テント用ペグのおすすめ8選!海・河原・芝生などに適した種類も解説
テントの設営などに必要な「テント用ペグ」。ペグとひと言でいっても素材や長さが異なるので、どれを選んでよいか迷ってしまいますよね。本記事では、芝生・砂浜・河原といった使う場所や用途に合ったペグの選び方について解説します。おすすめ商品も合わせてご紹介するので、初心者の方もぜひ参考にしてみてくださいね。
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ペグはテントと別で買おう!
ペグとは、テントやタープを地面にしっかりと固定するためのアイテムです。テントやタープを購入した際には、ペグが付属されていることが一般的ですが、付属品では強度が足りないこともあります。例えば、風の強い日にペグが抜けたり硬い石のある河原ではペグが曲がったりするケースも考えられるでしょう。
万が一、ペグが抜けてしまった場合、重大な事故やケガに繋がる可能性もあるため、ペグは使用する地面の種類やシーンに合ったものを別で買うことがおすすめです。とはいえ、テント用ペグには、さまざまな種類のものが販売されています。ペグの種類や選び方のポイントをおさえて、用途に合ったものを選びましょう。
テント用ペグの主な種類
「ペグ」ときくと、レジャーシートを固定するようなアルミ製のシンプルなペグをイメージする方も多いかもしれません。しかし、ペグと一口にいっても、材質や形状はさまざまです。まずは、テント用のペグの種類について解説します。
鍛造ペグ
鍛造(たんぞう)ペグは、金属をハンマーなどで叩き、強度を高めてつくられています。おもにスチール製が多く、丈夫で耐久性に優れているのが特徴です。鍛造ペグは、やわらかい地面から河原のような硬い地面まで、どのような土地でも固定力を発揮できるのが魅力です。
ずっしりとした重さがあるため、打ち込みもしやすいですよ。一方で、荷物を軽くしたい方にはあまり適していません。また、錆びやすいという欠点もあるため、使用後には汚れを丁寧に拭き取って乾燥させてから収納することを心がけましょう。
ピンペグ
テントの付属品として使用されることも多いピンペグは、細くてシンプルなピン状のアイテムです。比較的安く購入できて、荷物が嵩張らないのが魅力ですが、細くて表面がフラットな形状なので抜けやすい点には注意しましょう。
また、ピンペグにはアルミ製の商品が多く、耐久性は高いとはあまりいえません。例えば、硬い石や砂利などのある地面に打ち込んだ場合は、曲がってしまうことも。そのため、やわらかい土のサイトや芝生サイトなどを利用する方に適しています。
U字・V字ペグ
U字・V字ペグは、打ち込み部分を上から見たときに、U字やV字の形状をしているタイプのペグのことです。ピンペグなどの細い棒状のペグに比べて打ち込み部分の面積が広いため、打ち込みやすく、抜けいにくいという特徴があります。
U字・V字ペグは薄い形状をしているため、ペグ同士を重ねて収納できるのもポイント。ばらつきにくいため、荷物をコンパクトにまとめたい方にもおすすめです。材質はアルミやチタン、ステンレスなどさまざまですが、基本的には砂浜や雪上などのやわらかい地面で実力を発揮します。
X字・Y字ペグ
X字・Y字ペグは、ペグを立てた状態で上から見たときに、XやYの形状をしているペグのことです。U字・V字ペグのように、打ち込み部分の面積が広いため、芝生サイトや多少砂利などのある硬い地面でも打ち込みやすく、抜けにくいという特徴があります。
U字・V字ペグに比べて力が分散しやすい形状をしているため、折れにくいというメリットもありますよ。
スクリューペグ
スクリューペグは、その名のとおり、ペグの表面にらせん状の溝がついているタイプのことです。他のペグのようにハンマーで叩いて打ち込むのではなく、ネジのように回しながら地面に固定していきます。
ハンマーなしで固定できるため、力をあまり必要とせずに扱えるというメリットがあります。その一方で、溝に土が付着しやすいことや硬い地質には使えないというデメリットがある点に留意しましょう。
テント用ペグを選ぶときのポイント
テント用のペグは材質も長さもさまざまで種類が豊富なため、どのように選べばよいか迷ってしまいますよね。では、テント用ペグを選ぶときには、どのような点に着目すればよいのでしょうか。
ここからは、最適なテント用ペグを選ぶための5つのポイントについて詳しく解説します。
1.素材
ペグの素材は、使用する地面に合わせて適したものを選ぶのが基本です。ここでは、4種類の素材について、特徴やどのような地面に適しているかをみていきましょう。
スチール・ステンレス
スチール製のペグは、製造方法によって多少強度は変わるものの、基本的には強度に優れた素材といえるでしょう。硬い地面や硬い石があるような場所に強く打ち込んでも曲がりにくく、テントやタープをしっかりと固定できますよ。
スチール製のペグは錆びにくいように表面に塗装されていることが一般的ですが、使ううちに塗装が剥がれてしまうことがあります。その場合は錆びやすくなってしまうので、錆止めのスプレーを使用するなどお手入れをおこなうことも必要です。
一方、ステンレスはキッチンや調理器具などにも使われるように、汚れに強く、錆びにくいという特徴があります。比較的価格は高くなりますが、しっかりとした強度や重量もあるため、予算に合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
アルミ
