熱燗におすすめの日本酒7選!温め方や便利で人気のアイテムもご紹介!
寒い時期になると飲みたくなる「熱燗」。鍋料理やおでんなどと相性がよいのも魅力ですが、自宅で楽しむときはどのような種類の日本酒をお燗にすればよいのでしょうか?そこで今回は、熱燗やぬる燗などにおすすめの日本酒の選び方や、口コミでも美味しいと人気の商品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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熱燗とは?
熱燗とは、温めた日本酒のことで「お燗」や「燗酒」とも呼ばれています。常温や冷酒でもおいしく飲めますが、日本酒は加熱することで香りが引き立つのが特徴。また、甘み・苦味・酸味のバランスもよくなるため、より深いうま味を感じられるようなります。
一般的に、温かい日本酒をひっくるめて熱燗ということが多いですよね。しかし厳密には、温度によってその呼び方も味わいも異なります。選ぶ日本酒の風味に合わせて、最適な温度に温めて楽しんでみてください。
熱燗に合う日本酒の選び方
寒い季節に一口飲むだけで、体がぽかぽか温かくなる熱燗。和食店や居酒屋などで楽しむことが多いと思いますが、自宅でも飲めたらうれしいですよね。とはいえ、日本酒の種類は実にさまざま。熱燗に合う日本酒がわからないという方も多くいらっしゃるでしょう。
そこでここからは、熱燗に最適な日本酒の選び方や温め方などを6つのポイントにまとめてご紹介します。
- 温度・味わいで選ぶ
- 種類で選ぶ
- 味わい深い「生酛造り」や「山廃仕込み」
- 酸度から選ぶ
- 温め方で選ぶ
- 酒器の種類
それぞれ詳しく解説していきますので、おいしい熱燗づくりの参考にしてみてくださいね!
温度・味わいで選ぶ
日本酒を温めて作る熱燗ですが、温度によって味わいや呼び方が異なります。
熱燗の温度は大体30度~55度くらいの間で、そのうち温度が低めのものは「日向燗」「人肌燗」「ぬる燗」と呼ばれています。
一方、熱々になるまで温めたものが「上燗」「熱燗」「飛びきり燗」です。
どれも日本らしい風情を感じる呼び名ですよね。また、温めた日本酒にこれほど多くの呼び名があることから、昔から日本人が熱燗をとても楽しみにしてきたことがよくわかります。
ほんのりとした温かさには「日向燗」「人肌燗」「ぬる燗」
熱すぎないほどほどの温度に温めた日本酒は、米本来の甘み・コク・香りをしっかりと感じられるのが特徴です。また、常温で飲むときよりも角のない、やわらかい口当たりになります。
熱燗の中で最も温度が低いのが、30度に温めた「日向燗」。常温よりも飲み口がやさしく、香りもほんのりと引き立つのが魅力です。
35度くらいに温めたものは「人肌燗」と呼ばれています。米特有の香りがさらに鮮明になり、味にふくらみが生まれますよ。
そして、40度に温めたものが「ぬる燗」です。実は、うま味成分アミノ酸が多く引き出されるのがこの温度だといわれています。
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(12件)
商品情報
県名: 福島県
おすすめの飲み方: ぬるめ
アルコール度数: 15%
日本一の酒処「ふくしまの地酒」。米の旨味ぎっしりでキレのある辛口純米酒
燗酒コンテストで5年連続受賞!酒どころとして名高い福島県喜多方で造られている地酒です。自社栽培の酒米「夢の香」を60%まで精米して造った純米辛口は、どんな料理にも合わせやすいすっきりとした味わいを楽しめます。
熱々の温度には「上燗」「熱燗」「飛びきり燗」
日本酒を45~55度の高温に温める「上燗」「熱燗」「飛びきり燗」。高温になるほどアルコールの感じ方が変わり、辛みを感じられるようになります。
45度にまで温める「上燗」は、酒器に注ぐと湯気が立つほど、しっかりと温かさを感じられるのが特徴。香りがグッと引き締まり、味にもふくらみが出てきます。
50度くらいに熱くするのが、いわゆる「熱燗」です。ここまで熱々にするとシャープな味わいになり、キレのあるすっきりとした後味が楽しめます。
そして、最も熱い55度が「飛び切り燗」。香りがシャープになり、辛みも感じやすくなります。また、口に含んだ瞬間から体が温まるような感じがしますよ。
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(56件)
商品情報
県名: 宮城県
おすすめの飲み方: 冷や
アルコール度数: 15%
スッキリとした飲み口で、飽きのこない辛口の本醸造酒
発売以来40年以上、定番の晩酌酒として愛され続ける辛口の本醸造酒。穏やかな味わいと、すっきりとした後味のバランスがよく、燗でも冷やでも楽しめます。コストパフォーマンスのよさも魅力ですよ。
種類で選ぶ
ここからは、お燗におすすめの日本酒についてご紹介します。
温めて飲む日本酒に適しているのは、主に「純米酒」と「本醸造酒」です。
