ワカンのおすすめ6選!雪山で使うメリット・スノーシューとの違いも解説

ワカンのおすすめ6選!雪山で使うメリット・スノーシューとの違いも解説

人が自由に雪山を動くことができるように開発された「ワカン」。この記事ではワカンとスノーシュートとの違いや、ワカンを履くメリットに触れたうえで、ワカンのおすすめ商品を6つご紹介します。

ワカンを履いてみたい方や、登山の予定があり「ワカン」という言葉を聞いたもののどういった商品かわからない方、ビッグマウンテンに挑む予定がある方、自分に合ったワカンの選び方を知りたい方などに、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

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ワカンとは?

「ワカン」とは、人が雪山を歩く際により動きやすく、安全な移動ができるよう研究し、開発された履き物のことをいいます。ブーツの足裏に装着して使用します。

通称ワカンとは輪かんじきのことを指し、かんじきの一種に分類されます。

靴の底面が大きくなっており、雪と接する面積をより広げることで、足が雪に沈みにくくなり、歩きやすくなる仕組みです。

ワカンは普段着用する靴よりは大きいものの、類似の雪山対策グッズ「スノーシュー」に比べると小回りが効きやすいという特徴があります。そのためにワカンを着用する人が増えているといわれています。

スノーシューとの違い

「スノーシュー」も、ワカンによく似た雪山で身動きをとりやすくするための履き物です。ワカンとスノーシューの違いは、浮力にあります。

より軽量で疲れにくい一方で浮力が比較的小さいのがワカンです。それに対し、サイズが大きく重量があり、その分より大きな浮力を働かせることができるのがスノーシューです。

近隣地域の山や、木々が浅く生えている雪山へ行くにはワカンで充分に効果を発揮してくれます。日本よりも激しい雪が降る地域や、世界的ビッグマウンテンに行く場合、急な斜面の多い登山などのシーンではスノーシューの方が向いているといわれています。

より厳しい雪山を想定して、スノーシューにはフラット用と斜面用があり、場面によって履き分けるのが一般的です。

ワカンのメリット

雪の積もる山で安全な登山をするためのサポートをしてくれるのがワカンです。

実際にワカンを履くとどのようなメリットがあるのか、ここからは具体的なポイントを3つ紹介します。ワカンの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

雪山の登山で便利に使える

ワカンは、雪山の登山で役立つ雪対策グッズです。

履くだけで力を発揮し、足もとを安定させてくれる効果もあります。ワカンのみで使用することもできますが、アイゼンと併用をすることができるタイプもあり、柔軟性のある雪山対策グッズです。雪山の状況にあわせて便利に活用することができます。

軽く持ち運びしやすい

雪山やビッグマウンテンへの登山は、荷物が多くなります。

食料や飲料のほか防寒具、テント、もしものときの品物などが必要になる一方、荷物は軽い方が身動きはとりやすいでしょう。そこで、軽くて持ち運びがしやすいワカンがおすすめです。

ワカンはスノーシューに比べて小さくて軽いです。一般的な比較で、ワカンの重量はスノーシューの半分ほどです。そのために、装着時にも持ち運び時にも便利な登山グッズとして知られています。

ワカンによっては折りたたみが可能な商品もあります。よりコンパクトにまとめることができるワカンは、軽くて持ち運びがしやすい便利な雪山対策の道具です。

アイゼンと併用可能なタイプがある

アイゼンとは、雪山を歩く際にスリップを防ぐための道具です。雪を掴むための金属製の突起がついており、靴底に装着をして登山ができます。

激しい雪の日の登山や、ビッグマウンテンに挑戦するとき、積雪面がフラットでスリップの心配があるときなどにはアイゼンを併用することが望ましいです。

ワカンには、アイゼンの併用が可能なタイプもあります。アイゼン併用でワカンを着用することによって、より安全に雪山にトライすることができます。

一方で少し重量が増してしまうというデメリットがあるので注意が必要です。

ワカンの選び方

ワカンを購入したいときには、どのような点に着目して選ぶと良いのでしょうか。いくつか注目すべきポイントを解説していきます。

1.装着方法で選ぶ

まずは「ワカンの装着方法」に着目してワカンを選ぶという方法があります。

ワカンには主に「ラチェット式」か「ベルト式」の2タイプがあります。それぞれどのような違いがあり、どういったメリットがあるのでしょうか。

初心者でも装着しやすい「ラチェット式」

ラチェットとは「歯止め」という意味です。

ラチェット式のワカンは、プラスチックなどのパーツをかちりとはめることで装着できるタイプです。対応しているパーツを留めるだけなので、ワカン初心者の人でも着用しやすいというメリットがあります。