アルミ製のペグは軽量で持ち運びしやすく、低い価格帯で購入できるという特徴があります。ただし、強度には欠けるため、地中に硬い石があるようなサイトではペグが曲がったり折れたりすることも考えられるでしょう。
そのため、やわらかい土や芝生などでの利用に適しています。また、アルミ製のペグは表面がフラットなタイプなので地中で引っ掛かりにくく、抜けやすい点にも注意が必要です。
チタン
チタン製のペグは、スチール製の鍛造ペグにも劣らない強度があり、軽量な点が特徴です。どのような土地でも思い切り打ち込めるような強度が欲しいけれど、荷物が重たくなるのは避けたいという方の強い味方といえるでしょう。
チタン製のペグは、錆びにくいという特徴もあります。錆止めスプレーを使用するなどのお手入れの手間を省けるのもメリットといえますよ。ただし、優れた性能を持ち合わせているだけあって価格は高めです。
プラスチック
プラスチックは、軽くて携行性に優れているため、手軽に使えるのが特徴です。柔らかい地面に適しているため、芝生サイトや砂地などでキャンプをする方におすすめ。ただし、プラスチックは長時間太陽の光を浴び続けると劣化しやすいという欠点もあるので、その点には注意が必要です。
また、金属製のハンマーを使用するとペグが割れてしまうため、打ちこむときにはプラスチックハンマーやゴムハンマーを使いましょう。
2.長さ・重さ
ファミリーサイズのテントであれば、28~30cm程度を目安に選ぶとよいでしょう。この程度の長さがあれば、風が強く吹いても抜けにくくなります。また、風の影響を受けやすい大きめのタープを使用する場合には、40cm程度のペグを選ぶのがおすすめです。
ソロキャンプであれば、テントもコンパクトで風の影響を受けにくいため、20cm前後のペグでも対応できるでしょう。重量については、ペグの素材によって異なります。用途に合わせて使いやすい重量のペグを検討してみてくださいね。
3.本数
必要なペグの本数は使用するタープやテントの大きさ、種類などに合わせて選ぶことが基本です。例えば、ソロキャンプ用のコンパクトなテントであれば最低8本、ファミリーサイズの2ルームテントは最低16本必要です。さらに、タープを設置する方は、ポール2本のレクタタープでは8本、テントのような形状のスクリーンタープも同様に8本使用します。
風の状況に応じてペグを追加することやペグが折れたり曲がったりすることも考えられるため、予備のペグも準備しておくとよいでしょう。テントやタープの種類によりますが、20~30本程度が予備も含めた本数の目安です。
4.ヘッドの大きさ
ヘッドの大きさは打ち込みやすさや引き抜きやすさに影響します。例えば、ピンペグのように表面がつるつるしていてヘッドがカーブしている形状は、打ち込むときにハンマーが滑ってしまうことがあります。
キャンプ初心者や女性などでも打ち込みやすいペグを選びたい方は、ヘッドがT字型をしている「ネイルペグ」がおすすめ。ヘッドが丸い形状のものも打ちこみやすいですよ。
5.洗いやすさ
ペグを使用する頻度が高い方は、洗いやすさやお手入れのしやすさにも着目して選ぶことをおすすめします。基本的には、ペグの表面がフラットなものは比較的洗いやすく、スクリューペグやV字、X字ペグなどは溝に土が付着して落とすのに時間がかかる傾向にあります。
素材によっては、洗浄・乾燥のあとに錆止めスプレーを使用したほうがよいもの。自分でお手入れしやすいと感じるものを選んだ方が長く愛着を持って使うことができるでしょう。
地形別のおすすめペグ
ここからは、使用するキャンプサイトの地形に合ったペグをご紹介します。すでにテントを張りたい場所の地面の様子がわかっている方は、こちらも参考にしてみてくださいね。
芝生ならピンペグ
芝生は基本的にやわらかいため、ピンペグで対応可能です。ただし、風の影響を受けやすいタープに使用する場合は、メインには長さのあるペグを使用するようにしましょう。地中に硬い石などがあると打ち込むときにペグが曲がったり折れたりすることもあります。芝生サイトであっても予備のペグを準備しておくと万が一のときに役立ちますよ。
河原なら鍛造ペグ
河原ではアルミ製やプラスチック製では打ち進めることができず、ペグが曲がったり折れたりすることも。そんなときは強度の高い鍛造ペグが頼れる味方です。ただし、鍛造ペグは表面の塗装が剥げると錆びやすくなってしまうため、水に濡れる場所で使用する場合は錆止めスプレーを使用しましょう。
また、河原は近くに風を遮るものがないため、強い風が吹くことがあります。素材だけでなく、抜けにくい長さのペグを選ぶことも重要ですよ。
砂浜ならプラスチックのU字ペグ
U字ペグは「サンドペグ」とも呼ばれていて、砂浜や砂地、雪中でも使用できます。接地面が広いため、砂地にぴったりとはまって抜けにくくなるのが特徴です。U字ペグの素材にはアルミやプラスチックなどいくつか種類がありますが、砂浜で使用するならプラスチック製が抜けにくいのでおすすめです。ビーチは風が強いので、30~40cm程度の長さがあるものがよいでしょう。
おすすめのテント用ペグ8選
ここからは、おすすめのテント用ペグをご紹介します。シーンを問わずに使用しやすい鍛造ペグや砂浜での使用に適したプラスチックペグなど幅広い商品をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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(2件)
商品情報
材質:スチール(S55C、黒電着塗装)、粉体塗装
商品の寸法:30cm(ヘッド部/1.5cm、打込み部/8mm)