温度によって日本酒の味わいは変わるので、どの温度にどちらの日本酒がおすすめなのかを解説していきますね。
「純米酒」
40~45度に温めて飲む場合には「純米酒」系の日本酒を選ぶのがおすすめです。
純米酒は、米と米麹、水だけを原料とした日本酒のこと。醸造アルコールが加えられていないのが特徴です。
そんな純米酒をお燗にすると、シンプルな素材の味わいや香り、うま味旨みが引き出され、より風味豊かに感じられるようになります。
純米酒系の日本酒には、純米酒のほか特別純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒などがありますので、購入時にはラベルを確認してみてくださいね。
米本来の旨味と酸味がバランスよく調和した、爽やかな飲み口の純米酒です。純米酒特有の「重さ」がないすっきりとした辛口の味わいで、さまざまな料理と合わせて楽しめます。
「本醸造酒」
45度以上にお燗するときにおすすめなのは、本醸造酒です。
本醸造酒は醸造アルコールを添加している日本酒のため、味や香りが独特で、苦手な方も少なくありません。クセが強めの本醸造酒ですが、お燗にすると角がとれて、驚くほどまろやかな味わいになります。
また、本醸造酒はもともとアルコールの風味が強い日本酒なので、55度の熱々に温めても香りやうま味が失われにくく、飛び切り燗にもおすすめですよ。
新潟県産の酒米「五百万石」を使用した辛口本醸造は、キリッと引き締まった味わいを堪能できるのが魅力。冬は燗で、夏は冷やで楽しめます。湯豆腐や天ぷら、刺身など、さっぱりとした料理と合わせてご賞味ください。
味わい深い「生酛造り」や「山廃仕込み」
お燗にして飲む場合は「山廃造り」や「生酛造り」の日本酒もおすすめです。
山廃造りや生酛造りの酒は、酸味が強いのが特徴。また、旨みやコクとともに苦味を感じさせる、個性的な味わいです。高温に温めると、クセのある味わいがまろやかになり、苦味も適度に抑えられるためおいしくなりますよ。
さらに、日本酒に含まれる酸味には「冷旨酸(冷やした方がおいしい酸)」と、「温旨酸(温めた方がおいしい酸)」があります。山廃造り、生酛造りは温旨酸温を含んでいるため、こうした面でもお燗に最適です。
「生酛造り」
生酛造りとは、手間ひまのかかる昔ながらの製法のこと。
生酛造りには多くの工程がありますが、特に特徴的なのは乳酸菌です。現代の日本酒造りでは人口の乳酸菌を使うのが一般的ですが、生酛造りでは天然の乳酸菌を使います。
酒蔵の壁や天井などに自生する乳酸菌を採取し、熟練の職人が一から培養するため、生酛造りは手間と時間がかかるのです。
生酛造りの日本酒は、品質が劣化しにくいのが特徴。また、香りが豊かで長持ちするので、日本酒の風味を長く楽しむことができますよ。
杜氏が心を込めて仕上げた、生酛造りの日本酒。米の旨味とやわらかな香り、まろやかでコクのある味わいが口の中に広がります。お燗の温度を上げるごとに、酵母由来の香りと味わいの変化が楽しめる一品です。
「山廃仕込み」
山廃仕込みとは「山卸廃止酛仕込み」の略称で、山卸を廃止した日本酒の製造手法をさします。
山卸というのは、米をとかしやすくするために、酒母を仕込んだ後に米をすりつぶす作業のこと。明治時代に山卸をしなくても米がとけることがわかり、山卸を省いた山廃仕込みの酒が生まれました。
山廃仕込みの日本酒は、アルコールや加熱に強いのが特徴。また、発酵中にうま味成分であるアミノ酸などが失われないため、コクのある味わいに仕上がっています。
山廃仕込みならではのコクとキレを堪能できる純米酒。熟練の蔵人が精魂を込めて造り上げた一品です。常温でもおいしい日本酒ですが、お燗にするとうま味と酸味がさらに高まり味わい深くなります。
酸度から選ぶ
熱燗に適した日本酒を選ぶ際には「酸度」もポイントになります。日本酒の酸度の数値は、商品ラベルや公式サイトで確認可能です。
ここでは、どのくらいの酸度の日本酒を選べばいいのかについて解説しますので、参考にしてみてくださいね。
酸度についての解説
日本酒の酸度とは、味わいにうま味や酸味をもたらす有機酸の含有量を表す数値のことです。
お燗に適しているのは、酸度の高い日本酒。酸度が高いものほど甘みが少なく辛味やコクが強いため、高温に温めても味のバランスが崩れにくいと言われています。
日本酒の酸度は1.3程度が平均値なので、酸度の高い日本酒を選ぶ際は、酸度1.4以上を目安にするとよいですよ。
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(14件)
商品情報
アルコール含有量 14.5 容量パーセント
ブランド 花垣
ユニット数 1 個
山深い豪雪地帯の奥越前で造られた純米酒。真っ白なにごり酒ですが、ザラつきのない、なめらかな飲み口です。お燗にすると米の旨味とふくよかな香りが引き出され、甘酒のようなコクのある甘みを楽しめます。
温め方で選ぶ
お店で飲むとおいしい燗酒ですが、自宅でも意外と簡単にぬる燗や熱燗を作ることができるんです!
