高級そうめんのおすすめ10選！お取り寄せしたい日本5大そうめんを紹介

つるりとしたのど越しと食感を楽しめる「高級そうめん」。しかし種類や選び方に違いがあるため、どれがよいか悩みますよね。 本記事ではギフトやお取り寄せをはじめ、お中元や内祝いにも喜ばれるおすすめの高級そうめんをご紹介します。日本5大そうめんについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そうめんは麺が細長いことから「なかなか会えない遠方にいる人に細く長くお付き合いをしてほしい」という願いを込めて贈られてきた縁起のよい食べ物です。

高級そうめんは木箱に入っていることが多く、江戸時代から高級品として扱われてきました。現在でもお中元や内祝いといったギフトとしても選ばれています。

また、そうめんは日持ちするため、贈られた人の食べたいタイミングで食べられるのも喜ばれる理由のひとつですよ。

揖保乃糸が有名な「播州そうめん」や手延べそうめん発祥の地として知られる「三輪そうめん」、瀬戸内海で作られる「小豆島そうめん」が日本3大そうめんとして知られています。

ここではそれぞれの特徴を詳しく解説するので参考にしてみてくださいね。

揖保乃糸で知られる播州そうめんは、600年前から続く由緒正しい製造法で作られているそうめんです。

絹糸のような細くつるっとした食感が特徴で、生産高は全国でも群を抜いています。細く伸ばしても途中で麺が切れないために、「ねかし」と呼ばれる熟成期間と「延ばし」の作業を複数回くり返して作るそうめんはいくつかに等級が分かれているのも特徴のひとつ。

「縒（より）つむぎ」は国産の小麦のみを使用して作られており、「特級」や「三神」といったさらに麺の細い最高級品も存在します。

三輪そうめんは手延べそうめん発祥の地として知られており、農林水産省が決めた品質基準よりもさらに厳しい自主基準を定めているそうめんです。

製造工程すべてに人の手が加わる伝統的な製造方法を守り、木箱に入れて保存しています。製造から寝かせておくことで、小麦に含まれる成分が変化し、強いコシと歯切れのよい食感が増すのも特徴です。

茹でても伸びにくくなめらかな口当たりであることから、3大そうめんに選ばれました。品質を示す等級が設けられており、最高級品である「三輪の神杉」や生産時期を限定した「三輪の緒環」などが有名です。

小豆島そうめんは瀬戸内海にある小さな島で、特産品のごま油を練り込んだそうめんを製造しています。

通常手延べそうめんでは菜種油が使われますが、100%純正のごま油を使用し作られるため、黄色い見た目をしているのが特徴。

近年では、小豆島の特産品であるオリーブ油を使ったそうめんを製造している生産者も存在します。しっかり天日干しすることにより強いコシが生まれ、もちっとした食感を実現しました。

小豆島手延べそうめん共同組合が製造したブランド「島の光」のひとつ「黒帯」は、熟練の生産者のみが作る限定品で木箱に入っており高級品として選ばれています。

日本3大そうめん以外にも太い麺ともっちりとした食感が特徴の「半田そうめん」や、コシの強さが特徴の「島原そうめん」を含めて5大そうめんと呼ばれることも。

ここからはそれぞれのそうめんの特徴を解説します。

半田そうめんは徳島県で作られており、通常のそうめんが1.3mm未満の太さに対し、1.3～1.7mmと太い麺ともちもちとした食感が特徴です。

ほかのそうめんでは味わえないのど越しと小麦の風味で5大そうめんのひとつに選ばれました。日本農林規格上ではひやむぎに分類されますが、江戸時代から続く伝統製法と麺文化が認められてそうめんとして表記することが認められています。

完成した手延べそうめんは製麺所によって水加減や乾燥時間などが異なり、独自の味わいが楽しめるのも魅力ですよ。

島原そうめんは島原市内や島原半島で製造される手延べそうめんで、コシの強さとなめらかな食感が魅力。

全国の手延べそうめんの約30%を製造しており、お取り寄せ品としても選ばれています。煮込んでも煮崩れしにくいため、地獄炊きと呼ばれる乾麺を鉄なべで茹でて食べる料理にもぴったりです。