重量:180g
アクセントカラーが特徴のスチール製のペグ。配色は単なるデザインではなく、打ち込みに適した45度が一目で分かるように施されています。もちろん、テントやタープに合わせてカラー使いを楽しむのもおすすめ。1本180gのずっしりとした重量があり、ヘッドが丸いため、打ち込みやすく抜けにくいのが特徴です。
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(260件)
商品情報
材質:スチール
商品の寸法:約2.2×0.9×20cm(打込み部/7mm)
重量:90g
シンプルなデザインのスチール製のペグ。芝生から河原まで幅広いサイトに対応可能です。長さは20cmとやや短めなので、ソロ用テントやサブのペグとして使用するのに適しています。多少の石であれば割って進める強度も備えていますよ。お値段も比較的お手頃なので、予備用としてそろえておくのもおすすめです。
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(110件)
商品情報
材質:アルミ合金
商品寸法:18cm
重量:99.79g
アルミ素材よりも強度を高めた高強度ジュラルミンを採用したY字ペグ。ジュラルミンとは、アタッシュケースにも採用される素材で、強度と軽さを両立したアルミ合金です。長さが18cmなので、荷物を軽めに抑えたいソロキャンプやツーリングなどで活躍してくれそうです。
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(245件)
商品情報
材質:鉄(亜鉛めっき)
商品の寸法:19cm(打込み部/5mm)
重量:30g(1本)
芝生サイトでのキャンプやBBQなどに重宝する定番デザインのピンペグ。スチール製なので曲がりにくく折れにくいのが特徴です。購入しやすい価格設定も魅力的ですよね。予備用のペグや防災用としても活用できるでしょう。
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(27件)
商品情報
材質:ABS樹脂
商品の寸法:23cm
重量:30g(1本)
風の影響を受けにくい小さめのレジャーシートやミニテントの固定などにおすすめのプラスチック製ペグです。1本30gと軽量なので、ツーリングキャンプやソロキャンプ、庭先等でのデイキャンプなどのシーンでも手軽に使いやすいでしょう。
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(103件)
商品情報
材質:ABS樹脂
商品の寸法:45.5cm
重量:90g
衝撃に強いABS樹脂というプラスチックでつくられたサンドペグです。45.5cmと長めなので、ビーチや砂地サイトなどの風が強いシーンでも固定力を発揮してくれますよ。プラペグは太陽光に長時間さらされると劣化しやすいため、予備のペグも準備しておくと役立ちますよ。
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(185件)
商品情報
材質:機械構造用炭素鋼S45C
商品の寸法:40cm(ヘッド部/1.5cm、打込み部/8-9mm楕円)
重量:285g(1本)
打ち込み部分が広めに設計されているため、力を伝えやすく地面の中に進めやすいのが特徴。先端は平らなつくりで、けが防止にも配慮されています。トップは広めの丸形で打ちこみに慣れていない方にもおすすめ。フック耳が長いので、強風にあおられてもロープが抜けにくい仕様です。
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(236件)
商品情報
材質:スチール、ナイロン
商品の寸法:25.5cm(ヘッド部/6.5cm、打込み部/7mm)
総重量:約740g
本体はオレンジ、ヘッドがグリーンのニンジンデザインが可愛らしいアイテムです。目立ちやすい鮮やかなカラーなので、抜き忘れや置き忘れを防止できますよ。可愛らしい見た目ながら、しっかりとした強度を備えたスチール製。テントやタープの固定はもちろん、目印としても活躍してくれますよ。
おすすめ商品比較表
Snow Peak(スノーピーク) スノーピーク カラーステーク30 | Coleman(コールマン) コールマン スチールソリッドペグ | Coleman(コールマン) コールマン ジュラルミンYペグ | キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャプテンスタッグ 丸スチールペグ | キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャプテンスタッグ プラペグ | キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャプテンスタッグ サンドペグ | キャンピングムーン(camping moon) キャンピングムーン スチールペグ | DOD(ディーオーディー) DOD ニンジンペグ | |
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用途に合ったペグを選ぼう!
テント用のペグは、使用する地面の種類によって適したものを選ぶことが大切です。用途に合ったペグを選ぶことは、キャンプやレジャーでの事故やケガを防ぐことにもつながります。ぜひ、本記事を参考にしていただき、シーンに合ったペグを見つけてくださいね。