一方で、ラチェット式のワカンはベルト式のワカンに比べると、購入時の値段が高いというデメリットがあります。

またラチェット式のワカンは、ベルト式のワカンほど商品のバリエーションがありません。ラチェット式を購入したい場合には、選択できる商品がある程度限定されてしまいます。

装着に慣れた人向け「ベルト式」

ワカンに慣れてきた人はベルト式のワカンもおすすめです。一般的なワカンはベルト式のため、幅広い商品から自分好みのものを選ぶことができるというメリットがあります。

またベルト式のワカンはラチェット式のワカンよりも安価で購入できる場合が多いです。

しかし、ベルトを自分で交差させながら装着するタイプのワカンは、自分できちんと装着方法をわかっていなければならないというデメリットがあります。

ベルト装着の手順は、初めてワカンを使用する方には少し複雑だと感じるかもしれません。

2.フレームのタイプで選ぶ

ワカンは「フレームのタイプ」で選ぶこともできます。

ワカンのフレームには「フラットフレーム」と「ベントフレーム」の2種類があります。それぞれのタイプによる違いを解説していきます。

フラットフレーム

フラットフレームのワカンは、フレーム全体が接地面に対してフラットな状態になっています。アイゼンとの併用が可能なタイプはこのフラットフレームのワカンです。

アイスバーンに遭遇しても直ちにアイゼンを装着することができるのが、フラットフレームタイプの大きな特徴といえるでしょう。

フラットフレームタイプでは、フレームはより広い面積を雪と接することができます。

しかし雪山の斜面を歩く際にはフレームが雪をすくってしまい、歩きづらくなってしまう可能性もあります。

ベントフレーム

ベントフレームのワカンは、フレームの先端がそりかえっていて、雪山を歩くときに、フラットフレームよりも足をより自由に動かせます。

雪山の斜面を歩く際にも体力消耗のリスクが少ないベントフレームタイプのワカンですが、アイゼンを併用できないものも多いため注意が必要です。

そのために途中でアイゼンを装着したいと思い立った場合には、ワカンを履き替える必要が出てしまうというデメリットがあります。

3.素材で選ぶ

そのほかに、ワカンには素材による違いもあります。使用素材に着目してワカンを選ぶのも重要です。

プラスチック製、アルミ製、天然素材製のワカンには、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。順番に解説していきます。

軽くて扱いやすい!プラスチック製

プラスチック製のワカンは軽さが魅力です。重量が気になる方や、できるだけ体力を温存したい方におすすめのワカンといえるでしょう。

プラスチック製のワカンは滑りにくく、比較的安い値段で購入することも可能。あまり険しくない雪道や、雪遊びなどにはプラスチック製のワカンが向いているといわれています。

メリットがたくさんある一方で、難しい登山に本格的なチャレンジする場合には、もう少し強度のあるワカンを選んだ方が良いかもしれません。

耐久性が良く長く使える!アルミ製

アルミ製のワカンは耐久性が魅力です。長く愛用したい場合にはアルミ製のワカンを選ぶと良いかもしれません。

耐久性が高く丈夫なアルミ製のワカンは、険しい雪山にも強いです。登山経験を積んでいく相棒にも良いかもしれません。プラスチック製ほどではありませんが軽い素材のため、強度があり軽いワカンを探している方にもぴったりです。

中でもさびに強いアルミを選ぶと、より長い間アルミ製のワカンを着用することができるようになります。

天然素材の魅力!ラタン・木製

風合いを楽しむことができ、自然の温もりを感じられる天然素材のワカンもあります。

ヤシ科の植物・ラタンや木材を使用して作られたワカンはそれほど高価ではなく、プラスチック製のワカンと同じくらいの値段で購入することができるのも魅力的です。

天然素材のワカンは手入れをして風合いを楽しみたい方にはおすすめですが、一度着用した後のお手入れに手間がかかるというデメリットもあります。

あくまで自然由来のため、険しい雪山や本格的な登山には不向きな場合があります。

4.機能性で選ぶ

ワカンで雪山を登るには、機能性はとても重要な要素です。

シーズンや気候などさまざまな要素を踏まえて、自分がどのようなシーンでワカンを装着するのか考えてみましょう。ワカンには幅広い用途に合わせたさまざまなタイプがあります。

