楽天モバイル「アンリミット」と「最強プラン」の違いとは?お得な料金プランも紹介
「Rakuten UN-LIMIT VII」(ラクテンアンリミットセブン)から「Rakuten最強プラン」に移行した楽天モバイルですが、その違いとは何でしょうか。楽天モバイルは現在、最強プランのみですが、利用するデメリットやスマホ料金をさらに節約できるお得な料金プランはあるのでしょうか。
この記事では、楽天モバイルの料金プランについてわかりやすく解説します。かつて提供されていた「Rakuten UN-LIMIT VII」と「Rakuten最強プラン」の違いについてもお伝えします。
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楽天モバイルのプラン
楽天モバイルの料金プランは、「Rakuten最強プラン」のひとつだけです。他のキャリアと比べても、複雑な料金体系ではなくシンプルなのが特徴です。
なお、2023年6月より従来のアンリミットプランから最強プランへとサービス名称やサービス内容が変更されました。
現在は「楽天最強プラン」のみ契約可能
楽天モバイルでは、最強プランのみが契約可能です。アンリミットプランで契約していた方は、最強プランの提供開始とともに、自動的にプランが移行になっています。
楽天最強プランは従来のアンリミットプラン同様、月々のデータ使用量により段階的に料金が変わっていきます。「3GBまで」「3GB~20GBまで」「20GB以上」の3段階に料金が分かれており、データ通信をあまり使わない人は低料金で毎月使用できます。一方、動画や音楽をガンガン楽しみたいというスマホヘビーユーザーにとっても、データ通信量無制限で定額料金なのはとても魅力です。
さらに、「最強家族プログラム」や「最強青春プログラム」を活用することで、よりお得に楽天モバイルのスマホ・タブレットを使えます。
最強家族プログラム
最強家族プログラムとは、名字が同じ家族で利用できる割引プログラムで、メンバー全員のスマホ料金が100円(税別)割り引かれます。最大20回線まで利用でき、名字が同じであれば離れて住む家族でも対象です。
最強青春プログラム
最強青春プログラムは、22歳までの方がエントリーできるプログラム。22歳になるまで毎月110ポイントの還元を受けられ、家族割引との併用ができます。
楽天モバイルの料金システムは最強プランのワンプランですが、最強家族プログラムや最強青春プログラムを活用することにより毎月のスマホ利用がよりお得になります。
アンリミットプランと最強プランの違い
アンリミットプランと最強プランは、料金体系の面では変わりません。両者の大きな違いは「パートナー回線でのデータ通信制限の有無」です。
パートナー回線とは、auの基地局の電波を利用する回線のこと。楽天モバイルでは、自社の基地局の電波が届かない場所を、他社の基地局を借りてパートナー回線としてユーザーに提供しています。
アンリミットプランでは、速度制限なしでパートナー回線を使える容量が月々5GBまでに制限されていました。一方、最強プランではパートナー回線でもデータ通信無制限に変更されました。
ちなみに、アンリミットプランでパートナー回線を5GB以上使うと、最大1Mbpsという速度制限がかけられる仕組みでした。使用する場所によっては、データ無制限プランのメリットが活かされないということもあったのです。それが最強プランに移行することにより、自社回線かパートナー回線かを気にすることなくデータ通信無制限になりより使いやすくなりました。
楽天モバイルでau回線は使えるのでしょうか?独自回線であるMNOとパートナーであるau回線を利用できます。au回線へ切り替える仕組みはどのようになっているのでしょうか?この記事では、楽天モバイルで使える回線とau回線が使えるのか、回線が繋がらない原因と対処法についても詳しく紹介します。
楽天最強プランのメリット
楽天モバイルのメリットは多岐に渡ります。
まず、データ通信料金に関しては、他のキャリアと比較して、ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広く割安であることが挙げられます。スマホの料金は毎月発生するものですから、長期的に見るとこの点は大きなメリットといえるでしょう。
次に、通話料金面でのメリットもあります。楽天モバイルのユーザーは、専用アプリのRakuten Linkを利用することで、国内通話料金が無料になります。家族や友人への通話、お店や病院への問い合わせや予約など、通話の機会は意外と多いものです。