その方法は「湯煎で温める」「電子レンジで温める」の2つ。それぞれのメリットについて詳しく解説しますので、ぜひ試してみてくださいね。
燗酒の作り方
燗酒を作る方法は、湯煎と電子レンジの2通りあります。
おいしい燗酒を作るなら、湯煎で日本酒を温める方法がベストです。酒を入れた徳利を沸騰したお湯につけることで熱が均一に入り、日本酒がよりやわらかい味わいになります。
また、火力を調節したり火を止めたりして、温度調節しやすいのも湯煎のメリットです。
一方、電子レンジで温める方法は、湯煎より手間も時間もかからない点がメリット。サッと熱燗をつくりたいときに便利ですよ。最近の電子レンジには燗酒用のオートメニューが備わっている機種もあるので、利用してみてくださいね。
酒器の種類
近年は、手軽においしい燗酒を作れる便利な酒器もいろいろ販売されています。飲みたい温度に調節しやすく、保温機能がある機種なら適温をキープしてくれるので便利ですよ。
酒器のタイプは下記の3タイプです。
- 「電子式」
- 「湯煎式」
- 「電子レンジ式」
それぞれ詳しく説明していきますので、頻繁に熱燗を飲むという方はぜひチェックしてみてくださいね。
「電子式」
スイッチを押すだけで簡単に日本酒を温められるのが「電子式」の酒器です。
熱湯を用意したり火を使ったりする手間はなく、思い通りの温度の燗酒を作ることができます。
コンセントが近くにあれば、食卓でもキッチンでもどこでもお燗ができるのはうれしいですね。
電子式の酒器は、丸洗いできるタイプや徳利を取り外せるタイプ、耐久性に優れたものなどいろいろな製品が販売されているので、ライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
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(1,101件)
商品情報
ブランド ツインバード(TWINBIRD)
容量 300 ml
材質 AL、PP、PBT+30%GF
色 ブラック
特徴 保温機能, 温度設定機能
4段階の温度設定機能を搭載した電子タイプの酒器は、自分好みのお燗が作りやすいのが魅力。1回で最大一合半(300ml)をお燗できます。フタ面が広いので一升瓶からでも注ぎ入れやすく、お手入れも簡単です。
「湯煎式」
お湯につけて熱燗をつくるときに便利なのが「湯煎式」の酒器です。電子式や電子レンジ式に比べると手間はかかりますが、まろやかでおいしい味わいに仕上がりますよ。
また、湯煎式の酒器は陶器製のものが多いので、デザイン性や雰囲気にこだわりたい方におすすめです。
湯煎式は熱湯を準備する必要がありますが、電気を使わないため置き場所は自由。卓上でもどこでも熱燗を作れます。電源コードがない分、コンパクトに収納できるのも魅力です。
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(7件)
商品情報
商品によっては手造りのため、写真と色・かたちが若干異なることがございます。
一部の商品はメーカーよりお取り寄せとなりますので、納期が前後することがございます。あらかじめご了承ください。
シンプルな陶製の酒燗器とぐい呑みのセットです。酒燗器の内側に好みの温度の熱湯を注いで、お燗ができます。冷酒にも対応可能です。
「電子レンジ式」
「電子レンジ式」の酒器は、最も手軽に使えるのがメリット。日本酒を注いで電子レンジに入れるだけでおいしい燗酒を作れます。
電子レンジ式の酒器はパーツや付属品が少ないため、お手入れや収納も簡単ですよ。
ただし、加熱ムラが生じやすく、日本酒のうま味や香りが飛んでしまうデメリットも。多少風味が落ちてもササッと日本酒を温めたいというときに重宝します。
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(223件)
商品情報
本体重量:約240g
素材・材質:磁器
原産国:日本(有田焼)
ミルクピッチャーのようなデザインがかわいい有田焼の酒燗器です。300ccの日本酒を約1~2分でお燗できます。牛乳など他の飲み物を電子レンジで温める際にも使えて便利ですよ。
おすすめ商品比較表
純米辛口 弥右衛門 1800ml | 一ノ蔵 無鑑査本醸造 辛口 1800ml | 賀茂鶴酒造 賀茂鶴 純米酒 720ml | 菊水酒造 菊水の辛口 本醸造 720ml | 秋田酒類製造 高清水 生酛特別純米酒 720ml | 西野金陵 金陵 純米酒 山廃仕込み 720ml | 花垣 純米酒 にごり酒 720ml | ツインバード 酒燗器 TW-D418B | せともの本舗 天正黒酒燗器 | 電子レンジピッチャー 有田焼 天目釉 ama-634874 | |
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おいしい熱燗を自宅で手軽に楽しもう!
冬になると飲みたくなる熱燗。おいしい燗酒をつくるためには、お燗をする温度に合わせて日本酒を選ぶことが大切です。今回ご紹介した日本酒の選び方やおすすめの日本酒、酒器などを参考に、自宅での燗酒づくりを楽しんでみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。