自分が求めるワカンの機能を明確にしておくと、より安心で安全に登山を楽しむことができます。

爪の交換ができるタイプ

ワカンの中には、爪の交換ができるタイプもあります。どれだけ大切に着用していても、険しい雪山を何度も歩くと少しずつワカンが劣化してしまいます。

爪がすり減ってくるとスリップの危険が高まるため、対策が必要です。ワカンを長く履き続けるためには爪の交換が不可欠なのです。

長く使えるワカンを選ぶなら、爪が交換できるタイプであることは必須条件です。長く愛用し、登山の相棒となってくれるかもしれません。

アイゼンとの併用可能タイプ

前述の通り、フラットフレームタイプのワカンはアイゼンとの併用が可能です。

また爪の形によってもアイゼンの併用ができるタイプとできないタイプに分かれます。ギザギザとした爪のワカンでは、アイゼンのバンドを切ってしまう可能性があるため併用は好ましくありません。

アイゼンを併用できない場合は、アイスバーンや厳しい斜面に遭遇した場合など、必要に応じてワカンを脱ぎ、履き替えなくてはなりません。

本格的に登山を楽しみたいと考えている方は、アイゼンを使用する場面が多く登場するかもしれません。アイゼンとの併用が可能なタイプを選べば、スムーズかつより安全に装着できます。

5.注目のブランドで選ぶ

登山グッズなどアウトドア用品において注目したいのが「商品ブランド」ではないでしょうか。

注目ブランドのロゴが入った商品や、人気なワカンを着用してみたいと考える方も多いかもしれません。

そこで、ここからはワカンの注目ブランドを2つ紹介していきます。

マジックマウンテン

株式会社マジックマウンテンは埼玉県に拠点を置く、注目の登山ブランドです。

「より良い登山道具の開発」をモットーに、多様な登山・雪山対策グッズを開発しています。

マジックマウンテンのワカンは使い勝手に優れているという特徴があります。雪山のシーンに応じて多様な活用方法ができるワカンを販売しているマジックマウンテン。縦長で幅が狭めの商品が多いです。

マジックマウンテンのワカンはほとんどの商品において、アイゼンの併用が可能です。雪山の本格的な登山を楽しみたい方には、マジックマウンテンのワカンがぴったりかもしれません。

ベルモント

株式会社ベルモントはアウトドア商品全般を取り扱う企業です。新潟県に拠点を置き、登山やアウトドアを愛する多くの人から注目されているブランドです。

アウトドア商品全般を取り扱っており、品揃えが豊富なため必要な品物を揃えやすく、気軽に買い物をしやすいのがベルモントの特徴です。

ベルモントのワカンは、創業者の登山熱を活かして開発された商品です。プラスチック製で価格もお手頃で、ワカンを初めて購入する人にも求めやすい商品を提供しています。

バックルで留めて装着できるタイプのワカンもあります。

ベルモントのワカンは、プラスチックの中でも強度に優れた素材を使用しており、安全性は充分です。雪遊びをしたい方や、緩やかな雪山をのんびり歩きたい方向けの注目ブランドだといえます。

ワカンのおすすめ6選

ここからはおすすめのワカンを6つ、写真付きで紹介します。あなたも自分にぴったりのワカンを選んでみませんか?

マジックマウンテン 登山 わかん ラッセルEVO

Amazonカスタマーレビュー

4.4

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(7件)

商品情報

・サイズ:ワンサイズ長さ45、幅19(cm)
・重量:500g(片足)
・フレームカラー:ブラック
・部門名:ユニセックス大人

マジックマウンテンの登山わかんラッセルEVOは、ワンサイズのユニセックス商品です。つま先とかかとは別のベルトが支えているため、1本のベルトを巻き上げるタイプよりも簡単に着用することができます。

マジックマウンテン 登山 わかん ネイジュEVO

Amazonカスタマーレビュー

3.9

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(6件)

