バーベキュー用の炭のおすすめ15選！炭の種類ごとの特徴や選び方も解説
キャンプでの火おこしに使用する「バーベキュー用の炭」。備長炭・オガ・白炭・黒炭など種類が多く、サイズや火力の違いも気になりますよね。煙が少なく燃焼時間が長い、コスパのよい炭を選びたい方も多いはず。そこで今回は、バーベキュー用炭の特徴や選び方を解説します。おすすめ15選も参考にしてみてくださいね。
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バーベキュー用炭の選び方
使いやすいバーベキュー用炭を選ぶには、「種類・特徴」「容量」「煙や臭いの出にくさ」「サイズ」「燃焼時間」「価格」の6つに重点を置くのがポイントです。それぞれ詳しい内容を確認しながら、最適な炭を選んでいきましょう。
1.炭の種類・特徴で選ぶ
バーベキュー用炭の種類は「黒炭（クヌギ・ナラ・マングローブなど）」「白炭（備長炭）」「オガ炭」「着火加工型成形炭」の4つに分類されます。種類により異なる特徴があり、燃焼時間や着火のしやすさなども注目したいポイント。初心者の方は、できるだけ扱いやすい炭から試しましょう。
黒炭（クヌギ・ナラ・マングローブなど）
黒炭と呼ばれるものには、クヌギ・ナラ・マングローブなどが当てはまります。土釜で炭焼きされた炭で、ホームセンターで販売される「木炭」は黒炭であることが多いです。外国産のマングローブ炭はサイズにばらつきがあるものの、コスパがよく火付きも良好で火力も強め。
クヌギやナラは国内産のものが多く、比較的着火しやすく燃焼時間も長いです。白炭よりも燃焼時間は短めですが、庭先などで行うバーベキューなら手ごろな黒炭がぴったり。キャンプ場で使用するなら、扱いやすい国内産の黒炭から選んでみるとよいでしょう。
白炭（備長炭）
白炭とは、炭焼きの最終段階で窯の外に出して急冷させたもの。表面に付いた消し粉が白く見えることから、白炭と呼ばれています。焼き鳥屋さんやうなぎ屋さんなどで使用される備長炭も白炭のひとつ。高級なブランド炭として愛用する飲食店が多いです。
着火に手間がかかるものの、安定した火力が長時間続くところが白炭の特徴。煙が少なく、じっくり中まで火を通したい料理に最適です。黒炭より価格は上回りますが、燃焼時間が長いため継ぎ足し回数も比較的少なく済みます。初心者には扱いにくいため、炭の着火にある程度慣れた頃に試してみるとよいでしょう。
オガ炭
不要になった木材チップやおがくずから作られた「オガライト」と呼ばれる固形燃料を、さらに炭化したものがオガ炭です。形に統一感があり、環境にやさしい燃料としても知られています。火付きが早く、燃焼時間は3時間程度とかなり長めです。
炎が上がらないため煙も少なく、パチパチと火が飛び跳ねる爆跳がないため、子どもと一緒にバーベキューを囲みたいときにもぴったり。備長炭より燃焼時間は劣るものの、コスパや扱いやすさの面ではすぐれています。人工的な見た目が気になる方は、黒炭や白炭に混ぜて使用するのもおすすめですよ。
着火加工型成形炭
着火加工型成形炭とは、オガ炭に着火剤や粘着剤を塗ったもの。着火しやすく、1時間以上の安定した燃焼が続きます。蜂の巣型やちくわ型など、一般的な炭とは見た目が大きく異なる点も特徴のひとつ。マッチやライターなどで直接点火でき、スピーディな火おこしが実現します。
火付けのしやすさにおいては大変すぐれているため、炭の扱いに不慣れな方でも気軽に試せますよ。燃え始めは着火加工剤の臭いが気になる場合もありますが、燃焼が安定すると落ち着きます。オガ炭より価格が高く燃焼時間も短いですが、七輪焼きなどを楽しみたいときにおすすめですよ。
2.容量は大人1人あたり1kgが目安
バーベキューに必要な炭の容量は、大人1人あたり1kgが目安です。大人4人なら4kgの炭が必要という計算になりますが、バーベキューコンロのサイズと使用時間も含めて用意しましょう。一般的な3〜4人用のバーベキューコンロなら、1kgの炭で約1時間燃焼できます。
2〜3時間燃焼させるなら3kg程度の炭が必要となり、コンロの台数に合わせて倍増させてください。できるだけ燃焼時間の長い炭を選んだ方が継ぎ足しも少なくなり、荷物の軽減につながります。
子どもは大人の半分～3分の2程度が目安
子どもと一緒にバーベキューをするなら、炭の量はもう少し控えましょう。子どもは大人の半分から3分の2程度が目安です。大人2人子ども2人の家族4人でバーベキューをするなら、3〜4kg程度の炭で十分足りますよ。