また、1年中通して製造されているのも特徴で、1回の製造に1～2日かけてつくられる最高の状態のそうめんをいつでも食べられますよ。

黒帯・金帯・紫帯と等級が分かれており、最上級一等粉を使用した山道そうめん特級品はトータルバランスにすぐれた高級そうめんのひとつです。

高級そうめんを選ぶときは「そうめんの細さ・等級」「熟成度」「推奨品・認定品かどうか」「パッケージの見た目」「手延べかどうか」の5つのポイントに注目しましょう。

それぞれの特徴や選ぶコツを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

一般的に、そうめんは細いものが高級品に分類され価格も高くなります。全国乾麺共同組合連合会の基準では、そうめんの太さは直径1.3mm未満とされているため1.3mm未満でさらに細いものを基準に選んでみてくださいね。

また、各ブランドの中では等級を設けているものも。ただし直径が記載されていないものもあるので、50gあたりの本数を目安にしましょう。

たとえば三輪そうめんの場合、「三輪の緒環」は50gあたり約475～525本、最高等級品の「三輪の神杉」は50gあたり約600本と本数が違います。

等級に分けられた高級そうめんは直径が細いほどのど越しがよくなるので、ギフトにもうってつけですよ。

小麦の風味や食感の違いで選びたいなら、そうめんの熟成度で選ぶのがおすすめ。職人の手で作られる手延べそうめんは、熟成期間によって食感や風味が異なるのが特徴です。

熟成度が増すほどコシと旨味が強く感じられますよ。熟成期間によって「新物」「古物（ひねもの）」「大古物（おおひねもの）」の3つに分類されるので、選ぶ際の目安にしましょう。

新物は製造してすぐ出荷されたものや梅雨を1回過ごしたものを指します。やわらかな食感と小麦の豊かな風味を感じられるのでチェックしてみてください。

古物は製造から1年以上経過したものや、梅雨を2回過ごしたものを指します。コシと旨味が強く出ているため、お中元や内祝いといったギフトには古物が向いているでしょう。

大古物は梅雨を3度過ごしたもので、伸びにくく古物よりもさらにコシが強い希少性の高いそうめんのため、食べられる機会があったら試してみてくださいね。

日本手延素麺協同組合やブランドごとの推奨品は、一定の品質が保証されているため選ぶ目安になるでしょう。

たとえば、「島原手延そうめん認証委員会」の認証マークは同委員会が定める製造・品質基準に沿って製造されたそうめんが認定を受けられます。

ほかにもいくつか基準があるので、それぞれの認証基準をチェックしてから選ぶとおいしい高級そうめんを選べるでしょう。

贈答やギフト用として用意するならパッケージにも注目してください。高級感のある見た目は贈り物として選ぶ際の大切なポイントです。

木箱に入ったそうめんは高級感があり、贈られた人も喜んでくれますよ。もし若い人に送るならおしゃれな見た目の紙パッケージのものを選ぶのがおすすめです。

高級そうめんを選ぶ基準として、手延べかどうかも大切な要素。ほとんどの高級そうめんが手延べで作られているため、機械製麺か手延べかをチェックしましょう。

手延べそうめんのほうが麺が伸びにくく、コシの強い食感とつるっとしたのど越しを楽しめますよ。

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ここからはおすすめの高級そうめん10選をご紹介します。それぞれのポイントや特徴を踏まえて自分が食べたいものやギフトにぴったりなものを選んでみてくださいね。

日本3大そうめんのひとつ「播州そうめん」の代表格である揖保乃糸の高級そうめんです。特級品の黒帯は、組合が選抜した熟練製造者のみが製造可能。12月から翌年の2月にかけて製造されるそうめんはコシがあり、なめらかな食感を楽しめますよ。上質な小麦粉を使用し手延べで作られているため、茹でても伸びにくく千切れにくいのが特徴です。

