おいしい茶そばを選ぶなら、まずは食べ方に合わせて麺の種類を選びましょう。それから、そば粉の産地や品質をチェックして風味のよいものを選ぶのがおすすめです。茶そばといえば、やはりお茶の風味が特徴なので、お茶の種類や産地にこだわって選ぶのもよいでしょう。少し変わったそばの食べ方をするご当地グルメもご紹介していますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

1.食べ方に合わせて選ぼう

茶そばは一般的なそばのように茹でて食べるだけでなく、焼いて食べる山口県のソウルフード「瓦そば」や、北海道釧路の名物料理「そば寿司」などさまざまな食べ方があります。料理によって適した麺が異なるので、できる限り茶そばのよさを生かした食べ方がしたいなら麺の種類もチェックしてみましょう。

かけそばやせいろならそば粉の品質に注目

せいろやかけそばなどのシンプルなメニューでいただく場合は、素材の風味がおいしさを左右します。茶そばのおいしさを堪能したいなら、そば粉の品質に注目してみてください。茶そばの主原料はそば粉・小麦粉・お茶ですが、中でもそば粉の産地や品質にこだわればお店のようにおいしい茶そばが楽しめますよ。特に国産のそば粉がおいしいとされているので、味わい重視の方は国産そば粉が使用されているものを選ぶとよいでしょう。

また小麦粉の量は食感を左右するので、食感にこだわりのある方はあわせてチェック。小麦粉が多いほどシコシコとした食感やコシのある弾力がしっかりと感じられ、小麦粉が少ないほど歯切れとのどごしがよくなりますよ。

副菜や汁物に使うなら「ゆで置きできるタイプ」

作ってから時間が経ってもおいしく楽しみたいなら、茹で置きタイプがおすすめです。茹で置きタイプはコシの強さが特徴で、時間が経っても伸びにくくおいしい食感をキープしてくれます。もちろんコシの強い麺が好きな方にもぴったりですよ。

また一般的なそばより茹で時間が短いので、時短調理したい時にも便利。一度にまとめて茹でて冷蔵庫に入れておけば、家族で食事をとる時間がバラバラなご家庭でもみんながおいしく食べられますよ。大人数でそばを食べるシーンでも、数回に分けてゆっくり茹でることができるので扱いやすいでしょう。

焼く・炒めるなら「瓦そばタイプ」

瓦そばは、山口県の郷土料理です。茹でた茶そばに油をまぶし、ホットプレートやフライパンでカリカリに焼いて、お肉や錦糸卵などとあわせて食べられています。一般的なそばの調理方法ではないため、瓦そばを作るなら瓦そば用に作られたタイプの麺を選んでおくと安心です。「瓦焼そば」などの名前で販売されているものもあります。

瓦そば用の茶そばは瓦そばとしてはもちろん、洋風にアレンジしたりお好み焼き風にしたりとさまざまな食べ方が楽しめるのも魅力です。お肉の種類やつゆの味つけを変えるだけでも簡単にアレンジできるので、瓦そばを食べる際はぜひチャレンジしてみてくださいね。

そば寿司には色鮮やな商品を

そば寿司は、一般的な巻き寿司の酢飯をそのままそばに変えた料理です。発祥となった地域は不明とされていますが、北海道釧路の名物料理でもあります。そんなそば寿司に茶そばを使うなら、できるだけ緑色が鮮やかなものを選ぶと、見た目が美しく仕上がるのでおすすめです。緑色の鮮やかなものはお茶の使用量が多いので、風味もしっかり感じられておいしいそば寿司が作れますよ。さっぱりとした食べ心地で、食欲が減りがちな暑い季節にもぴったりです。

2.お茶の産地にこだわって選ぶのも

茶そばのお茶の風味は、使用されているお茶の産地や品質によって大きく異なります。そのためお茶の風味を楽しみたい方は、まず産地にこだわってみてください。茶そばに使われるお茶の種類は商品によってさまざまですが、特に京都の宇治抹茶や緑露、静岡の高級抹茶が使われたものは風味も色合いもよく、プレゼント用としても喜ばれますよ。

またお茶だけでなくそば粉の産地にもこだわるなら、長野のそば粉を使用しているものもおすすめです。京都・静岡・長野は国内でも有数の茶そば産地なので、ぜひチェックしてみてくださいね。