ただし、食べ盛りの子どもが多いなら大人と同等の量が必要です。バーベキューに参加する子どもの人数が多いなら、多めの角を用意しておくとよいでしょう。
3.煙や臭いの出にくさで選ぶ
バーベキューは作る工程から楽しめる魅力がありますが、炭から出る煙や臭いが難点。目が痛くなったり、近隣への迷惑が気になったりしますよね。そんなときは、オガ炭などの煙や臭いの出にくい炭を選びましょう。
また、炭を一気に燃やしたり、油の多い肉を網焼きにしたりすると煙が発生する原因となります。煙が出にくいタイプのバーベキューコンロを使用する、網ではなく鉄板を選ぶなどの対策を取りましょう。
4.コンロなどで使いやすいサイズで選ぶ
バーベキューに使用する炭は、コンロの大きさに合う使いやすいサイズを選ぶのがコツ。キャンプ場で大きな火力を起こしたいなら、太くて長さのある炭がよいでしょう。
そうではなく庭先で七輪やグリル台で楽しむなら、小ぶりのオガ炭などが使いやすいです。割れ物や丸い形状の炭も扱いやすいですよ。ただしサイズが小さいほど燃焼時間も短くなるため、継ぎ足し分も含めて多めに用意することをお忘れなく。
5.燃焼時間もチェック
バーベキューを快適に楽しむために、炭の燃焼時間もチェックしておきたいポイントです。黒炭は着火しやすくコスパもよいですが、1時間以上燃やし続けるのは難しいです。その点、白炭は燃焼時間が長く、高品質な備長炭なら6時間以上燃え続けます。
手軽なバーベキューであれば、燃焼時間が長くコスパのよいオガ炭から選んでみるのもおすすめです。寒い時期なら暖を取るために、燃焼時間ができるだけ長い炭を選びましょう。
6.価格で選ぶ
ひと口に「炭」と言っても種類が多く、価格帯も幅広いです。たとえば、外国産のマングローブ炭は3kgで1,000円以下と低価格ですが、国産の備長炭は3kgで3,000円以上と価格が跳ね上がります。その代わり燃焼時間の長さや煙の少なさなど、価格に見合うメリットが得られます。まずは手ごろな炭を試し、そのうえで食材やシーンに合う炭を選んでいくとよいでしょう。
バーベキュー用炭のおすすめ15選
ここからは、バーベキュー用炭のおすすめ15選をご紹介します。初心者でも扱いやすく、肉や野菜が美味しく焼ける炭を厳選しました。この中からこだわりの炭を選び、キャンプやレジャーで活用してみてくださいね。
「大黒オガ備長炭」は原料にこだわったプロ仕様の一級品。無添加のオガ粉を使用し、生産管理も徹底した安全性の高い備長炭です。火力や燃焼時間の長さも申し分がなく、煙も比較的少ないため庭先でのバーベキューにもぴったり。遠赤外線により中まで火が通るため、焼き鳥や焼肉にも最適です。火が長持ちするので、のんびりと焚き火をするのもおすすめですよ。
タイムセール手ごろで使いやすい炭を選ぶなら、コーナンの「BBQ用 木炭」がおすすめ。比較的着火しやすいマレーシア産のマングローブを使用しており、火持ちも良好です。たっぷり9kg入っているため、家族やグループでバーベキューを楽しむのにぴったり。大きいものや割れ物などサイズは不揃いですが、七輪や小さいコンロにも合わせやすいですよ。
炭魂の「おまめ炭」は、天然ココヤシ殻のみを使用した環境にやさしい商品です。一般的な木炭とは異なり、小ぶりで燃焼時間が持続しやすくなっています。豆型なので取り出しやすく、火力が安定しやすい大きなメリットも。バーベキュー以外にも、お部屋に置いて消臭剤としての活用もおすすめです。
卓上用など小さいコンロでバーベキューをするなら、キャプテンスタッグの「エコオガ炭」が最適です。環境に配慮したオガ炭は煙が少なく、長い時間火が続くという、うれしいメリットもあります。小ぶりサイズなのでダッチオーブンにもぴったり。ソロキャンプや少人数で網を囲みたいときにちょうどいい量ですよ。
3人〜5人向けの商品を選ぶなら、武田コーポレーションの「木炭バーベキュー用」はいかがでしょうか。火付きのよい木炭なので、初めて火おこしにチャレンジする方でも扱いやすいですよ。家族や仲間と一緒に焚き火を囲むときにも最適です。バーベキュー1回分相当の容量となるため、お試しで使いたい方にもおすすめ。
キャプテンスタッグの「バーベキュー木炭」は、インドネシア産の天然木を使用したバーベキュー用炭。国内のアウトドアブランドが厳選する木炭なので安全性が高く、細かい割れ炭も混ざっているため小さいバーベキューコンロにも合わせやすいです。家族や友人同士など、少人数で楽しみたいときに適しています。
