「ランニングウォッチ」とは、ランニングに特化したウェラブル端末や腕時計のことです。「スマートウォッチ」「スポーツウォッチ」とも呼ばれており、Apple（アップル）、GARMIN（ガーミン）、CASIO（カシオ）、HUAWEI（ファーウェイ）、SUUNTO（スント）など多数のメーカーから販売されています。

機能や価格帯はさまざまなので、ご自身の使用用途や予算に合ったものを選ぶことが大切です。これから選び方の基準をお伝えしていきます。

1.心拍測定機能で選ぶ

心拍測定機能付きであれば、トレーニングの強度を調整しながら走ることができます。「光学式心拍計」搭載のモデルなら、手首で正確に心拍数を測ることが可能。目標心拍数を設定できたり、一定の心拍数を超えたら警告してくれたりする商品もあります。

2.GPS機能の有無で選ぶ

カーナビやスマホでお馴染みのGPS機能が付いたタイプも出ています。現在位置の把握はもちろん、走行距離や走ったコース、ペースを記録できるので非常に便利です。走った記録を見返して、ペースアップしていたらモチベーションも上がりますね。

3.フィット感で選ぶ

ランに集中するには、ランニングウォッチのフィット感も重要です。腕を振って激しく動いてもずれないような形状・重さ・素材のものを選びましょう。

シリコンラバーのベルトは軽量で弾力性があり、水濡れに強いのでおすすめです。布やナイロンのベルトも汗濡れに強いですよ。

4.防水性能で選ぶ

ランニングウォッチの必須機能といっても過言ではないのが、防水性能です。

防水性能は商品説明に「IPX◯」（◯の数字は0～8）や「△気圧」（△の数字は3・5・10）と記載されています。いずれも数字が大きいほど防水性能が上がります。ランニングに使用するなら、「IPX6」「5気圧」以上のものを選ぶと安心です。

5.音楽再生機能で選ぶ

トレーニングは辛い時間になりがち。しかし音楽再生機能が付いたランニングウォッチを着けて、お気に入りの曲を聴きながら走れば、楽しい時間になるでしょう。

音楽再生機能には、ストリーミング再生できるタイプ、本体内に音楽を保存できるタイプがあります。

6.連続駆動時間で選ぶ

長時間走るフルマラソンやトレイルランニングに挑戦するのであれば、連続駆動時間が長い商品を選びましょう。

また、充電回数は少ないほうがいいという方、ランニング以外に日常生活でも使いたい方も駆動時間に注目してください。

7.スマホ連携機能で選ぶ

ランニング中も通話やメール受信、SNS通知などの情報を逃したくないという方は、スマートフォンに連携するタイプにしましょう。

また、走行距離やペース、心拍数などランニングウォッチに記録したデータを、スマートフォンのアプリでチェックできるのも便利な点です。

ランニングウォッチのおすすめメーカー

様々なメーカーがランニングウォッチを販売しているので、どのメーカーがいいかわからない方も多いと思います。ここでは代表的な3つのメーカーをご紹介します。

Apple

iPhoneやiPadでも人気を博している、アメリカ合衆国の大手IT企業であるApple（アップル）。未来的なデザインと感覚的に操作しやすい画面やインターフェイスが特徴です。

スマートウォッチとして展開するApple Watchは、他Apple社製品との連携はもちろん可能。多彩なケースやベルトを組み合わせて、自分なりにカスタマイズできるのもいいですね。

ガーミン

1989年創業、アメリカ合衆国に本社を置くGARMIN（ガーミン）は、ランニングウォッチのトップシェアを誇るメーカーです。

航空・海洋・自動車・アウトドア・フィットネスと幅広い業界に向けたGPS製品を手掛けています。GPS内蔵はもちろん、光学式心拍計、ストレスレベルや睡眠の分析など、多機能なランニングウォッチを幅広い価格帯で出しています。

スント

SUUNTO（スント）は、1936年に創業したフィンランドに本社と工場があるメーカーです。創設者である冒険家トーマス・ヴォホロネンが液体封入式コンパスを発明したのを皮切りに、ダイビング製品、スポーツウォッチと展開を広げてきました。

高耐久性や長時間のバッテリー寿命に定評があります。北欧ならではの洗練されたデザインも魅力です。