LINE通話を利用する方でも、電話が必要な場面があったりします。そんな時、通話料金を気にせずに電話できるのは大きなメリットといえますね。ただし、0570から始まるナビダイヤルの番号など、一部無料対象外の番号もあるので注意が必要です。加えて、Rakuten LinkでのSMSが無料なのも嬉しいポイントです。ただし、このSMSの注意事項については後ほど述べます。
楽天リンクは、楽天モバイルの会員向けに用意されているアプリケーションです。通常の通話料金が無料になるなど、さまざまなメリットがあります。今回は、このアプリの特徴や利用方法、利用の際の注意点などについて取り上げます。
さらに、海外での利用に関するメリットも見逃せません。外国に旅行や出張等で出かける際、現地で使えるSIMを探したり、購入したり、あるいは海外で使えるWifiルーターを借りようかと、様々な選択肢に頭を悩ませた経験のある方も多いのではないでしょうか。楽天モバイルなら、対象の70以上の国や地域で、追加料金なしで毎月2GBまでデータ通信を行えます。長期の旅行や出張で海外に滞在する方にとって、無料で海外利用可能な点は楽天モバイルの大きなメリットといえるでしょう。
楽天モバイルのユーザーは、その他の楽天のサービスもお得に利用できます。ポイントの還元率がアップするので、楽天市場で普段よく買い物をしたり、その他の楽天サービスをよく利用したりする方にとってはポイントがどんどん貯まるのは嬉しいですね。さらに、貯まったポイントは楽天モバイルの料金支払いに充てられます。
楽天最強プランのデメリット
一方で、楽天モバイルにはデメリットもあります。携帯電話会社を選ぶ際に重要なポイントのひとつに、通話やデータ通信の安定性があります。楽天モバイルでは、プラチナバンドと呼ばれる周波数帯が使われていないため、他のキャリアと比較すると電話やネットがつながりづらいといわれます。
例えば、建物の中や地下などで、つながりにくくなることがあるのです。ただ、楽天モバイルはすでに総務省からプラチナバンドの電波の割り当てをされており、2024年から順次導入が予定されています。基地局の増設も進められているため、今後の改善が期待されます。
その他のデメリットとしては、以下のような点も挙げられます。
- iPhoneではRakuten Linkアプリの機能が一部限定される
- 海外使用時のRakuten Linkアプリ利用には注意が必要
iPhoneでは、Rakuten Linkアプリ以外からの着信の場合、iOS標準の電話アプリで着信してしまいます。また、Androidのスマホでも電波状態によっては、Rakuten Linkではなく標準の電話アプリでの受信になることがあります。「無料だと思っていたら通話料がかかってしまう」といったケースも考えられるので注意が必要です。
SMSにおいても、iPhoneだと相手がRakuten Linkアプリからの送信でない場合、すべてiOS標準のメッセージアプリでの送受信となります。つまりiPhoneの場合、SMS無料の持ち味を十分に活かせないということですね。ただし、iPhoneユーザーの場合、iMessageで無料になるケースが結構多いので、そこまで問題にはならないかもしれません。
ライフスタイルに合わせて賢い選択を
現行の「最強プラン」と従来の「アンリミットプラン」は、料金の仕組みは変わりません。主な違いは、パートナー回線のデータ通信量の有無です。なお、すでに新プランの移行は終了しており、これから楽天モバイルの契約を行う方は最強プランに申し込むことになります。
楽天モバイルのメリットは、データを無制限に低料金で使えること、無料通話アプリが利用可能なこと、海外でのデータ通信が2GBまで無料などの点が挙げられます。
一方、通信の安定性などのデメリットは存在するものの、シンプルかつリーズナブルな料金システムを考慮すれば楽天モバイルはスマホの賢い選択肢のひとつといえるでしょう。
スマホの乗り換えを検討中の方、お子さんのスマホ購入をお考えの方は、この機会に楽天モバイルを検討候補に入れてみてはいかがでしょうか。
楽天モバイルでは、標準通話アプリでの通話は料金プランに従って有料ですが、Rakuten Linkだと国内通話が無料になります。国際通話には別のオプションがお得です。明細を確認し、通話時間やデータ使用量を管理することで節約につながります。
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