少人数のバーベキューやダッチオーブン料理をするなら、ロゴスの「エコココロゴス・ダッチチャコール30」がおすすめです。不要になった天然のヤシ殻を再利用し、直径4.5cmの小さめサイズに仕上げています。ライターで手軽に着火でき、サイズが均等なので火力調整も簡単です。便利なうえに地球にやさしいのはうれしいですね。
ウェーバーの「チャコールブリケット」は、環境にやさしい天然素材のココナッツ繊維を原料とした豆炭です。着火までは20分程度かかりますが、燃焼時間は3時間とかなり長め。バーベキューはもちろん、七輪やグリル台にもちょうどいいサイズです。初心者でも扱いやすく、火力が安定するため食材が美味しく仕上がりますよ。
安定した火力を求める方には、炭職人の「オガ備長炭」がおすすめです。一般的なオガ炭とは異なる六角形の形状が効率よく熱を伝え、3時間程度安定して燃え続けます。煙も臭いも少ないため目が痛くなりにくく、食材や洋服への臭い移りも気になりにくいです。たっぷり使えるのにコスパがよく、それでいて高品質なのはポイントが高いですね。
炭の高山 オガ炭
炭の高山「オガ炭」は、焼肉店など多くの飲食店で愛用される一級品。ハードウッドやソフトウッドなど火付きのよい原木をブレンドさせており、2〜3時間程度の安定した火力が続きます。パチッと飛び散る爆跳や燃焼中の煙が少ないため、脂の多い焼肉やバーベキューにぴったり。子どもから大人まで一緒に火を囲みながら、楽しんでみてください。
クオリティの高いバーベキュー用炭をお探しの方には、きんだいの「BBQ 王様の炭」がおすすめ。安定した火力と品質の高さから、プロの飲食店で幅広く愛用されています。燃焼時間は約3時間と長く、煙が立ちにくいため周囲への影響も少ないです。取っ手付きのパッケージが持ち運ぶ際に役立ちますよ。
日本一の黒炭生産地である岩手県木炭協会が手がける「岩手切炭」は、不要になる若いナラの原木を再生させた環境にやさしい商品です。不純物が少なく、火付きや火力の大きさも抜群。6cmにそろえてカットされているため火力調整がしやすく、アウトドアシーンで活躍します。品質管理にこだわりのある国内産なので安全性も高いです。
ビバホームの「木炭」は、8〜10人向けの大容量タイプ。大人数でバーベキューを囲むのにちょうどよく、環境にやさしいマレーシアの植林マングローブを使用しています。形は不揃いですが着火しやすく、燃焼時間は約2時間程度と比較的長め。ナイトキャンプの焚き木に使用するのもおすすめですよ。
コスパのよいファミリー向けのバーベキュー用炭なら、ビジョンピークスの「木炭」はいかがでしょうか。着火しやすいマングローブを原料とした、サイズの大きい切り炭タイプです。3〜5人向けの容量が、1,000円以下で入手できるのはうれしいですね。高温の遠赤外線が素材の旨みを引き立てるため、いつもの料理とは違った味わいを楽しめますよ。
グリル台や火鉢などコンパクトに使うなら、ハーフェレジャパンの「ミックス木炭」がおすすめ。国産のくぬぎとラオス産のマイティーユの黒炭と白炭をブレンドさせ、着火のしやすさと火持ちのよさを向上させています。高温の燃焼が続くため、焼き魚やダッチオーブン料理にも最適ですよ。
おすすめ商品比較表
  炭魂 大黒オガ備長炭 |  コーナンオリジナル BBQ用 木炭 |  炭魂 おまめ炭 |  キャプテンスタッグ エコオガ炭 |  武田コーポレーション 木炭 バーベキュー用 |  キャプテンスタッグ バーベキュー木炭 |  ロゴス エコ炭 エコココロゴス・ダッチチャコール30 |  ウェーバー チャコールブリケット |  炭職人 オガ備長炭 |  きんだい BBQ 王様の炭 |  一般社団法人 岩手県木炭協会 岩手木炭 |  ビバホーム 木炭 |  ビジョンピークス 木炭 |  ハーフェレジャパン ミックス木炭 | |
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こだわりのバーベキュー用炭でキャンプを楽しもう！
バーベキュー用炭は原料や種類にこだわるほど、扱い方が変わる楽しみが生まれます。肉や魚などが美味しく焼ける炭を使って、普段では味わえない料理を作りましょう。本記事でご紹介した内容を参考に、キャンプが楽しくなるバーベキュー用炭を選んでみてくださいね。