家庭で食べるのにぴったりなのがこちらの高級そうめん。日本3大そうめんのひとつ「三輪そうめん」で、伝統的な製法と専用の小麦粉を使用し最後までおいしく食べられます。直径0.6～0.8mmの細麺タイプで、36時間かけて作る手延べ製法のそうめんを自宅でも気軽で楽しめるよう、ダンボールで届くのもうれしいところ。ゆでた後に冷蔵保存すれば、翌日も食べられるほど伸びにくいところも魅力ですよ。

日本3大そうめんの「小豆島そうめん」が食べたい人にぴったりなのが綺羅の糸です。最高級品の金帯で、絹糸のような風味と見た目が特徴。 伝統の天日干し乾燥と手延べ職人により作られたそうめんはコシが強く小麦の上品な香りを堪能できますよ。桐箱に入って届くため、お中元や内祝いといったギフトにもぴったりです。  

中四国の国産小麦粉を使った伝統に沿った手延べ製法で作られた高級そうめん。最高級ブランドで通常よりも太麺に仕上げたそうめんは小麦の香りともちっとした食感を楽しめます。麺は一束ずつ個包装されており、食べたいタイミングで香りが楽しめる工夫も凝らされていますよ。豪華な木箱に入って届くため、ギフトやプレゼントにもうってつけです。

熟成度の高いものを探しているならこちらの商品はいかがでしょうか。古物でコシと旨味が強くなったそうめんは約50秒ゆでるだけで風味と食感どちらもバランスが優れた状態で食べられますよ。 直径0.6～0.8mmとほどよい細さで、つるっとしたのど越しも楽しめるのも魅力。奈良の正蔵院文様パッケージで、束のひとつひとつが個包装されているためギフトにもおすすめです  

自宅で食べるのに適したお得用訳あり高級そうめん。完成時に多少の色ムラや不揃いがあるのものを集めて、自宅でお得に食べられるようまとめているのが特徴です。 味や風味は既製品と変わらないので、高級そうめんを手軽に自宅で楽しみたい人に向いています。日本5大そうめんである「島原そうめん」であり、時間をかけてつくられた麺はなめらかでコシの強い食感を楽しめるのもポイントです。  

色どり豊かなこちらの高級そうめんは、赤しそ・かぼちゃ・抹茶を練り込んだそうめんがセットになった一品。揖保乃糸の中でも約1割しかない特級品で、一部の熟練した職人のみが作るそうめんは贈答用としてもおすすめです。3色の色合いで、食卓がぱっと明るくなりますよ。太さが0.65～0.7mmと細めでつるっとしたのど越しも特徴です。  

半田そうめんを食べたい人はこちらの高級そうめんを選びましょう。通常1.3mm以下のそうめんに対し、半田手延べそうめんは1.4～1.6mmと太いのが特徴。12月～翌年2月ごろまでに製麺され、寒さに耐えたそうめんは最高級の品質を誇ります。独特の太さとコシの強い麺、小麦の風味を楽しめますよ。コシが強いため、温かいにゅう麺としてもおいしく食べられるそうめんです。

黒ゴマが練り込まれたこちらの高級そうめんは、有名なグルメガイド東京 2023年版に記載された店でも提供されている一品です。 島原手延べそうめんの職人が手間と時間を惜しまずに作ったこちらの商品は、限界まで細く伸ばしコシの強い食感を味わえるのがポイント。ゆでて食べるのはもちろん、炒めたりサラダ風にしたりとさまざまな使い方で楽しめますよ。  

大容量のセットを探しているならこちらがぴったり。揖保乃糸の特級品が6kg木箱に入った状態で届くため、自宅で食べるほかにお中元やお歳暮といった贈答用にもおすすめです。作った年に出荷される新物なのでやわらかな食感と小麦の風味を楽しめます。そうめんは賞味期限が長く日持ちするため、食べたいタイミングで食べられるのはうれしいですね。  

高級そうめんは手延べで作られているものがほとんどのため、日本3大そうめんや5大そうめんから選べば、品質や味・食感に優れたものが多く、おいしいそうめんを食べられますよ。内祝いやお中元には高級感のある木箱に入ったものがおすすめです。今回ご紹介した選び方を参考にしていただき、高級そうめんの食感やのど越しを楽しんでみてくださいね。