商品情報

・サイズ:ワンサイズ長さ45、幅19cm
・重量:490g(片方)
・フレームカラー:ブラック

マジックマウンテン登山わかんネイジュEVOは、上で紹介したラッセルEVOよりも重量は片足10グラム軽い490グラムの商品です。同じサイズでより軽量化したワカンを希望の方におすすめです。フラットフレームタイプのワカンで雪に接する面積が広く安定しています。

マジックマウンテン 登山 わかん トレースラインEVO

Amazonカスタマーレビュー

3.9

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(11件)

商品情報

・サイズ:M/長さ42×幅19cm
・重量:M/480g(片方)
・フレームカラー:ブラック

マジックマウンテン登山わかんトレースラインEVOは、マジックマウンテンのEVOシリーズに比べより軽くて動きやすいワカンです。長さが少し短めの42センチで、小回りが効きやすいワカンです。フレームが反り上がっているベントフレームタイプで、雪が積み上がりにくく動きやすい特徴があります。

ベルモント PI スノーウォーク

Amazonカスタマーレビュー

3.1

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(79件)

商品情報

・材質:本体/ポリエチレン、ベルト/ポリプロピレン
・サイズ:長径/360×短径/190mm
・重量:560g

ベルモントのPIスノーウォークは、プラスチック製のワカンです。ゴムバンドのタイプとベルトバンドのタイプを選ぶことができます。大人向けサイズのユニセックス商品です。バンドのタイプを選ぶことで、足が小さめの方も大きめの方も着用することができます。

ベルモント PI 雪ッ子チャンカンジキ

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3.7

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(170件)

商品情報

・材質:本体/ポリエチレン、バンド/エラストマー
・サイズ:長径/340×短径/235mm、使用可能靴幅/130mmまで
・重量:650g
・素材: プラスチック

ベルモントのPI雪っこチャンカンジキは、上で紹介したPIスノーウォークと比べて重量が増しますが、サイズも大きくなり、より安定感を期待できます。簡単に装着が行えるように設計されているところも嬉しいポイントです。

コンパル 雪国かんじき

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3.8

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(56件)

商品情報

・サイズ:約34×23cm
・質量:1個約250g
・材質:籐材、ポリエチレン繊維

コンパルの雪国かんじきは、昔ながらのかんじきのスタイルを楽しむことができるワカンです。籐材を使用しており、一つひとつ風合い異なる一点もののような魅力があります。250グラムととても軽いこともおすすめポイントです。

併せてチェック!スノーシュー2選

併せてチェックしていただきたいのがスノーシューです。

ワカンよりも重量が増しますが、その分より浮力が増し、より厳しい雪山に適しているスノーシューを選ぶならこちらの2つがおすすめです。

ベルモント BS アルミスノーシュー

Amazonカスタマーレビュー

4.1

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(11件)

商品情報

・色:レッド
・材質:アルミニウム
・重量:約795g(片方)
・収納袋付き

ベルモントのBSアルミスノーシューはアルミ製です。スノーシューの中では軽く、アルミならではの耐久性も優れています。厳しい雪山登山にも対応できる丈夫なもので、収納袋がセットになっているところも嬉しいですね。

キャプテンスタッグ CS スノーシュー

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3.6

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(12件)

商品情報

・製品サイズ:(約)幅210×長さ630mm
・製品重量:(約)1700g(ペア)
・材質:ポリエチレン、アルミニウム、スチロールなど

キャプテンスタッグのCSスノーシューは硬い雪やアイスバーンだけではなく、積もりたての柔らかい雪山でも活躍できます。重量はそれなりにありますが、丈夫なスノーシューです。

全8商品

おすすめ商品比較表

マジックマウンテン 登山 わかん ラッセルEVO

マジックマウンテン 登山 わかん ネイジュEVO

マジックマウンテン 登山 わかん トレースラインEVO

ベルモント PI スノーウォーク

ベルモント PI 雪ッ子チャンカンジキ

コンパル 雪国かんじき

ベルモント BS アルミスノーシュー

キャプテンスタッグ CS スノーシュー

Amazonカスタマーレビュー
4.47
3.96
3.911
3.179
3.7170
3.856
4.111
3.612
最安値
¥14,125
¥12,325
¥14,025
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ワカンを装着して安全に雪山登山を楽しもう!

雪山登山を安心安全に楽しむために欠かせない「ワカン」。この記事ではワカンのメリットや選び方とともに、おすすめのワカンを6つ紹介しました。ぜひワカン選びの参考にしてくださいね。

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