面積を取らないので、空間を有効活用できるのもメリットです。
インテリアのようにかっこいい
メリットの2つ目は見た目のかっこよさです。
床設置でも大迫力の画面があるとお部屋が豪華な雰囲気になりますが、壁掛けテレビはよりおしゃれでインテリアと一体となり見栄えも良くなります。
ご自身やご家族のテンションが上がるのはもちろん、よく友人などが訪れるご家庭なら自慢できるかもしれません。
映画館のように快適に楽しめる
テレビが観やすい最適視聴距離というのがあるのをご存知でしょうか。テレビ画面と近すぎても、遠すぎても、快適に観ることができません。
一般的に薄型テレビの最適視聴距離は、画面の縦サイズの3倍と言われています。
床設置の場合、ソファやイスなどと距離が近くなりすぎ、快適に視聴できないおそれがあるのです。
壁掛けテレビにすれば、壁にピタリと付くので、狭いお部屋でも適切な視聴距離を取りやすくなります。大迫力の画面で観やすくなれば、映画館のように快適な鑑賞が可能です。
正しく設置すれば地震対策にもなる
テレビ台の上にテレビを設置する場合、転倒防止の固定をしても、大きな地震がくるとテレビ台ごと倒れるなどして、高価なテレビが落下し、壊れるリスクがあります。
壁掛けテレビは、より落下の危険性が高いように思われますが、正しく固定すれば、壁ごと崩れるような地震が来ない限り、落下のリスクは抑えられます。
そのため、地震による落下防止策としては、壁掛けテレビのほうが優れているケースもあります。
お子さまのいたずらから守れる
小さなお子さまがテレビにタッチしたり、シールを貼り付けたりといたずらすることはありませんか。
食べ物を触った手で画面をタッチし、汚れを拭き取るのが大変になることやシールを剥がせず困ることがあるかもしれません。
壁掛けテレビにすれば、お子様の手が届かない位置にも設置可能なため、いたずら防止になり、画面もきれいな状態を保てます。
壁掛けテレビのデメリット・注意点
では、壁掛けテレビにするデメリットはどんな点でしょうか。注意点も含めて見ていきましょう。
設置できない機種がある
壁掛けできるテレビと壁掛けが難しいテレビがあります。また、金具によっても適合機種が異なります。
そのため、これからテレビを買う場合には壁掛け対応の有無を確認しましょう。
一方、すでにお持ちのテレビを壁掛けしたい場合、機種によってはできない可能性もあるので、先に金具を買ってしまわないよう注意しましょう。
自分でDIYする場合には手間がかかる
壁掛けテレビにするために、金具を壁に付けて、テレビを持ち上げて固定してといった作業を自分で行う場合には手間がかかります。
特に65インチや75インチといった大型テレビは、1人では持ち上げることが難しく、落下リスクを抑えてきれいに設置するためにも、ご家族などの協力が必要です。
対応できるご家族がいないと、友人に頼むなど、より手間がかかるので注意しましょう。
落下のリスク
自分でDIYする場合、説明書通りに正しく設置できないと、金具が外れたり、テレビが外れたりなど、テレビが落下するリスクがあります。
問題ないように見えても、地震が来た時に落下して壊れるリスクもあるため、手抜きをせず、正しくしっかりと行うようにしましょう。
工事を依頼する場合は費用が高くなる
「自分では作業できない」「落下するのが心配」「家族や知人などの協力が得られない」などの場合は、壁掛け工事を依頼する必要があります。
金具などの部品代に加えて、工事の手数料が発生しますので、そのぶんコストがかさみます。
壁に穴を開けなくてはならない場合がある
壁掛け金具にはさまざまなタイプがあり、壁の素材や金具の仕組みにより、穴を開ける必要がある場合もあります。
穴を開けられない硬い素材の壁では壁掛けができないので気を付けましょう。また、新築や賃貸住宅など壁に穴を開けたくない場合にも壁掛けができません。
壁掛けを外した後に壁に跡が残る
壁掛けの方法には穴を開けたり、ビス留めしたり、工事用のホッチキスで留めるなどの方法があります。いずれの場合でも、壁掛けを外すと跡が残るのが一般的です。
そのため、壁掛け後に別の場所に移設したい時などは気を付けましょう。
賃貸住宅では難しい場合も
テレビを壁にかけるためには原則として壁に穴を開けなくてはいけないため、賃貸住宅では認めてもらえない場合もあります。
もし、壁掛けした場合、取り外し後に穴や跡が残ると、退去時に補修費用を請求される場合があるので気を付けましょう。
壁掛けテレビにおすすめの金具2選
壁掛けテレビにおすすめの金具選びのポイントは、サイズに合うこと、角度調整が可能なことでした。
こうしたポイントを踏まえ、壁掛けテレビにおすすめの金具2選をご紹介します。
37~75インチ、60kg以内のテレビに対応する金具です。
テレビを上向きに5度、下向きに15度、左右に45度動かすことができるので、テレビを見る人の位置や目線に合わせて調整できます。
アームも壁面から76~391mmまで伸縮できるため、視聴場所に合わせ、快適な視聴距離を確保しやすいです。
設置にあたっての注意点として、下地ない石膏ボード壁には取り付けることができません。
木間柱壁の場合、壁面を覆う石膏ボードや壁面パネルクロスなどの厚みは16mm以下、木間柱間隔は406~610mm以内であることが設置条件です。
また、金具を取付ける柱の寸法は取付ける面の幅38mmと奥行き89mm以上なくてはなりません。
ソリッド壁の場合、壁面を覆う石膏ボードや壁面パネルクロスの厚みは16mm以下、最小固体コンクリート厚さは203mmが必要となります。
37インチから75インチ、75kg以下まで対応のテレビ壁掛け金具です。上下12度の角度調節ができます。
左右の調整はできませんが、テレビ画面の上向き・うつむき調節はできるため、高い場所に設置したい場合などには便利です。
もう1つの便利機能として、収納ポケットが付いている点が挙げられます。
壁側プレートに奥行き約50mmの収納ポケットが付いているため、外付けのHDDやアダプタなどをスッキリと収納することが可能です。
コードなどが垂れさがると見た目が悪くなりますが、スッキリ納まるので、壁掛けテレビのインテリア度合いがアップします。
設置の条件ですが、設置したいテレビの背面に壁掛け用のネジ穴が開いていること、テレビの背面がフラットであること、スタンドが取り外せることが必要です。
また、壁掛け用ネジ穴の間隔が縦100~400mm、横100~620mmの範囲内に収まることも必要です。
商品情報
Amazonベーシックは、高品質の商品を低価格で提供することを目的とした、Amazonのオリジナルブランドです。
こちらはコードレスで取り外ししやすいスナップインロック式モニターアームとなっており、15度の角度もつけられる商品となっています。
おすすめ商品比較表
壁掛けテレビにおすすめの金具をチェックしよう
壁掛けテレビにすると空間がスッキリし、耐震性も高められるなどのメリットがあります。
一方、壁掛けするための手間や費用がかかる場合や壁に跡が残るなどのデメリットもあります。
メリット、デメリットの両方を理解したうえで、テレビを壁にかけるか考えましょう。金具選びでは、65インチや75インチなどテレビのサイズに合い、角度調整もできるものを選ぶのがおすすめです。